カイテクでトラブルが起きたらどうしよう……
スポットバイト中にトラブルが起きると、相談できる人がいなくて不安ですよね。
でも安心してください。
カイテクで起きるトラブルの大半は「予測できる」もので、その原因は「ちょっとしたすれ違い」です。
つまり、9割のトラブルは「予防」できる、ということです。
ぼくも15年以上、介護現場にいますが、スポットワークで一番大切なのは「最初の信頼づくり」だと痛感しています。
この記事では、ぼくの現場経験とカウンセラーの視点を活かして、具体的な解決策と、二度と同じことで悩まないための予防策をわかりやすくお伝えします。
この記事は、次の方に向けて書きました。
- カイテクに登録したばかりで、初めて働くのが不安な人
- 久しぶりにカイテクを使うから、流れを復習したい人
- 「なぜかいつもトラブルが続く…」と悩んでいる人
- 過去にイヤな思いをして、カイテクから遠ざかっている人
ブログを毎日更新中!全記事はこちら
ブログ運営者:なお
【介護業界15年目】
【資格】
・介護福祉士
・介護支援専門員
・上級心理カウンセラー
著者の詳しいプロフィール
ブログを書き続ける理由【クリック】
☑未経験から介護業界に飛び込む
☑介護施設のリーダー職
☑ブラック企業からホワイト企業に転職
ブログを書き続ける理由
ぼくは、今日も介護現場で働き、
家ではキーボードを打っています。
なぜブログを書き続けるのか?
答えはシンプルで、
あの頃の自分に向けて書いているからです。
夜勤明け、
心も体もすり減って、
休憩室でため息ばかり……
そんな時期がありました。
理不尽な叱責、
見えないいじめ、
パワハラ。
仕事は好きなのに、職場に行くのが怖い。
あの時のぼくに必要だったのは、
「大丈夫、道はある」という自信でした。
だからこのブログでは、
同じ介護士として、
あなたの悩みを解決すること目指しています。
抽象論やキレイごとではなく、
今日から使える言い回し、動線、伝え方、記録の工夫、チームの回し方。
現場が少しでもラクになるコツを共有します。
また、ぼくにはブラック企業からホワイト企業へ転職した経験があります。
運や根性ではなく、
準備と戦略で抜け出しました。
- 求人票の読み方
- 面接でのポイント
- 入職前の条件確認
- 入ってからの立ち回り
——失敗しないコツを知っています。
だからこのブログでは、
自分らしい人生を取り戻す方法を共有しているのです。
あなたが「また同じ目に遭った…」と絶望しないように。
そして何より、
パワハラやいじめに苦しんでいる、
あなたを救いたい。
「あなたは悪くない」
「辞めることは逃げじゃない」
「残るなら自分を守る方法ある」
ぼくの約束は次の3つ。
- 現場基準:実際に体験したことだけを書く。
- 嘘をつかない:できないことはできないと正直に書く。
- あなたの味方でいる:どんな状況でも、ぼくはあなたの味方ですよ。
このブログは、疲れた心に戻ってこられる避難所であり、次の一歩を踏み出す地図です。
読んだあとに、ほんの少し肩の力が抜けて、
「よし、やってみよう」と思える。
そんな文章をこれからも届けます。
もしあなたが今つらいなら、
ここに悩みを置いていってください。
もしあなたが次の職場を探しているなら、
ここで一緒に準備をしましょう。
ぼくは毎日書き続けます。
あなたの明日が、
今日より少し生きやすくなるように。



【介護職のお悩みQ&A】
クリックして開いてみる
介護職のお悩み【Q&A】



カイテクで“よくあるトラブル”



カイテクで働く上で、ぼくたち介護職が遭遇しやすい「困った!」をカテゴリ別にまとめました。
カイテクはとても便利な仕組みですが、結局は「人と人」のやり取りです。
だからこそ、ちょっとした「すれ違い」がトラブルの種になりやすいんです。
でも、安心してください。
「あ、こういうことって起こりがちんだな」と事前に知っておくだけで、心の準備ができます。
いざという時も冷静に対応できますよ。
連絡系…返信が来ない/連絡先が分からない/時間の行き違い
これは、不安になるトラブルの第1位かもしれません。
- 具体例:
- 「明日が勤務日なのに、施設から持ち物や当日の流れに関するメッセージの返信が、前日の夜になっても来ない…」
- 「当日、道に迷ってしまって焦っているのに、アプリのどこに施設の電話番号が書いてあるか分からず、遅刻しそう!」
- 「施設側は日勤(9時~18時)のつもりで連絡してきたけど、自分は夜勤(17時~)のシフトで応募していた」
施設側の担当者さんは、介護の現場リーダーと兼務していることがほとんどです。そのため、アプリをひっきりなしにチェックできるわけではありません。
ぼくたちワーカー側は「確定したから早く連絡がほしい」と待ち構えていますが、施設側は「入浴介助が終わってから…」「申し送りが終わってから…」となっていることが多い。
この「温度差」が、すれ違いを生む原因です。
シフト当日系…遅刻・交通遅延・無断欠勤・急な体調不良
これは、施設側が最も困るトラブルです。
- 具体例:
- 「アラームをかけ忘れて、起きたら勤務開始10分前だった…」
- 「乗っていた電車が人身事故で止まってしまい、復旧の目処が立たない」
- 「朝起きたら38.5度の熱があり、どう考えても出勤できない」
- (最悪のケース)「寝坊して、連絡するのが怖くなってしまい、そのまま電話にも出ず無断欠欠(バックレ)してしまった…」
寝坊や体調不良は、人間だから誰にでも起こり得ます。交通遅延は、自分ではどうしようもないですよね。
ここで一番大切なのは、「わかった瞬間に、すぐに連絡を入れること」です。
「5分くらいなら大丈夫か…」と連絡を怠ったり、「怒られるのが怖い」と連絡をためらったりすることが、信頼を一気に失う原因になります。
仕事内容系…求人票と違う・想定外の業務・引き継ぎ不足
「こんなはずじゃなかった…」という、ミスマッチの典型例です。
- 具体例:
- 「求人票には『従来型特養での見守り・配膳』と書いてあったのに、現場に行ったら『重度の入浴介助を5人連続』で指示された」
- 「応募の決め手だった『記録はPC入力で簡単』のはずが、実際は手書きの複雑なシートで、説明もナシ…」
- 「『リーダーの指示に従ってください』と言われたけど、そのリーダーが忙しそうで、誰に何を聞けばいいか分からず、30分も放置されてしまった」
これは、施設側の求人票の記載が古かったり、当日の急な欠員などで現場の体制が変わり、担当者がカイテクの求人内容を把握しきれていなかったりする場合に起こります。
特に「資格外の業務(例:喀痰吸引など)」を指示された場合は、危険ですし違法行為にあたる可能性もあるため、はっきりと「できません」と断る勇気が必要です。
人間関係・ハラスメント…指示がきつい/言い方問題/陰口
ぼくも心理カウンセラーとして、こういう相談を一番多く受けます。
- 具体例:
- 「わからないことを質問したら、『は?そんなことも知らないの?スポットさんはこれだから…』とキツイ言い方をされた」
- 「常勤スタッフさん同士が、ぼくの目の前で、明らかに他のスタッフの陰口や不満を大声で話していて、気分が悪い」
- 「『男のくせに、お茶くみも遅いのね』など、性別や人格を否定するようなことを言われた(ハラスメント)」
介護現場は慢性的な人手不足で、スタッフさんがイライラしていることあります。
そのストレスが、残念ながら「新入りのスポットワーカー」に向かってしまうことがあるのです。
これはあなたのせいではなく、あくまで「相手(や組織)の問題」です。
ですが、あまりにひどい場合は、自分の心を守るために、勤務終了後にカイテク運営へ冷静に「事実」を報告しましょう。
評価・ブロック…低評価がついた/指名停止された
仕事が終わった後にモヤモヤする、精神的にダメージが大きいトラブルです。
- 具体例:
- 「自分ではミスなく真面目に働いたつもりなのに、後日アプリを見たら低評価がついていた。理由も書いてなくて納得いかない…」
- 「以前、気持ちよく働けた施設に、また応募しようとしたら『この事業所には応募できません』と表示された(=ブロックされた)」
評価は、施設側との「相性」も大きく影響します。
たとえば、ぼくたちは「普通」のつもりでも、施設側から見れば自分では気づかない小さな減点があったのかもしれません。
たとえば、
- 挨拶の声が小さかった
- 笑顔がなかった
- 利用者さんへの言葉遣いが少し気になった
理由が分からないと不安になりますが、あまり引きずらず、「基本(挨拶・報連相・丁寧な記録)」に立ち返ることが大切です。
キャンセル・ペナルティ…やむを得ない事情/連絡の順番
「応募したけど、やっぱり行けなくなった」という時のトラブルです。
- 具体例:
- 「昨日の夜から子どもが熱を出し、朝になっても下がらない。夫も仕事で、どうしても勤務に行けなくなった」
- 「応募が確定した後に、よく見たらWワーク(副業)の規定に触れそうで、慌ててキャンセルしたい」
- 「直前にキャンセルしたら、ペナルティ(アカウント停止など)がつかないか不安…」
体調不良や家庭の事情など、やむを得ないキャンセルは誰にでも起こります。
問題は、「キャンセルの連絡を、どれだけ早く、誠意をもってできるか」です。
確定後のキャンセルは施設に多大な迷惑をかけるため、当然ペナルティのリスクはありますが、無断欠勤よりは100倍マシです。
事故・けが・感染症…労災・保険はどうなる?
勤務中の「もしも」の備えです。
- 具体例:
- 「利用者さんをベッドから車椅子へ移乗介助した際、グキッとなり、ギックリ腰になってしまった」
- 「認知症の利用者さんから、いきなり手を強く噛まれて出血してしまった」
- 「勤務した数日後に、自分がコロナ(またはインフルエンザ)の陽性判定を受けた」
安心してください。
ぼくたちスポットワーカーでも、業務が原因のケガや事故であれば「労災保険」が適用されます。
一番やってはいけないのは、「これくらい平気」「迷惑をかけたくない」と我慢して、報告しないことです。
必ずその場で責任者に報告し、指示を仰ぎましょう。
個人情報・セキュリティ…LINE交換・写真撮影の扱い
これは「知らなかった」では済まされない、重大なコンプライアンス違反に繋がりやすいトラブルです。
- 具体例:
- 「現場の常勤スタッフさんから、『次からシフト調整したいから』と、個人的にLINEの交換を求められた」
- 「利用者さんがレクで楽しそうにしている姿を、自分のスマホでこっそり撮影してしまった」(←絶対にNGです!)
- 「休憩中に、利用者さんの個人情報が書かれた日誌を、机に開いたまま放置してしまった」
介護の仕事は、利用者さんの病歴や家族構成など、個人情報を扱っています。
安易な連絡先の交換はトラブルの元。
施設内での無断撮影は、発覚すれば即解雇や訴訟問題にもなりかねない、非常に重い違反行為です。
直雇用勧誘・スカウト…どこまでOK?断り方
これは、あなたが施設から高く評価された証拠でもありますが、対応を間違えるとトラブルになります。
- 具体例:
- 「勤務終了後、施設長から『あなた、すごくいいね。うちで正社員(またはパート)にならない?』と名刺を渡された」
- 「常勤スタッフから、『カイテクを通さず、ウチと直接契約でバイトしに来ない?アプリの手数料分、時給上げるから』と持ちかけられた(=引き抜き行為)」
施設があなたを気に入ってくれるのは嬉しいことですが、カイテクを通さずに直接契約を結ぶ「引き抜き」は、カイテクの利用規約違反となります。
もし、その施設で働きたいと本気で思うなら、カイテクが用意している「直接雇用(転職)」の正式な仕組み(施設側がカイテクに紹介手数料を支払う)を通して話を進めるのが正しいスジです。
お誘いを断る場合も、相手の顔を立てつつ、丁寧にお断りするスキルが求められます。
ケース別のトラブル事例と対応策



実際の現場をイメージして、ケース別に解説します。
ケース1|前日夜まで返信なし
- 状況:明日が勤務日なのに、施設からの「承諾」や「持ち物確認」の返信が前日の夜になっても来ない。
- 原因:施設担当者が多忙で通知を見逃している。夜勤帯で日中の担当者と連絡がつかない。
- NG対応:不安なまま何もせず、当日の朝を迎える。「きっと大丈夫だろう」と自己完結する。
- 正しい解決法:夜(例:20時頃)に、アプリ経由で再度丁寧な確認メッセージを送る。
- テンプレ文:「お世話になります。(名前)です。明日の勤務の件で最終確認です。お忙しいところ恐れ入りますが、持ち物や当日の流れについて変更点などないか、ご一報いただけますと幸いです。」
- 再発防止チェック:
- [ ] 勤務が確定したら、遅くとも前日の午前中には一度こちらから挨拶メッセを送っておく。
- [ ] 緊急連絡先(電話番号)を事前に控えておく。
ケース2|当日、仕事内容が想定外
- 状況:求人票には「従来型特養での見守り・排泄介助」とあったのに、現場で「医療的な処置(資格外)」や「重度の入浴介助3名連続」を指示された。
- 原因:求人票の記載が古い。当日に現場の体制が急きょ変わり、担当者がカイテクの求人内容を把握していない。
- NG対応:資格外の医療行為をやってしまう(違法です)。不満そうな顔で、言われるがままに働く。
- 正しい解決法:まず、安全を確認します。 資格外や危険な作業は、その場で丁重にお断りします。
- 確認テンプレ:「すみません、少し確認です。求人票では(〇〇)と伺っていましたが、今のご指示は(××)で合っていますでしょうか? ぼくの資格では(××)はできないため、別の業務をお願いできますか?」
- 軽微な違い(例:フロアが違う)なら、まず受け入れ、後でリーダーとカイテク運営に事実を報告します。
- 再発防止チェック:
- [ ] 応募時に、求人票の「業務内容」と「備考欄」を隅々まで読む。
- [ ] 到着時、リーダーに「本日の業務内容」を再確認する。
ケース3|評価が急に下がった
- 状況:これまで高評価だったのに、ある施設で勤務した後、評価が急に下がった。理由も書かれていない。
- 原因:自分では気づかないミス(記録漏れ、挨拶の声が小さい、利用者対応へのクレーム等)があった。単なる相性の問題。
- NG対応:感情的になって、施設に直接問いただす。評価を恐れて、次の仕事に行けなくなる。
- 正しい解決法:まず「事実」と「感情」を分けます。
- 事実確認:カイテク運営に「今後の改善に活かしたいため、もし可能であれば、どのようなフィードバックがあったか(事実のみ)を教えていただくことは可能ですか?」と相談する。
- 振り返り:挨拶、報連相、記録は適切だったか、自分の行動を客観的に振り返る。
- 再発防止チェック:
- [ ] 評価は「相性」もあると割り切る。
- [ ] 挨拶、返事、報連相、丁寧な記録という「基本」を徹底する。
ケース4|相性トラブル(言い方がきつい等)
- 状況:現場の常勤スタッフの指示の出し方や、他のスタッフへの陰口がひどく、精神的にキツイ。
- 原因:そのスタッフ個人の問題。施設全体の慢性的なストレス。
- NG対応:感情的になって言い返す。ビクビクしてしまい、必要な確認(報連相)までできなくなる。
- 正しい解決法:(心理カウンセラー視点)**「課題の分離」**をします。
- 「相手がイライラしている」のは「相手の課題」であり、「あなたのせい」ではありません。
- あなたは「プロとして業務を遂行する」という「自分の課題」に集中します。
- 物理的に距離を取り、業務上必要なことだけを冷静に確認します。
- もしハラスメント(人格否定など)に該当する場合は、勤務終了後、カイテク運営に「事実(いつ、誰に、何を言われたか)」を冷静に報告します。
- 再発防止チェック:
- [ ] 「仕事をしに来た」と割り切る。
- [ ] 挨拶や返事は、相手の態度に関わらず、こちらからハッキリ行う。
- [ ] 危険を感じたら、その施設のブロック(指名停止)をカイテクに依頼する。
すぐ使える「連絡テンプレ」&文章のコツ



連絡のコツは次の3つです。
- 結論ファースト
- 丁寧語
- 事実ベース
感情的にならず、必要な情報を簡潔に伝えましょう。
連絡が取れない時の初動テンプレ
- 短文(前日確認など): 「お世話になります。(名前)です。明日の勤務について、最終確認です。持ち物等、変更点ありませんでしょうか? お忙しいところ恐れ入ります。」
- 丁寧文(緊急連絡先に電話が繋がらない時など): 「何度も失礼いたします。本日9時勤務予定の(名前)です。交通遅延でアプリ連絡しましたが、ご確認が取れず緊急連絡先にお電話しました。お気づきになりましたら、ご返信いただけますと幸いです。」
遅刻・欠勤・交通遅延の報告テンプレ
【重要】遅刻・欠勤は「わかった瞬間」に連絡するのが鉄則です。
- テンプレ: 「お疲れ様です。本日9時勤務予定の(名前)です。 現在、〇〇線の人身事故の影響で電車が停止中です。 復旧見込みは10時とのこと。 急ぎ、△△ルート(バス・タクシー等)で向かいますが、到着が【10時15分頃】になる見込みです。 ご迷惑をおかけし大変申し訳ございません。取り急ぎご連絡いたしました。」
仕事内容が違うときの確認テンプレ
- テンプレ: 「お忙しいところすみません、一点確認させてください。 求人票では(例:入浴介助)とありましたが、先ほど(例:経管栄養の準備)を指示いただきました。 こちらは、ぼくの資格範囲(またはカイテクでの契約業務範囲)と異なる可能性があるため、一度ご確認いただけますでしょうか?」 (※「できません」と断定せず、「確認していただけますか?」とクッション言葉を使うのがコツです)
評価について相談するテンプレ
- テンプレ(カイテク運営宛): 「お世話になります。(名前)です。 先日(〇月〇日)に勤務した〇〇施設様から、△の評価を受けました。 もし可能であれば、施設様からどのようなフィードバック(事実)があったか、具体的に伺うことはできますでしょうか? 今後の業務改善に繋げたいため、ご教示いただけますと幸いです。」
金額・支払いの確認テンプレ(スクショ添付の一文)
- テンプレ(カイテク運営宛): 「お世話になります。(名前)です。 〇月〇日勤務分(〇〇施設)の報酬について確認です。 アプリ上では「承認済み」と表示されていますが、〇日経っても口座への反映が確認できません。 状況をご確認いただけますでしょうか? 念のため、勤務履歴のスクリーンショット(または承認画面)を添付いたします。」
判断に迷ったときのフローチャート



パニックになったら、これを見てください。
「連絡がつかない(当日朝・緊急時)」
- まずアプリのメッセージで連絡(「〇〇線遅延のため、15分遅れます」など)
- 5分待って反応がなければ、施設の「緊急連絡先(電話)」にかける
- 電話にも出ない場合、留守電に「状況」と「アプリにも詳細を送った旨」を残す
- すぐに「カイテク運営サポート」にも、同じ内容を報告・相談する
「仕事内容が違う」
- その業務に「危険」または「資格外(違法性)」があるか?
- 【YESの場合】 → 即時中断。「申し訳ありません、その業務はぼくの資格では行えません」と伝え、現場責任者に報告・確認。
- 【NOの場合】(例:違うフロア、軽作業など) → まずは業務を受け入れる。
- 合間を見て、リーダーに「求人票と内容が違いますが、本日はこちらで問題ないですか?」と確認・合意を取る。
- 勤務終了後、カイテク運営に「事実行為」として報告しておく。
「報酬未反映」
- アプリで「勤務ステータス」を確認(「承認済」になっているか?)
- カイテクの「振込ルール」を確認(締め時間、土日祝を挟んでいないか?)
- アプリに登録した「口座情報」に間違いはないか?
- 上記3点すべてがクリアでも未反映の場合 → カイテク運営へ問い合わせる
予防が9割|出発前30分チェックリスト



トラブルを避けるため、家を出る30分前に必ず確認しましょう。
- ルート・所要時間(Googleマップで「到着時刻」設定で確認したか?)
- 代替ルート(電車が止まった時のバス停、タクシー乗り場は把握したか?)
- 連絡手段(スマホの充電OK? アプリ通知ON? 施設の電話番号は控えた?)
- 仕事内容の再確認(求人票のスクショは撮ったか?)
- 持ち物・服装・感染対策(上履き、筆記用具、マスク予備、昼食OK?)
- 緊急時の連絡先(施設とカイテク運営)はすぐ出せるか?
到着後の第一声と確認する5項目
- 第一声:「おはようございます(お疲れ様です)。本日お世話になります、カイテクから参りました(名前)です。」
- 確認5項目(リーダーや担当者に):
- 「本日のリーダー(または指示を仰ぐ方)はどなたですか?」
- 「本日の大まかなタイムスケジュールを教えていただけますか?」
- 「休憩場所はどちらですか?」
- 「ぼくが担当するフロア(または利用者様)はどちらですか?」
- 「記録の方法(手書きorPC)と、記入場所を教えてください。」
プロフィール整備で“トラブル防止”作り方



プロフィールは、施設側があなたを選ぶ「履歴書」です。
ここを整えるだけで、ミスマッチが激減します。
写真・自己紹介・得意業務の書き方
- 写真:清潔感第一。明るい場所で、笑顔の証明写真(またはバストアップ)を。マスクなしがベストです。無表情や暗い写真は不安を与えます。
- 自己紹介:簡潔に、安心感を。「介護福祉士の〇〇です。特養、デイで計15年の経験があります。特に認知症ケアと入浴介助が得意です。丁寧な仕事を心がけます。よろしくお願いいたします。」 (NG例:「よろしくお願いします。」だけ)
- 得意業務:盛らず、正直に。「入浴介助(個浴・機械浴)」「排泄介助(オムツ交換・トイレ誘導)」「記録(PC入力可)」など、具体的に書きましょう。
トラブル時の相談先



もしトラブルが起きてしまったら、冷静に、順番通りに対応しましょう。
まず確認する3点(証拠を残す)
感情的になると損です。まず「事実」を整理します。
- 事実:何が起きたか(5W1H:いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どうした)
- 証拠:アプリのメッセージ履歴、求人票のスクリーンショット、時刻のメモ
- 時系列:何が起きて、どう対応したか、時間の流れ
相談の順番と伝え方(感情→事実→要望の順)
- 現場の責任者:危険が伴う場合や、業務上の確認は、まず現場のリーダーや上長に。
- カイテク運営サポート:現場で解決しないこと(報酬、ハラスメント、求人票との相違など)は、必ずカイテク運営に相談します。
- 伝え方のコツ:
- 感情:「(例:非常に困っています、不安に思っています)」
- 事実:「(例:〇月〇日、〇〇様からこのような発言がありました)」
- 要望:「(例:今後のために、カイテク側から施設へ事実確認をお願いできますか?)」
スクショ・時刻・メッセ履歴の残し方
「言った・言わない」を防ぐため、やり取りは「必ずアプリ上」で行います。
重要な「確定画面」「求人票」「問題のあるメッセージ」は、必ずスクリーンショットを撮って保存しておきましょう。
初心者がつまずきやすい落とし穴TOP5



- 時間に余裕がない (初めての場所なのに、ギリギリの移動時間を設定し、渋滞や電車遅延で焦る)
- 事前確認を省く (求人票の「備考欄」や「持ち物」をよく読まず、当日になって慌てる)
- 連絡が遅い(または、しない) (「5分くらい平気だろう」「これくらい言わなくても分かるだろう」という自己判断が、最大のトラブルの元です)
- 「お客様」気分でいる (挨拶をしない、指示があるまで動かない。プロとして「何をすべきか」を積極的に質問しましょう)
- アプリの通知を切っている (最重要の「確定連絡」や「緊急連絡」を見逃す)
よくある質問(Q&A)
最後に、よくあるギモンに短く答えます。
- 返信が来ない時は何分待てばいい?
-
原則15~30分です。ただし、勤務当日の緊急時(遅刻連絡など)は、アプリで連絡後、5~10分待っても反応がなければ、すぐに電話など代替手段に切り替えてください。
- 当日、仕事内容が違うと思ったら?
-
危険な作業や資格外の作業(医療行為など)なら、即中断して上長に確認を。「できません」とはっきり伝えましょう。軽微な違い(フロア移動など)なら、まず業務を受け入れつつ、合間に「記録」と「報告」をし、合意を得ましょう。
- キャンセル時のベストな伝え方は?
-
「①やむを得ない理由(例:発熱38度)→②謝意→③(可能なら)代替案」を短く。時刻と事実を最優先で、わかった瞬間に伝えてください。
- 連絡先を交換してもいい?
-
個人的なLINE交換などは、個人情報保護の観点から避けるのが無難です。
- 直雇用の誘いは断って良い?
-
もちろん断ってOKです。カイテクの規約違反になる可能性を指摘し、「今はカイテク経由で、色々な現場を経験したいので」と、自分のルールを丁寧に伝えましょう。
- 交通遅延で遅刻しそう。どうする?
-
「①到着見込み時刻」「②現在地」「③遅延の理由(〇〇線遅延)」の3点を、わかった瞬間に即連絡(まずアプリ、反応なければ電話)してください。
まとめ
カイテクは、ぼくたち介護職にとって、働き方の自由度を広げてくれる素晴らしいツールです。
でも、ツールを使っているのは、どちらも「人間」です。
介護現場は、ただでさえ忙しく、ストレスも多い場所。
だからこそ、ほんの少しの「丁寧な確認」と「早めの連絡」、そして「相手への想像力」が、トラブルを防ぐ最大のカギになります。
この記事のテンプレやチェックリストが、あなたの不安を少しでも軽くできたら嬉しいです。
お互い、プロとして現場を支えていきましょうね。
関連記事はこちら














コメント