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訪問介護とは、高齢者や身体障害者などが自宅で生活を続けるためにサポートする仕事です。
自宅におじゃまして、オムツ交換したり、食事の介助をするのが仕事だと思っていませんか?
オムツ交換や食事介助は仕事の一部を切り取っただけにすぎません。
訪問介護の仕事は「利用者さんが望む生活を実現すること」です。
カッコよく言えば「利用者さんの夢を叶える仕事」とでも言いましょうか。
たとえば、「体が不自由になっても、家族の思い出の詰まった自宅で生活がしたい」という夢。
そんな夢を叶えるために、オムツ交換や食事介助が必要なだけで、介助をすること自体が仕事の本質ではないのです。
仕事の本質を理解しないと「やりがい」を見つけるとこはできません。
ただ機械のように排泄後にオムツを交換して、食事の時間に食事を提供するだけになってしまいます。
この記事では訪問介護の特徴や魅力について、わかりやすく解説しています。
やりがいを知って楽しく働きましょう。
この記事でわかること
- 訪問介護に関する基本的な知識
- 訪問介護サービスの特徴について
- 訪問介護のやりがいについて
随時、情報を追加・更新していきます。
記事を書いた人
名前:なお(介護おじさん)
年齢:42歳
資格:介護福祉士、介護支援専門員
☑介護士歴14年目
☑介護施設のリーダー職
☑ブラック企業からホワイト企業に転職
☑介護職の悩みを解決する情報を発信中
筆者の詳しい経歴はこちら
・スーパーの精肉担当(超ブラック企業)
毎日6時~21時までの長時間労働で体力の限界
・本屋の店長(普通の企業)
面接など職員の採用にかかわるが会社倒産
・ITの会社で営業(超ブラック企業)
きついノルマ・飛び込みの営業で精神消耗
・CADオペレーター(ブラック企業)
休みなし、こき使われまくりで精神崩壊
・福祉用具専門相談員(ブラック企業)
上司のパワハラがエグすぎて精神の限界
・介護士(ホワイト企業) ☚今ここ
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訪問介護の基礎知識
訪問介護は、介護保険制度の中で「居宅サービス」に分類されます。
利用者さんの自宅で「自分らしく生活する」ために必要な日常生活の支援を行います。
訪問介護サービスの特徴
業務内容は次のとおりです。
訪問介護の仕事内容
- 利用者さんの安否確認
- 顔色、発汗、体温などの健康チェック
- 換気
- 日あたりの調整
- ベッドまわりの簡単な整頓
- 相談援助
- 情報収集・提供
- サービス提供後の記録
身体介護
- 清拭(全身清拭)
- 部分浴(手浴及び足浴・洗髪)
- 全身浴
- 洗面
- 身体整容
- 更衣介助
- 体位変換
- 移動・移乗介助
- 外出介助
- 起床及び就寝介助
- 服薬介助
- 自立支援のための見守り的援助(自立支援、ADL向上の観点から安全を確保しつつ常時介助できる状態で行う見守りなど)※ADL=日常生活動作
生活援助
- 居室内やトイレ、卓上の清掃
- ゴミ出し
- 準備・片付け
次のようなものは対象外です。
- 大掃除
- 換気扇の掃除
- 窓ガラス磨き
- 洗濯機または手洗いによる洗濯
- 洗濯物の乾燥(物干し)
- 洗濯物の取り入れと収納
- アイロンがけ
- 利用者さん不在のベッドでのシーツ交換
- 布団カバーの交換
- 衣類の整理(夏・冬物などの入れ替え)
- 被服の補修(ボタン付け・破れの補修など)
ズボンの裾上げは対象外。
- 一般的な調理
- 配膳・片付けのみ
おせち料理のような手の込んだ料理は対象外。
- 内容の確認
- 品物・釣銭の確認
- お酒・タバコのような嗜好品や、来客用のお菓子などは対象外。
- 遠くのスーパーやデパートでの買い物も対象外。
通院等乗降介助
要介護者である利用者さんが通院などのときに支援します。(要支援1・2の利用者さんは対象外)
- 介護職員自らの運転する車両への乗車または降車の介助
- 乗車前、降車後の屋内外における移動介助
- 通院先もしくは外出先での受診などの手続き、移動介助
次のようなものは対象外となります。
- 冠婚葬祭(結婚式・葬式・法事・墓参り)
- 外食や趣味のための外出(映画・カラオケなど)
訪問介護のやりがいを知ろう
介護士のやりがいは、利用者さんの生い立ちや夢を知り、日々の仕事を積み重ねた先に待っています。
具体例として、ぼくが関わっていた利用者さん(80代女性)の話をします。
その利用者さんは自宅で生活を続けるために訪問介護サービスを利用されていました。
足が不自由で車椅子で生活されていて、トイレや風呂に入ることもままならない状態です。
同居されているご主人も高齢の為、施設入居の話もありましたが、本人は住み慣れた自宅で暮らしたいと強く希望されました。
当時、研修中の介護士でぺーぺーだったぼくは…
「なんでそんなに不自由な思いをしてまで自宅にこだわるんだろう?」
「施設の方が24時間支援を受けられて安心なのに…」
なんて考えていました。
ふと、自宅の柱を見ると子供の身長と年齢が刻まれている。
6才、7才、8才…
話を聞くと、息子さんの誕生日に身長を測っていたとのこと。
壁には白黒の家族写真が飾られていている。
その息子さんは若いときに病気で他界されたことを告げられ、ぼくの中で考えが180度変わった。
この自宅が息子さんと繋がっていられる唯一の場所なのだ。
息子さんとの思い出が詰まった自宅で最後まで生活したい。
その夢を実現するためにサポートをする。
介護士の仕事はオムツ交換・食事介助など、目の前にある仕事をコツコツとこなしていく毎日です。
もしも、ぼくが目の前の仕事しか見えない介護士だったら、やりがいに気づけないまま仕事が嫌になって介護士を辞めていたと思います。
利用者さんの生い立ちや思い出、これからの夢を知ってこそ介護士の仕事に「やりがい」を感じるのだと強く思いました。
13年前のぼくの気づきです。
訪問介護で働く注意点
ついつい、介護士同士で利用者さんの話をしがちですが、要注意です。
近所のスーパーで買い物中に、たまたま会った同僚と利用者さんの話をしたら…
「○○さん食事量が減ってきたよね」
「○○さん水分がむせやすくなったよね」
「○○さん熱が出たけど、その後どうなった?」
その会話、家族や近所の住人に聞かれているかもしれませんよ!
「介護士が個人情報を漏らしている!」と苦情やトラブルにつながるので、個人情報は絶対にしゃべらないようにしましょう。
「壁に耳あり障子に目あり」ですよ。
訪問介護で働くメリットとデメリット
訪問介護で働くメリットとデメリットは次のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・人間関係に悩むことが少ない ・時間の融通が利く ・利用者さんと深く関われる ・体力的に疲れにくい ・対応力が養われる ・ひとりの利用者さんに集中できる | ・ひとりで対応しなければならない ・介護施設に比べて収入が低い ・交通費が出ない事業所がある ・訪問先の環境を選べない ・厄介な家族との関わりもある | ・資格がないと身体介護ができない
詳しくは下の記事をチェックしてください↓
訪問介護で必要なスキルとは?
コミュニケーション能力
訪問介護の仕事には、利用者さんとコミュニケーションとる能力が求められます。
なぜなら、コミュニケーションがうまくいかないと、利用者が不安に感じたりサービス拒否につながるからです。
1対1の介護なので、途中で他のスタッフが対応を代わることはできません。
コミュニケーションに自信がない、苦手だという人は自分がしゃべろうとせず、相手の話を傾聴することに集中してみましょう。聞き役に徹するのです。
傾聴のコツはこちら
【介護士必見】傾聴とは?利用者さんの心を開き信頼関係を築く7つのコツ
信頼関係を築くには、ユマニチュードを実践することが効果的です。
ぼくもユマニチュードを実践していますが、それまで意思疎通が難しい利用者さんとスムーズにコミュニケーションが取れたり、拒否されることがなくなりました。
ユマニチュードについて詳しく知りたい方は下の記事をチェックしてください↓
臨機応変な対応力
利用者さんの状態は日々変化するため、現場で柔軟な判断力を持って、対応する必要があります。
ただし、提供できるサービスの範囲を理解して対応しましょう。
自分の判断だけでは不安な場合は、サービス提供責任者に電話して相談しましょう。確認を取らないと後々トラブルになることがあります。
訪問介護員ができないこと
介護保険ではできないサービスは次のようなものです。
- 同居家族へのサービス提供(料理など)
- おせち料理など、手の込んだ料理
- 窓ガラス磨き
- 庭の草むしり
- 大掃除
- ペットの世話(犬の散歩など)
出典:厚生労働省HP
禁止されている医療行為は次のとおりです。
- 摘便(てきべん)
- 導尿
- インシュリン注射
- 血糖値測定
- 褥瘡(じょくそう)の処置
- 水銀血圧計での血圧測定(自動血圧測定器での血圧測定はOK)
- 爪に異常がある場合の爪切り(白癬など)
訪問介護のスキルを磨くためには、実際の現場での経験が非常に重要です。
初めはうまくいかないこともあるかもしれませんが、経験を重ねていくことで、自然とスキルが身についていきます。
定期的な研修や勉強会に参加して、最新の情報や技術を学ぶと、より高度なスキルが身につくでしょう。
訪問介護で働くために必要な資格
訪問介護で身体介護をするには、介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)以上の資格が必要です。
生活援助だけなら無資格でも可能なので、働きながら資格を目指して、資格取得後に身体介護の業務をする働き方もあります。
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- はじめて介護の仕事をする初心者
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訪問介護で働くための心構え
訪問介護で働くには、予期せぬ事態にも迅速かつ冷静に対応できることも求められます。
ひとりで対応するため、転倒や容態急変など、いざという時には素早い「判断力」と「行動力」で利用者さんを助けなければいけません。
つねに緊張感を持ち、様々な事態を想定して訪問しましょう。
また、仕事に遅刻したり、うっかり訪問を忘れたりすると、利用者さんやその家族に迷惑がかかってしまいます。
サービスの提供を忘れて重大な事故につながるケースもあるので、時間やスケジュールの管理をしっかりと行いましょう。
まとめ
今回の記事では、訪問介護の仕事内容や働くために必要な心構えについて解説しました。
訪問介護は、利用者さんの生活に密着して働くため、大変なことも多く、ストレスを感じることもあるでしょう。
しかし、その中にはやりがいを感じられる瞬間もたくさんあります。
利用者さんの笑顔を見たときや、感謝された時には、「介護士をしていてよかった!」と、やりがいを感じることでしょう。
訪問介護で長く働くためには、利用者さんのことを第一に考えながら、自分自身の「やりがい」や「楽しみ」を見つけていきましょう。
自分に合っているかなんて、やってみなければわかりません。
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