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介護業界のブラック介護施設で働くと心と体を壊すだけではありません。
最悪の場合、あなたは処分されてしまいます。
なぜなら、ブラック企業では違法行為に加担させられてしまうのです。
高齢者虐待で「介護士が逮捕されるニュース」を見たことがあると思います。
高齢者虐待とは、介護士が暴力を振るうだけではありません。
ナースコールが鳴らないように電池を抜いた、4人の介護士が処分されるニュースを見ました。(讀賣新聞オンライン)
「えっ!?そんなことでも虐待なの?」と思うかもしれませんが、介護放棄(ネグレクト)で高齢者虐待に該当するのです。
あなたは、上司や先輩3人からナースコールの電池を抜くように言われたら「NO」と言えるでしょうか?
「高齢者虐待だから私は協力できません」とキッパリ断れるなら大丈夫ですが、「断ったらこの先の人間関係に影響するかも…」と考えてしまいますよね。
自分の意志ではなくても、協力しなければいけない空気はブラック介護施設の特徴です。
- 会社の方針
- 上司の指示
- みんながしているから
どんな理由でも高齢者虐待は許されません。
あなたも全国ニュースで報道されるのは避けたいですよね。
そのために、自分の目で見極めてホワイト企業で健全に働きましょう。
健全な会社でこそ「やりがい」を見出せるのです。
これからブラック企業の特徴と、避けるための方法を解説します。
<ブラック介護施設の特徴ランキング>
第1位 違法行為をしている
第2位 つねに職員が不足している
第3位 職員を大切にしていない
第4位 ハラスメントが横行している
第5位 入社前と労働条件が違う
ブラック企業を避けるには「転職サイト」に登録して、企業の詳しい情報を入手することをオススメします。
転職サイトに迷ったらこちら
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この記事を書いた人
名前:介護おじさん
年齢:41歳
資格:介護福祉士、介護支援専門員
☑介護士歴13年目
☑介護施設のリーダー職
☑ブラック企業からホワイト企業に転職
☑介護職のためになる情報を発信中
筆者の詳しい経歴はこちら
・スーパーの精肉担当(超ブラック企業)
毎日6時~21時までの長時間労働で体力の限界
・本屋の店長(普通の企業)
面接など職員の採用にかかわるが会社倒産
・ITの会社で営業(超ブラック企業)
きついノルマ・飛び込みの営業で精神消耗
・CADオペレーター(ブラック企業)
休みなし、こき使われまくりで精神崩壊
・福祉用具専門相談員(ブラック企業)
上司のパワハラがエグすぎて精神の限界
・介護士(ホワイト企業) ☚今ここ
転職の失敗を繰り返して介護士に落ち着く
ブラック介護施設の特徴ランキング

<ブラック介護施設の特徴ランキング>
第1位 違法行為をしている
第2位 つねに職員が不足している
第3位 職員を大切にしていない
第4位 ハラスメントが横行している
第5位 入社前と労働条件が違う
第1位 違法行為をしている

まさにブラック。コンプライアンス(法令遵守)のない企業です。
給料が低い、労働条件が悪いだけがブラック企業ではありません。
たとえ給料が高くても違法行為がバレて指定取り消し。つまり倒産するリスクがあります。
上司の指示であなたも犯罪に加担してしまう危険性があるので、絶対に避けるべき企業です。
すでに働いてしまっている人は今すぐ逃げましょう。手遅れになる前に…。
介護保険法に違反している事例
- 行っていないサービスの介護報酬をだまし取る
- 対応した職員の数を水増しして介護報酬をだまし取る
- 嘘の申請をして給付金をだまし取る
労働基準法に違反している事例
- 違法な残業
- 賃金の未払い
- 休憩時間がない
- 休みがない
- 有休休暇を使えない
高齢者虐待防止法に違反している事例
- 利用者さんに暴力を振るう(身体的虐待)
- 利用者さんに暴言を吐く(精神的虐待)
- 利用者さんが居室から出られないようにしている(身体拘束)
- 利用者さんの物を承諾なく捨てる(経済的虐待)
- 利用者さんに性的な話をする、させる。(性的虐待)
- ナースコールが鳴らないようにしている(介護放棄)
第2位 つねに職員が不足している

つねに求人を出している企業は要注意です。
職員が少ないと、ひとりで対応する利用者さんの人数が多くなります。
職員が不足している状況でも、利用者さんを転倒させることは許されません。
ひとりで複数の利用者さんの対応をしていて、転倒事故が起きた場合でも損害賠償を求められる事例があります。
兵庫県立西宮病院で2016年、認知症患者の男性=当時(87)=が廊下で転倒して重い障害を負ったのは、看護師が転倒を防ぐ対応を怠ったためとして、男性の家族が兵庫県に約2575万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が1日、神戸地裁であった。高松宏之裁判長は「転倒する恐れが高いことは予見できた」などとして、約532万円の支払いを命じた。
引用:神戸新聞NEXT
また、残業や休日出勤で少ない人員をカバーするため、消耗してしまいます。
さらにサービス残業だと地獄です。心身ともに疲弊するでしょう。
職員が不足していると…
複数の転倒のリスクが高い利用者さんを対応できない。
↓
身体拘束につながる。
新人職員が放置される
人手不足の事業所だと新人職員が放置されます。
なぜなら、教える人が忙しくて、新人職員にかまってられないのです。
「介護職員初任者研修の資格があるからわかるよね」というスタンスで指示も出されないで放置されてしまいます。
ぼくの同僚が働いていた介護施設では、新人職員がいきなりひとりで夜勤をしていました。
オムツ交換はテキストを見ながらしたけれど、時間がかかるので利用者さんから怒られたそうです。
新人職員への負担が大きくなり、辞めてしまう。そして、再び人手不足になる悪循環ですね。
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第3位 職員を大切にしていない

利用者さんや家族のことを第一に考えるのは当然ですが、職員のことをないがしろにする職場はブラックです。
「相手は利用者さんなのだから、職員は我慢して耐えるべき」という方針の職場からは逃げましょう。
職員を大切にしない会社は何かあったときに守ってくれません。
たとえば、勤務中にケガをしたとしても
- 労災になるから
- 報告書を作成しなければならないから
上記のような理由で職員のことよりも、会社の都合を優先する。
業務中に包丁で指を切ってしまい、出血が止まらなかったので病院に行くときのこと。
管理者から「労災になるから自宅で指を切ったことにして」と指示があり実費で受診しました。
自分のことを守ってくれない会社では、安心して働けないですね。
利用者さんからの迷惑行為を黙認している
利用者さんからの暴力、暴言、セクハラなどがあったときに
- 利用者さんだから仕方がない
- うまくかわさない職員が悪い
上記のように言われて、組織として動いてくれないと職員はつらいですよね。
毎日、我慢しながら働くことになります。
精神論だけで、労働環境改善に取り組まない企業は要注意です。
介護職員処遇改善加算を算定していない
事務手続きが面倒だからという理由で、申請すればもらえるのにしていない事業所が存在します。
介護職員の待遇改善より、自分たちの仕事が増えるのが嫌なのでしょう。
第4位 ハラスメントが横行している

パワハラ、モラハラ、セクハラなどが日常的にある職場はブラックです。
大人のイジメも存在します。
ハラスメントで苦しんでいる人はこちら
パワハラを許さない!助けが必要なあなたへ【解決策と撃退法を紹介】
過去にぼくが受けた大人のイジメはこちら
【体験談】ユニットリーダーになってイジメられた経験と克服した方法
厚生労働省の「あるかい職場応援団」ではハラスメントに関する裁判事例を検索できます。
第5位 入社前と労働条件が違う

高待遇で求人を出して就職してから「業績不振」などの理由をつけて、手当てや賞与をカットする手口があります。
「就職する前は出す予定だったけれど、業績が悪くなったので出せない」と言われたら何も言い返せません。
最初から出すつもりがなかったのでは?
フタを開けてみれば、残業代が固定給に含まれていたり、労働条件が違う場合はブラックです。
介護業界におけるブラック企業の実態

「ブラック企業」という言葉は、一般的には労働条件や待遇が悪く、過重労働やパワーハラスメントなどの問題がある企業を指します。
厚生労働省は次のようなことを挙げています。
厚生労働省においては、「ブラック企業」について定義していませんが、一般的な特徴として、① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、などと言われています。
引用:厚生労働省「ブラック企業」ってどんな会社なの?
このような企業に就職してしまった場合の対応としては、第一義的には会社に対して問題点の改善を求めていくことが考えられます。しかしながら、新入社員が単独で会社に問題点の改善を求めて交渉等をするのは現実的には非常に難しいと考えられます。したがって、問題点に応じて、外部の関係機関や労働組合に相談することも有効な手段と考えられます。
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厚生労働省
ブラック企業を調べる方法

ブラック企業を調べる方法2
「企業名 退職エントリ」で検索。
退職した人の口コミなどがわかります。
※話が盛られている可能性があることを前提に確認しましょう。
ブラック企業を調べる方法3
転職サイトに登録する
転職サイトのアドバイザーに確認すると、自分で調べてもわからない企業の内部情報を聞くことができます。
- 職場の雰囲気
- 人間関係
- 離職率
ブラック企業を調べる方法4
職場を見学する
実際に自分の目で確かめてみるのが一番ですね。
「百聞は一見に如かず」です。
【施設見学のチェックポイント】
職員の表情や挨拶
- 笑顔があるか?
- 向こうから挨拶があるか?
施設内の環境・設備
- 整理整頓されているか?
- ゴミは落ちていないか?
- 掲示物が乱れていないか?
- 感染症対策がされているか?
人員体制
- 利用者さんの人数に対して配置されている職員の人数
- 夜勤の人員体制
- 食事中の見守り体制
施設見学で好印象をあたえる方法はこちら
「マイナビ介護職」に登録すると施設見学に同行してくれるので心強い
転職してブラック企業だった最悪ですよね。
転職に失敗しないためのコツはこちら
【超簡単】介護業界で転職に失敗しないコツは?100以上の施設に潜入した筆者が解説
ブラック企業に勤めてしまった場合の対処法

ブラック企業に勤めてしまった場合の対処法としては、労働基準法や労働契約書などの法的なルールを確認し、自分の権利を主張することが大切です。
ブラック企業に勤めて、不利益があった場合は、上司や労働組合、労働局などに相談しましょう。
自分の健康や生活を守ることが最優先です。
とはいえ、生活があるので、いきなり退職とはいきません。
働きながら転職活動して、次の仕事が決まってから退職しましょう。
関連記事はこちら
転職に成功して笑顔で働きたい人はこちら
ブラック企業で働いた経験のある人の声
ブラック企業で働いた経験のある人たちからは、次のようなことが報告されています。
- 過重労働やストレスによる心身の病気
- パワハラやセクハラ
- 残業代の未払い
- 有休休暇を使えない
ぼくが実際に経験したこと
- 休日出勤するが無給
- 毎日3時間のサービス残業(18時~21時まで)
- 休憩時間にも仕事(会議、パソコン入力、利用者さんの対応)
※今はここの事業所にはいません。辞めると告げましたから。
ブラック企業に勤めると、心身に大きな負担を与えます。
そのため、就職前にしっかりと情報収集し、慎重に判断しましょう。
介護業界のホワイト企業の特徴はこちら
介護業界のホワイト企業はここがすごい!その特徴を現役介護士が解説
まとめ
最後におさらいします。
絶対に避けたいブラック介護施設の特徴は次のとおりです。
第1位 違法行為をしている
第2位 つねに職員が不足している
第3位 職員を大切にしていない
第4位 ハラスメントが横行している
第5位 入社前と労働条件が違う
ブラック介護施設に勤めると消耗するだけではなく、違法行為に加担して処分される可能性があります。
「忙しい」「職員が足りない」ことを理由に高齢者虐待、身体拘束、不適切なケアは許されません。
内部告発でいつかバレます。
「お天道様は見ている」
「壁に耳あり障子に目あり」
大切な家族、とくに子どもに悲しい思いをさせたくないでしょう。
妥協せずに「転職サイト」に登録して情報収集をしたり「施設見学」をして見極めることが大切です。
すでにブラック介護施設に勤めているなら、働きながら転職活動をしてホワイト企業への転職を目指しましょう。
健全な職場でやりがいを感じながら働くのが一番です。
胸を張って、楽しく働きましょう。
あなたを応援しています。
では、また。
あなたの悩みをピンポイントで解決
介護士の悩み・疑問 Q&A
悩みを解決してスッキリしましょう。

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