介護士レクリエーションを盛り上げるのが苦手……




ハイテンションで介護レクをするとクタクタ……
そんな悩みを抱えているあなたへ。




介護士歴15年以上の筆者が、盛り上げが苦手な人でもカンタンに介護レクを成功させる『逆転の発想』を紹介します。
介護レクは「楽しく盛り上げること」が大事と思われがちですが、実は違います。
無理にハイテンションにならなくても、利用者さんが自然と楽しめる方法があるんですよ。
結論:「にぎやか」より「居心地の良さ」で満足度を高める
ポイントはこちら
✅ 盛り上げようとせず、「参加しやすさ」を重視
✅ 職員ではなく、利用者さんが主役
✅ 「みんなでやる」より「個々のペース」を尊重
【従来の盛り上げ型との違い】
| 比較表 | 従来の盛り上げ型 | 逆転の発想型 |
|---|---|---|
| 職員の役割 | 司会者(常に前面) | 裏方スタッフ(時々登場) |
| 成功基準 | 笑顔の量 | 自然な会話の発生回数 |
| 利用者の反応 | 「楽しかった」の定型文 | 「あの話もう少ししたかった」の本音 |
| 職員の疲労度 | 夜勤並みの消耗 | 通常業務と同等 |
この記事を読めば、「盛り上げが苦手でも、レクを成功させる方法」がわかります。
介護レクへの苦手意識がなくなり、利用者さんとの時間がもっと楽しくなるでしょう。
介護レクで消耗している方は、ぜひチェックしてください。
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ブログ運営者:なお
【介護業界15年目】
【資格】
・介護福祉士
・介護支援専門員
・上級心理カウンセラー
著者の詳しいプロフィール
ブログを書き続ける理由【クリック】
☑未経験から介護業界に飛び込む
☑介護施設のリーダー職
☑ブラック企業からホワイト企業に転職
ブログを書き続ける理由
ぼくは、今日も介護現場で働き、
家ではキーボードを打っています。
なぜブログを書き続けるのか?
答えはシンプルで、
あの頃の自分に向けて書いているからです。
夜勤明け、
心も体もすり減って、
休憩室でため息ばかり……
そんな時期がありました。
理不尽な叱責、
見えないいじめ、
パワハラ。
仕事は好きなのに、職場に行くのが怖い。
あの時のぼくに必要だったのは、
「大丈夫、道はある」という自信でした。
だからこのブログでは、
同じ介護士として、
あなたの悩みを解決すること目指しています。
抽象論やキレイごとではなく、
今日から使える言い回し、動線、伝え方、記録の工夫、チームの回し方。
現場が少しでもラクになるコツを共有します。
また、ぼくにはブラック企業からホワイト企業へ転職した経験があります。
運や根性ではなく、
準備と戦略で抜け出しました。
- 求人票の読み方
- 面接でのポイント
- 入職前の条件確認
- 入ってからの立ち回り
——失敗しないコツを知っています。
だからこのブログでは、
自分らしい人生を取り戻す方法を共有しているのです。
あなたが「また同じ目に遭った…」と絶望しないように。
そして何より、
パワハラやいじめに苦しんでいる、
あなたを救いたい。
「あなたは悪くない」
「辞めることは逃げじゃない」
「残るなら自分を守る方法ある」
ぼくの約束は次の3つ。
- 現場基準:実際に体験したことだけを書く。
- 嘘をつかない:できないことはできないと正直に書く。
- あなたの味方でいる:どんな状況でも、ぼくはあなたの味方ですよ。
このブログは、疲れた心に戻ってこられる避難所であり、次の一歩を踏み出す地図です。
読んだあとに、ほんの少し肩の力が抜けて、
「よし、やってみよう」と思える。
そんな文章をこれからも届けます。
もしあなたが今つらいなら、
ここに悩みを置いていってください。
もしあなたが次の職場を探しているなら、
ここで一緒に準備をしましょう。
ぼくは毎日書き続けます。
あなたの明日が、
今日より少し生きやすくなるように。



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逆転の発想:介護レクを「盛り上げない」で成功させるコツ



介護レクを「盛り上げない」で成功させるコツは次の3つです。
- 寄り添う
- 自分のペースで
- 安心できる場を作る
順番に見ていきましょう。
1. 「盛り上げる」のではなく「寄り添う」
介護レクというと、ついつい「楽しく!にぎやかに!」と考えてしまいますよね。
だけど、必ずしも盛り上げる必要はありません。
むしろ、利用者さんの心身の状態によっては、静かで落ち着いた時間のほうが心地いいこともあります。
具体例
BGMの活用
派手な音楽ではなく、ゆったりとしたクラシックやジャズ、昔懐かしい歌謡曲を流してみる。
「この曲、懐かしいねえ」と思い出話に花が咲くことも。
静かな創作活動
折り紙やぬり絵など、あえておしゃべりをしすぎず、黙々と取り組む時間を作る。
「黙々とやる時間=退屈」ではなく、集中することでリラックス効果も得られる。
呼吸を意識したストレッチ
「せーの!イチ・ニ!」と掛け声をかけるのではなく、「ゆっくり息を吐きながら手を上げてみましょう」というように、落ち着いたトーンで進める。
2. 競争ではなく「自分のペースで」
ゲームやクイズ形式のレクもいいけど、「勝ち負け」や「正解・不正解」にこだわると、かえってストレスになることもあります。
具体例
トランプ遊びのアレンジ
ババ抜きや神経衰弱をガチでやるのではなく、「好きなカードを選んで、その数字にちなんだ話をする」という遊び方に変えてみましょう。
「5のカードを引いたら、5歳のときの思い出を話す」みたいな感じです。
クイズはみんなで考える
「はい、わかった人!」と手を挙げさせるのではなく、「みんなで答えを出しましょう」とグループで考えたり、「どんな答えでもOK」というルールにする。
「正解じゃなくてもいいよ」という空気を作るだけで、安心して参加できます。
3. 無理に「楽しくする」より、安心できる場を作る
介護施設では、無理に「盛り上げよう!」とすると、逆に疲れてしまう利用者さんもいます。
大切なのは、「参加しやすい雰囲気」と「居心地の良さ」を作ることです。
具体例
「レクに参加しなくてもOK」な空気感
「みんなやるよ!」と強制するのではなく、「見てるだけでもいいよ」「途中で抜けてもOK」というスタンスを取りましょう。
そうすることで、気楽に参加できるし、「やってみようかな」と思ったときに入ってこれます。
個別対応を意識する
みんなで同じことをやるのが負担なら、個別対応に切り替えるのもアリ。
たとえば、みんなで体操をするのが難しい人には、隣で一緒に手を動かすだけでもいいのです。
「無理に全員に合わせなくていい」と思うだけで、レクの負担が減りますよ。
ここまでのまとめ
介護レクは「盛り上げる」のが正解じゃありません。
- 寄り添う
- 自分のペースで
- 安心できる場を作る
「居心地の良さ」を提供することで、自然と満足度の高い介護レクになります。
無理に「楽しく!」と頑張らず、利用者さんの心地よい空間を大切にしてみてはいかがでしょうか?
事例紹介:盛り上げが苦手な職員が逆に好評だったイベント3選



「盛り上げるのが苦手…」と悩んでいた職員が、「静かに」「ゆったりと」進めたら大成功!
好評だった介護レクの事例を3つ紹介します。
- 昭和の回想カフェ 〜懐かしい話をするだけのレク〜
- お手紙交換会 〜静かに想いを伝える時間〜
- ゆったりお香&アロマ体験 〜香りで心を落ち着ける〜
昭和の回想カフェ 〜懐かしい話をするだけのレク〜



コーヒーやお茶を飲みながら、「昔の暮らし」についてただ話すだけのシンプルな会。
1️⃣ レトロなBGMを流す(例えば、昭和歌謡やラジオ放送風の音楽)
2️⃣ 昔の写真や画像を用意(昔の暮らしがイメージしやすいように)
3️⃣ 簡単なテーマを出す
「子どものころ、どんな遊びをしましたか?」
「どんな家庭でした?」
4️⃣ ゆっくり語り合う(職員は聞き役に回るだけでもOK)
✅ 「何を話してもOK」の雰囲気を作る(正解を求めない)
✅ 話が途切れたら、「そうなんですね~」と合いの手を入れる
✅ 懐かしいお菓子を用意すると、より会話が弾む
🗣️「昔の話をするだけで、なんだか楽しいね」
🗣️「そういえば、昔は隣近所ともっと助け合ってたなあ」
お手紙交換会 〜静かに想いを伝える時間〜



利用者さん同士で手紙を書き合うイベント。
日頃の感謝や、昔の思い出を手紙にして「心を伝える時間」を作る。
1️⃣ テーマを決める(例:「家族への手紙」「若いころの自分への手紙」)
2️⃣ 便箋や封筒を用意(可愛いものだと気分も上がる)
3️⃣ ゆっくり手紙を書く時間を作る(話さなくてもOK)
4️⃣ 希望者同士で手紙を交換する(読まなくてもOK)
✅ 「誰かに見せる必要はない」と伝える(プレッシャーを減らす)
✅ 話したくない人は、書くだけでOK
✅ 手が疲れる人には「職員が代筆」もアリ
🗣️「若いころの自分に手紙を書いたら、涙が出たよ…」
🗣️「孫に手紙を書いて、今度渡そうと思います」
ゆったりお香&アロマ体験 〜香りで心を落ち着ける〜



「香り」を使って、リラックスする時間を作る。
アロマオイルやお香を試して、「好きな香り」を見つけてもらうのが目的。
1️⃣ お香やアロマオイルを数種類用意(ラベンダー、ひのき、柑橘系など)
2️⃣ 順番に香りをかいでみる(「どれが好きですか?」と質問する)
3️⃣ 好きな香りを選んで、おしぼりやティッシュに垂らしてみる
4️⃣ リラックスしながら、昔の香りの思い出を話す
✅ 「香り」にまつわる思い出を引き出す(例:「子どものころの家のにおい」)
✅ 無理に話さなくてもOK(ただ香りを楽しむだけでもリラックス効果あり)
✅ お茶やお菓子を添えて、さらにリラックスした雰囲気に
🗣️「本当、いい香り。ありがとうね」
🗣️「ラベンダーの香り、落ち着くねぇ」
Q&A|「盛り上げないイベント」でよくある不安への回答



「盛り上げなくても、本当に楽しんでもらえるの?」
「静かなレクって、つまらないって思われない?」
こうした不安を持つ職員さんが多いです。
だけど、
「盛り上げない」=「つまらない」ではありません。
ここでは、よくある不安とその解決策をQ&A形式でまとめました。
まとめ
今回は介護レクを成功させる『逆転の発想』を紹介しました。
盛り上げるのが苦手でも大丈夫。
「にぎやか」より「居心地の良さ」で満足度を高めましょう。
ポイントをおさらい
✅ 盛り上げようとせず、「参加しやすさ」を重視
✅ 職員ではなく、利用者さんが主役
✅ 「みんなでやる」より「個々のペース」を尊重
【従来の盛り上げ型との違い】
| 比較表 | 従来の盛り上げ型 | 逆転の発想型 |
|---|---|---|
| 職員の役割 | 司会者(常に前面) | 裏方スタッフ(時々登場) |
| 成功基準 | 笑顔の量 | 自然な会話の発生回数 |
| 利用者の反応 | 「楽しかった」の定型文 | 「あの話もう少ししたかった」の本音 |
| 職員の疲労度 | 夜勤並みの消耗 | 通常業務と同等 |
とはいえ、毎回毎回静かなレクだけでも飽きてしまいますので、バランスが大切です。
「従来の盛り上げるレク」と「静かなレク」を織り交ぜて、レクにメリハリを作りましょう。
レクのアイデアについてはこちら【保存版】高齢者向けオススメのレクリエーション【アイデア集】
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
あなたを応援しています。
では、また。
=== 追伸 ===
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
あなただけに「介護士の悩み」をピンポイントで解決する方法を紹介します。
介護転職に失敗しないコツはこちら
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