介護職の悩み9選|現役介護士が原因・対処法と辞める判断基準を解説

介護職の悩み9選|現役介護士が原因・対処法と辞める判断基準を解説
介護士

職場の人間関係がしんどい……

介護士

忙しいのに給料が上がらない……

「このまま介護職を続けていいのかな」と考えることありますよね。

介護職の悩みは、ひとつだけとは限りません。

ぼくも現役の介護福祉士として15年以上働いているので、何度も悩みと向き合ってきました。

同じ職場でも「給料が不満な人」「人間関係に疲れている人」「夜勤がつらい人」では、必要な解決策がまったく違います。

大切なのは、すぐに「辞める・辞めない」を決めることではありません。

何に悩んでいるのかを分けて、「自分で変えられること」「職場に相談すれば変わること」「環境を変えないと難しいこと」を整理することです。

この記事では、最新の介護労働実態調査と15年以上の現場経験をもとに、介護職によくある悩みと対処法を整理しました。

読み終えたときに、「自分は次に何をすればいいのか」が分かるようになりますよ。

この記事の結論

介護職の悩みは、すぐに転職すれば解決するわけではありません。

①自分で変えられる
②職場への相談で変わる
③環境を変えないと難しい

の3つに分けて考えましょう。

令和7年度介護労働実態調査では、仕事の負担に関する悩みとして、
・人手が足りない:52.3%
・仕事内容のわりに賃金が低い:38.1%
・昇給がない・少ない:29.9%
・身体的負担が大きい:23.9%
などが挙げられています。(複数回答による調査)

今の職場で変えられるなら、まず相談する。
変わらないなら、ほかの職場や働き方を知る。
この順番で考えると、焦って決断しにくくなります。

【筆者紹介】
介護業界15年以上の現役介護士(施設勤務)
※現場経験公的データ(厚労省など)をもとに執筆しています。
【所持資格】
介護福祉士/ケアマネ/上級心理カウンセラー

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目次

結論|介護職の悩みは「原因を分ける」と次にやることが見えてくる

介護職で悩んだとき、最初から、

「辞めたほうがいいのかな」

「自分は介護に向いていないのかな」

と結論を出す必要はありません。

同じ「仕事がつらい」でも、原因によって解決方法が違うからです。

たとえば夜勤だけがきついなら、回数を減らしたり日勤中心の働き方へ変えたりすれば、同じ職場で続けられる可能性があります。

給料だけが不満なら、資格手当や夜勤手当を確認したり、副収入を作ったりする方法もあります。

一方で、相談しても人員配置が変わらない、繰り返し強い言動を受ける、職場の考え方そのものが合わないといった問題は、自分一人の努力では変えにくいでしょう。

そこで最初に、

「自分が何に困っているのか」

を一つずつ分けてみてください。

問題が見えると、次に取る行動も決めやすくなります。


最新調査でわかる介護職に多い悩み

最新調査でわかる介護職に多い悩みを説明する画像

公益財団法人介護労働安定センターが2026年7月29日に公表した令和7年度「介護労働実態調査」では、介護労働者20,675人から有効回答を得ています。

労働条件・仕事の負担についての主な悩みは次のとおりです。

悩み・不安・不満割合
人手が足りない52.3%
仕事内容のわりに賃金が低い38.1%
昇給がない・少ない29.9%
身体的負担が大きい23.9%
精神的にきつい19.6%
有給休暇が取りにくい17.3%
休憩が取りにくい16.4%
夜間・深夜時間帯に何か起きるのではないかと不安13.0%

出典:公益財団法人 介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査」

複数回答のため合計は100%になりません。

数字を見ると、「介護職の悩み=給料だけ」というわけではないことが分かります。

むしろ最新調査では、人手不足への不満が最も大きくなっています。

  • 人が少ない
  • 一人あたりの仕事が増える
  • 休憩が取りにくくなる
  • 慌ただしくなって職員同士にも余裕がなくなる

このように、ひとつの問題が別の悩みにつながることもあります。

ただし、「介護職は全員つらい」と考えるのも正確ではありません。

同じ調査では、介護職員の56.8%が現在の仕事・職場について「働きがいがある」、63.3%が「働きやすい」と回答しています。「そう思う」「ややそう思う」の合計です。

つまり、

介護職そのものだけでなく、どこで・どんな条件で働くかも大きいと考えたほうがよいでしょう。


介護職によくある悩み9選

介護職によくある悩み9選を説明する画像

人間関係がつらい

人間関係がつらいを説明する画像

介護職の悩みの中でも、退職につながりやすい問題が人間関係です。

令和7年度介護労働実態調査で、直前の仕事が介護関係だった人に退職理由を聞いたところ、「職場の人間関係に問題があったため」が27.3%で最も高くなっています。

さらに、人間関係を理由に辞めた人の具体的な内容では、

「上司や先輩からの指導や言動がきつかった・パワーハラスメントがあった」が45.8%、

「仕事の進め方について上司や同僚とうまく意思疎通できなかった」が38.0%でした。

介護は一人で完結する仕事ではありません。

申し送り、排泄介助、食事介助、入浴、記録など、ほかの職員と連携しながら進めます。

だからこそ、人間関係が悪くなると、勤務している時間そのものがつらくなりやすいです。

ただ、相手との小さなすれ違いなのか、職場全体に強い言い方や無視が当たり前になっているのかでは対応が違います。

まずは、

誰との、どんな場面で困っているのかを具体的にしてください。

人間関係の悩みと解決策を詳しく見る


人手不足で仕事量が多い

人手不足で仕事量が多いを説明する画像

最新調査で最も多かった悩みが人手不足です。

介護職は、利用者さんの状態に合わせて仕事を進めるため、単純に「今日は人数が少ないから仕事も減らそう」とはいきません。

職員が少なくても、

排泄介助、食事、服薬確認、記録、コール対応などは続きます。

人手不足が続けば、

「休憩へ行きづらい」

「一人で抱える仕事が増える」

「記録が勤務終了間際まで残る」

といった別の負担につながることがあります。

ここで大切なのは、

自分の仕事が遅いから忙しいのか、そもそも人員配置や業務量に無理があるのか

を分けることです。

  • 自分の仕事が遅いから忙しいなら業務の進め方を見直せます
  • 人員配置や業務量に無理があるなら、一人で頑張っても限界があります

仕事を押しつけられて、業務量が多い方はこちら

介護職がきつい理由と対処法を詳しく見る


給料が低い・昇給しない

給料が低い・昇給しないを説明する画像

仕事内容に対して給料が低いと感じている人も少なくありません。

令和7年度調査では、
「仕事内容のわりに賃金が低い」が38.1%、
「昇給がない・少ない」が29.9%でした。

ただし、「給料が低い」という悩みは比較的分けて考えやすいです。

たとえば、

  • 基本給が低い
  • 資格手当が少ない
  • 昇給がない
  • 夜勤手当が低い
  • 賞与が少ない
  • 収入自体は悪くないが支出に対して足りない

では、取るべき方法が変わります。

職場の人間関係や働きやすさに満足しているなら、給料だけを理由に急いで辞める必要はありません。

資格や役職、夜勤、副業なども含めて考える価値があります。

反対に、今の法人では昇給がほとんど期待できないなら、同じ地域・資格・経験年数の求人と比較することで、今の待遇を判断しやすくなります。

介護職の給料を上げる方法を詳しく見る


夜勤や身体介助がきつい

夜勤や身体介助がきついを説明する画像

移乗、入浴、排泄介助などが続くと、身体的な負担が大きくなります。

最新調査でも、「身体的負担が大きい」は23.9%でした。

夜勤では、身体的な負担に加え、

少人数での対応や、夜間に何か起きるのではないかという不安もあります。

この悩みは、

「介護職を辞める」ではなく「負担の大きい働き方を変える」

ことで解決できる場合があります。

  • 夜勤回数を減らす
  • 日勤中心の部署へ移る
  • 別の施設形態を検討する

こうした選択肢もあります

介護の仕事そのものは続けたいのであれば、いきなり業界を離れる前に働き方を見直してみましょう。

夜勤がしんどい理由を見る

日勤のみで働きたいならこちら


利用者・家族の対応に悩む

利用者・家族の対応に悩むを説明する画像

職員同士だけでなく、利用者さんやご家族との関係で悩むこともあります。

介護現場では、こちらが丁寧に説明したつもりでも、相手には違う意味で伝わることがあります。

認知症の症状によって同じ訴えが繰り返される場合もあれば、ご家族から厳しい要望を受けることもあるでしょう。

ここは、

一人で抱えないことが大切です。

対応が難しい利用者さんについては、個人のコミュニケーション能力だけで解決しようとせず、チームで情報を共有してください。

ご家族との意見の相違についても、必要に応じて上司やケアマネジャーなどと相談しながら対応します。

利用者さんからの暴言・暴力に困っている

家族とのコミュニケーションに悩んでいる

すでに苦情になっている場合はこちら


ミスや事故への責任が重い

ミスや事故への責任が重いを説明する画像

介護現場では、

転倒、誤薬、誤嚥、離設など、利用者さんの安全に関わる場面があります。

「失敗したらどうしよう」

という不安を完全になくすことは難しいでしょう。

経験年数が増えても、責任がなくなるわけではありません。

大切なのは、失敗しない人になることではなく、

ミスが起きにくい仕組みを作ることです。

  • 分からないことを確認する
  • 申し送りを残す
  • ヒヤリハットを共有する
  • 一人で判断しない

こうした基本を積み重ねます。

それでも「質問すると怒られる」「事故報告を隠す雰囲気がある」といった職場なら、個人の問題ではなく職場環境も確認したほうがよいでしょう。

事故報告書やヒヤリハットを書くコツはこちら


休み・シフト・働き方に不満がある

休み・シフト・働き方に不満があるを説明する画像
  • 希望休が取りにくい
  • 夜勤が多い
  • 早番と遅番が続く
  • 勤務変更を頼まれることが多い

こうした働き方も積み重なると負担になります。

令和7年度調査では、職場定着に効果があった取り組みとして、事業所側が最も多く挙げたのが「有給休暇等の各種休暇の取得や勤務日時の変更をしやすい職場づくり」でした。実施している事業所のうち57.9%が定着に効果があったと回答しています。

給料だけではなく、

休めるか、働き方を相談できるか

も長く働くうえでは大切です。

長期休暇をもらうコツはこちら


将来やキャリアが見えない

将来やキャリアが見えないを説明する画像

「このまま介護職を続けていいのかな」

という不安もあります。

給料、体力、昇進、家庭との両立など、不安の中身は人によって違います。

ただ、介護職そのものがなくなる可能性を必要以上に心配する必要はないでしょう。

厚生労働省は、第9期介護保険事業計画に基づく必要数として、介護職員を2026年度に約240万人、2040年度には約272万人確保する必要があると推計しています。

もちろん、

「需要がある=今の職場で働き続ければ安心」

という意味ではありません。

大事なのは、

  • 介護福祉士を続けるのか
  • ケアマネジャーを目指すのか
  • 管理職になるのか
  • 現場中心で働き続けるのか

自分なりの選択肢を知ることです。

介護職のキャリアについて詳しくを見る


介護職を辞めたい

介護職を辞めたいを説明する画像

悩みが重なると、

「もう辞めたい」

と考えることがあります。

ここで一度確認してほしいのが、

介護が嫌なのか、今の職場が嫌なのか

です。

利用者さんと関わること自体は嫌ではない。

介護の仕事にも意味を感じる。

でも、

人手不足、人間関係、給料、夜勤がつらい。

この場合、介護職そのものより「今の職場」が合っていない可能性があります。

反対に、介護業務そのものが自分には合わないと感じているなら、介護業界以外も含めて考えて構いません。

どちらが正しいという話ではありません。

自分が何から離れたいのかを整理することが先です。

介護職を辞めたいときの判断基準を見る


悩みは「自分で変えられること」と「環境を変えないと難しいこと」に分ける

悩みを解決するときは、全部を自分の努力で何とかしようとしないことです。

状況まず考える行動
仕事の進め方が分からない先輩へ確認・学ぶ
介護技術に不安がある研修・振り返り
夜勤回数が多い上司へ勤務調整を相談
苦手な職員と勤務が重なるシフト・異動相談
給料だけが不満手当・求人・副業を比較
人手不足が慢性化している上司へ相談+外の職場も確認
強い言動が繰り返される記録・相談・必要なら外部相談
相談しても職場が動かない異動・転職も検討
仕事そのものが合わない他職種・他業界も含めて考える

ポイントは、

「努力が足りない」で全部片づけない

ことです。

反対に、すべてを「職場が悪い」と決めつける必要もありません。

どこを変えれば問題が軽くなるのかを考えます。


介護職の悩みを解決する5つの手順

介護職の悩みを解決する5つの手順を説明する画像

何が一番つらいのか書き出す

頭の中だけで考えていると、

「全部嫌だ」

となりやすいです。

スマホのメモで構いません。

「夜勤」

「Aさんとの勤務」

「給料」

「休みが少ない」

のように書き出してみてください。

そして、一番負担が大きいものを選びます。

問題を小さくすると、対策も考えやすくなります。


「介護そのもの」と「今の職場」を分ける

ぼくが特に大切だと思っているのがここです。

介護の仕事そのものが嫌なのか。

今働いている施設が嫌なのか。

ここを混ぜないでください。

「利用者さんと関わることは好きだけど、職場へ行くのが嫌」

なら、介護職そのものを辞めなくても解決できる可能性があります。


職場で変えられることを相談する

相談するときは、

「つらいです」

だけで終わらせないほうが伝わりやすくなります。

たとえば、

「夜勤が月6回続くと体調が戻りにくいため、月4回程度に調整できないでしょうか」

のように、

事実+困っていること+希望

を伝えます。

職場が対応してくれるなら、すぐに転職する必要はありません。


改善しなければ外の選択肢を調べる

相談したからといって、必ず職場が変わるわけではありません。

その場合は、

  • 別施設の求人を見る
  • 知人から別施設の話を聞く
  • ハローワークを利用する
  • 転職サービスへ相談する

など、外の情報を集めます。

求人を見ることと、転職を決めることは別です。

今いる職場しか知らない状態から、

「比較できる状態」

にするだけでも判断しやすくなります。


心身に影響が出ているなら安全を優先する

仕事のことで強い不調や不安が続いている場合は、転職するかどうかを考える前に、自分の安全を優先してください。

勤務調整や休暇を相談し、必要に応じて医療機関や公的な相談窓口を利用します。

厚生労働省「こころの耳」では、働く人やその家族などを対象に、電話・SNS・メールによる相談窓口を提供しています。相談は匿名・無料です。


介護職の悩みは誰に相談すればいい?

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上司・管理者・相談窓口

勤務回数、担当業務、異動など、職場内部で変えられる問題なら、まず直属の上司や管理者へ相談します。

上司本人との関係に悩んでいるなら、さらに上位の管理者、人事、法人の相談窓口など別のルートを検討してください。


家族や信頼できる同僚

「自分が考えすぎなのかな」

と判断できなくなっているときは、職場と直接関係のない人へ話すのも一つです。

答えを出してもらう必要はありません。

言葉にすることで、自分が何に困っているのか整理できることがあります。

相談相手がいない人向けの相談先を見る


職場外の公的な相談窓口

職場内では相談しづらいケースもあります。

厚生労働省「こころの耳」ではメンタルヘルスなどの相談先が用意されているほか、相談窓口案内には総合労働相談コーナーなど仕事に関する外部窓口も掲載されています。


転職を迷っているなら外部から職場を比較する

「今の職場が普通なのか分からない」

という悩みは、同じ職場だけを見ていても判断しづらいです。

  • 求人を見る
  • 別施設で働く知人に聞く
  • 転職サービスで希望条件を伝えてみる

こうした方法で比較すると、

「今の条件は悪くなかった」

と分かる場合もありますし、反対にもっと働きやすい条件が見つかる場合もあります。

情報収集した結果、今の職場に残る選択をしても構いません。


今の職場に残るか転職するかの判断基準

今の職場に残るか転職するかの判断基準を説明する画像

転職を考える前に、次の項目を確認してみてください。

今の職場で改善できる可能性がある

  • 上司が相談を聞いてくれる
  • シフトを調整してもらえる
  • 異動できる
  • 困ったときに助け合える職員がいる
  • 人間関係に大きな問題がない
  • 資格取得や役職で待遇改善が期待できる

この場合は、すぐ辞めずに今の職場でできることを試す価値があります。

環境を変えることも検討したい

  • 強い言動や嫌がらせが繰り返される
  • 相談しても状況が変わらない
  • 人手不足による負担が長期間続いている
  • 休憩や休暇について相談しにくい
  • 施設の運営方針そのものに納得できない
  • 今後も待遇改善が見込めない
  • 心身への影響が大きくなっている

実際、令和7年度調査で直前の介護関係の仕事を辞めた理由は、「人間関係」が27.3%で最多、次いで「勤務先の事業理念や運営のあり方への不満」が21.0%でした。

つまり、

一人の苦手な職員だけでなく、職場の仕組みや運営そのものが退職理由になる

ケースもあります。


今の職場が原因なら「ほかの職場を知る」だけでもいい

転職を考えると、

「登録したら転職しなければならないのでは」

「電話がたくさん来るのでは」

と不安になる人もいると思います。

ただ、最初から転職すると決める必要はありません。

ぼく自身も転職サービスを利用しましたが、

ほかにどんな求人があるのかを知ること自体が、今の職場を判断する材料になりました。

今の職場を離れるかどうかは、その後に決めればいいです。


転職サービスを実際に利用して分かったこと

レバウェル介護では「今は希望求人がない」と正直に言われた

ぼくがレバウェル介護へ相談したときは、さばさばした感じの女性アドバイザーでした。

希望条件を伝えると、

「今は希望に合う求人がない」

という内容を正直に伝えてもらいました。

無理に別の求人を紹介して転職を勧められることはなく、その後もしつこく電話がかかってくることはありませんでした。

ぼくの場合は、自宅周辺で求人情報が更新されるとショートメールが届き、興味があればこちらから連絡するという使い方でした。

これは個人的に信頼できると感じた部分です。

もちろん、担当者や利用時期によって対応は変わる可能性があります。

だからこそ、

サービス名だけでなく担当者との相性も見ることが大切だと思います。


マイナビ介護職では希望に近い3施設を紹介された

マイナビ介護職では、感じのよい男性アドバイザーが丁寧に話を聞いてくれました。

希望条件を伝えると、条件に近い施設を3つ紹介してもらいました。

ただ、そのうち一つは、ぼくが希望していた勤務地とは違いました。

その施設には実際に就職した人がいて、長く続いているという説明も受けました。

こちらでも無理に転職を勧められることはありません。

この経験から感じたのは、

転職サービスに任せきりにするのではなく、自分の「譲れない条件」を明確にしておいたほうがいいということです。


担当者任せにせず希望条件を整理しておく

転職するときは、「今よりいい職場」だけでは条件が曖昧です。

たとえば、

  • 夜勤は月何回までか
  • 通勤時間は何分までか
  • 最低限ほしい給与はいくらか
  • 年間休日はどの程度ほしいか
  • どの施設形態で働きたいか
  • 人間関係や教育体制をどこまで重視するか

などを決めます。

ぼくのマイナビ介護職の経験でも、希望勤務地から外れた施設が提案されました。

悪い求人という意味ではありません。

ただ、

自分の希望と、担当者が「良い」と考える求人は必ずしも同じではないということです。

比較したうえで自分で判断してください。

介護の仕事そのものではなく、今の職場環境がつらいだけということもあります。

次の職場で同じ悩みを繰り返さない対策が大切です。

給料だけでなく職場環境まで含めて、介護職向け転職サービスを比較してみませんか?

介護職におすすめの転職エージェントを比較する


給料だけが悩みなら転職以外の方法もある

今の職場について、

「人間関係はいい」

「休みも取れる」

「仕事内容も嫌ではない」

という場合、給料だけを理由に転職すると、かえって働きづらくなる可能性もあります。

先に、

  • 資格手当
  • 役職手当
  • 夜勤
  • 副業

など、今の環境を残したまま収入を増やせないか確認してください。

介護職の給料を上げる方法を見る

また、休日や空き時間だけ働きたい場合は、介護経験を生かした単発バイトという方法もあります。

今の職場は辞めたくないけれど収入を増やしたいなら、休日に働ける介護単発バイトを比較してみませんか?

介護職の単発バイトアプリおすすめ3選を見る


今の悩みを整理するチェックリスト

  • □ 一番つらいことを一つ言葉にできる
  • □ 介護そのものと今の職場を分けて考えた
  • □ 自分で変えられる問題か確認した
  • □ 上司へ具体的な改善を相談した
  • □ 職場が対応してくれるか確認した
  • □ 別施設の働き方や条件も調べた
  • □ 給料だけが問題なら転職以外も検討した
  • □ 心身への影響が大きければ安全を優先した

全部にチェックを入れる必要はありません。

「自分はまだ上司に相談していない」

と分かるだけでも、次に取る行動が見えてきます。


よくある質問【Q&A】

介護職で一番多い悩みは何ですか?

令和7年度介護労働実態調査では、「労働条件・仕事の負担について」の悩みで最も多かったのは「人手が足りない」の52.3%でした。

一方、直前の介護関係の仕事を辞めた理由では「職場の人間関係に問題があったため」が27.3%で最多です。

「今働いている人の悩み」と「辞めた理由」は別の質問なので、分けて考える必要があります。

人間関係が悪いだけで転職してもいいですか?

人間関係は退職理由としても多い問題です。

ただ、特定の職員との関係なのか、職場全体の文化なのかを確認してください。

異動やシフト変更で改善できるなら、転職せずに済む可能性もあります。

相談しても変わらない場合は、ほかの職場を調べて比較するのも選択肢です。

給料が低いなら転職したほうがいいですか?

給料だけが不満なら、すぐ転職する必要はありません。

資格手当、夜勤手当、昇給、役職、副業などを確認してください。

そのうえで、同じ地域・資格・経験の求人より明らかに待遇が低い場合は、転職も検討しやすくなります。

介護職に向いていない気がします

一つの職場が合わないことと、介護職そのものが合わないことは同じではありません。

利用者さんとの関わりは好きなのに、人間関係や夜勤だけがつらいのであれば、職場や働き方を変えることで解決する場合があります。

何が嫌なのかを具体的に分けて考えてみてください。

誰にも相談できないときはどうすればいいですか?

職場外の相談先を利用できます。

厚生労働省「こころの耳」では、働く人などを対象に電話・SNS・メール相談を提供しています。

サイト内にも、介護職向けの相談先をまとめた記事があります。


まとめ

介護職の悩みは、人間関係、給料、人手不足、夜勤、身体的負担などさまざまです。

しかも、ひとつではなく複数が重なっていることもあります。

だからこそ、

「介護職を辞めるかどうか」から考えないことが大切です。

まず、

何がつらいのか。

次に、

自分で変えられるのか。

それとも、

職場に相談すれば変わるのか。

ここまで試しても難しいなら、環境を変えることも検討します。

介護そのものが嫌いではないなら、一つの施設だけを見て「介護職は全部こうだ」と決める必要はありません。

ぼく自身、転職サービスへ相談したとき、無理に転職を勧められず「今は希望求人がない」と正直に言われた経験もあります。

転職するかどうかは、情報を集めてから決めても遅くありません。

そして、今の職場が嫌いではなく給料だけが悩みなら、転職以外にも資格、働き方、単発バイトなどがあります。

悩みの原因に合わせて、次の一歩を選んでみてください。

あなたはどちら?

職場環境を変えたい

人間関係・給料・休日など、次の職場では同じ悩みを繰り返したくない人へ。

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今の職場を辞めずに収入を増やしたい

休日や空き時間を使って、介護経験を収入につなげたい人へ。

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人間関係しんどさ解決

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この記事を書いた人

【介護業界15年以上】
資格:介護福祉士、介護支援専門員、上級心理カウンセラー
施設のリーダーで採用から教育に関わる
現役介護士ならではの「体験談」や「介護現場の声」を発信しています。
「ブラック企業」から「ホワイト企業」に転職した経験を活かし、転職に失敗しない方法も紹介しています。

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