【子育てママ介護士】急な欠勤でも責められないコツ5選と嫌われるNG3選

【子育てママ介護士】急な欠勤でも責められないコツ5選と嫌われるNG3選

朝、子どもが発熱。
「また休まなきゃ…職場に何て言おう」

勤務中に、保育園から、お迎えの着信。
画面を見た瞬間、胸がギュッとなる。

子育てをしながら介護で働く以上、
急な欠勤は「避けられない現実」です。

大切なのは、「休まないこと」ではありません。
休んだときに、どう振る舞うかです。

欠勤の連絡をして、

  • 快く受け入れられる人
  • 迷惑がられる人

その違いは、
性格でも、頑張りでもありません。

ちょっとした立ち振る舞いと、
職場との関わり方を知っているかどうか。

この記事では、急な欠勤のときに、肩身の狭い思いをしないための「具体的なコツ」「絶対NGな行動」を、現場目線で正直にまとめました。

読み終わる頃には、「また休むのが怖い…」という罪悪感が、きっと軽くなっています。

目次

急な欠勤でも責められないコツ5選

職場がイラつく本音はこれです。

  • 今日の人員、足りる?
  • 利用者対応、回る?
  • 誰が尻ぬぐいする?
  • また同じパターン?

つまり、欠勤そのものより、「現場が崩れる不安」が怒りに変わります。

だから対策もシンプルです。
不安を減らす動きを先にやる。
これが「責められない」に直結します。

詳しく見ていきましょう。

コツ1:普段から“信頼の貯金”を積む(最強)

欠勤の時に守ってくれるのは、スキルでも愛想でもなく、信頼の貯金です。

信頼貯金とは、あなたが信頼されるためにしてきた行動のこと。

信頼の貯金になる行動(現場で効く)

  • 申し送りを短くわかりやすくする
  • 記録を溜めない(最低限でもその日に)
  • ミスしたら隠さず早めに共有
  • 忙しい人に「今、何かやります?」の一言
  • 自分の担当外の業務を拾う姿勢

ここがポイント

大きい貢献はいらないです。
小さい貢献が積み上がる職場ほど強い。

具体例

Aさん:普段から記録が遅い。申し送りも雑。
Bさん:普段から記録が早い。申し送りが丁寧。

同じ「子どもが熱で休みます」でも反応が違います。

  • Aさん →「また?こっち大変なんだけど」
  • Bさん →「了解。大丈夫、任せて」

これが現実です。
欠勤の“許され方”は、普段の信用で決まるんです。


コツ2:欠勤の連絡は「早い・短い・具体的」が正解

欠勤連絡で一番嫌われるのは、
内容よりもモタモタです。

NG例(責められやすい)

  • 直前にLINEだけ送る
  • 「すみません…」だけで終わる
  • 理由が長い(言い訳に聞こえる)
  • 誰に何を引き継ぐか不明

OK例(責められにくいテンプレ)

電話 or 規定の連絡手段で、これ。

「申し訳ありません。子どもの発熱で本日お休みします。今から受診します。〇〇(担当)については△△まで記録済みで、残りは××さんにメモを残してあります。ご迷惑をおかけします。」

ここで効いてるのは、謝罪じゃないです。
“現場が回る情報”を渡してるからです。


コツ3:「休む罪悪感」より「感謝」で締める

欠勤後、職場で一番こじれるのはこれ。

  • 休んだ本人 → 申し訳なさで気まずい
  • フォロー側 → 労われずモヤモヤ

だから謝罪よりも、最後は感謝が効きます。

次出勤した日の一言(これで空気変わる)

  • 「昨日フォローありがとうございました。助かりました」
  • 「申し送り確認しました。今日自分が巻き取ります」

これだけで、フォローした側は報われます。

逆に、
「すみませんでした…」だけだと、
“また次もある前提の謝罪”に受け取られたりします。

感謝することを忘れずに。


コツ4:欠勤のダメージを減らす“仕組み”を自分から作る

ここが一段上の技です。
「欠勤しない努力」じゃなく、欠勤しても現場が崩れない仕組みを作る。

仕組み①:自分の仕事を“誰でもわかる化”する

  • 申し送りメモの型を固定
  • 利用者さんの注意点を短文でまとめる
  • 物品の場所を共有する
  • ルーティンを紙1枚にする

これをやってる人は、休んでも責められません。
なぜなら周りが困らないから。

普段は入浴介助をしないスタッフが、急きょ穴埋めすることもあります。

なので、入浴の手順を残しておけば、他の人が困らずに済みます。

例1:利用者Aさんの入浴手順
  • 9:00入浴スタート
  • 洗髪は自分で可能、背部を洗うのは介助
  • お湯は40℃が好み
  • 更衣中にふらつきあり、見守りは必要
例2:利用者Bさんの入浴手順
  • 9:30入浴スタート
  • 洗髪・洗体:全介助
  • 浴槽へのまたぎ動作:一部介助
  • バスボード使用
  • 更衣:全介助
  • 入浴後:保湿剤を塗布(浴室の棚にあり)

たったこれだけで、現場の不安が減ります。


仕組み②:「休む可能性」を先に共有しておく

子育て中なら、正直これが効きます。

月初やシフト確定後に一言。

  • 「保育園で風邪が流行っているので、急に呼び出しがあるかもです」
  • 「その時は早めに連絡します。申し送りは必ず残します」

先に言ってあると、職場は“想定内”になります。

想定外が一番荒れます。
逆に、想定内は受け入れやすいものです。


コツ5:休む前に「代替案」を1つだけ添える(できる範囲でOK)

無理はダメです。
でも、できる時はこれが効きます。

  • 「午後なら出れそうです」
  • 「明日は出勤できます」

大事なのは、代替案は“1つだけ”です。

なぜなら、

3つ提案すると、交渉に見えます。
1つだけだと、誠意に見えます。


【要注意】絶対にやらないほうがいいNG3選(ここで嫌われる)

NG1:ウソをつく(1回で信用を失う)

なぜダメか?

介護の職場って、良くも悪くも情報が回ります。
そして一度「嘘ついた人」になると、こうなります。

  • 欠勤理由が何でも疑われる
  • 申し送りも信用されない
  • 「またサボり?」の目で見られる
  • シフトの融通が利かなくなる

欠勤そのものより、
信用が壊れるダメージが致命的です。

よくあるウソのパターン(危険)

  • 「子どもが熱」→実は自分が遊びの用事
  • 「体調不良」→病院に行ってない
  • 「親の介護」→実際は私用の外出

ウソが怖いのは、
本人が忘れた頃にバレることです。

具体例(現場でよくある)

職員A「子どもが高熱で…休みます」
翌日、同僚が見ちゃう。
「昨日、ショッピングモールいたよね?」

この瞬間、終わります。
たとえ偶然でも、説明が必要になります。

こう言えばOK(ウソを避ける言い方)

私用でも、言い方はあります。

  • 「家庭の事情でお休みします」
  • 「外せない用事があり、申し訳ありません」

ここ、変に盛るから苦しくなります。
詳細を言わない勇気が一番安全です。


NG2:休んだ日に“遊んでるのがバレる”(SNS・目撃)

なぜダメか?

欠勤って、周りは必死に穴埋めしてます。
その時に「楽しそう」が見えると、こう感じます。

  • こっちは地獄なのに?
  • 体調不良じゃないの?
  • こっちの負担を軽く見てる?

つまり怒りの正体は、
不公平感です。

具体例(SNSでありがち)

  • 「体調不良で休みます」→ストーリーに外食
  • 「子どもが熱」→夜に友達と飲み会投稿
  • 「メンタル不調」→旅行写真アップ

これ、本人は悪気なくても、
見た側は“裏切り”に感じます。

さらに危ないのが「いい人が損をするパターン」

実際はこういうケースもあります。

  • 子どもを病院に連れて行った帰りに、
    ついでにドラッグストア寄った
  • 熱は下がったから、夕方だけ買い物した
  • 気分転換で10分散歩した

これ自体は普通です。
でも写真や投稿は、切り取られます。

  • “元気じゃん”
  • “遊んでたんだ”

って見える。

対策(現場向けの現実解)

  • 欠勤連絡した日はSNS投稿しない
  • どうしても必要な外出は“説明しない”
    (説明すると余計に燃える)
  • 目撃されそうな場所は避ける(職場の近所)

言い方は冷たいけど、現場ではこれが正解です。
あなたを守るためです。


NG3:欠勤後に“取り戻す行動”がゼロ(当たり前化が一番嫌われる)

なぜダメか?

フォローした側がきついのは、仕事量だけじゃない。
本当にしんどいのはこれです。

「こっちがやって当たり前」
「感謝もなし」
「翌日も普通にしてる」

これが積み上がると、
次の欠勤で爆発します。

具体例(人間関係が壊れる流れ)

職員Bが急に休む

現場がバタつく

他の職員が残業で穴埋め

翌日Bが出勤

B「おはようございます(普通)」

周り「……(空気が冷える)」

この“普通”が刺さります。
「何もなかったこと」にされるから。

取り戻す行動って何?

大げさに償う必要はないです。
むしろやりすぎると逆効果です。

効くのは、小さな返しです。

例:次の日にできる「小さな返し」

  • 「昨日フォローありがとうございました」
  • 「昨日の分、記録早めにやります」
  • 「入浴、今日多めに入ります」
  • 「ゴミ捨て・片付けやります」
  • 「何か巻き取れる仕事あります?」

ポイントは3つだけ。

  1. まず感謝
  2. 具体的に返す
  3. その場で短く

NGパターン(逆に嫌われる)

  • 「すみませんでした…」だけで終わる
  • 「昨日大変でした?」と聞くだけ
  • 「私も大変だった」と自分語り
  • 「次は頑張ります」で終わる(具体性ゼロ)

これ、フォロー側は報われません。


現場の会話(リアルに再現)

良い例(責められない)

B「昨日ありがとうございました。
今日、昨日分の記録と片付け、僕がやります」
先輩「助かる。じゃあ入浴も頼める?」
B「了解です」

→ 空気が一気に戻ります。

悪い例(嫌われる)

A「すみませんでした…」
先輩「……」
A「今日は定時で帰りますね」
先輩「は?」(心の声)

→ こういう時に揉めます。


現場の会話例(リアル)

介護現場の人間関係は、言葉選びとタイミングです。

同じ言葉でも、

  • いつ
  • 誰に
  • どんな状況で

言うかで、天国と地獄に分かれます。

会話例①:責められない人の欠勤連絡(理想形)

シーン

朝7時。
日勤帯が一番バタつく時間。

実際の会話(責められない)

職員B「おはようございます。申し訳ありません。子どもが38度超の発熱で、本日お休みします。すでに小児科予約済みです。Aさんの入浴注意点は記録済み、Bフロアの申し送りメモは机に置いています。ご迷惑をおかけします」

管理者・リーダー側の本音

  • 早い(準備できる)
  • ウソっぽくない
  • 現場情報が揃ってる
  • フォローのイメージが湧く

だから返事はこうなります。

「了解です。お大事に。こっちは回します」

ポイント解説

急に休むことになる前提で動いています。
自分が休んでも、他の人が困らないための準備万端です。


会話例②:同じ欠勤でも空気が悪くなるパターン

実際の会話(よくある)

職員A「今日無理です…すみません」

リーダー側の頭の中

  • 無理って何が?
  • いつ連絡?遅くない?
  • 誰の仕事どうなる?
  • 結局、誰が尻拭い?

だから返事もトゲが出ます。

「え?じゃあ今日の入浴どうするの?」

ポイント解説

Aさんが悪いわけじゃない。
でも情報がなさすぎる

現場は感情より先に、「段取り」が必要なんです。


会話例③:欠勤翌日|空気が一気に良くなる人

シーン

前日、Bさんが急に休んだ。
現場はバタバタ。

翌日の会話(空気が戻る)

B「昨日は急に休んでしまって、フォローありがとうございました。昨日の記録、今日自分がまとめてやります」

先輩「助かる。じゃあ入浴も多めに頼める?」

B「了解です」

なぜこれで空気が良くなる?

  • 感謝がある
  • “返す行動”が見える
  • 言い訳がない
  • 普通に戦力として動く

フォローした側は、「やってよかった」に変わります。


会話例④:同じ翌日でも空気が凍る人

翌日の会話(ありがち)

A「昨日すみませんでした…」

先輩「……」

A「今日は定時で帰りますね」

先輩の心の声(リアル)

  • え?
  • 昨日残業したの、こっちだけど?
  • 何もなかったことにするの?

ここで一気に印象が落ちます。

ポイント解説

問題は「定時で帰る」ことじゃない。
何も返さずに通常運転なこと

これが「この人は、周りの負担を気にしない」という評価につながります。


会話例⑤:フォロー側が爆発する瞬間

積み重なった後の会話

職員C「また今日休み?正直さ、こっちの身にもなってほしいんだけど」

職員A「でも仕方なくないですか?」

ここで完全に拗れます。

なぜ爆発した?

  • 欠勤が多いからじゃない
  • 子育てだからでもない

返しが一切なかったから。

人は、「大変だったね」と言われるだけで救われる。

それがゼロだと、不満は溜まります。


会話例⑥:同じ指摘でも受け止めが変わる言い方

悪い返し(火に油)

「私だって大変なんです」

→ 比較が始まる
→ 誰も幸せにならない

良い返し(鎮火)

「そうですよね。フォローありがとうございます。次、私が多めに動きます」

→ これだけで流れが止まります。

よくある質問(Q&A)

子どもの体調不良で休むのは、やっぱり迷惑ですか?

正直に言うと、
迷惑かどうかは「休むこと」では決まりません。

問題になるのは、

  • 連絡が遅い
  • 引き継ぎがない
  • 感謝やフォローがない

この3つです。

子育てによる欠勤自体は、
多くの現場で「想定内」です。
大切なのは、その後の立ち振る舞いです。

欠勤が多いと評価が下がったり、居づらくなりますか?

職場によります。
ただし、居づらくなる職場は長く働く場所ではありません。

評価が下がる現場は、
人手不足や体制に問題があることが多いです。

子育て中でも評価される職場は、

  • 日勤のみ職員がいる
  • ママ介護士が多い
  • 管理者が現場経験者

この傾向があります。

欠勤理由はどこまで正直に話すべきですか?

詳しく話す必要はありません。

おすすめはこのレベルです。

  • 「子どもの体調不良」
  • 「家庭の事情」
  • 「体調不良」

理由を盛ったり、
細かく説明しすぎると、
逆に疑われやすくなります。

欠勤連絡はLINEでも大丈夫ですか?

基本は、職場のルールを最優先してください。

ただし現場目線で言うと、

  • 朝の急な欠勤
  • 人員調整が必要な日

この場合は、
電話+必要ならLINE補足がベターです。

「ちゃんと伝えた感」が、
責められにくさにつながります。

欠勤後、どんな一言を言えば空気が良くなりますか?

長い謝罪はいりません。
この一言で十分です。

「昨日はフォローありがとうございました。助かりました。」

できれば、
「今日、〇〇やります」と
行動を1つ添えると、さらに印象が良くなります。

子育てママ介護士でも長く続けられる職場は本当にありますか?

あります。

  • 子育て経験者が多い
  • 日勤・時短が当たり前
  • 欠勤時も「お互いさま」の文化

あなたが悪いのではなく、
まだ合う職場に出会っていないだけです。

まとめ

今回は「急な欠勤でも責められないためのコツ」について解説しました。

おさらいすると、次のとおり。

急な欠勤でも責められないコツ5選

① 普段から“信頼の貯金”を作っておく
小さな気配り、丁寧な申し送り、記録。
これが欠勤時の「守り」になります。

② 欠勤連絡は早く・短く・具体的に
謝罪よりも「現場が回る情報」を伝える。
これだけで空気は荒れません。

③ 休んだ後は「謝罪」より「感謝」を伝える
「フォローありがとうございます」の一言が、
人間関係を救います。

④ 欠勤しても困らない“仕組み”を作っておく
申し送りメモ、仕事の見える化。
あなたがいなくても回る状態が理想です。

⑤ できる範囲で“小さな返し”をする
翌日の記録、片付け、声かけ。
大きな頑張りはいりません。

絶対にやらないほうがいいNG3選(要注意)

NG① 嘘をつく
一度の嘘で、信用は一気に崩れます。
理由は盛らず、言いすぎないのが正解です。

NG② 休んだ日に遊んでいるのがバレる
SNS投稿や目撃は、不公平感を生みます。
欠勤した日は静かに過ごすのが無難です。

NG③ 欠勤後に“何もなかった顔”をする
これが一番嫌われます。
感謝も返しもないと、次で爆発します。

ここまで工夫しても、
それでも責めてくる職場はあります。

その場合、あなたの努力不足ではありません。
その職場の体質の問題です。

子育て中でも、
日勤だけでも、
急に休むことがあっても、

大切にされる介護現場は、必ずあります。

「我慢する力」より、
「守ってくれる職場」を選ぶこと。

それが、子育てママ介護士が長く働くための道です。

子育て中でも働きやすい職場はコチラ

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この記事を書いた人

【介護業界15年目】
資格:介護福祉士、介護支援専門員、上級心理カウンセラー
施設のリーダーで採用から教育に関わる
現役介護士ならではの「体験談」や「介護現場の声」を発信しています。
「ブラック企業」から「ホワイト企業」に転職した経験を活かし、転職に失敗しない方法も紹介しています。

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