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「50代の自分には介護の仕事が向いていない?」
「教えられたことが覚えられない」
「仕事ができない」と自己嫌悪になる必要はありません。誰もが通る道です。
ぼくの母は専業主婦でしたが、60歳になってから介護の資格を取り、介護士になりました。
現在、67歳になりますが現役バリバリで病院で働いています。
この記事では、あなたの介護職への不安や悩みを解消し、仕事に自信と楽しみを持てる方法を解説します。
最後まで読めば、仕事を覚えられるコツがわかるので、安心してください。
この記事を書いた人
名前:介護おじさん
年齢:42歳
資格:介護福祉士、介護支援専門員
☑介護士歴14年目
☑介護施設のリーダー職
☑ブラック企業からホワイト企業に転職
☑介護職のためになる情報を発信中
筆者の詳しい経歴はこちら
・スーパーの精肉担当(超ブラック企業)
毎日6時~21時までの長時間労働で体力の限界
・本屋の店長(普通の企業)
面接など職員の採用にかかわるが会社倒産
・ITの会社で営業(超ブラック企業)
きついノルマ・飛び込みの営業で精神消耗
・CADオペレーター(ブラック企業)
休みなし、こき使われまくりで精神崩壊
・福祉用具専門相談員(ブラック企業)
上司のパワハラがエグすぎて精神の限界
・介護士(ホワイト企業) ☚今ここ
転職の失敗を繰り返して介護士に落ち着く
50代の介護職が仕事を覚えられない5つの理由
- 物覚えが悪い
- 覚え方がわからない
- 固定観念が邪魔をする
- 先輩が年下:指摘しにくい
- 職場の教育システムが整っていない
年齢に関係なく、新人職員には「仕事が覚えられない」「失敗ばかりしてしまう」などの悩みがあります。
解決策は下の記事にまとめてますので、チェックしてみてください。
関連記事はこちら
新人介護職員はなぜ失敗ばかりするのか?【失敗を減らす3つのコツ】
物覚えが悪い
10代、20代とは違い、覚えるのに時間がかかります。
「自分は50代だから、覚えられなくても仕方がない……」と考えてはいけません。
40~50代の方が、若い頃に比べて物忘れ、物覚えが悪いというのは、年齢とともに記憶の量が極めて多くなるために記憶の引き出しが無数にあり、記憶の整理を担う海馬の仕事が追い付かないという事情によるものですから、それほど若い人と差があるわけではありません。
出典:北海道医師会
物覚えが悪いのは、記憶力が低下するわけではなく、頭の中に記憶が多すぎるのが原因だったのですね。
では、どうすればいいか?
メモ活がオススメです。
アラフィ―世代のメモ活5カ条
❶ノートでもアプリでもOK
❷メモはなるべくひとつに集約する
❸できるだけすぐ書く
❹感想や考え、TO DOも書く
❺何度も見返す
ヤフーニュース:年々増える「50代の物忘れ」記憶を引き出すための方法とは?
メモを見返して覚える。
あなたのペースで、コツコツと覚えていきましょう。
「ローマは一日にして成らず」
転職後に頑張りすぎると潰れてしまいますよ。
<転職後に頑張りすぎない7つの理由>
- 新しい環境に慣れるのに時間が必要
- 長期的なパフォーマンスを維持するため
- 疲れやストレスの蓄積を防ぐため
- 創造性を引き出すため
- 自己成長とスキル向上のため
- ミスを防ぐため
- 幸福感と生活満足度を上げるため
詳しくはこちら
覚え方がわからない
先輩が仕事の説明をしてくれるけれど、何をどのように覚えるかがわからない。
メモは取っているけれど、後から見返してもわからない。
教える先輩によってやり方が違うので、混乱してしまうことがあります。
教え方がばらばらで混乱したときは、ユニットリーダーに確認しましょう。
たとえば、利用者さんを覚えるときに「学校の先生をしていて、同じ職場の人と結婚した〇〇さん」のようにストーリーと関連付ければ覚えやすいですよ。
桃太郎のストーリーを覚えているように、ストーリーは記憶に残りやすいのです。
固定観念が邪魔をする
信念を持って仕事をするのは素晴らしいことですが、頑固に自分の考えを変えないと新しいアイデアや異なる視点に対する受け入れが難しくなります。
固定観念が強い状態では、考え方や行動を変えることが難しくなり、いつまでも成長できません。
周囲から「老害」のレッテルを貼られてしまう前に固定観念を捨てましょう。
これまでの価値観と職場の方針は違うので、柔軟に考えて視野を広げることが大切ですね。
先輩が年下:間違いを指摘しにくい
あなたが効率の悪いやり方をしていても、年下の先輩は指摘しにくいという問題があります。
なかには思ったことをズバッと言える人もいますが。
いくら職場の先輩といえ、人生の先輩には遠慮して言いにくいものです。
あなたから「間違っていることがあれば、遠慮なく言ってください」と指摘しやすい空気を作る必要があります。
過去の実績や人生経験があるからと、偉そうにしてはいけません。誰も教えてくれなくなりますよ。
間違いを指摘されたときは「でも」「だって」と言い訳はしないで、素直に聞くことが大切です。
仕事ができないのに、言い訳だけは一人前にならないように気をつけましょう。
年下の先輩に頭を下げて教えてもらうのに抵抗があるのなら、今すぐにプライドを捨ててください。
一日でも先に働いている人は年齢に関係なく先輩です。
しっかりと敬語を使い、自分から「おはようございます」「お疲れ様です」などハキハキと挨拶をして信頼関係を築きましょう。
「実るほど頭が下がる稲穂かな」
謙虚な姿勢が大切ですね。
職場の教育システムが整っていない
仕事が覚えられない原因が外部環境にあることもあります。
仕事を覚えられないのは、決してあなただけの責任ではありません。
- 研修がない
- マニュアルがない
- OJT(オンザジョブトレーニング)がない
OJTとは、先輩職員が同行して実際の業務を通じて仕事を教える教育方法
介護業界の人手不足は深刻で、教える人がいない職場も多いですから。
未経験の新人職員にマニュアルを渡して「はい、ひとりで頑張って」という職場もあります……
さすがに、きついですね。
関連記事はこちら
50代の介護職が仕事を覚える7つのコツ
- 仕事の目的を知る
- 小さなタスクで業務を分解する
- メモを取る
- チームメンバーや上司とのコミュニケーション
- 変化を受け入れるマインドセット
- 学習意欲を維持するための工夫:目標を持とう
- 仕事のモチベーションを上げる
仕事の目的を知る
仕事を覚えるために一番重要なのは、仕事の目的を知ることです。
「何のためにしている仕事か?」を理解して、さらに深掘りしていきましょう。
たとえば、先輩から「2時間おきに体位交換をしてね」と教わったときに
- なぜ2時間おきなのか?
- なぜ体位交換をするのか?
- 体位交換をするときに、どのようなことに気をつけるのか?
目的を知らないと仕事を軽視して、「あっ、体位交換忘れていた…」とやり忘れが発生します。
また、ポイントがわからないまま、何となく仕事を覚えてしまい「いざ自分がやろうとしてもできない」という事態に陥ります。
小さなタスクで業務を分解する
業務全体を一度に理解しようとすると圧倒されてしまうので、小さなタスクに分割して、ひとつずつ覚えるように意識しましょう。
まず、出勤から退勤までの大まかな流れを頭に入れます。(9時~18時の勤務)
次に、9時~10時の間には何をするか?と1時間単位に区切って覚えましょう。
頭を整理するためにも箇条書きを使い、自分がやる仕事を洗い出します。
例:9時~10時
- 9:00 ラジオ体操
- 9:30 コーヒーを配る
- 9:45 水分量チェック
- 受診の準備(受信がある場合のみ)
例:10時~11時
- 10:30 トイレ介助
- 10:40 お茶の準備
- 10:50 エプロン、スプーンの準備
- 11:00 介護記録
例:11時~12時
- 11:00 食堂への移動介助
- 11:30 お茶・おしぼりを配る
- 11:45 パタカラ体操
8時間の仕事を通して覚えるより、覚える内容が明確になります。
より理解しやすく、効率的に覚えることができます。
まずはひとつのタスクに集中しましょう。
タスクが完了すると「小さな達成感」と「成功体験」を得ることができます。
できることが増えていくと、仕事が楽しくなるものです。
メモを取る
メモを取ると「文字」として残り、後で振り返ることができます。
とはいえ、教わることをすべてメモすることはできないですし、メモすることに集中しすぎて肝心な場面を見逃すこともあります。
たとえば、移乗介助を教わるときはメモを取りながら説明を聞くよりも、まずは説明を聞きながら覚えることに集中しましょう。
そして、移乗が終わってから忘れないうちに要点をメモするのです。
重要な部分だけを箇条書きでメモするのがオススメですよ。
箇条書きを使えば複雑な情報をわかりやすく整理できますから。
例:移乗介助を教わるときのメモ
<わかりにくいメモ>
声かけをして、了解を得てからベッドの近くに車椅子をつける。車椅子のアームサポートを跳ね上げしてから移乗介助を行う。そのとき、介助者の足は肩幅くらいに開きしっかりと腰を落とす。1,2,3と声をかけてタイミングを合わせながら移乗する。車椅子への移乗後に姿勢を直して、問題ないか声かけをして終了。
<箇条書きのメモ>
- 声かけ
- 車椅子アーム上げる
- 足は肩幅、腰を落とす
- 1,2,3のタイミング
- 姿勢直す
- 声かけ
チームメンバーや上司とのコミュニケーション
周囲とのコミュニケーションを積極的に取ることで、サポートを受けながらスムーズに業務を進めることができます。
あなたなら「報連相」の大切さがわかっているはず。
報連相とは、報告・連絡・相談
仕事の悩みを上司に相談したり、先輩からアドバイスをもらいながら仕事を進めましょう。
介護職はチームケアです。
コミュニケーションが苦手な方はこちら
変化を受け入れるマインドセット
- 柔軟性を持つ
- ポジティブに取り組む
- 学ぶ姿勢
柔軟性を持つ
あなたの経験を活かすのも大切ですが、自分の経験に執着していると新しい価値観を受け入れられなくなります。
新しいことを覚えるには、古い考えを捨てることも大切ですね。
介護業界もICT化が進んでいて、これからはAIの時代です。
新しいものを受け入れ、柔軟に対応していくことが求められます。
ポジティブに取り組む
失敗して注意されても、成長や学びの機会が潜んでいると前向きに考えましょう。
年下の職員から指摘されることは面白くないかもしれませんが、ネガティブに考えると成長できません。
ピンチをチャンスと捉えて、何事にもポジティブな姿勢で取り組みましょう。
学ぶ姿勢
新しいことに興味を持ち、積極的に学ぶ姿勢が大切です。
積極的に学べば教わったことを吸収できる力がアップするでしょう。
自己啓発を意識して働けば、給料以上に得るものがありますよ。
ぼくは人生の大先輩である利用者さんから、これまでに多くのことを学びました。
年下の従業員に対しても敬語で話し、頭を下げる謙虚な姿は、まさに人生のお手本です。
学習意欲を維持するための工夫:目標を持とう
学習意欲を維持するためには目標を持ちましょう。
資格取得などの大きな目標だけでなく、毎日達成できるような小さな目標を持つことをオススメします。
<大きな目標:長期目標>
- 介護職を3年間続ける
- 介護福祉士の資格を取る
- ユニットリーダーになる
資格取得についてはこちら
【合格体験記】介護福祉士国家試験の勉強法と集中力を高めるコツ
<小さな目標:短期目標>
- 笑顔でハキハキと挨拶する
- わかららないことを質問する
- 利用者さんから「ありがとう」と言ってもらう
個人目標に関する記事はこちら
【コピペで簡単】介護職の個人目標はこれでOK!具体的な例文を紹介
仕事のモチベーションを上げる
モチベーションが上がれば、自然と仕事を覚えられるようになります。
なぜなら、情熱や興味が仕事を覚えるためのガソリンになるからです。
「好きこそものの上手なれ」ですね。
仕事のモチベーションを上げるコツは、自己肯定感を高めることです。
新人のうちは”できないこと”ばかり考えて、落ち込んでしまいがちですが、”できたこと”に目を向けて自分をほめてください。
「パッド交換がうまくいった」
「テープ止め紙おむつを一回で中心に合わせれた」
「利用者さんから感謝された」
小さな成功体験を積み重ねて、自信がつくと自然とモチベーションが上がります。
得意だからほめられるのではなく、ほめられるから得意になるいう考え方ですね。
まとめ
今回は「50代の介護職が仕事を覚えられない」テーマについて解説しました。
おさらいすると、次のとおりです。
<仕事を覚えられない5つの理由>
- 記憶力の低下
- 覚え方がわからない
- 固定観念が邪魔をする
- 先輩が年下:指摘しにくい
- 職場の教育システムが整っていない
<仕事を覚える7つのコツ>
- 仕事の目的を知る
- 小さなタスクで業務を分解する
- メモを取る
- チームメンバーや上司とのコミュニケーション
- 変化を受け入れるマインドセット
- 学習意欲を維持するための工夫:目標を持とう
- 仕事のモチベーションを上げる
新しい仕事を覚えることは大変ですが、成長することに喜びを感じながら、前向きに取り組んでみましょう。
できないことばかりではなく、できることに目を向けるのです。
あなたなら大丈夫。
最後まで読んでくれた、あなたを応援しています。
では、また。