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「利用者さんの笑顔が何よりの報酬」なんて綺麗事は、もう聞き飽きましたよね。
今日は、介護の現場の生々しい現実をお伝えします。
介護の仕事を続けられる人と、続けられない人の違いって何なのか。
タブーに踏み込んで、赤裸々に語っていきましょう。
厚生労働省の統計では語られない、介護現場の闇。
離職率15%?冗談じゃない。
現場では「3K」どころか「5K」なんて言葉も飛び交っています。
きつい、汚い、危険に加えて、給料が安い、休暇が取れない。
でも、そんな中でも長年働き続ける人たちがいる。
一体なぜ?
この記事では、ぼくが介護業界に10年以上いるなかで出会った、次の人々の話を紹介します。
- 長く働いている人
- 転職してきた人
- 介護業界を去った人
<介護の仕事が続く人の特徴>
- 鋼のメンタル
- 感情のコントロールができる
- 健康管理のプロ
- コミュニケーション能力が高い
- 学習意欲がある
<介護の仕事が続かない人の特徴>
- 理想と現実のギャップに耐えられない
- 体力的・精神的限界
- コミュニケーション能力の不足
- 将来への不安
時間がもったいないので、
さっそく、見ていきましょう。
介護の仕事が続く人の特徴
介護の仕事が続く人の特徴は、ざっくり次のとおり。
<介護の仕事が続く人の特徴>
- 鋼のメンタル
- 感情のコントロールができる
- 健康管理のプロ
- コミュニケーション能力が高い
- 学習意欲がある
詳しく解説していきます。
鋼のメンタル
鋼のメンタル。つまり、メンタルが強い人は介護業界で長続きします。
利用者さんに暴言を吐かれても、
利用者さんに叩かれても、
先輩に怒られても、
お局から嫌味を言われても、
決して負けない丈夫な心を持つ人。
「そんな人いる?」と思うかもしれませんが、介護士歴10年以上のプレイヤーはわりとそうです。
ある意味、心を失っている、いや、マヒしているのかもしれませんが。
最初はメンタルが弱くても、介護業界にいるとメンタルが強くなることもあります。
打たれて強くなる鉄のような感じ。
忍耐や理不尽の連続ですから。
利用者さんからのパワハラ、セクハラがあっても、
「相手は利用者さんだから」
「認知症だから仕方がない」
と許されてしまう世界です。職員は泣き寝入り状態。
介護施設という、外からはわかりにくい世界で「ブラックボックス化」されていますが、ふたを開けてみると中身はカオスだったりします。
開けてはいけないパンドラの箱。
詳しく知りたい方はこちら 介護職はなぜメンタルがやられるのか?
「この仕事、メンタルが弱いとすぐに潰れる。私なんて、新人の頃に認知症の利用者さんに叩かれたり、胸を揉まれたこともあるわ。でも、そんなことで辞めてたら、今の私はない」(30代女性)
利用者さんに叩かれる?
胸を揉まれる?
えっ?なにそれ、やばくない?
一般人の感覚からすれば、衝撃的なカミングアウトですよね。
でも、介護業界に長くいる人なら「まぁ、あるよねー」くらいの話です。
この温度差がこわいですが。
感情のコントロールができる
感情のコントロールができる人も長続きします。
ぼくは、この部類です。
先ほど紹介した、「鋼のメンタル」が鉄壁のガードである「剛」ならば、感情をコントロールするのは、受け流す「柔」です。
嫌なことやツラいことがあっても、
- うまく受け流す
- 気持ちを切り替える
- 真に受けない
スルーするスキルと言ってもいいでしょう。
感情的にならず、冷静さを保つことができます。
「いくら理不尽でも、感情的になっちゃダメ。冷静さを失うと、すべてがおしまい」(40代女性)
まさに、その通り。
冷静さを失い、「やられたらやり返す、倍返しだ」みたいなテンションになると、高齢者虐待でニュースになります。
「やられても受け流す」の精神が長続きの秘訣です。
あなたは受け流せますか?
健康管理のプロ
介護士は体が資本です。
体力がなければ続けられません。
「体力がないと、この仕事は絶対に続かない。自分は毎朝5kmランニングしてから出勤しているよ。体力があれば、精神的にも余裕が出るし、オススメだよ」(40代男性)
元自衛隊のスタッフは毎朝5kmランニングしています。
ぼくにはムリだ(笑)
・不規則な勤務
・夜勤
・重労働
これらを乗り越えるには、プロアスリート並みの体調管理が必要です。
職員の欠勤などのイレギュラーがあれば、夜勤明けで入浴介助をしたり、そのまま日勤をしたり……
「長時間労働」という言葉では表現できないほどの耐久レースです。
フルマラソンでゴールした瞬間、「はい、次はトライアスロンね」と言われているようなもの。
だからこそ、日々の体調管理、健康の維持が大切なのです。
「休憩時間は絶対に寝る。5分でも10分でも、仮眠のスキルは必須だね」(30代男性)
仮眠のスキルに同意。
ぼくは、介護士になって、「座ったまま寝る」スキルを身につけました。
うちの施設はワンオペ夜勤なので、仮眠できる体制ではありません。
いかに休むタイミングを見つけられるのかが重要です。
注)別にサボっているわけではないですよ。待機時間に体力を回復させるスキルの話です。
まとめると、体力を温存しながら働かないと潰れるぞってこと。
ちょっと、まとめ方が乱暴か。
コミュニケーション能力が高い
コミュニケーション能力が高い人は、人間関係を築くのがうまいです。
施設長やお局から気に入られたり、利用者さんからも信頼されます。
うまく立ち回れるので、人間関係のトラブルが少なく快適に働くことができます。
公益財団法人 介護労働安定センターの令和3年度「介護労働実態調査」では、介護士が退職する主な原因は人間関係というデータがあります。
調査の結果、退職の原因は収入よりも人間関係だったのです。
長く働くためには、人間関係が大事ですね。
「介護って、実は超高度な接客業なんだよ。認知症の方、難聴の方、様々な性格の方…。相手に合わせたコミュニケーションができないと、すぐに行き詰まる」(50代男性)
利用者さんと信頼関係が築けないと、
「あなたじゃ嫌だ」
「他の職員を呼んできて」
みたいに介護を拒否されます。
面と向かって否定されたり、人格批判されると、けっこうへこみますよ。
また、職員間の関係が悪いと、仕事に行くのが嫌になります。
職場の人間関係が、転職を決意する原因になるのがわかります。
人間関係のストレスは半端ないですから。
心理学で有名なアドラーは「すべての悩みは対人関係が原因である」と言っているくらいです。
人間関係重視で転職する人から、
転職サイト「レバウェル介護」が選ばれています。
レバウェル介護は、職場の労働環境や人間関係をリサーチして、ネガティブな情報も正直に教えてくれるから。
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では、次の「学習意欲がある」について見ていきましょう。
学習意欲がある
学習意欲があり、「成長し続けたい」という人も長続きします。
介護福祉士を目指したり、ケアマネを目指したり。
今では、無資格からケアマネを取得するのに、ストレートで合格しても8年かかります。
長期的な目標を立ててコツコツ努力できる人は続きますね。
長期的な視点が大切です。
「この仕事、毎日が勉強。新しい介護技術、制度の変更、医療的な知識…。学び続けないと、すぐに時代遅れになっちゃう」(50代女性)
「介護ロボットやICTの導入で、仕事の仕方が大きく変わってきてる。これについていけないと、どんどん取り残される」(40代男性)
知識が増えると対応できる幅が広がりますし、介助スキルがあれば介護業務が楽になります。
つまり、学習すればするほど仕事がイージーモードになるのです。
仕事がツラいと思ったら、すぐに転職するのではなく勉強してスキルアップするのもありですよ。
人間関係がツラいのなら、「嫌われる勇気」という本がオススメです。
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メルカリやブックオフに安く売っていることもありますよ。
介護技術を学ぶのなら、こちらの過去記事を参考にしてください。 【厚生労働省推奨】正しい介助方法マニュアル
上記の記事は、「正しい介助方法マニュアル」という、いかにも難しそうなタイトルですが、図解を見ながらゆる~く解説しています。
介護の仕事が続かない人の特徴
介護業界から去った人の退職理由には、次のような特徴があります。
<介護の仕事が続かない人の特徴>
- 理想と現実のギャップに耐えられない
- 体力的・精神的限界
- コミュニケーション能力の不足
- 将来への不安
理想と現実のギャップに耐えられない
「理想と現実のギャップ」は、新人介護士に多い退職理由です。
「思っていたのと違った」と退職願を出します。
資格を取る段階では、「介護のキレイな部分」しか教えてもらえないですから。
光があれば影もあります。
影の部分を教えると、「これから介護業界で頑張りたい!」という心を折ることになります。
たとえば、
「ナースコールやセンサーマットの対応で、利用者さんとゆっくり話す時間なんてないよー」
「オムツを外して、全身便まみれになっていることもあるよー」
「無理難題を言ってくる家族の対応もしなきゃいけないよー」
みたいな。
実習生として現場に入って「あっ、私にはムリ」と、働く前にあきらめた人もいます。
「テレビドラマみたいな綺麗な介護なんてない。現実は汚くて、臭くて、時にはグロテスク。それに耐えられなかった」(30代女性)
「正直、おむつ交換の匂いに慣れなかった」(20代女性)
体力的・精神的限界
シンプルに体がキツイ、精神的にキツイというパターンです。
「夜勤明けでへとへとなのに、そのまま日勤。睡眠時間3時間とかザラ。体がもたなかった」(40代男性)
「利用者さんの死を経験するたび、眠れなくなった。心の準備ができていなかった」(40代女性)
コミュニケーション能力の不足
介護の仕事はコミュニケーション能力がなければしんどくなります。
人対人の仕事ですから。
無理して消耗するか、割り切って演じるかです。
また、周りから非難されても、気にしないで自分を貫く人もいます。
「認知症の方との会話がうまくできなかった。何を言っても通じない。それがストレスで、毎日がツラかった」(30代女性)
「家族からのクレーム対応が苦手で、毎回冷や汗をかいていた」(30代男性)
将来への不安
「介護の仕事って、年をとるほどキツくなる。60歳過ぎても続けられるとは思えなかった」(30代男性)
介護士として働いていると、将来の不安はありますよね。
とはいえ、どの職種も将来の不安はあるでしょう。
- いつ仕事がなくなるか
- いつまで現役で働けるか
これからはAIが人間の仕事を奪う時代。
介護士の仕事はまだまだ人間でなければできない仕事です。
超高齢化社会なので、需要もあるでしょう。
待遇面での不満
「責任は重いのに、給料は安い。夜勤手当も少なくて、生活が苦しかった」(20代男性)
待遇面の不満を解決するのはカンタンです。
待遇のよい会社に転職すればいいだけですから。
(めっちゃ厳しい)
待遇が悪いのは会社のせいでも、政府のせいでもありません。
待遇の悪い会社を選んだ自分のせいです。
(めっちゃ厳しい)
介護業界でも待遇がよい会社と悪い会社があります。
ブラック企業からは今すぐ逃げましょう。
搾取されるだけですから。
ヤバい会社の特徴はこちら 【要注意】介護業界のブラックランキング 現役介護士が闇を暴露
自己診断:あなたの適性は?
介護の仕事があなたに向いているのか?
次の質問に答えてください。
- 人の役に立つことにやりがいを感じる
- ストレスを感じても、自分なりの解消法がある
- 予定外のことが起きても、冷静に対応できる
- チームで働くのが好きだ
- 新しいことを学ぶのが楽しい
- 体力には自信がある
- 相手の気持ちを想像するのが得意だ
- 長期的なキャリアプランを考えたことがある
YES が6つ以上あれば、介護の仕事に向いているでしょう。
とはいえ、あくまでも第一関門です。
次は、もっと踏み込んだ質問をします。
以下の質問に正直に答えてください。
あなたは介護業界で生き残れるか?
- 人の排泄物を見ても平気か
- 睡眠時間が不規則でも耐えられるか
- 理不尽なクレームにも冷静に対応できるか
- 給料が安くても、やりがいで我慢できるか
- 体力に自信があるか
全部 YES なら、あなたは介護職サバイバーの素質アリ!
おめでとう!
介護の仕事を長く続けるコツ:長期キャリアの秘訣
介護業界で頑張っていきたい方のために、「長く続けるコツ」を紹介します。
この記事のテーマから若干それるので、サラッと聞いてください。
<介護職を長く続けるコツ5選>
- 自分に合った職場で働く
- 健康を維持する
- 目標を立てる
- ストレスをためない
- 収入アップ
上記の過去記事から引用して紹介ます。
ぼくの職場に転職してきたスタッフで、前職の特養は3ヵ月で退職したけれど、今の職場(有料老人ホーム)では3年以上続いている方がいます。
「今の職場が合っている」と、楽しそうに働いていて、介護福祉士の資格も取得しました。
同じスタッフでも、職場の環境が変わるだけで長続きするのです。
ぼくの職場に、モチベーションが低く、ネガティブなことばかり言っているスタッフがいますが、高待遇なので20年以上勤めています。
介護の仕事が好きなのに、腰を悪くして働けなくなった介護士を見てきました。
【介護職のよくあるイライラ】
イライラの原因 | イライラの対処法 |
---|---|
①自分の思い通りにならない ②時間に追われている ③利用者さんの対応 | ②イライラの原因から離れる ③相談する | ①深呼吸をする
イライラが爆発する前に対処しましょう。
関連記事はこちら 介護士が利用者さんにキレる!?3つの理由と対策を紹介するよ
まとめ
今回は「介護の仕事が続く人、続かない人の特徴 」について紹介しました。
おさらいすると次のとおりです。
<介護の仕事が続く人の特徴>
- 鋼のメンタル
- 感情のコントロールができる
- 健康管理のプロ
- コミュニケーション能力が高い
- 学習意欲がある
<介護の仕事が続かない人の特徴>
- 理想と現実のギャップに耐えられない
- 体力的・精神的限界
- コミュニケーション能力の不足
- 将来への不安
<介護職を長く続けるコツ5選>
- 自分に合った職場で働く
- 健康を維持する
- 目標を立てる
- ストレスをためない
- 収入アップ
あなたは介護の仕事を続けられそうですか?
最後まで読んでくれた、あなたを応援しています。
では、また。
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