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介護職をしているとメンタルがやられますよね。
- 意地悪な職員と一緒に働くストレス
- 認知症の利用者さんの対応
- 長時間労働、サービス残業
ぼくも現役の介護士なのでよくわかります。
心が折れそうになりながら、利用者さんのために笑顔で働くのは容易ではありません。
介護士によくあるメンタルの悩みですが、原因と対処法を知れば気持ちをコントロールできて、伸び伸びと働けますよ。
この記事では「メンタルがやられる原因と対処法」について解説しています。
結論からお伝えすると次のとおりです。
<介護職のメンタルがやられる原因7選>
- 仕事のプレッシャー
- 労働環境が悪い
- 職場の人間関係が悪い
- 利用者さんの対応がストレス
- 給料が割に合わない
- 将来の不安
- 理想と現実が違った
<介護職のメンタルを守る方法3選>
- 相談する
- 気分転換する
- 転職して新たなスタートを切る
<メンタルがやられたときの解決法>
- 休職してリフレッシュ
- 転職して労働環境をリセット
ぼくが介護士を10年以上続けられているのは、メンタルがやられる原因を知って対策をしているからです。
介護職を長く続けるためのコツは、過去記事のこちらで詳しく解説しています。 介護職を長く続けるコツ5選 勤続年数10年以上の現役介護士が伝授
※随時、情報を追加します。
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記事を書いた人
名前:なお(介護おじさん)
年齢:42歳
資格:介護福祉士、介護支援専門員
☑介護士歴14年目
☑介護施設のリーダー職
☑ブラック企業からホワイト企業に転職
☑介護職の悩みを解決する情報を発信中
筆者の詳しい経歴はこちら
・スーパーの精肉担当(超ブラック企業)
毎日6時~21時までの長時間労働で体力の限界
・本屋の店長(普通の企業)
面接など職員の採用にかかわるが会社倒産
・ITの会社で営業(超ブラック企業)
きついノルマ・飛び込みの営業で精神消耗
・CADオペレーター(ブラック企業)
休みなし、こき使われまくりで精神崩壊
・福祉用具専門相談員(ブラック企業)
上司のパワハラがエグすぎて精神の限界
・介護士(ホワイト企業) ☚今ここ
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介護職のメンタルがやられる原因7選
<介護職のメンタルがやられる原因7選>
- 仕事のプレッシャー
- 労働環境が悪い
- 職場の人間関係が悪い
- 利用者さんの対応がストレス
- 給料が割に合わない
- 将来の不安
- 理想と現実が違った
仕事のプレッシャー
仕事のプレッシャーでメンタルがやられてしまいます。
なぜなら、介護職は利用者さんの命を預かる仕事だからです。
一瞬の油断が”骨折を伴う転倒事故”につながるため、気が抜けません。
介護職は責任重大です。
人手不足の業界なので仕事はつねに忙しく、ひとりの職員にかかる負担が大きいため、精神的に追い込まれてしまいます。
忙しくても適切なサービスを提供する義務があり、忙しいから対応できないと言い訳はできません。
利用者さんや家族からは「できて当たり前」だと思われていて、できなければ苦情やトラブルに発展することもあります。
「お金を払ってサービスを受けているのだから、転倒事故なんて許されない」と仰っていたご家族もいました。
ご家族に転倒事故の報告をすると叱責されることもあります。
仕事のプレッシャーによりメンタルがやられてしまいますね。
事故防止がプレッシャーになる
「転倒事故を起こしてはいけない」と必死に対応していても事故は起きてしまいます。
なぜなら、介護施設では介護士1名で20名ほどの利用者さんの対応をしているからです。
利用者さんはご自分の意志で動かれるので、どんなに介護士が気をつけていても間に合わないことがあります。
転倒防止のためにセンサーマットを使用しても、複数の方が同時に動くと対応できません。介護士の体は一つですから。
転倒の危険を察知してダッシュで駆けつけても、利用者さんがすでに転倒されていることもあります……
介護施設側の努力だけでは、転倒などの事故はゼロにはできないのです。
しかし、転倒事故が起きたときは介護士の責任になってしまいます。
下の事例で、より介護職のプレッシャーが増えました。
利用者さんが転倒したら532万円の損害賠償!?
ウソでしょ?いえ、本当です。
兵庫県立西宮病院で2016年、認知症患者の男性=当時(87)=が廊下で転倒して重い障害を負ったのは、看護師が転倒を防ぐ対応を怠ったためとして、男性の家族が兵庫県に約2575万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が1日、神戸地裁であった。高松宏之裁判長は「転倒する恐れが高いことは予見できた」などとして、約532万円の支払いを命じた。
引用:神戸新聞NEXT
食事中に一瞬たりとも目が離せないプレッシャー。
喉が詰まれば損害賠償。
愛知県春日井市の特別養護老人ホームで、職員らが見守りを怠った結果、入所していた女性(当時81歳)が食べ物を喉につまらせて死亡したとして、遺族が施設側に計約3550万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が28日、名古屋地裁であった。斎藤毅裁判長は施設側の注意義務違反を認定し、計約1370万円の支払いを命じた。
引用:讀賣新聞オンライン
労働環境が悪い
労働環境が悪いとメンタルがやられる原因になります。
長時間労働やサービス残業でへとへとになり、休む間もなくまた出勤。
休みがなく14連勤、15連勤……身も心もボロボロになるでしょう。
「奉仕の精神」という言葉でごまかして
- 適切な残業代を支払わない
- 長時間労働を強いられる
- 休みが少ない
- 有給休暇をもらえない
身も心も壊れてしまいますよ。
ブラック企業で消耗している
ブラック企業に就職すると最悪です。
過酷な労働、労働に見合わない給料で身も心も消耗してしまいます。
介護職員は搾取され、潤うのは経営者のみ。
<ブラックな介護施設の特徴>
- 違法行為をしている
- つねに職員が不足している
- 職員を大切にしていない
- ハラスメントが横行している
- 入社前と労働条件が違う
一度きりの大切な人生です。就職先を間違えないようにしましょう。
ブラック企業に引っかからないためには、情報収集が大切です。
面倒だからと調べずに転職すると、痛い目に合いますよ。
詳しくはこちら
【要注意】ブラック介護施設の特徴ランキング 介護業界の闇を暴露
人手不足で忙しすぎる
人手不足の職場では、ひとりの職員に責任や負担が重くのしかかります。
2名で介助するレベルの重たい利用者さんでもひとりで介助したり、助けてくれる仲間がいないので何でもひとりで抱え込んでしまいます。
目の前の業務にいっぱいいっぱいになって、気持ちに余裕ができません。
詳しくはこちら
職場の人間関係が悪い
労働環境が悪い職場の人間関係は最悪です。
なぜなら、職員同士のトラブルが頻繁に起こるからです。
人間関係が悪い原因は性格もありますが「心に余裕がないから」だと感じています。
- 忙しさや人手不足が原因でイライラする人
- 悪口、陰口を言う人
- 愚痴ばかりで周囲のモチベーションを下げる人
- 口調がキツイ、威圧的な人
- 他人の粗探しばかりする人
上記のような人たちと一緒に仕事をしていると、メンタルがやられてしまいますね。
ぼくは同僚から集団で無視された経験があります。
下の記事に詳しく書きましたが、マジで地獄でした。
イジメられた体験談はこちら
【体験談】ユニットリーダーになってイジメられた経験と克服した方法
お局によるいじめ
お局が幅を利かせている職場は働きにくいですよね。
無能なお局が有能な新人をイジメて退職に追い込むのは、介護業界のあるあるです。
ターゲットにされたら心がやられます。
<お局の特徴>
- 粗探しをして、どうでもいいことを注意する
- 自分の仕事を押しつける
- 面倒な仕事はしない
- 悪口、陰口を言う
- 挨拶をしない
自分がターゲットにされていなくても、見ているだけで嫌気がさしてしまいます。
意地悪なお局を野放しにしている会社に見切りをつけて、まともな職員が辞めていくのです。
そして人手不足が続く負の連鎖ですね。
お局との付き合い方に悩んだらこちら
上司からのパワハラ
介護業界に限らず、パワハラにはメンタルがやられます。
ぼくはパワハラが原因で転職しています。無理して1年ほど続けましたが限界でした。
パワハラ上司とのエピソードはこちら 【3分で読める】ブラック企業はつらいよ【パワハラ上司編】
無理して働いていたら心が壊れていたでしょう。
転職して正解でした。
パワハラに苦しんでいる人はこちら
パワハラを許さない!助けが必要なあなたへ【解決策と撃退法を紹介】
職場なんて星の数ほどあります。
心が壊れるまで我慢して、無理に同じ職場にこだわる理由なんてありません。
利用者さんの対応がストレス
認知症ケアはストレスが溜まります。
「ごはんまだ?」と5分おきに聞かれたり、「家に帰る」と夜中でも帰ろうとされる利用者さんの対応をします。
当然、他の利用者さんの対応も同時進行でしなければいけません。
オムツを外して便まみれ➡清拭、更衣、洗濯、シーツ交換
センサーマット➡駆けつけ移動介助
ナースコール➡頼まれごと
ナースコールで何度も呼ばれるけど……
- 呼んでいない
- 間違えて押した
- 何を頼むか忘れた
- ちゃんと職員が来るか確かめた
- 何かわからないで押した
時間帯によって、介護士1名ですべて対応しなければいけません。
神や仏でない限りイライラしてしまいます。
イライラしてしまうのは仕方ないので、うまく気持ちをコントロールしながら対応しましょう。
給料が割に合わない
介護職は仕事のプレッシャーや責任に対して給料が安いです。
僕の初任給は手取り14万円でした。
給料明細を見てため息が出てしまいます。
このままでは生活できないと思い、給料を上げるために次のようなことをしました。
<給料アップのためにしたこと>
- 介護福祉士の資格を取得
- 夜勤の回数を月に8回~9回に増やしてもらう
- (一時期は夜勤専従で月に10回ほど夜勤をしていました)
- ユニットリーダーになり役職手当をもらう
今の年収はこちら
将来の不安
物価は上昇するのに給料が上がらない。全国民に言えることですが、元から給料が低い介護業界では致命的ですね。
将来のことを考えると「このままでは生活できなくなる」という不安を感じてしまいます。
介護職の将来についてはこちら
介護士の将来を考えてみた この記事を読んだ人が気づく1つの事実
「今の給料では家族を養えない」と結婚をためらう人もいます。
結婚はタイミングが大切です。「迷っていると婚期を逃してしまう」ので今の職場で給料が上がらいのであれば、思い切って転職して年収を上げるのもありですね。
とくに30代になると子どものことを考える時期です。
もたもたしている間に、彼女に見切りをつけられてしまいますよ。
本気で彼女と結婚して幸せになりたいのであれば、行動するしかありません。
介護職の収入アップについては、過去記事のこちらを参考にしてください。 【新常識】介護職の給料を上げる方法3選!年収アップ完全ガイド
理想と現実が違った
介護職員初任者研修の資格を取得して、いざ働いてみると厳しい現実にメンタルがやられることがあります。
なぜなら、イメージとのギャップがあるからです。
理想が高すぎる人は要注意。理想と現実は違いますからね。
<理想>
- 利用者さんと散歩しながら楽しく会話
- 利用者さんのペースに合わせて、ゆっくり介助
<現実>
- 忙しくて利用者さんと散歩する余裕がない
- 業務に追われて、ゆっくり介助できない
高い理想を掲げるのは素晴らしいことですが、理想だけを追い求めるのではなく、地に足をつけて働きましょう。
理想だけを語り現実を見ない人は「キラキラ介護士」と呼ばれて、周囲から嫌われてしますよ。
介護職のメンタルを守る方法3選
<介護職のメンタルを守る方法3選>
- 相談する
- 気分転換する
- 転職して新たなスタートを切る
相談する
誰でもいいから相談して、気持ちを吐き出しましょう。
不満や悩みを話すだけで楽になりますよ。
とはいえ、相談できる人がいないと、どうしていいのかわからいですよね。
労働条件などで悩んでいるときは、厚生労働省:労働条件相談「ほっとライン」に相談してください。
「生きることに疲れた」と思うほど追い込まれている人は、厚生労働省:「まもろうよこころ」に相談してメンタルを守るべきです。
職場の人間関係に悩んでいるなら上司に相談してみましょう。
上司からのアドバイスで問題が解決したり、あなたのメンタルに配慮したシフトを作成してくれる場合がありますよ。
「どうせうちの上司に相談してもダメだろう」と最初からあきらめずに、まずは相談するべきです。
気分転換する
ストレスをため込まないために気分転換しましょう。
仕事でつらいこと、嫌なことがあっても家に帰ったら仕事のことは一切考えない。
趣味に没頭したり、楽しいことだけを考えて、気持ちを切り替えることでメンタルを維持できます。
没頭できる趣味があればいいですが、趣味がない場合は次のことがストレス解消にオススメです。
- ウォーキング
- 音楽鑑賞
- 読書
- サウナ
ぼくが介護士を10年以上続けている秘訣は、うまく気分転換をしているからです。
ぼくが実践している休日の過ごし方を紹介します。
<リフレッシュする休日の流れ>
- 音楽を聴きながらウォーキング
- 朝食
- サウナで整える
- 昼食
- カフェで読書
- 夕食
- 早めに就寝
好きなことをして、好きなものを食べて、早く寝る。
身も心もリフレッシュして、活力が湧いてきます。
転職して新たなスタートを切る
相談したり気分転換をしてもメンタルが不調なときは、転職して新たなスタートを切るのもありです。
あなたの努力だけではどうにもならないときは、労働環境が悪いということです。
「労働環境が悪い職場でどう働くか?」と考えるよりも、労働環境のよい職場で働きましょう。
ホワイト企業で働けば、気の合う仲間と伸び伸び働けますよ。
ホワイト企業の特徴はこちら
介護業界のホワイト企業はここがすごい!特徴7選を現役介護士が解説
転職するときに、あなただけの判断では失敗する可能性があります。
なぜなら、企業の離職率や人間関係などの内部情報までは知ることができないからです。
転職に失敗したくないなら、転職エージェントにサポートしてもらいましょう。
無料で企業の内部情報を教えてもらえるので、損のしようがありません。
転職サイトのよくある疑問
初めて転職サイトを利用する場合は、自分に合った転職サイトがわかりません。
転職サイト各社によって強みと弱みがあるので、まずは転職サイト選びに失敗しないために下の記事をチェックしてみてください。
メンタルがやられたときの解決法
<メンタルがやられたときの解決法>
- 休職してリフレッシュ
- 転職して労働環境をリセット
休職してリフレッシュ
職場に行くのがつらいときは、休職してリフレッシュするのも選択肢の一つです。
無理をして心を壊すより、休職してメンタルを整えましょう。
休職中は趣味に打ち込んだり、仕事のことは一切考えないようにしてリフレッシュしてください。
ぼくの職場で1ヵ月休職して、復帰後は元気に働いている職員さんがいますよ。
思い切って休むという決断も大事です。
あなたが休職を申し出ても却下されたり、文句を言われるような職場は今すぐに退職するべきです。
職員を大切にしないのはブラック企業の特徴ですから。
見切りをつけて転職した方が幸せになれるでしょう。
転職して労働環境をリセット
メンタルがやられてしまったら転職するべきです。
なぜなら、会社の労働環境は変わらないので、自分で働く環境を変えるしかありません。
ゲームに例えると「リセットボタン」です。
あなたは介護士としての経験がありますから、新しい職場でも今までの経験が活かせます。
つまり、リセットしても「強くてニューゲーム」の状態で働けるのです。
あなたに合った職場で伸び伸びと働いてみませんか?
下のリンクから「公式サイト」に飛べます↓
公式サイトへのリンク
- 人間関係重視で働きたい➡レバウェル介護(旧:きらケア)
- 収入重視で稼ぎたい➡マイナビ介護職
- 未経験でも働きたい➡かいご畑
- 派遣で働きたい➡レバウェル介護(派遣)
まとめ
今回は「介護職はなぜメンタルがやられるのか?」について解説しました。
原因と対処法をおさらいすると次のとおりです。
<介護職のメンタルがやられる原因7選>
- 仕事のプレッシャー
- 労働環境が悪い
- 職場の人間関係が悪い
- 利用者さんの対応がストレス
- 給料が割に合わない
- 将来の不安
- 理想と現実が違った
<介護職のメンタルを守る方法3選>
- 相談する
- 気分転換する
- 転職して新たなスタートを切る
<メンタルがやられたときの解決法>
- 休職してリフレッシュ
- 転職して労働環境をリセット
ぼくも介護士なので、メンタルがやられるのは痛いほどわかります。
うまく気分転換をして、気持ちをコントロールしましょう。
最後まで読んでくれた、あなたを応援しています。
では、また。