当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています。
介護士家族や友人に話しても、介護現場のつらさを分かってもらえない…




同僚に話すと、職場中に広まるかもしれない…




上司に話すと評価を下げられそうで怖い…
このような状況で、一人で抱え込んでいませんか?
結論からお伝えすると、最初から職場の上司に相談する必要はありません。
悩みの内容によっては、公的な相談窓口や職場外の専門家に相談した方が、安全に解決できる場合があります。
ぼくは介護現場で15年以上働き、介護福祉士、ケアマネ、上級心理カウンセラーとして、介護職の悩みを見てきました。
この記事では、悩みの種類に合った相談先と、相談するときの伝え方を紹介します。
まずは、今のあなたに合う相談先を確認してください。
| 悩み | 最初の相談先 |
|---|---|
| パワハラや違法な働き方 | 公的相談窓口 |
| 人間関係や仕事のミス | 信頼できる先輩・上司 |
| 誰にも知られず話したい | 外部の電話・SNS相談 |
| 他の職場と比較したい | 介護専門の転職エージェント |
| 同業者の意見が欲しい | 介護職コミュニティ |
| 眠れない、食べられない | 医療機関・心の相談窓口 |
「辞める」か「我慢」の二択じゃない。
心を守りながら働きませんか?
「辞めたい」と思った日に読む
介護職の心を守る無料メルマガ
今なら、登録特典の限定記事
「職場で消耗した日の3分セルフケア」を配布中
【筆者紹介】
介護業界15年以上の現役介護士(施設勤務)
※現場経験と公的データ(厚労省など)をもとに執筆しています。
【所持資格】
介護福祉士/ケアマネ/上級心理カウンセラー
・無料メルマガ:【特典あり】介護職の心を守るメール講座
https://kokoro-room.jp/p/r/i2mzSFwE
・X(旧Twitter):介護現場のリアルを発信
https://x.com/@kaigo3939
・YouTube:文章が苦手でも、動画でサクッと理解
https://www.youtube.com/@nao-ai-kaigo
・note:介護現場の裏話&試験対策
https://note.com/gentle_ferret775
・介護福祉士・試験対策ラジオ(Spotify)
通勤中に聞き流すだけ。試験に必要な知識が身につく
https://open.spotify.com/show/1tVJ8uB7sMQuhKdMTH12kY
・ブログ村「介護職」PVランキング1位獲得
・おすすめブログとして複数のメディアで紹介される
詳しくはトップページのプロフィールに記載
介護職の悩みを相談できる場所5選



介護職の悩みは、内容によって相談する相手を変えることが大切です。
人間関係の悩みを同僚に相談する方法もあれば、パワハラや未払い残業のように、職場の外へ相談した方がよい問題もあります。
「誰に話せばよいか分からない」という方は、次の5つから、自分の悩みに近い相談先を選んでください。
相談相手を一人に絞る必要はありません。
最初の相談先で解決しなかった場合は、別の窓口へ相談しても大丈夫です。
「誰に相談するか」の前に、自分が何に一番困っているのか整理できていない場合は、介護職によくある悩みから当てはまるものを確認してみてください。
公的な相談窓口
パワハラ、いじめ、残業代の未払い、不当な配置転換など、職場の対応に問題がある場合は、公的な相談窓口を利用できます。
代表的な窓口が、厚生労働省の「総合労働相談コーナー」です。
総合労働相談コーナーでは、解雇、雇止め、賃金、配置転換、いじめ、嫌がらせ、パワハラなど、幅広い労働問題を相談できます。
相談は無料で、電話または面談で利用できます。
予約は原則不要で、相談者のプライバシーにも配慮して対応しています。
総合労働相談コーナー
https://www.mhlw.go.jp/general/seido/chihou/kaiketu/soudan.html
たとえば、上司から次のような扱いを受けている場合です。
・ほかの職員の前で繰り返し怒鳴られる
・自分だけ夜勤や負担の大きい業務を増やされる
・退職するように遠回しな圧力をかけられる
・残業をしているのに、記録を残さないよう指示される
このような問題は、職場の人間関係だけで解決しようとすると、相談した事実が上司に伝わる可能性があります。
職場内で相談しにくい場合は、先に外部の窓口へ相談し、どのような対応ができるか確認しましょう。
相談するときは、感情だけを伝えるより、出来事を具体的に整理すると話が伝わりやすくなります。
たとえば、次のように伝えます。
「6月から、私だけ月に8回の夜勤を担当しています。ほかの常勤職員は月4回程度です。上司に理由を確認しましたが、説明はありませんでした」
相談前に、日時、場所、相手の発言、勤務表、メールなどを記録しておくことも大切です。
法律違反の疑いがある場合は、相談内容に応じて労働基準監督署などの担当部署を案内してもらえることがあります。
職場外の電話・SNS相談
仕事のストレスで眠れない、出勤前に動悸がする、気持ちが落ち込むという場合は、職場外の電話・SNS相談を利用できます。
職場の人には話しにくい悩みでも、第三者になら話せることがあります。
厚生労働省の「こころの耳」では、働く人を対象に、電話、SNS、メールによる相談窓口を用意しています。
こころの耳
https://kokoro.mhlw.go.jp/
こころの耳 電話相談
https://kokoro.mhlw.go.jp/tel-soudan/
相談窓口の案内
https://kokoro.mhlw.go.jp/agency/
「相談するほど深刻ではない」と感じている段階でも利用できます。
たとえば、次のような悩みです。
・夜勤の前日になると眠れない
・利用者から暴言を受けても、誰にも話せない
・仕事のことを考えると涙が出る
・休日も仕事の失敗を思い出してしまう
・退職したいが、自分の判断に自信がない
電話でうまく説明できるか不安な場合は、最初に次の3点をメモしておきましょう。
①現在困っていること
②心や体に出ている変化
③今後どうしたらよいか相談したいこと
相談するときは、次のように話せば十分です。
「介護施設で働いています。ここ1か月ほど眠れず、出勤前になると吐き気があります。仕事を続けてよいのか判断できないので相談したいです」
きれいに説明する必要はありません。
何から話せばよいか分からないことも、そのまま伝えて大丈夫です。
眠れない、食べられない、涙が止まらないなどの状態が続く場合は、相談窓口だけでなく、心療内科や精神科などの医療機関への相談も検討してください。
信頼できる上司や同僚
仕事内容や職場の人間関係について相談したい場合は、信頼できる上司や同僚が相談相手になります。
同じ施設で働く人は、職場のルールや利用者の状況を理解しています。
そのため、業務上の悩みについて、具体的な助言を得やすいことがメリットです。
たとえば、次のような悩みは職場内で相談しやすいでしょう。
・移乗介助に自信がない
・認知症の利用者への声かけが分からない
・夜勤業務を時間内に終えられない
・特定の職員との連携がうまくいかない
・介護記録の書き方に迷っている
相談相手は、直属の上司でなくてもかまいません。
話を最後まで聞いてくれる先輩や、口が堅く、ほかの職員の悪口を広めない人を選びましょう。
相談するときは、不満だけで終わらせず、「何に困っているか」と「どうしたいか」をセットで伝えると話が進みやすくなります。
悪い伝え方は、こちらです。
これだけでは、上司も具体的な対応を決められません。
次のように伝えると、状況を理解してもらいやすくなります。
相談内容を職場内に広めてほしくない場合は、最初に伝えておきましょう。
「まだほかの職員には伝えないでほしいです。まずは相談だけしたいです」
ただし、相談相手が悩みの原因になっている場合は、無理に職場内で解決する必要はありません。
直属の上司が原因なら施設長や法人本部へ相談し、職場全体に問題がある場合は公的窓口を利用しましょう。
介護職のコミュニティ
同じ職場の人には話しにくいけれど、介護職の経験がある人に相談したい場合は、介護職のコミュニティが役立ちます。
ほかの施設で働く人と交流すると、自分の職場だけでは分からなかった考え方や働き方を知ることができます。
「この対応は介護業界では普通なのか」
「ほかの施設では夜勤をどのように回しているのか」
「同じような利用者への対応経験がある人はいないか」
このような疑問を相談しやすい場所です。
介護に関心を持つ人が参加するオンラインコミュニティとして、「SPACE」があります。
職場や地域を越えたつながりや、介護に関する学びの機会を提供しているコミュニティです。
SPACE
https://heisei-kaigo-leaders.com/projects/space/
介護に関する質問や経験を共有できるサービスとして、「みんなの介護コミュニティ」もあります。
介護に関する悩みや疑問を、Q&A形式で投稿できるユーザー参加型のサービスです。
みんなの介護コミュニティ
https://community.minnanokaigo.com/
ケアマネジャーの場合は、「ケアマネドットコム」も選択肢になります。
ケアマネジャー同士の悩み相談や情報交換、介護関連のニュースや業務資料などを確認できます。
ケアマネドットコム
https://i.care-mane.com/
コミュニティでは、次のような相談ができます。
「デイサービスで働いています。利用者からの暴言に悩んでいます。みなさんの職場では、どのように情報共有していますか」
「夜勤が月8回あります。ほかの施設でも同じくらいの回数なのか知りたいです」
「介護福祉士を取得した後、どのような働き方を選びましたか」
ただし、オンライン上で相談するときは、利用者や職員を特定できる情報を書かないようにしてください。
利用者の氏名、年齢、病名、施設名、住所、写真などは投稿しないようにしましょう。
「東京都内の特別養護老人ホーム」
「80代の利用者」
など、個人や施設を特定できない形に置き換えてください。
コミュニティにはさまざまな立場の人が参加しています。
回答をそのまま正解だと思わず、一つの意見として参考にする姿勢も必要です。
法律、医療、労働問題に関する悩みは、コミュニティだけで判断せず、公的窓口や専門家にも相談しましょう。
介護専門の転職エージェント
今の職場に残るべきか、別の施設へ移るべきか迷っている場合は、介護専門の転職エージェントへ相談する方法があります。
転職エージェントは、求人を紹介するだけの場所ではありません。
現在の給与、夜勤回数、人員配置、仕事内容などを伝えると、ほかの施設と比べて条件がよいのか、悪いのかを確認できます。
たとえば、次のような悩みに向いています。
・人手不足で休憩を取れない
・夜勤回数が多すぎる
・給与が仕事内容に見合っていない
・施設長へ相談しても状況が変わらない
・ほかの介護施設の働き方を知りたい
・転職したいが、自分に合う施設形態が分からない
相談するときは、いきなり転職を決める必要はありません。
次のように伝えましょう。
「転職するかは決めていません。今の職場の条件が、ほかの施設と比べてどうなのか知りたいです」
または、次のように希望条件を伝えます。
「夜勤は月4回までで、教育担当者がいる職場を探しています。特別養護老人ホーム以外の選択肢も知りたいです」
転職エージェントを利用すると、求人票だけでは分からない職場の情報を教えてもらえる場合があります。
一方で、担当者によって対応や提案内容に差があります。
希望していない求人を強く勧められた場合は、断っても問題ありません。
「今すぐ応募する予定はありません」
「電話ではなく、メールで連絡してください」
「希望条件に合わない求人は紹介しないでください」
このように、自分の希望を明確に伝えましょう。
転職エージェントは、パワハラや法律違反を解決するための公的機関ではありません。
未払い残業や違法な働き方を相談したい場合は、総合労働相談コーナーなども併用してください。
今の職場を辞めるかどうかを決める前に、「ほかにどのような職場があるか」を知るための相談先として利用するのがおすすめです。
公式サイトはこちら
条件が合わなければ、応募しなくてOK
悩み別に選ぶ相談先



介護職の悩みは、内容によって相談先を変えた方が解決しやすくなります。
人間関係の悩みを労働基準監督署へ相談しても、すぐに解決するとは限りません。
逆に、サービス残業やパワハラを同僚だけに相談しても、職場の状況が変わらないことがあります。
大切なのは、「誰に相談しやすいか」だけでなく、「誰なら問題を動かせるか」で選ぶことです。
ここでは、介護職によくある悩みごとに、向いている相談先を紹介します。
上司や先輩が怖い
上司や先輩が怖くて相談できない場合は、無理に本人へ話す必要はありません。
直属の上司が怖いなら、その上の管理者、施設長、法人本部、人事担当者など、別の立場の人へ相談しましょう。
職場の中に安心して話せる人がいない場合は、外部の相談窓口を使っても大丈夫です。
たとえば、次のような状況です。
・質問すると強い口調で怒られる
・忙しい時間に話しかけると無視される
・ミスをすると、ほかの職員の前で責められる
・相談した内容を職場内で言いふらされる
・分からないことを聞くと「自分で考えて」と突き放される
このような状況が続くと、質問すること自体が怖くなります。
その結果、分からないまま介助を進めてしまい、事故やミスにつながる危険があります。
相談するときは、「怖い人です」と伝えるだけではなく、具体的な行動を伝えましょう。
たとえば、次のように話します。
「利用者さんの移乗方法を確認したところ、ほかの職員の前で『何年働いているの』と大声で言われました。同じことが今月3回あり、質問するのが怖くなっています」
こう伝えると、相談を受けた人も状況を把握しやすくなります。
できれば、日時、場所、相手の発言、その場にいた人をメモしておきましょう。
相談先としては、次の順番で考えるとよいです。
・直属の上司より上の管理者
・施設長や管理者
・法人本部や人事担当者
・信頼できる別部署の職員
・総合労働相談コーナーなどの外部窓口
相談内容が本人へ伝わることが不安な場合は、最初に伝えてください。
「今は本人へ伝えず、まず相談だけしたいです」
「私が相談したことを伏せたまま、職場の状況を確認してほしいです」
ただし、調査や対応を進めるために、相談者の名前を伝える必要が出る場合もあります。
その場合は、どの段階で名前が出るのかを確認してから判断しましょう。
上司や先輩が怖いと感じることは、あなたの弱さではありません。
質問や報告を安全にできない職場は、介護事故が起きやすい環境です。
自分を守るためだけでなく、利用者を守るためにも、別の相談先を使ってください。
パワハラやサービス残業に悩んでいる
パワハラやサービス残業は、同僚への愚痴だけで終わらせず、記録を残したうえで相談することが大切です。
パワハラには、暴言や威圧的な態度だけでなく、仕事を与えない、無理な業務を押しつける、仲間外れにするなどの行為も含まれます。
たとえば、次のような状況です。
・ほかの職員の前で繰り返し怒鳴られる
・自分だけ夜勤回数を増やされる
・必要な申し送りを自分だけ教えてもらえない
・休憩を取ったことにして働くよう指示される
・残業しても記録を付けないよう言われる
・退勤後に介護記録を書くことが当たり前になっている
このような場合は、まず事実を記録しましょう。
残しておきたい内容は、次のとおりです。
・問題が起きた日時
・場所
・相手の名前や役職
・言われた言葉
・その場にいた人
・実際の出勤時間と退勤時間
・勤務表やタイムカード
・メールやチャットの内容
たとえば、サービス残業の場合は、次のように記録します。
「7月10日、勤務は17時30分まで。介護記録と申し送りのため19時まで勤務。タイムカードは17時30分に押すよう主任から指示された」
パワハラの場合は、次のように記録します。
「7月12日、スタッフルームで主任から『使えないなら辞めればいい』と言われた。同席者はAさんとBさん」
相談先は、職場の状況によって変わります。
上司が原因でなければ、施設長や法人本部、人事担当者へ相談します。
上司や施設長も問題に関わっている場合は、総合労働相談コーナーや労働基準監督署など、職場の外へ相談しましょう。
相談するときは、次のように伝えると分かりやすくなります。
「毎日30分から1時間ほど残業していますが、残業時間を記録できません。タイムカードを定時に押すよう指示されています」
「上司から繰り返し退職を求める発言を受けています。日時と発言内容を記録しています」
パワハラや未払い残業は、我慢しても自然に改善するとは限りません。
職場内で相談した後に、勤務を減らされる、無視されるなどの不利益が出た場合も記録してください。
一人で判断せず、外部窓口へ状況を伝えましょう。
パワハラに関する記事はこちら
仕事のミスや技術不足が不安
仕事のミスや介護技術に不安がある場合は、最初に現場を知っている上司や先輩へ相談するのが向いています。
仕事の手順や利用者の状態は、施設によって違います。
インターネットで一般的な方法を調べても、今の職場では使えない場合があります。
たとえば、次のような悩みです。
・移乗介助に自信がない
・食事介助の姿勢が合っているか不安
・認知症の利用者への声かけが分からない
・排泄介助に時間がかかる
・介護記録をうまく書けない
・利用者の小さな変化に気づけるか不安
・同じミスを繰り返してしまう
このようなときは、「できません」とだけ伝えるより、どこで困っているかを具体的にしましょう。
たとえば、次のように相談します。
「ベッドから車いすへの移乗で、利用者さんの足の位置をどこに置けばよいか迷います。一度、介助方法を見てもらえませんか」
「認知症の利用者さんが入浴を拒否したとき、強く勧めてよいのか迷います。みなさんがどのように声をかけているか教えてください」
相談するときは、次の3点を伝えると話が進みやすくなります。
①どの場面で困っているか
②自分はどのように対応したか
③何を教えてほしいか
たとえば、次のように整理します。
「夕方のトイレ誘導で拒否があります。時間を空けて声をかけましたが、怒らせてしまいました。声かけの方法を教えてほしいです」
ミスをした場合は、隠さずに早めに報告しましょう。
介護現場では、報告が遅れるほど利用者への影響が大きくなることがあります。
報告するときは、言い訳を長くするより、事実を先に伝えます。
「15時ごろ、移乗介助中に利用者さんの右ひじを車いすへぶつけてしまいました。赤みがあります。すぐに冷やし、バイタルを測定しました」
その後で、原因と再発防止を相談します。
「フットレストの位置を十分に確認できていませんでした。次回から、移乗前の確認項目を決めたいです」
技術不足への不安は、経験を積むことで減っていきます。
ただし、質問できない環境や、十分な指導を受けられない環境では成長しにくくなります。
何度相談しても教えてもらえない場合は、教育担当者の変更や研修参加を申し出ることも考えましょう。
介護技術に関する記事はこちら
夜勤中に判断できず孤独を感じる
夜勤中は職員数が少なく、相談できる相手も限られます。
利用者の体調が変化したときに、
「救急車を呼ぶべきか」
「朝まで様子を見てもよいのか」
と判断に迷うこともあります。
夜勤中に迷うこと自体は珍しくありません。
問題は、相談する基準や連絡先が決まっていないことです。
たとえば、次のような場面です。
・利用者に発熱がある
・転倒したが、見た目には大きな外傷がない
・食事を取れず、元気がない
・いつもより会話がかみ合わない
・血圧や酸素飽和度が普段と違う
・夜間に強い不安や興奮がある
・看取り対応で家族へ連絡すべきか迷う
夜勤前に確認しておきたいのは、次の内容です。
・オンコール担当者の連絡先
・看護師へ連絡する基準
・救急要請の基準
・家族へ連絡する基準
・事故発生時の報告手順
・夜勤中に相談できる管理者
勤務中に判断へ迷った場合は、一人で抱え込まず、決められた連絡先へ相談しましょう。
相談するときは、利用者の状態を整理して伝えます。
たとえば、次のように話します。
「90代の利用者さんです。21時の体温は38.2度で、普段は36度台です。血圧は110の70、酸素飽和度は95%です。夕食は半分、水分は200ミリリットル取れています。呼びかけには反応します。今後の対応を相談したいです」
転倒の場合は、次のように伝えます。
「2時10分、居室内で床に座っているところを発見しました。頭部の痛みはないと話しています。右ひざに赤みがあります。バイタルは安定しています。看護師への連絡と受診の判断をお願いします」
相談時に必要な情報をまとめたメモを、夜勤用のファイルや名札の裏に入れておく方法もあります。
夜勤後には、判断に迷った場面を振り返りましょう。
「どの段階で連絡すればよかったか」
「何を確認すれば判断しやすかったか」
「マニュアルに足りない情報はないか」
この3点を上司や看護師と確認すると、次の夜勤への不安を減らせます。
夜勤中に相談できる仕組みがなく、毎回一人で判断を求められる場合は、個人の経験不足だけが原因ではありません。
施設の夜勤体制や緊急時のルールに問題がある可能性もあります。
管理者へ改善を求めても変わらない場合は、ほかの職場を調べることも選択肢です。
夜勤の負担を軽減するコツはこちら
緊急時の体験談はこちら
退職すべきか迷っている
退職すべきか迷っている場合は、すぐに辞表を書く前に、悩みの原因を整理しましょう。
辞めたい理由によっては、異動や勤務条件の変更で解決できることがあります。
一方で、職場に残り続けることで、心や体の状態が悪化する場合もあります。
まずは、次のように悩みを分けて考えます。
・仕事内容が合わない
・人間関係がつらい
・給与や夜勤回数に不満がある
・体力的に続けられない
・パワハラがある
・施設の方針に納得できない
・介護職自体を続けるか迷っている
たとえば、人間関係が原因なら、異動によって改善する可能性があります。
夜勤回数が負担なら、回数の調整や日勤のみの働き方を相談できるかもしれません。
しかし、パワハラが続いている、相談しても改善されない、出勤前に体調が悪くなるという場合は、職場から離れることを優先した方がよいこともあります。
退職を判断するときは、次の3つを確認してください。
①改善できる問題か
②職場へ相談して変化があったか
③心や体に限界のサインが出ていないか
相談先としては、職場の上司や人事担当者だけでなく、家族、医療機関、公的相談窓口、介護専門の転職エージェントなどがあります。
転職エージェントには、次のように相談できます。
「今すぐ転職するかは決めていません。現在の給与や夜勤回数が、ほかの施設と比べてどうなのか知りたいです」
「人間関係で退職を考えています。教育体制が整っている職場を探す場合、どのような施設がありますか」
転職エージェントの話だけで決めず、複数の情報を比べることも大切です。
担当者によっては、応募を急かす場合があります。
そのときは、次のように断ってください。
「まだ退職を決めていないので、今日は情報収集だけにします」
「家族と相談してから判断します」
退職を考えるほどつらいときは、「辞めるか、我慢するか」の二択になりやすくなります。
しかし、実際には異動、勤務時間の変更、休職、転職など、いくつかの選択肢があります。
ただし、眠れない、食べられない、涙が止まらない、消えてしまいたいと感じる場合は、退職の判断より先に休むことを優先してください。
心療内科や精神科、こころの相談窓口などへ相談し、一人で結論を出さないようにしましょう。
退職は逃げではありません。
自分の心と体を守りながら、介護の仕事を続けられる環境へ移るための選択になることもあります。
公式サイトはこちら
条件が合わなければ、応募しなくてOK
相談する前に整理する5つの項目



相談するときは、思いついたまま話すより、事実を整理してから伝えた方が状況を理解してもらいやすくなります。
特に、パワハラ、サービス残業、人間関係、介護事故につながる問題は、具体的な情報が重要です。
相談前に整理したいのは、次の5つです。
・いつ
・どこで
・誰に
・何をされたか
・どうしてほしいか
すべてを完璧にまとめる必要はありません。
分かる範囲でメモするだけでも、相談しやすくなります。
いつ
最初に、問題が起きた日時を整理します。
正確な時刻が分からない場合は、日にちや勤務帯だけでも大丈夫です。
たとえば、次のように記録します。
「7月10日の夜勤中、午前2時ごろ」
「6月から毎週月曜日の朝礼後」
「先月から、遅番のたびに」
一度だけ起きた問題なのか、何度も繰り返されているのかも分けて書きましょう。
パワハラや嫌がらせは、繰り返されている事実が重要になることがあります。
たとえば、次のように整理できます。
「7月3日、7月8日、7月15日の3回、ほかの職員の前で怒鳴られました」
サービス残業の場合は、実際に働いた時間も記録します。
「勤務終了は17時30分でしたが、介護記録の入力で18時40分まで働きました」
日時を記録するときは、スマートフォンのメモや手帳を使うと続けやすいです。
勤務表やタイムカードの写真を残せる場合は、あわせて保存しておきましょう。
どこで
次に、問題が起きた場所を整理します。
場所によって、その場にいた人や確認できる記録が変わります。
たとえば、次のように書きます。
「1階のスタッフルーム」
「利用者さんの居室内」
「朝礼中」
「職員用の休憩室」
「職場のグループチャット」
同じ言葉を言われた場合でも、二人きりだったのか、ほかの職員や利用者がいる前だったのかで状況は変わります。
たとえば、次のように伝えます。
「スタッフルームで、職員5人がいる前で怒鳴られました」
「利用者さんの居室で、二人きりのときに退職を勧められました」
チャットやメール上で起きた問題は、画面を保存しておきましょう。
ただし、利用者の個人情報が含まれている場合は、外部へ無断で公開しないよう注意が必要です。
相談窓口へ見せるために保存する場合も、取り扱いには気をつけてください。
誰に
誰から言われたのか、誰の行動によって困っているのかを整理します。
名前だけでなく、役職や立場も書いておくと伝わりやすくなります。
たとえば、次のように記録します。
「介護主任のAさん」
「同じ夜勤に入った先輩職員」
「施設長」
「看護師のBさん」
「利用者の家族」
また、その場に誰がいたのかも記録しておきましょう。
目撃した人がいる場合は、後から状況を確認できることがあります。
たとえば、次のように整理します。
「主任から怒鳴られました。その場には介護職のAさんと看護師のBさんがいました」
ただし、目撃した人へ無理に証言を頼む必要はありません。
まずは、相談先に「その場に誰がいたか」を伝えるだけで大丈夫です。
複数の人が関わっている場合は、それぞれの行動を分けて書きましょう。
「上司から無視され、同僚から仕事を押しつけられています」
という書き方より、次の方が具体的です。
「主任には報告しても返事をもらえません。同僚のAさんからは、本来二人で行う移乗介助を一人で対応するよう言われます」
何をされたか
相談では、「つらかった」「怖かった」という気持ちだけでなく、実際に何が起きたかを具体的に伝えます。
感情を話してはいけないわけではありません。
ただ、事実と気持ちを分けて伝えると、相手が対応を考えやすくなります。
たとえば、次の相談では内容が分かりにくいです。
「主任の態度がひどくて、毎日つらいです」
次のように伝えると、状況が具体的になります。
「主任へ移乗方法を質問したところ、『そんなことも分からないなら辞めればいい』と職員の前で言われました。同じ発言が今月3回ありました」
サービス残業の場合は、次のように整理します。
「17時30分にタイムカードを押した後、毎日30分から1時間ほど介護記録を書いています。主任から、残業は申請しないよう言われました」
業務上の不安なら、次のように書きます。
「夜勤中に利用者さんが転倒しましたが、看護師へ連絡する基準が決まっておらず、一人で判断を求められました」
相談内容を整理するときは、相手の発言をできるだけそのまま書きましょう。
記憶が曖昧な場合は、無理に正確な言葉へ直す必要はありません。
「正確な言葉は覚えていませんが、退職を求める内容でした」
と書いても大丈夫です。
録音やメールなどの証拠がなくても相談できます。
証拠がないからといって、相談をあきらめる必要はありません。
どうしてほしいか
最後に、自分が何を希望しているのかを整理します。
相談する側が希望を伝えると、相手も対応を考えやすくなります。
希望は、大きなものでなくてもかまいません。
たとえば、次のような内容です。
・まずは話だけ聞いてほしい
・相手にはまだ伝えないでほしい
・勤務を分けてほしい
・夜勤回数を減らしてほしい
・指導担当者を変更してほしい
・職場の事実確認をしてほしい
・未払いの残業代について対応してほしい
・異動できるか相談したい
・退職する前に選択肢を知りたい
相談した時点で、希望が決まっていなくても大丈夫です。
その場合は、次のように伝えましょう。
「どう対応してほしいかは、まだ決められていません。まず、どのような選択肢があるか教えてほしいです」
職場へ知られたくない場合は、最初に確認してください。
「私が相談したことを相手に伝えず、相談だけできますか」
「対応を進める場合、どの段階で名前が相手に伝わりますか」
相談先によっては、調査や改善を進めるために本人の名前が必要になることがあります。
そのため、どこまで情報が共有されるのかを確認してから判断しましょう。
相談メモの具体例
5つの項目を使うと、次のように整理できます。
いつ:
7月15日の遅番終了後、18時ごろ。
どこで:
1階のスタッフルーム。
誰に:
介護主任のAさん。
何をされたか:
介護記録が終わらず残っていたところ、「残業は付けないで」と言われました。
17時30分にタイムカードを押した後、18時40分まで働きました。
同じことが先月から5回あります。
どうしてほしいか:
実際に働いた時間を残業として扱ってほしいです。
今後、タイムカードを押した後に働く運用をやめてほしいです。
上司や先輩が怖い場合は、次のようにまとめられます。
いつ:
7月3日、8日、15日の朝礼後。
どこで:
スタッフルーム。
誰に:
介護主任のBさん。
何をされたか:
質問をすると、「何年働いているの」「使えない」と職員の前で言われました。
質問することが怖くなり、業務上の確認ができなくなっています。
どうしてほしいか:
本人へ伝える前に、まず相談だけしたいです。
可能であれば、指導担当者を変更してほしいです。
相談メモは長い文章にする必要はありません。
箇条書きで十分です。
相談中にうまく話せなくなった場合は、メモをそのまま見せても大丈夫です。
大切なのは、上手に説明することではありません。
困っている事実を伝え、次の対応につなげることです。
相談の伝え方テンプレ(コピペ可)



いざ相談しようと思っても、何て言えばいいか悩みますよね。
そんな時に使える、コピペOKのテンプレートを用意しました。
自分なりにアレンジして使ってください。
転職エージェント向けメッセージ(希望条件・NG条件の例文)
件名:キャリア相談のお願い([あなたの名前])
〇〇株式会社 〇〇様
お世話になっております。 先日登録させていただきました[あなたの名前]です。
今後のキャリアについてご相談したく、面談の機会をいただけますでしょうか。
現在、すぐに転職を考えているわけではないのですが、自身の市場価値や今後の選択肢について情報収集をしたいと考えております。
【希望条件】
・給与:現職以上 ・休日:年間休日110日以上
・勤務形態:日勤のみ希望
・その他:研修制度が充実している施設
【避けたい環境】
・残業が月20時間を超える職場
・人間関係が閉鎖的な小規模すぎる施設
お忙しいところ恐れ入りますが、ご検討いただけますと幸いです。 よろしくお願いいたします。
公共窓口向け(事実→影響→相談したいこと)
(電話や対面で話す際の構成メモ)
- 事実: いつ頃から、職場の〇〇さん(役職)に、〇〇のような言動を繰り返し受けています。具体的には、〇月〇日に「(言われた内容)」と言われました。
- 影響: その結果、夜眠れなくなったり、仕事に行くのが怖くなったりしており、業務にも支障が出ています。
- 相談したいこと: これがハラスメントにあたるのかどうか、また、今後私がどういう対応を取れるのかについて、アドバイスをいただきたいです。
コミュニティ向け(短文自己紹介と質問の型)
はじめまして!特養で介護福祉士をしています、[ニックネーム]です。
いつも皆さんの投稿を参考にさせていただいています。
一つ、皆さんの知恵をお借りしたいのですが、〇〇のことで悩んでいます。 (例:利用者さんへの対応で、先輩と意見が合わず困っています)
もしよろしければ、皆さんの職場ではどうしているか、何か工夫していることなどあれば教えていただけると嬉しいです。
社内面談のお願い文(メールやチャット用)
件名:ご相談のお願い [自分の名前]
〇〇さん(役職)
お疲れ様です。 [自分の名前]です。
急で申し訳ないのですが、少し業務のことでご相談したく、5分ほどお時間をいただくことは可能でしょうか。
〇日の午後など、〇〇さんのご都合の良い時間をご教示いただけますと幸いです。
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
相談しても解決しなかった場合の選択肢



勇気を出して相談しても、状況が変わらないことがあります。
「もう少し様子を見てください」と言われるだけで、何も対応してもらえないケースもあります。
一度相談して解決しなかったからといって、我慢を続ける必要はありません。
相談先を変える、職場から距離を取るなど、次の選択肢を考えましょう。
ここでは、相談後も問題が続く場合にできる5つの行動を紹介します。
別の上司や人事へ相談する
直属の上司へ相談しても解決しない場合は、別の管理者や人事担当者へ相談しましょう。
相談を受けた上司に、問題を解決する権限がない場合もあります。
また、相談相手と問題を起こしている職員の関係が近く、適切に対応してもらえないケースもあります。
たとえば、次のような状況です。
・主任へ相談したが、「気にしすぎ」と言われた
・上司へサービス残業を伝えたが、何も変わらなかった
・相談した内容が、本人へそのまま伝わった
・施設長へ相談したが、事実確認をしてもらえなかった
・「介護現場ではよくあること」と片づけられた
このような場合は、同じ相手へ何度も相談するより、別の立場の人へ伝えた方がよいでしょう。
相談先として考えられるのは、次のような人です。
・直属の上司より上の管理者
・施設長
・エリアマネジャー
・法人本部
・人事担当者
・コンプライアンス窓口
2回目以降の相談では、最初の相談内容と、その後の対応も伝えます。
たとえば、次のように話します。
「7月10日に主任へ、サービス残業について相談しました。しかし、現在もタイムカードを押した後に働く状態が続いています。法人として対応してほしいです」
パワハラの場合は、次のように伝えます。
「先月、施設長へ相談しましたが、本人への聞き取りや勤務調整は行われませんでした。その後も暴言が続いています」
口頭だけでなく、メールや書面で相談する方法もあります。
文章で残しておけば、いつ、誰へ、何を相談したのかを後から確認できます。
相談した日、相談相手、回答内容もメモしておきましょう。
外部窓口へ相談する
職場内で相談しても改善しない場合は、外部の窓口へ相談しましょう。
職場の人だけで解決しようとすると、組織を守ることが優先される場合があります。
外部の第三者へ相談すれば、今の状況にどのような問題があるのかを客観的に確認できます。
外部窓口への相談が向いているのは、次のようなケースです。
・パワハラが続いている
・サービス残業や未払い残業がある
・休憩を取らせてもらえない
・退職を強要されている
・相談後に勤務を減らされた
・職場全体で問題が隠されている
・どこへ相談すればよいか分からない
相談するときは、次の内容を整理しておきます。
・何が起きているか
・いつから続いているか
・職場の誰へ相談したか
・どのような回答を受けたか
・現在も問題が続いているか
・自分は何を希望しているか
たとえば、次のように伝えます。
「毎日1時間ほど残業していますが、残業代が支払われません。施設長へ相談しましたが、『みんな同じだから』と言われました。今後、どのように対応すればよいか知りたいです」
パワハラの場合は、次のように話します。
「上司から職員の前で繰り返し怒鳴られています。法人本部にも相談しましたが、事実確認をしてもらえませんでした」
証拠が十分にそろっていなくても相談できます。
記録が少ない場合は、そのことも含めて伝えてください。
「今後、どのような記録を残せばよいですか」と聞くこともできます。
職場外へ相談することは、大げさな行動ではありません。
自分の状況を整理し、次に何ができるかを確認するための手段です。
医療機関を受診する
相談しても状況が変わらず、心や体に不調が出ている場合は、医療機関を受診してください。
仕事の問題を解決することも大切ですが、まず自分の健康を守る必要があります。
次のような状態が続いている場合は、早めの受診を考えましょう。
・夜になっても眠れない
・夜中に何度も目が覚める
・食欲がなくなった
・出勤前に吐き気や動悸がある
・仕事のことを考えると涙が出る
・休日も何もする気になれない
・ミスが怖くて頭から離れない
・自分を責め続けてしまう
・消えてしまいたいと感じる
たとえば、上司へ相談してもパワハラが続き、毎朝吐き気が出るようになった場合です。
この状態で無理に出勤を続けると、症状が悪化する可能性があります。
心療内科や精神科へ相談するときは、症状と仕事の状況を伝えます。
「3週間ほど眠れない状態が続いています。職場で上司から暴言を受けており、出勤前に動悸がします」
うまく話せない場合は、メモを見せても大丈夫です。
次の項目を書いておくと伝えやすくなります。
・いつから症状があるか
・どのような症状があるか
・仕事を休めているか
・食事や睡眠の状態
・職場で起きていること
・服用している薬
医師の判断によっては、休養や勤務調整が必要になることもあります。
診断書が必要かどうかも相談できます。
「まだ働けるから大丈夫」と考え、限界まで我慢する人もいます。
しかし、体調が悪化してからでは、回復に時間がかかります。
仕事の判断より先に、健康を守る行動を選んでください。
異動を申し出る
職場そのものを辞める前に、異動で解決できないか考える方法もあります。
介護の仕事は続けたいけれど、現在の部署や人間関係がつらい場合に向いている選択肢です。
たとえば、次のようなケースです。
・特定の上司との関係に悩んでいる
・夜勤のある部署が体力的につらい
・特別養護老人ホームの業務が合わない
・認知症フロアで精神的に消耗している
・人間関係を変えたい
・通勤しやすい別事業所へ移りたい
同じ法人内に、デイサービス、訪問介護、グループホームなど、複数の事業所がある場合は、異動できる可能性があります。
異動を申し出るときは、今の部署への不満だけを伝えるより、希望する働き方を具体的にしましょう。
たとえば、次のように伝えます。
「夜勤が続き、体調を崩しています。介護の仕事は続けたいので、日勤中心のデイサービスへ異動できないか相談したいです」
人間関係が原因の場合は、次のように話します。
「現在の指導担当者との関係で、業務上の質問ができない状態です。別フロアへの異動を検討してほしいです」
異動を希望するときは、次の点を確認しましょう。
・異動できる部署や事業所があるか
・異動の時期
・給与や手当が変わるか
・勤務時間や夜勤回数
・通勤場所
・仕事内容
異動を申し出ても、必ず認められるとは限りません。
「人手不足だから」と断られることもあります。
その場合は、いつなら検討できるのか、ほかに勤務調整ができないかを確認してください。
異動を申し出ても体調や状況が改善しない場合は、転職も含めて考えましょう。
転職先を調べる
相談、外部窓口、異動などを試しても改善しない場合は、転職先を調べることも選択肢です。
転職先を調べることと、すぐに退職することは同じではありません。
ほかの職場の条件を知るだけでも、今の環境を客観的に見られるようになります。
転職を考えた方がよいのは、次のような状況です。
・何度相談してもパワハラが続く
・サービス残業が改善されない
・人員不足で事故の危険を感じる
・体調不良が続いている
・休職や異動を認めてもらえない
・職場の方針に納得できない
・安心して質問や報告ができない
求人を調べるときは、給与だけで判断しないようにしましょう。
確認したいのは、次のような項目です。
・夜勤回数
・年間休日
・残業時間
・人員配置
・教育体制
・介護記録の方法
・施設の種類
・離職率
・職場見学の可否
・緊急時の連絡体制
たとえば、現在の職場で夜勤が月8回あり、体力的に限界を感じている場合です。
求人を探すときは、次の条件を決めておきます。
「夜勤は月4回まで」
「年間休日110日以上」
「入職後の研修がある」
「夜間に看護師へ連絡できる」
条件を決めずに探すと、次の職場でも同じ悩みを抱える可能性があります。
転職エージェントへ相談する場合は、次のように伝えます。
「現在の職場で夜勤が月8回あり、体調を崩しています。夜勤が少なく、教育体制のある施設を探したいです」
人間関係に悩んでいる場合は、次のように相談します。
「質問しやすく、複数人で新人を指導する職場を希望しています。職場見学で確認すべき点も教えてください」
見学できる場合は、職員の表情や声のかけ方も確認しましょう。
職員同士が挨拶しているか、新人が質問しやすそうか、利用者への言葉づかいが乱暴ではないかを見ると、求人票だけでは分からない雰囲気を確認できます。
転職を決める前に、雇用条件通知書や労働条件も確認してください。
口頭で説明された条件と、書面の内容が違う場合は、入職前に確認しましょう。
相談しても解決しない職場で、限界まで我慢する必要はありません。
相談先を変える、休む、異動する、転職するなど、選べる道はいくつもあります。
今の職場だけが、介護職として働ける場所ではありません。
自分の心と体を守りながら働ける環境を探すことも、立派な選択です。
公式サイトはこちら
条件が合わなければ、応募しなくてOK
よくある質問(Q&A)
最後に、よくいただく質問にお答えします。
- 転職はまだ決めてないけど、エージェントに相談していい?
-
はい、全く問題ありません。 むしろ、大歓迎です。優秀なエージェントは、長期的な関係を築きたいと考えています。「今は情報収集の段階です」と正直に伝えれば、あなたのペースに合わせて有益な情報を提供してくれます。
- 公共の窓口は匿名で相談できる?
-
はい、多くの窓口で匿名での相談が可能です。 電話相談などでは、名前を名乗らずに話し始めることができます。ただし、具体的な解決(会社へのあっせんなど)を望む場合は、身分を明かす必要が出てくることもあります。まずは匿名で相談し、信頼できると感じたら次のステップに進むのが良いでしょう。
- SNSで相談すると身バレしない?注意点は?
-
A:絶対に身バレしないとは言い切れませんが、注意すればリスクは大幅に下げられます。 注意点:
- プロフィールに個人情報を書かない。
- 職場の愚痴を言う際は、具体的な人名や出来事を避け、抽象的な表現にする。
- 投稿に位置情報をつけない。
- 安易に他のSNSアカウントと連携しない。
- コミュニティは有料と無料どっちがいい?
-
一概には言えませんが、初心者はまず無料のコミュニティから試すのがおすすめです。 無料でも質の高いコミュニティはたくさんあります。有料のコミュニティは、より専門的な学びや質の高い人脈を求める場合に有効ですが、まずは無料の場で雰囲気をつかんでから検討しても遅くありません。
- 記録はどのくらい必要?何を残す?
-
完璧な記録を目指す必要はありません。「5W1H」(いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように)を意識して、メモ程度に残すだけで十分です。 特に重要なのは、「日時」「相手」「言われた/されたこと」「その時の自分の気持ちや受けた影響」の4点です。スマホのメモ帳に気づいた時に書き足していく形で大丈夫です。
- 動いても変わらない時はどうする?
-
A:一つの方法でダメでも、諦めないでください。
- 窓口を変える: 相談した担当者と合わなければ、別の機関や別の担当者に相談し直しましょう。
- 証拠を強くする: 1回の記録だけでなく、複数回の記録や、可能であれば録音などの客観的な証拠を集めると、交渉が有利になる場合があります。
- 環境を変える: いろいろ試しても状況が変わらないのであれば、それはあなたのせいではなく、職場環境そのものに問題がある可能性が高いです。あなたの心と体を守るために、「環境を変える=転職する」という選択肢を、本格的に考えるタイミングかもしれません。
まとめ
- 悩みは4つの相談先(転職エージェント/公共の窓口/SNS/コミュニティ)を組み合わせて使おう。
- 誰かに相談すると、気持ちと事実を整理できます。心と体の負担を減らせますよ。
- 今日からできる7日プランを用意しました。「できるところから一つ」実践するだけでOKです。
ここまで、たくさんの情報をお伝えしてきました。
最後に、あなたが今日から行動するためのチェックリストをまとめます。
今すぐやる3つのこと
- 記録テンプレ作成: スマホのメモ帳に「日時・相手・出来事・影響・希望」のテンプレを作る。
- 窓口を1つ確保: 「総合労働相談コーナー」か「介護専門の転職エージェント」のどちらか1つを検索し、ブックマークする。
- 短文テンプレを作る: コミュニティや社内面談で使える、短い自己紹介や相談の型をメモ帳に作っておく。



1週間の進め方
- 4本柱を小さく試す: 7日プランを参考に、エージェント、公共窓口、SNS、コミュニティの4つを少しずつ試してみる。
- 続けるものを決める: 試した中で、「これなら続けられそう」「自分に合っている」と感じたものを1〜2個に絞る。
再発を防ぐ工夫
- ルール化: 苦手な人との関わり方を、自分の中でルール化する。
- 連絡経路の明確化: 報告・連絡・相談のルートを複数確保しておく。
- 頼れる人リスト: 職場内外に、いざという時に頼れる人や窓口のリストを作っておく。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
「相談できる人がいない」という悩みは、本当に苦しいものです。
でも、あなたは決して一人ではありません。
世の中には、あなたの味方になってくれる人やサービスがたくさんあります。
大切なのは、あなた自身が「助けを求めてもいいんだ」と、自分に許可を出してあげることです。
この記事が、あなたの重荷を少しでも軽くし、次の一歩を踏み出すきっかけになれたなら、ぼくは心から嬉しく思います。
どうか、あなた自身を一番大切にしてくださいね。
応援しています。
知りたい情報がすぐに見つかる
「辞める」か「我慢」の二択じゃない。
心を守りながら働きませんか?
「辞めたい」と思った日に読む
介護職の心を守る無料メルマガ
今なら、登録特典の限定記事
「職場で消耗した日の3分セルフケア」を配布中
にほんブログ村
にほんブログ村

















コメント