介護職のボーナスは少ない?|理由と平均をわかりやすく紹介

介護職のボーナスは少ない?|理由と平均をわかりやすく紹介

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毎日、利用者さんのために一生懸命働いて、
ふと「あれ、自分のボーナスって、もしかして少ない?」と不安になること、ありますよね。

ぼくも若い頃、明細書を見て「え、これだけ…?」と落ち込んだ経験があります。

この記事は、そんな風にモヤモヤしている介護職のあなたに向けて書きました。


この記事を読めば、あなたの「ボーナス低いかも」という不安が、「なぜ低いのか」「じゃあ、どうすればいいのか」という具体的な行動プランに変わります。

この記事でわかること
  • 結論: 介護職のボーナス平均は年間約55万〜60万円
  • あなたの位置: 施設別・経験年数別の平均額と、あなたの額を比較できます。
  • なぜ少ない?: 介護業界ならではの「カラクリ(収益構造や制度)」を解説します。
  • どう増やす?: ぼくが現場で見てきた、現実的で賢い「収入の上げ方5選」を紹介します。

ぼくの介護士15年以上の経験から、データを使いつつも、現場の「体感」や「リアル」を解説しますね。

【筆者紹介】
介護業界15年の現役介護士です。
※現場経験公的データ(厚労省など)をもとに執筆しています。
【所持資格】
介護福祉士/ケアマネ/上級心理カウンセラー

当サイトの「実績」と「信頼性」
ブログ村介護職PVランキング1位獲得、「おすすめブログ」として複数のメディアで紹介されました。

詳しくはトップページのプロフィールに記載


まずは結論

「結局、ボーナスはいくらなら普通なの?」という疑問に、まずはお答えします。

介護職の年間ボーナス平均の目安

最新の国の調査(※)を見ると、介護職員(常勤)のボーナス(年間賞与)の平均は、おおよそ 55万円~60万円 あたりが目安です。

※出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」における「医療,福祉」の介護職員の平均(きまって支給する現金給与額×月数+年間賞与その他特別給与額で算出される賞与額)を参考にしています。

もちろん、これはあくまで「平均」。

実際には、もらっている額にかなりの幅があるのが現実です。

今のあなたのボーナスが平均と比べてどうなのか、以下の表でチェックしてみてください。

「自分は少ない?」を即判定できるチェック表

スクロールできます
チェック項目あなたの状況平均との比較・考察
施設・事業所特養・老健平均より高い傾向(70万円台)
デイサービス・特定施設平均並み(50万円台)
訪問介護・グループホーム平均より低い傾向(40万円台)
経験年数1年未満10万円以下でも一般的
1~4年約40万円台
5~9年約50万円台
10年以上60万~70万円以上
資格介護福祉士を持っている平均より高い(60万円台)
実務者研修・初任者研修平均並み(40万円台後半)
無資格平均より低い(40万円前後)
雇用形態正社員(常勤)ボーナスあり(平均)
パート・非常勤支給なしか、数万円程度が多数

(※データは次章の「介護労働実態調査」などを参考に作成しました)

どうでしたか?

もし「やっぱり自分は平均より低いかも…」と感じても、落ち込まないでください。

それには明確な理由がありますし、対策もあります。


目次

介護職のボーナス平均はいくら?|最新データを紹介

ここでは、最新の公的なデータを使い、もう少し詳しく「平均額」を見ていきましょう。

全体平均の目安/施設・職種別の目安(訪問介護・特養・老健ほか)

介護職のボーナスは、働く「場所」と「職種」によって、かなり差が出ます。

※出典:公益財団法人 介護労働安定センター「令和4年度 介護労働実態調査」(賞与あり・月給制の者の平均)

【施設・事業所別の年間ボーナス平均】

  • 高いグループ
    • 介護老人福祉施設(特養): 約79.8万円
    • 介護老人保健施設(老健): 約73.8万円
  • 中間のグループ
    • 特定施設(介護付き有料老人ホームなど): 約56.3万円
    • 通所介護(デイサービス): 約52.3万円
  • 低めのグループ
    • 訪問介護事業所: 約49.8万円
    • 認知症対応型共同生活介護(グループホーム): 約44.1万円

【職種別の年間ボーナス平均】

  • 看護職員: 約71.2万円
  • 介護支援専門員(ケアマネジャー): 約68.5万円
  • 生活相談員: 約68.4万円
  • サービス提供責任者: 約63.4万円
  • 介護職員: 約58.5万円
  • 訪問介護員: 約47.7万円

特養や老健といった入所型の施設は、経営が比較的安定しており、夜勤もあるためボーナスが高めです。一方、訪問介護やグループホームは、それと比べると低い傾向が見て取れますね。

経験年数別の目安(1年未満〜15年以上)

経験を積めば、ボーナスも上がっていきます。これは介護職も同じです。

※出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」

【経験年数別の年間ボーナス平均】

  • 1年未満: 約7.7万円
  • 1~4年: 約42.7万円
  • 5~9年: 約53.4万円
  • 10~14年: 約60.4万円
  • 15年以上: 約74.1万円

ぼくの経験上、特に「介護福祉士」の資格を取る5年目あたりから、昇給やボーナス査定がグッと良くなるケースが多いです。

民間全体との位置づけ(“平均より低め”の背景)

では、介護職のボーナスは、他の産業と比べてどうなのでしょうか?

  • 全産業(調査産業計)の平均: 約80.9万円
  • 「医療,福祉」分野の平均: 約57.2万円

※出典:厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和5年」の夏季・冬季賞与の合計

データを見ると、残念ながら「医療・福祉」分野は、全産業の平均よりも低い水準にあります。

これは、ぼくたち介護職の給与やボーナスが、「介護報酬」という国が定めた公定価格でほぼ決まってしまうためです。

一般企業のように「ヒット商品が出たからボーナス大幅アップ!」とはなりにくい構造なんですね。

平均と中央値の違い—“体感がズレる”理由

「平均は55万って言うけど、そんなにもらってないよ!」

そう感じる方は多いと思います。ぼくもそうでした。

この「体感とのズレ」の理由は、「平均値」と「中央値」の違いにあります。

  • 平均値: 全員の合計額を人数で割ったもの。(一部のすごく高い人がいると、全体の平均が引き上げられる)
  • 中央値: 全員を金額順に並べたとき、ちょうど真ん中に来る人の額。(こちらの方が「体感」に近い

介護業界も、勤続20年の施設長クラスと、入ったばかりの新人さんではボーナス額が全く違います。高い人たちが「平均値」を押し上げているため、多くの人が「平均より下だ」と感じやすいんです。


介護職のボーナスが「少ない」と感じる主な理由

なぜ、ぼくたち介護職のボーナスは「少ない」と感じやすいのでしょうか。

現場のリアルな理由を解説します。

収益構造(介護報酬)と人件費配分の現実

先ほども触れましたが、最大の理由は「介護報酬」です。

ぼくたちの給料の源泉は、国が定める介護報酬。
事業所は、その報酬の中から人件費、家賃、光熱費、備品代…すべてをやりくりします。

特に、介護は「人」がサービスそのものですから、人件費の割合(人件費率)が非常に高い。
しかし、報酬の上限は決まっています。

「上げたくても、原資(もとで)がない」

これが多くの事業所の本音であり、ボーナスが上がりにくい根本的な原因です。

雇用形態(常勤/非常勤)・規模・地域差

ボーナス額は、働き方や場所にも大きく左右されます。

  • 雇用形態: 正社員(常勤)が優遇されます。パートや非常勤の場合、ボーナスが「なし」か、数万円の「寸志」というケースが圧倒的に多いです。
  • 規模: 一般的に、大規模な社会福祉法人や医療法人が運営する施設の方が、経営が安定しておりボーナスも高い傾向があります。逆に、小規模な株式会社やNPO運営の事業所は、経営体力によって差が出やすいです。
  • 地域差: 都市部(例:東京)は基本給が高いですが、物価も高いため、手取りで見ると地方と変わらないことも。一方、地方はボーナス(賞与)の「支給月数」が多い場合もあり、一概にどちらが良いとは言えません。

評価制度と加算(処遇改善等)一時金に回る/回らない

ここが一番、ややこしいポイントです。

ぼくたちの給料には「介護職員等処遇改善加算」という、国からの「お給料アップのためのお金」が上乗せされています。

この「加算」を、事業所がどうやって職員に配分するかは、実は事業所次第なんです。

  1. 月給に上乗せする(ベースアップ)
  2. 一時金(ボーナス)として支給する
  3. 両方を組み合わせる

もし、あなたの事業所が「1. 月給重視」なら、毎月の給料は多く見えますが、ボーナスは(基本給が低いままだと)少なく見えます。

逆に「2. ボーナス重視」なら、ボーナスは多く見えますが、月給は低めになります。

2024年6月から制度が新しくなり、「月給(ベースアップ)で配分しなさい」という国の意向が強まりました。

「ボーナスが減って、月給が少し増えた」という人は、この影響かもしれませんね。

訪問介護はなぜ低くなりやすいのか

データでも見た通り、訪問介護(ホームヘルパー)はボーナスが低めに出る傾向があります。

これには、ぼくは2つの理由があると考えています。

  1. 非常勤(登録ヘルパー)の割合が高い:訪問介護は、短時間勤務のパート(登録ヘルパー)さんが多く活躍しています。正社員の割合が施設に比べて低いため、事業所全体の「ボーナス平均額」で見ると低くなります。
  2. 運営の安定性:施設と違い、訪問介護は「サービスに入った時間」がそのまま売上になります。利用者さんの入院や体調不良でキャンセルが続くと、売上が不安定になりやすい。そのリスクが、ボーナス(賞与)額に反映されやすいんです。

今どきの“賢い収入の上げ方”5選

「理由はわかった。でも、やっぱり収入を増やしたい!」

その気持ち、すごくよく分かります。

ここからは、15年現場にいるぼくが「これは現実的だ」と思う、賢い収入の上げ方5選を紹介します。

① 資格取得で手当と職域を広げる(実務者研修→介福→加算活用)

これは王道であり、最強の方法です。

特に「介護福祉士」の資格は絶対に取るべきです。

  • 資格手当: 多くの施設で月5,000円~15,000円程度の手当がつきます。
  • ボーナス査定: 基本給や評価が上がり、ボーナスの算定基準が上がります。
  • 加算の活用: 新しい処遇改善加算では、経験・技能のある介護福祉士(目安:勤続10年以上)を高く評価する仕組みがあります。

無資格 → 初任者研修 → 実務者研修 → 介護福祉士 とステップアップすることが、確実な収入アップへの近道です。

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② 単発・スポットバイトで“ボーナス相当”を自力で積む

「今の職場は辞めたくない。でもお金が足りない…」

そんな人には、介護の単発・スポットバイトがおすすめです。

今は、介護職専門の「1日だけ」「この時間だけ」働けるマッチングアプリやサービスがたくさんあります。

  • メリット:
    • 休みの日に、別の施設で「1日だけ夜勤」や「3時間だけ入浴介助」などができる。
    • 時給も高い(時給1,800円~2,500円も珍しくない)。
    • 月に2~3回入るだけで、年間10万~20万円になり、ボーナス1回分くらいを自力で作れます。
  • 注意点:
    • 本業の就業規則で「副業禁止」になっていないか確認しましょう。
    • 体調管理は必須です。

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③ 転職で母集団を変える(賞与実績×手当の総額主義で比較)

今の職場で昇給が見込めないなら、「環境を変える=転職」が最も手っ取り早い選択肢です。

「施設・職種別の目安」で見たように、ボーナスが低い事業所(例:グループホーム)から、高い事業所(例:特養)へ移るだけで、年収が数十万円変わることはザラにあります。

  • 転職のコツ:
    • 求人票の「基本給」だけを見ないこと。
    • 「賞与実績(昨年○ヶ月分)」「各種手当(夜勤・資格・住宅)」「処遇改善加算の配分方法」を必ず確認する。
    • 「月給」ではなく「ボーナスも含めた理論年収」で比較しましょう。

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④ 夜勤を戦略的に増やす(健康/家族調整のチェックリスト付き)

これは「健康と体力に自信がある」人向けの短期集中型です。

夜勤は1回あたり5,000円~10,000円程度の手当がつくため、最も即効性があります。

ただし、ぼくは心理カウンセラーとして、心身の健康を犠牲にすることは絶対におすすめしません。

【夜勤を増やす前のチェックリスト】

  • □ 睡眠リズムが崩れても、日中にしっかり休める環境があるか?
  • □ 家族(パートナー、子ども)の理解と協力は得られているか?
  • □ 食生活が乱れたり、イライラしたりしていないか?
  • □ 「お金のため」と割り切り、期間限定(例:半年だけ)にできるか?

一つでも不安なら、やめておきましょう。

体を壊したら元も子もありません。

⑤ 役職になる(主任・リーダー)—責任と見返り、昇給の地図

ぼくの周りで安定して収入が高いのは、やはり「役職者(ユニットリーダー、フロア主任、相談員など)」です。

  • メリット:
    • 役職手当(月1万~5万円程度)がつく。
    • ボーナス査定が「管理職」区分になり、支給月数が上がることが多い。
    • 経営側の視点がわかり、介護の仕事が面白くなる。
  • デメリット:
    • 現場のシフト+事務作業や会議が増える。
    • 部下の指導やトラブル対応など、精神的な責任が重くなる。

「自分は現場一筋がいい」という人もいますが、もし「マネジメントにも興味がある」なら、積極的に手を挙げることをおすすめします。


すぐ使える:上長に伝える「評価面談トーク例」テンプレ

ボーナス(賞与)は、あなたの頑張りを評価する「査定」の結果です。

面談の場で、自分の頑張りを「適切に伝える」ことは、とても重要です。

心理カウンセラーの視点から、相手(上長)を困らせず、自分の希望を建設的に伝えるトーク例を紹介します。

【評価面談トーク例】

(上長):「今期、何か頑張ったことや、困っていることはありますか?」

(あなた):「はい。今期は特に、〇〇(例:新人スタッフのOJT)に力を入れました。〇〇さんが独り立ちできるように、業務手順をマニュアル化してサポートした結果、今では安心して〇Fを任せられるようになりました。」

(上長):「ああ、そういえば〇〇さん、最近すごく安定してるね。助かってるよ。」

(あなた):「ありがとうございます。それと、来期に向けてですが、実は今、収入(お給料)をもう少し上げていきたいと真剣に考えています。

(あなた):「(もし資格を取ったら)先日、介護福祉士の資格も取得しました。今後、リーダー業務や、処遇改善加算で求められるような専門的な役割(例:喀痰吸引の指導)なども、ぜひ担当させていただきたいです。」

(あなた):「ぼくがどのような役割を担い、どんな成果を出せば、今後の昇給や賞与(ボーナス)の評価につながるか、〇〇さん(上長)のお考えをぜひお伺いしたいです。」

【ポイント】

  1. 「お金が少ない!」と不満から入らない。
  2. 自分の「実績(やったこと)」を具体的に伝える。(×頑張った → 〇〇をマニュアル化した)
  3. 「収入を上げたい」という意思を、真剣かつ冷静に伝える。
  4. 「どうすれば評価されるか」を質問(相談)する形にする。

上長も人間です。不満をぶつけられるより、「どうすればもっと貢献できますか?」と前向きに相談される方が、真剣に応援したくなるものです。


よくある質問(Q&A)

介護職って、ボーナスがないのが当たり前なんですか?

いいえ、そんなことはありません。

正社員(常勤)で働いている場合、ボーナス(賞与)が全くない事業所は、かなり少数派です。介護労働安定センターの調査(令和4年度)でも、「賞与制度がある」事業所は85%を超えています。

もし正社員なのに賞与がない場合、経営が不安定か、人件費の配分に問題がある可能性があります。

転職1年目(入社してすぐ)のボーナスは、いくらくらいですか?

満額はもらえないことがほとんどです。

ボーナスには「査定期間(例:4月~9月分を12月に支給)」があります。

例えば、10月に入社した場合、夏のボーナス(査定期間が前年10月~3月)も、冬のボーナス(査定期間が4月~9月)も、査定期間に在籍していないため、支給されないか、数万円のとなるのが一般的です。

満額がもらえるのは、入社して2回目か3回目のボーナスから、と考えておきましょう。

処遇改善加算は、ボーナスとしていつもらえるんですか?

事業所によって全く違います。

「6月と12月のボーナスに上乗せする」事業所もあれば、「3月(年度末)に決算賞与として一括で払う」事業所もあります。

また、「毎月の給料に『処遇改善手当』として分割して払う」事業所も多いです。

これは、就業規則や賃金規程を確認するか、上長・事務方に聞かないとわかりません。


まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

介護職のボーナスについて、ぼくの15年間の経験と最新データを踏まえて解説してきました。

  • 介護職のボーナス平均は年間約55万~60万円
  • ただし、施設形態(特養・老健は高い)や経験年数、資格によって大きな差がある。
  • ボーナスが低いと感じる背景には、「介護報酬」という業界の構造や、「処遇改善加算」の配分方法が関わっている。
  • 収入を増やすには、「①資格取得」「②スポットバイト」「③転職」「④夜勤」「⑤昇進」という5つの現実的な方法がある。

ボーナスの額面だけを見て落ち込む必要はありません。

それは、あなたの介護職としての価値が低いからではなく、業界の「仕組み」や「制度」の影響を強く受けているからです。

大切なのは、その仕組みを理解した上で、「じゃあ、自分はどう動くか」を冷静に決めること。

この記事が、あなたが「自分らしい働き方」と「納得できる収入」を見つけるための、一つのヒントになれば、ぼくはとても嬉しいです。

頑張っているあなたを、ぼくは心から応援しています。

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この記事を書いた人

【介護業界15年目】
資格:介護福祉士、介護支援専門員、上級心理カウンセラー
施設のリーダーで採用から教育に関わる
現役介護士ならではの「体験談」や「介護現場の声」を発信しています。
「ブラック企業」から「ホワイト企業」に転職した経験を活かし、転職に失敗しない方法も紹介しています。

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