転職後に頑張りすぎない7つの理由|あなたのペースで働こう

転職後、仕事を頑張りすぎない7つの理由

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この記事の要約
  • 最初から全力で走らず、まずは職場に慣れることが大事。周りのペースに合わせて、長く続けられる働き方にしよう。
  • 無理をすると疲れやストレスがたまり、体や心をこわす原因に。休憩や気分転換もちゃんと取ろう。
  • 余裕をもつと新しいアイデアが出やすくなり、成長につながる。ミスも減って毎日が楽になる。
介護士

新しい職場だから、早く仕事を覚えなきゃ……

介護士

いい印象を持たれたくて、つい無理をしてしまう……

転職後はついつい頑張りすぎてしまいますよね。

でも、ちょっと待って。

早く職場に馴染みたい気持ちはわかりますが、頑張りすぎて体と心を壊しては元も子もありません。

最初から100%で飛ばすと、すぐに燃え尽きる
周りのペースに合わせたほうが、馴染みやすい
完璧じゃなくても、徐々に成長すればOK

転職は新しいスタート。

「頑張る」ことも大切ですが、「無理しない」ことも同じくらい大事です。

マラソンで全力疾走する人はいませんよ。

あなたのペースで働けるよう、この記事で「心に余裕を持つヒント」を見つけませんか?

<転職後に頑張りすぎない7つの理由>

【筆者紹介】
介護業界15年の現役介護士です。
※現場経験公的データ(厚労省など)をもとに執筆しています。
【所持資格】
介護福祉士/ケアマネ/上級心理カウンセラー

当サイトの「実績」と「信頼性」
ブログ村介護職PVランキング1位獲得、「おすすめブログ」として複数のメディアで紹介されました。

詳しくはトップページのプロフィールに記載

目次

転職後に頑張りすぎない7つの理由

頑張らないイメージ画像

<転職後に頑張りすぎない7つの理由>

1.新しい環境に慣れるのに時間が必要

仕事に慣れるには時間が必要です。これが大前提。

努力でカバーできる部分もあるかもれませんが、たいていは時間が解決してくれます。

長く働いていると、嫌でも仕事を覚えるので、最初から頑張りすぎる必要はありません。

慣れない環境で頑張りすぎると、空回りして大きなミスをしてしまいます。

まずはゆっくりと新しい環境に慣れることを優先しましょう。

無理は禁物ですよ。

リアルな意見

前職のクセで動くと噛み合わず、空回りします。

最初の2週間は“観察・確認・復唱”を徹底。

自分ルールを持ち込まず、記録様式や声かけの言い回しまでマネると、早く馴染めました。

2.長期的なパフォーマンスを維持するため

冒頭でもお伝えしましたが、マラソンでいきなり全力疾走する人はいないですよね?

スタートからゴールまで全力で走るのなんて無理ですから。

長期的なパフォーマンスを維持するために、全力疾走するよりも周囲のペースに合わせて無理なく走りましょう。

短期のアルバイトではありません。

仕事は長距離走だと自分に言い聞かせて、長く続けることに集中するのです。

リアルな意見

毎日100点を狙うより、80点を続ける方が結局成果が出ます。

1回のファインプレーよりも、毎日の安定したパフォーマンスですね。

3.疲れやストレスの蓄積を防ぐため

慣れない職場で働いていると、気疲れしてしまいます。

転職後のストレスがかかる環境で頑張りすぎると、体を壊す原因になりますよ。

疲れやストレスが溜まると以前の職場と比較して、

「前はこんなに疲れなかった」

「転職に失敗した」

と考えがちです。

「前の職場より疲れる、ストレスが溜まる」=「転職の失敗」ではありません。

ただ環境に慣れていないだけですから。

疲労が蓄積し、仕事のパフォーマンスが低下します。

十分に休息を取り、休日は趣味や好きなことをして、リフレッシュしましょう。

昼休みに外の空気を吸って、深呼吸するだけでも気分転換になりますよ。

ぼくは休憩中に読書をして気分転換しています。

閉鎖的な職場で働いていると気が滅入るので、自分でメンタルをコントロールしながら働きましょう。

リアルな意見

現場の声を代弁する女性介護士のイメージ

慣れない環境で働き続けると“脳の電池切れ”になります。

昼に外気を吸う、トイレ個室で深呼吸など、小さな逃げ道を準備。

帰宅後はゆっくり入浴して、気持ちを切り替えています。

4.創造性を引き出すため

仕事以外の経験で新しいアイデアがひらめいたり、複雑な問題に対処するための視野が広がります。

仕事を頑張りすぎるのではなく、仕事はほどほどに、遊びを頑張るくらいの意識で創造性を引き出しましょう。

遊び心が大切です。

子どもと一緒に遊ぶと、大人にはない視点に気づかされたり勉強になりますよ。

ぼくには小学生4年(男)、小学2年(女)の子どもがいますが、アイデアをくれる師匠だと思って一緒にバカな遊びをしています。(妻は呆れていると思いますが……)

とくにレゴブロックをすると、色々な刺激になります。子どもには大人にはない自由な発想がありますからね。

仕事ばかりにならず、子供と関わる時間くらいは確保したいですね。

リアルな意見

余白がないと新しいアイデアは出てきません。

退勤後に“趣味に没頭”をすると、ふと仕事のアイデアが湧きました。

その時は仕事のことなんて1ミリも考えてなかったのに。

仕事の詰め込み過ぎは発想を潰しますね。

5.自己成長とスキル向上のため

仕事を頑張りすぎると、自己成長するための時間が失われます。

成長するために「自己啓発」や「学習の時間」を確保することは重要です。

外部研修に参加することで知見が広がったり、資格を取得することで自分自身に対する信頼感が高まります。

スキルが向上すると、仕事に対して自信がついたり、自己肯定感を向上させることができますよ。

単に仕事ができるようになるのではく、人間として成長できるように時間を使いたいですね。

6.ミスを防ぐため

頑張りすぎると周りが見えなくなり、判断力や冷静さを欠いてしまいます。

頑張りすぎる新人が、ミスを連発するのはあるあるですねよ。

「空回り」ってやつです。

ミスしないためには客観的な視点が大切。

「めっちゃ頑張っている」と思ったら「視野が狭くなっていないか?」と自分自身に問いかけて、冷静に仕事を進められるように一度立ち止まってみましょう。

とはいえ、誰でも最初は失敗をします。

失敗しても自分を責めないでください。

失敗から学んで成長するのですから。

7.幸福感と生活満足度の向上のため

転職したのは、新しい職場で頑張るためではありません。

あなたが、今までよりも幸せになるためです。

転職後に頑張りすぎると疲弊して、幸福感や生活満足度が低下します。

転職して幸福度が下がったら「何のために」転職したのかわからなくなりますね。

あくまでも「自分のために転職した」ことを意識して、無理のないペースで働きましょう。

転職後に頑張りすぎないコツ【3選】

コツを解説するイメージ画像

これまでの解説で、頑張りすぎない理由はわかった。

だけど「頑張らないと『やる気がない』と思われるのではないか?」と不安になるかもしれませんね。

大丈夫です。

チームに必要なのはひとりで頑張る人よりも、周りと協力して働ける人です。

肩の力を抜いて、チームに馴染むことを第一に考えるといいですよ。

あなたはチームの歯車です。

ひとつの歯車だけ動いても、チームとしては機能しません。

協調性を大切に、みんなと波長を合わせることを意識しましょう。

コツ1:上司や同僚に頼る

転職したばかりでわからないことも多いはずです。

上司や同僚に頼って、わからないことはどんどん聞いてください。ひとりで抱え込んで頑張りすぎないことが大切です。

”仕事ができる人”だと思われたいために、ひとりで頑張りすぎるのは逆効果ですよ。

ひとりで頑張りすぎると「相談や報告ができない人」というレッテルを貼られてしまします。

チームに求められるのは「才能のある個人」よりも「協調性」です。

経験があったり、自信があるからといって自分の判断で動くよりも、周りとコミュニケーションを取りながら仕事を進めましょう。

とはいえ、パワハラ上司や意地悪なお局がいることもあります。

人間関係に悩んだときには、下の記事を参考にしてください。

パワハラを許さない!助けが必要なあなたへ【解決策と撃退法を紹介】

【効果抜群】お局とうまく付き合う「ちょっとズルい3つの方法」

コツ2:職場のルールを尊重する:「前の職場でこうしていた」はNG

「前の職場ではこうしていた」と言うと嫌われます。

「郷に入っては郷に従え」ということわざがあるように、今の職場のやり方やルールがあります。

前職のやり方は胸の中にしまって、口に出さないようにしましょう。

業務改善などの理由で「前の職場ではどうしていたの?」と聞かれたときだけ話してOKです。

あくまでも謙虚に。

コツ3:完璧主義を捨てる(失敗してもいい)

「100点でなければいけない」というマインドを捨てましょう。

完璧を求めると慎重になりすぎて、スピードや量が減少してしまします。

そもそも、転職直後の職員に質なんて期待していません。

まずはスピードと量を重視しましょう。

量をこなしていると、自然と質が上がっていきます。

「失敗から学ぶ」ことを意識して、転職後の失敗が許される時期に早めに失敗しましょう。

失敗してもいいのです。

そこから学んで成長できるのですから。

「失敗は成功のもと」ですよ。

よくある質問【Q&A】

どれくらいで職場に慣れますか?

目安は1〜3か月です。最初の30日は“観察月間”にして、仕事の流れ・人の呼び方・記録の型を合わせることを優先しましょう。

Q2. 頑張りすぎのサインは?

ミスが連続する、家でも仕事のことで頭がいっぱい、寝つきが悪い、食欲が落ちるなど。1つでも当てはまったらペースダウンの合図です。

仕事量が多すぎる時の伝え方は?

「今AとBを担当中でCまで手が回りません。優先順位をご指示ください」と事実と選択肢で相談しましょう。感情より事実で。

前の職場のやり方は言わない方がいい?

いきなりはNG。「この職場のルールに合わせると、こう改善できそうです」と“相手基準”で小さく提案すると通りやすいです。

失敗したらどうすれば?

①事実を報告 ②再発防止の仮案を添える ③メモして翌日の手順に反映。「責めるより仕組みを直す」のがコツです。

提案はいつからしていい?

まずは基本業務で“信頼貯金”を作ってから。目安は1〜2か月後、小さな改善を1つ試すところから。

教えてもらいにくい先輩へのコツは?

挨拶+名前呼び+結論先出し(背景→理解→確認点)。メモを見せて「この手順で合っていますか?」と具体的に聞きましょう。

まとめ:転職した目的を忘れずに

この記事の要約
  • 最初から全力で走らず、まずは職場に慣れることが大事。周りのペースに合わせて、長く続けられる働き方にしよう。
  • 無理をすると疲れやストレスがたまり、体や心をこわす原因に。休憩や気分転換もちゃんと取ろう。
  • 余裕をもつと新しいアイデアが出やすくなり、成長につながる。ミスも減って毎日が楽になる。

今回は「転職後、頑張りすぎない7つの理由」について解説しました。

おさらいをすると次のとおりです。

<転職後に頑張りすぎない7つの理由>

重要なのは「何のために」転職したのかです。

会社に尽くして、心身が潰れるために転職したわけではありません。

あなたが幸せになるために転職したのです。

くれぐれも、頑張りすぎないようにしましょう。

最後まで読んでくれた、あなたを応援しています。

では、また。

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この記事を書いた人

【介護業界15年目】
資格:介護福祉士、介護支援専門員、上級心理カウンセラー
施設のリーダーで採用から教育に関わる
現役介護士ならではの「体験談」や「介護現場の声」を発信しています。
「ブラック企業」から「ホワイト企業」に転職した経験を活かし、転職に失敗しない方法も紹介しています。

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