【例文あり】介護職の「今年の反省」と「来年の目標」を書くコツ10選

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特養 / 老健 / 有料老人ホーム / 訪問介護 / デイサービス / グループホーム / 病院

勤務年数(1つ選択)

未経験〜5年以上、またはリーダー職
この記事の要約
  • 「反省」は自分を責めるためじゃなく、来年もっとラクに働くための「振り返り」です。
  • 「事実→反省→改善」の3つの型(テンプレート)を使えば、誰でもカンタンに書けます。
  • この記事にあるコピペOKの例文集を使えば、悩む時間はゼロになります。

年末や年度末になると、毎年やってくるのが「今年の反省」「業務評価シート」の作成。

介護士

あー、またこの時期か……

介護士

何を書けばいいかわからない…

忙しい業務の合間に、こうした書類仕事が増えるのは本当に大変ですよね。

ぼくも昔は、頭を抱えながらウンウン唸って書いていました。

でも、安心してください。

実は、誰でも3分で「それっぽい」反省文が書けてしまう“型”があるんです。

かんたんに書ける型は、次の3ステップで考えるだけ。

  • できたこと/できなかったこと(事実)
  • なぜそうなったか(反省/分析)
  • 来年はどうするか(改善/目標)

この記事では、コピペOKの例文集を紹介します。

記事のすべてを読む必要はありません。

必要なところだけ参考にしてください。

もう反省文で悩まなくて済みますよ。

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著者のプロフィール

ブログ運営者なお
【介護業界15年目】
【資格】

介護福祉士
介護支援専門員

上級心理カウンセラー

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ブログを書き続ける理由【クリック】

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☑介護施設のリーダー職

☑ブラック企業からホワイト企業に転職

ブログを書き続ける理由

ぼくは、今日も介護現場で働き、
家ではキーボードを打っています。

なぜブログを書き続けるのか?
答えはシンプルで、
あの頃の自分に向けて書いているからです。

夜勤明け、
心も体もすり減って、
休憩室でため息ばかり……
そんな時期がありました。

理不尽な叱責、
見えないいじめ、
パワハラ。

仕事は好きなのに、職場に行くのが怖い。

あの時のぼくに必要だったのは、
「大丈夫、道はある」という自信でした。


だからこのブログでは、
同じ介護士として、
あなたの悩みを解決すること目指しています。

抽象論やキレイごとではなく、
今日から使える言い回し、動線、伝え方、記録の工夫、チームの回し方。

現場が少しでもラクになるコツを共有します。

また、ぼくにはブラック企業からホワイト企業へ転職した経験があります。

運や根性ではなく、
準備と戦略で抜け出しました。

  • 求人票の読み方
  • 面接でのポイント
  • 入職前の条件確認
  • 入ってからの立ち回り

——失敗しないコツを知っています。


だからこのブログでは、
自分らしい人生を取り戻す方法を共有しているのです。

あなたが「また同じ目に遭った…」と絶望しないように。

そして何より、
パワハラやいじめに苦しんでいる、
あなたを救いたい

「あなたは悪くない」

「辞めることは逃げじゃない」

「残るなら自分を守る方法ある」

ぼくの約束は次の3つ。

  1. 現場基準:実際に体験したことだけを書く。
  2. 嘘をつかない:できないことはできないと正直に書く。
  3. あなたの味方でいる:どんな状況でも、ぼくはあなたの味方ですよ。

このブログは、疲れた心に戻ってこられる避難所であり、次の一歩を踏み出す地図です。

読んだあとに、ほんの少し肩の力が抜けて、
「よし、やってみよう」と思える。

そんな文章をこれからも届けます。

もしあなたが今つらいなら、
ここに悩みを置いていってください。

もしあなたが次の職場を探しているなら、
ここで一緒に準備をしましょう。

ぼくは毎日書き続けます。

あなたの明日が、
今日より少し生きやすくなるように。

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目次

介護職の「今年の反省」例文集(コピペOK)

ぼくが15年間現場で見てきた「あるある」な反省をベースに、例文集を作りました。

(※「今年」は「2025年」と仮定しています)

立場別(新人/中堅/リーダー)

  • 新人
    2025年は、まず業務の流れを覚えることに必死でした。特に移乗介助ではまだ不安があり、先輩の手を借りることが多かったです。来年(2026年)は、一つひとつの技術の根拠を再確認し、できるだけ一人で安全に介助できるよう練習します。
  • 中堅
    2025年は、自分の業務に加えて、後輩のフォローも意識しました。しかし、時に自分の業務に追われ、後輩への声かけが疎かになったと反省しています。来年(2026年)は、自分のタスク管理を見直し、チーム全体がスムーズに動けるよう視野を広げます。
  • リーダー向け
    2025年は、ユニットリーダーとして、事故防止に取り組みました。しかし、ヒヤリハットの件数が前年より増加してしまいました。原因として、報告後の分析や対策共有が不十分だったと感じています。来年(2026年)は、ヒヤリハット会議のやり方を見直し、具体的な対策を全員で徹底できる仕組みを作ります。

業務別(入浴・排泄・移乗・記録/申し送り・レク・家族対応)

  • 入浴介助
    2025年は、入浴介助の効率を重視するあまり、ご利用者とのコミュニケーションが不足していました。流れ作業のようになってしまったと反省しています。来年(2026年)は、お湯加減の確認や世間話など、リラックスしていただける声かけを増やします。
  • 排泄介助
    2025年は、定時のおむつ交換に追われ、ご利用者個々の排泄パターンを把握しきれていませんでした。来年(2026年)は、排泄記録を丁寧につけ、少しでもおむつに頼らない(自立支援につながる)ケアができないか検討します。
  • 移乗介助
    2025年は、ご利用者の残存能力(まだできること)を活かした移乗ができていませんでした。すべて介助してしまった方が早い、という自分の都合が優先されていたと反省しています。来年(2026年)は、ご本人の「できる部分」を見極め、最小限のサポートを心がけます。
  • 記録・申し送り
    2025年は、記録の記入に時間がかかり、残業の原因になることがありました。特に「何を書くべきか」で迷うことが多かったです。来年(2026年)は、5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)を意識し、簡潔かつ客観的な記録を短時間で書けるよう訓練します。
  • レクリエーション
    2025年は、いつも同じようなレクリエーション内容になってしまい、マンネリ化していました。企画が自分の「やりやすいこと」に偏っていたと反省しています。来年(2026年)は、ご利用者の若い頃の趣味や、季節感を取り入れた新しい企画に挑戦します。
  • 家族対応
    2025年は、ご家族様からご様子を聞かれた際、すぐに的確な返答ができないことがありました。日々の様子を細かく観察・記録できていなかったためです。来年(2026年)は、小さな変化でも記録に残し、いつでもご家族様に安心していただける報告ができるよう準備しておきます。

勤務別(夜勤/早番/遅番)

  • 夜勤
    2025年の夜勤業務では、巡視の際、物音を立ててご利用者を起こしてしまうことがありました。自分の焦りが原因だと反省しています。来年(2026年)は、常に静かな動作を心がけ、ご利用者の安眠を最優先に行動します。
  • 早番
    2025年の早番業務では、起床介助や朝食準備に追われ、ご利用者一人ひとりへの朝の挨拶や体調確認が疎かになる日がありました。来年(2026年)は、どれだけ忙しくても、必ず目を見て笑顔で挨拶し、表情や声のトーンから健康状態を把握するよう努めます。
  • 遅番
    2025年の遅番業務では、夜勤者への申し送りが長くなりがちでした。日中の出来事をすべて伝えようとしてしまったためです。来年(2026年)は、伝えるべき「重要な変化」と「対応が必要なこと」に要点を絞り、簡潔に申し送る練習をします。

領域別(認知症ケア/感染対策/事故・ヒヤリ/口腔ケア/看護連携)

  • 認知症ケア
    2025年は、認知症の方の(いわゆる)問題行動に対し、ついこちらの都合で制止してしまうことがありました。ご本人の不安や混乱に寄り添えていなかったと反省しています。来年(2026年)は、その行動の裏にある「思い」や「理由」をまず考え、受容的な態度で接します。
  • 感染対策
    2025年は、感染症の流行期において、基本的な手指消毒や換気のタイミングが曖昧になってしまうことがありました。忙しさにかまけて「慣れ」が出ていたと反省しています。来年(2026年)は、改めてマニュアルを確認し、初心に返って感染対策の基本を徹底します。
  • 事故・ヒヤリハット
    2025年は、小さなヒヤリハット(事故になりかけた事例)を「このくらいならいいか」と報告しないことがありました。その結果、大きな事故の芽を見逃していたかもしれません。来年(2026年)は、どんな些細なことでも必ず報告し、チーム全体で危険を共有する文化を作ります。
  • 口腔ケア
    2025年は、食後の口腔ケアが流れ作業になっていました。特に、拒否のある方に対して十分なケアができませんでした。来年(2026年)は、なぜ拒否があるのか(痛み、不快感など)を探り、その方に合ったケアの方法を歯科衛生士とも相談しながら見直します。
  • 看護連携
    2025年は、看護職員へご利用者の状態変化を報告する際、「いつもと違う」という曖昧な表現を使い、うまく伝わらないことがありました。来年(2026年)は、「いつから」「どのように」「数値(体温・血圧など)」をセットで報告するなど、客観的な事実を具体的に伝える努力をします。

事務/委員会・新人指導・タイムマネジメント

  • 事務・委員会
    2025年は、委員会活動において、会議の進行や資料作成に時間がかかりすぎてしまいました。来年(2026年)は、事前にアジェンダ(議題)を明確にし、効率的に会議を進められるよう工夫します。
  • 新人指導
    2025年は、新人指導を担当しましたが、自分のやり方を押し付けてしまった面があります。新人の不安や疑問を十分に聞く時間が取れていなかったと反省しています。来年(2026年)は、まず「やって見せて」、次に「説明して」、最後に「やってもらう」という手順を踏み、相手のペースに合わせた指導を心がけます。
  • タイムマネジメント
    2025年は、突発的な業務(コール対応など)が入ると、計画していた業務が後回しになり、結果として残業が増えてしまいました。来年(2026年)は、業務の優先順位を常に意識し、「今やらなくてもいいこと」は後回しにするなど、時間配分の見直しを行います。

短文一言フレーズ集(面談口頭用)

面談などでサッと答えたい時に使える、短いフレーズです。

  • 「2025年は、〇〇の技術習得に注力しました。来年(2026年)は〇〇を課題とします。」
  • 「チーム連携の重要性を再認識した一年でした。特に報告・連絡・相談が課題です。」
  • 「ご利用者の個別のニーズに応えることの難しさとやりがいを感じました。」
  • 「ヒヤリハットの報告件数を増やし、リスク管理への意識を高めました。」
  • 「まだ知識不足な面が多く、来年(2026年)は〇〇の研修に積極的に参加したいです。」
  • 「時間管理が甘く、残業を減らすことが来年(2026年)の目標です。」
  • 「ご家族様とのコミュニケーションを、もっと密に取る必要性を感じました。」

介護職「来年の目標」例文集(コピペOK)

「反省」と「来年の目標」は表裏一体です。

反省で出た課題を、そのまま目標にひっくり返せばOKです。

立場別(新人/中堅/リーダー)

  • 新人
    ・2026年は、夜勤の独り立ちを目標に、全ご利用者の情報把握と緊急時の対応マニュアルの読み込みを徹底します。
    ・2026年は、先輩の指示を待つだけでなく、自分から「何かできることはないか」と積極的に動けるようになります。
  • 中堅
    ・2026年は、プリセプター(新人指導役)として、新人が安心して働けるよう、分かりやすい指導と精神的なサポートの両立を目指します。
    ・2026年は、業務改善提案を毎月1件は行うことを目標にし、ユニット全体の効率化に貢献します。
  • リーダー
    ・2026年は、カンファレンス(ケア会議)の質を高めるため、ファシリテーション(司会進行)技術を学び、全員が発言できる場を作ります。
    ・2026は、スタッフのメンタルヘルスにも配慮し、月1回の個人面談を通じて、働きやすい職場環境の構築を目指します。

業務別(入M浴・排泄・移乗・記録/申し送り・レク・家族対応)

  • 入浴介助
    2026年は、ご利用者の入浴中の表情や皮膚の状態を注意深く観察し、小さな体調変化にも気づけるようになります。
  • 排泄介助
    2026年は、排泄記録の分析に基づき、3名以上のご利用者の「おむつ外し(トイレ誘導)」に挑戦し、成功させます。
  • 移乗介助
    2026年は、ボディメカニクス(力の効率的な使い方)を学び直し、自分とご利用者の双方にとって負担の少ない移乗技術を習得します。
  • 記録・申し送り
    2026年は、介護記録にかける時間を1件あたり5分以内に短縮することを目標とし、客観的(SOAP等)な記述を習得します。
  • レクリエーション
    2026年は、外部のボランティアや地域資源も活用し、マンネリ化しない多様なレクリエーションを企画・実行します。
  • 家族対応
    2026年は、ご家族様とのコミュニケーションノートを活用し、日々の小さな「良い変化」も積極的に共有していきます。

勤務別(夜勤/早番/遅番)

  • 夜勤
    2026年は、緊急時の対応(急変、災害など)のシミュレーションを事前に行い、いかなる状況でも冷静に行動できる準備をします。
  • 早番
    2026年は、朝の忙しい時間帯でも、ご利用者の「その日着たい服」を選んでいただくなど、自己決定を支援する余裕を持ちます。
  • 遅番
    2026年は、夕方の落ち着かない時間帯(夕暮れ症候群など)の対応スキルを上げ、ご利用者が穏やかに夜を迎えられるよう支援します。

領域別(認知症ケア/感染対策/事故・ヒヤリ/口腔ケア/看護連携)

  • 認知症ケア
    2026年は、認知症ケア専門士の資格取得を目標に勉強し、専門的な知識に基づいたケアを実践します。 2025年は、ユマニチュード(フランス発祥のケア技法)の基本を学び、声かけや触れ方を見直します。
  • 感染対策
    2026年は、感染対策委員として、現場スタッフが「分かりやすく」「実行しやすい」マニュアルの見直しに取り組みます。
  • 事故・ヒヤリハット
    2026年は、ヒヤリハットの報告件数を(あえて)増やすことを目標とし、潜在的なリスクを早期に発見できる職場風土作りに貢献します。
  • 口腔ケア
    2026年は、施設内の口腔ケア研修会に必ず参加し、正しいブラッシング技術や粘膜ケアの方法を習得します。
  • 看護連携
    2026年は、看護職員との情報共有を「報・連・相」だけでなく「雑談(ざっそう)」レベルでも行い、職種間の風通しを良くします。

事務/委員会・新人指導・タイムマネジメント

  • 事務・委員会
    2026年は、委員会活動を通じて、現場の声を一つでも多く運営に届け、具体的な改善につなげます。
  • 新人指導
    2026年は、新人が「質問しやすい」雰囲気作りを意識し、指導の際は「叱る」のではなく「なぜそうなったか」を一緒に考える姿勢を持ちます。
  • タイムマネジメント
    2026年は、「定時で帰る」ことを目標とし、そのために業務の優先順位付けと、他スタッフへの適切な業務分担の依頼を徹底します。

短文一言フレーズ集(面談口頭用)

  • 「来年(2026年)は、〇〇のスキルを重点的に伸ばしたいです。」
  • 「チーム全体のケアの質向上に貢献できるよう、〇〇に取り組みます。」
  • 「ご利用者様の満足度をさらに高めるため、〇〇を改善します。」
  • 「リスクマネジメントの観点から、〇〇を徹底します。」
  • 「〇〇の資格取得に挑戦し、専門性を高めます。」
  • 「後輩指導を通じて、自分自身も学び直す一年にしたいです。」
  • 「より効率的な働き方を模索し、残業ゼロを目指します。」

「今年の反省」は何のため?:スキルアップするため

そもそも、なぜ面倒な「反省」を書かないといけないのでしょうか。

書類を書くため、上司に提出するため…

もちろんそれもあります。

しかし、一番の目的は、あなたがスキルアップして、もっと楽しく、安全に働くためなんです。

自己否定ではなく“振り返り+改善”

心理カウンセラーの視点からお伝えしたいのですが、「反省」という言葉を聞くと、どうしても「ダメだったこと」「できなかったこと」ばかり探して、自分を責めてしまいがちです。

でも、それは違います。

ぼくたちがやるべきなのは「自己否定」ではなく、「振り返り」「改善策探し」です。

  • 「あの時、こうすれば良かったかな?」
  • 「これは上手くいったから、来年も続けよう」
  • 「このミスは、仕組みを変えれば防げるかも?」

このように、客観的に1年を眺めて、来年の自分が少しでも成長できる「ヒント」を見つける作業。

それが「今年の反省」の本当の目的です。

個人名・具体施設名・健康情報は書かない(守秘義務)

これは介護福祉士として、絶対に守ってほしいルールです。

反省文は、上司や経営陣など、複数の人が見る可能性があります。

  • 「〇〇様(ご利用者)が…」
  • 「××さん(同僚)が…」
  • 「△△病院で…」
  • 「(ご利用者の)〜という病気が…」

こうした個人が特定できる情報や、プライバシーに関わる健康情報は、絶対に書いてはいけません。

これはぼくたちの仕事の根幹である「守秘義務」に関わります。

「あるご利用者の移乗介助の際…」「同僚スタッフと連携する中で…」のように、ぼかして書くクセをつけましょう。

「今年」→西暦表記に置き換える(曖昧さ回避)

ちょっとしたテクニック。

「今年」や「去年」と書くと、いつの記録か後でわからなくなります。

なので、「2025年は〜」「2026年に向けて〜」というように、必ず西暦(年度)で書くようにしましょう。

介護記録を書くときと同じですね。

サッと書ける“3つの型”(テンプレ)

お待たせしました。具体的に「何を書けばいいか分からない」という悩みを解決する、魔法のテンプレートを3つ紹介します。

3行テンプレ(事実→反省→改善/目標)

一番シンプルで、ぼくもよく使う「基本の型」です。

  1. 事実(何があったか): 〇〇の業務でミス(または成功)があった。
  2. 反省(なぜそうなったか): 確認不足(または連携が良好)だったため。
  3. 改善(どうするか): 来年(2026年)は、〇〇を徹底(または継続)する。

【例文】

  1. 移乗介助の際、声かけが不足し、ご利用者を不安にさせてしまった(事実)
  2. 自分の焦りから、次の動作を優先してしまった(反省)
  3. 来年(2026年)は、必ず一つひとつの動作の前に声かけを行う(改善)

STAR型(状況→行動→結果→学び)

少し詳しく書きたい時、面談などで具体的に説明したい時に便利な型です。

  1. S (Situation / 状況): どんな状況でしたか?
  2. T (Task or Target / 課題・目標): 何をする必要がありましたか?
  3. A (Action / 行動): あなたは具体的にどう動きましたか?
  4. R (Result / 結果): その結果、どうなりましたか?(+学び)

【例文】

「夜勤帯で(S)、あるご利用者の不穏(興奮や不安)が続いた(T)。
マニュアル対応だけでなく、ご本人が好きだった音楽を静かに流してみた(A)。
結果、少しずつ表情が和らぎ、落ち着いて休むことができた(R)。
個別の対応が安心感につながることを学んだ。」

FIAR型(事実→気づき→改善→成果予測)

「反省」をより前向きな「改善」につなげるための型です。

  1. F (Fact / 事実): 〇〇が起こった。
  2. I (Insight / 気づき): そこから〇〇だと気づいた。
  3. A (Action / 改善): だから、来年は〇〇を試してみる。
  4. R (Result / 成果予測): そうすれば、〇〇という良い結果になるはずだ。

【例文】

「レクリエーションの参加率が低かった(F)。
参加を促すだけでなく、企画段階でご利用者の希望を聞けていなかったことに気づいた(I)。
来年(2026年)は、事前に簡単なアンケートを実施してみる(A)。
そうすれば、皆さんが『参加したい』と思える企画が増えるはずだ(R)。」

NG→OKの言い換え例(ネガティブを前向きに)

介護士のイメージ画像

反省文は、書き方一つで印象がガラッと変わります。

特に、無意識に「他人のせい」にしたり、「感情的」になったりするのはNGです。

心理カウンセラーの視点からも、言葉を変えると思考も前向きになります。

責任転嫁 → 共同改善

NG: 「〇〇さん(同僚)が手伝ってくれないから、業務が遅れた。」

(なぜダメか?:他者への不満であり、自分の改善策がない)

OK: 「業務が特定のスタッフに集中しがちな状況があった。来年(2026年)は、業務量を平準化できるよう、リーダーに相談し、チーム内での情報共有の方法を見直したい。」

(何が良いか:「状況」を客観視し、「自分もチームの一員として」改善する意志が見える)

NG: 「人手が足りないから、丁寧なケアができなかった。」

(なぜダメか?:事実かもしれないが、環境のせいにして諦めている)

OK: 「人員が限られる中で、業務の優先順位付けがうまくできなかった。来年(2026年)は、限られたリソースの中で、まず何を最優先すべきか(例:安全確保、排泄ケアなど)を常に判断できるよう努める。」

(何が良いか:変えられない状況(人員)の中で、自分が変えられること(判断力)に焦点を当てている)

感情語 → 行動/事実語

NG: 「ご利用者の対応が大変で、イライラしてしまった。」

(なぜダメか?:感情の吐露であり、プロフェッショナルな反省ではない)

OK: 「(認知症の方の)特定の行動に対し、自分の知識不足から対応に時間がかかり、精神的な余裕を失うことがあった。来年(2025年)は、認知症ケアに関する研修を受け、対応の引き出しを増やす。」

(何が良いか:「イライラした」原因(知識不足)を分析し、具体的な行動(研修)につなげている)

NG: 「申し送りが面倒くさかった。」

(なぜダメか?:ただの感想)

OK: 「申し送りの重要性を理解しつつも、効率的な伝達ができていなかった。来年(2025年)は、要点を絞って5分以内に終えることを目標にする。」

(何が良いか:「面倒」だと感じた理由(非効率)を推測し、具体的な改善目標(5分以内)を立てている)

今年の反省を書くコツ10選

どうせ書くなら、上司からの評価にもつながる、中身のある反省文にしたいですよね。

ぼくが現場で「この人、ちゃんと考えてるな」と思う反省文のコツを10個、こっそりお教えします。

  1. 「数字」を入れる(客観性)
    • NG:「残業が多かった」→ OK:「月平均〇時間の残業が発生した」
    • NG:「ヒヤリハットが減った」→ OK:「ヒヤリハット報告件数が前期比〇%減少した」
  2. 具体的な「行動」を書く
    • NG:「頑張る」→ OK:「〇〇の介助マニュアルを週1回読み直す」
  3. 「改善策」と「目標」をセットで書く
    • 反省(できなかったこと)だけで終わらせず、必ず「だから、来年はこうする」という未来志向で締めます。
  4. 「自分を責めすぎない」(過度な反省を避ける)
    • 「何もできませんでした」「すべて私の責任です」といった過度な自己否定は、上司も「大丈夫か?」と心配になります。客観的な事実と、前向きな改善策を書きましょう。
  5. 「チーム」や「他者」への視点を入れる
    • 自分のことだけでなく、「チームのために何ができたか/できなかったか」「〇〇さんに助けてもらった」という視点があると、協調性が評価されます。
  6. 「職場の理念」や「今年の方針」に沿わせる
    • もし職場の理念が「自立支援」なら、「自立支援の視点が不足していた」と書く。もし今年の方針が「事故防止」なら、「事故防止への貢献が課題だった」と書く。上司が評価したいポイントに合わせるテクニックです。
  7. 守秘義務・プライバシーを守る(再掲)
    • これはコツではなく、必須事項です。個人名、病名などは絶対にNG。
  8. 「期限」を意識する
    • NG:「〇〇を勉強する」→ OK:「来年(2026年)の夏までに、〇〇の資格取得を目指す」
  9. 「できたこと」もちゃんと書く
    • 反省だけでなく、「2025年は〇〇ができるようになった」という成長や成功体験も書きましょう。自信にもつながりますし、アピールにもなります。
  10. 簡潔に、わかりやすく書く
    • 上司も忙しいです。ダラダラと長い文章ではなく、箇条書きを使ったり、「3つの型」を使ったりして、結論が先に分かるように書きましょう。

よくある質問(Q&A)

最後に、この時期によく聞かれる質問に、ぼくからお答えしますね。

特に反省することが思いつきません。どうすればいいですか?

素晴らしいことです! でも、何も書かないわけにもいきませんよね。 そういう時は、「うまくいったこと」「継続できたこと」を書きましょう。 「2025年は、無事故で終えることができた。これは、日々の声かけと確認作業を丁寧に行った結果だと考える。来年(2026年)もこの基本動作を継続し、安全なケアを維持する」 こんな感じで、「維持・継続」も立派な目標になりますよ。

失敗ばかりで、反省だらけです。書くのがつらいです…

まず、一年間お疲れ様でした。それだけたくさんの挑戦をした証拠です。 心理カウンセラーとしてアドバイスするなら、全部書く必要はありません。 一番「悔しかった」こと、一番「改善したい」こと、たった一つに絞ってみましょう。 そして、それを「失敗」と書かずに、「学び」や「課題」と書くこと。「NG→OKの言い換え例」を参考にしてください。あなたはダメだったんじゃなく、たくさんの「伸びしろ」を見つけたんです。

評価を上げたいです。どんなことを書けば評価されますか?

(こっそりお教えしますが)上司は「職場の課題」を解決してくれる人を評価したいんです。 あなたの反省が、「自分一人の問題」で終わっているか、「職場全体の利益(コスト削減、事故防止、効率化、離職率低下など)」につながっているか。 もしあなたが「記録時間を短縮する工夫をした(→残業代削減に貢献)」「後輩の相談に乗った(→新人の早期離職防止に貢献)」といった視点で書ければ、評価はグッと上がりますよ。

まとめ

この記事の要約
  • 「反省」は自分を責めるためじゃなく、来年もっとラクに働くための「振り返り」です。
  • 「事実→反省→改善」の3つの型(テンプレート)を使えば、誰でもカンタンに書けます。
  • この記事にあるコピペOKの例文集を使えば、悩む時間はゼロになります。

介護職の「今年の反省」、もう怖くありませんか?

大切なのは、「①事実 → ②反省 → ③改善」というシンプルな型に当てはめること。

そして、自分を責めるのではなく、来年の自分がもっとラクに、もっと楽しく働くための「作戦会議」だと思うことです。

ぼくも15年以上この仕事をしてきて、毎年たくさんの反省と目標を立ててきました。

書くのは正直面倒ですが(笑)、書いた後は頭がスッキリして、「よし、来年も頑張るか!」という気持ちになれます。

この記事の例文を参考にしながら、あなた自身の言葉で、前向きな「振り返り」をしてみてくださいね。

応援しています!

=== 追伸 ===

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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この記事を書いた人

【介護業界15年目】
資格:介護福祉士、介護支援専門員、上級心理カウンセラー
施設のリーダー 採用から教育に関わる
モットー:やさしい介護
転職回数:5回

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