当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています。
介護の現場で、あなたが得られる学びは、
「人生の財産」になるかもしれません。
ぼくは、利用者さんとの日々の交流から、次の5つを学びました。
- 自分らしく生きること
- 幸せを見つける方法
- 感謝の心
- 尊厳を守ることの大切さ
- 困難を乗り越える強さ
介護現場では、私たちが普段忘れがちな「大切な価値観」を教えてもらえるのです。
この記事では、そんな気づきを活かして、介護施設をさらに魅力的な場所に変える具体的な取り組みを紹介します。
- 趣味を楽しむ支援
- 感謝を伝え合う場づくり
- 小さな目標を達成する喜び
など、今日から実践できるアイデアが満載です。
利用者さんとともに、幸せを広げ、人生を豊かにするためのヒントがここにあります。
あなたの手で、小さな変化を大きな笑顔に変えてみませんか?
※随時、情報を追加します。
この記事をブックマークしておけば、いつでも読み返すことができますよ。
記事を書いた人
名前:なお(介護おじさん)
年齢:42歳
資格:介護福祉士、介護支援専門員
☑介護士歴14年目
☑介護施設のリーダー職
☑ブラック企業からホワイト企業に転職
☑介護職の悩みを解決する情報を発信中
筆者の詳しい経歴はこちら
・スーパーの精肉担当(超ブラック企業)
毎日6時~21時までの長時間労働で体力の限界
・本屋の店長(普通の企業)
面接など職員の採用にかかわるが会社倒産
・ITの会社で営業(超ブラック企業)
きついノルマ・飛び込みの営業で精神消耗
・CADオペレーター(ブラック企業)
休みなし、こき使われまくりで精神崩壊
・福祉用具専門相談員(ブラック企業)
上司のパワハラがエグすぎて精神の限界
・介護士(ホワイト企業) ☚今ここ
転職の失敗を繰り返して介護士に落ち着く
介護職の悩みQ&A
【あなたの悩みをスッキリ解決】
ここをクリック
介護職の悩み・疑問 Q&A
介護現場で利用者さんから学んだこと5選
- 自分らしく生きること
- 幸せを見つける方法
- 感謝の心
- 尊厳を守ることの大切さ
- 困難を乗り越える強さ
自分らしく生きること
周囲に遠慮しがちな環境でも、自分の好きなことや大切にしたい習慣を守ろうとする利用者さんからは、「自分らしく生きる」ことを学べます。
「自分らしく生きる」とは、自分の価値観や好きなことを大切にし、周囲に合わせすぎずに、自分自身の幸せを追求すること。
言い方を変えれば「頑固」なんですけどね。
利用者さんの中には、高齢になってもなお、自分らしさを貫く姿勢を見せてくれる方が多く、その生き方には学ぶべき点がたくさんあります。
周りに流されず、自分の意思をしっかり伝えるの大事ですよ!
介護現場で利用者さんの生き方を見ると、年齢や環境に関係なく「自分らしさ」を大切にすることが人生の満足感を高めると気づきます。
『めっちゃ、生き生きしてる!』
ぼくたちも、自分の好きなことや大切にしている価値観を見失わないようにすることで、より充実した人生を送ることができるでしょう。
たとえ他人と違ってもいいのです。
それが「自分らしさ」なのですから。
無理に他人に合わせることはありません。
「自分らしさ」を持ち続けることで、人生はさらに輝きを増していくのです。
幸せを見つける方法
利用者さんが何気ない出来事に感動し、笑顔を見せてくれる姿は、幸せが身近にあることを教えてくれます。
幸せを見つけていますか?
利用者さんが、ふと空を見上げて「今日は雲がきれいね。ほら、あの形、犬に見える」と話してくれました。
その一言にハッとさせられる。
忙しさのあまり、空を見上げる余裕もなかった自分に気づかされたのです。
「もっと心に余裕を持たなきゃ……」
幸せを見つけるコツ
目の前の瞬間に集中する
- 「今このとき」を意識することで、何気ない景色や行動の中に楽しさを見出す。
- 例: 食事の香りを楽しむ、散歩中の風を感じる。
心の余裕を持つ
- 日常の忙しさに流されず、立ち止まる時間を作る。
- 例: 朝一杯のコーヒーをじっくり味わう。
幸せを見つけることは、川の中で砂金を拾うようなものです。
一見すると普通の砂利の中に紛れている小さな金色の粒、それが「幸せ」です。
日常は当たり前に感じることでも、注意深く観察すると、小さな喜びや感動が散りばめられていることに気づきます。
利用者さんは、限られた生活の中でも幸せを見つけ、笑顔を忘れないことでその生活を豊かにしています。
これを私たちの日常に応用すれば、より多くの幸せを感じ取れるはずです。
たとえば、忙しい毎日の中で5分だけ立ち止まって周りを見てください。
小さな花が咲いていることや鳥のさえずりが聞こえることに気づいたら、それが「幸せの砂金」です。
日々の中で幸せを見つける力は、人生を豊かにする大きな力になります。
感謝の心
介護をしていると、つい「自分がサポートしている」という視点になりがちですが、多くの利用者さんは何気ない行動に対しても心から感謝を表現してくれます。
感謝の心が介護職員にとって、大きな励みとなります。
認知症のAさん(90代・女性)が、食事の介助中に突然こうつぶやきました。
「毎日、本当にありがとう」
その言葉を聞いてビックリ。
なぜなら、Aさんはしゃべらない方だからです。
その時、「初めて声を聞いたかも!」って思ったくらいです。
普段は、スタッフが話しかけても、うなずくだけ。
なので、Aさんの言葉を聞いた瞬間、ぼくは胸がグッと熱くなりました。
その時の感動は今でも忘れられません。
忙しさで忘れかけていた「仕事の意義」を再認識させてくれる出来事でした。
利用者のBさん(90代・男性)が、車椅子からベッドへの移乗介助の後に「ありがとうね」と言いながら、私の手を握ってくれました。
Bさんは普段、感情をあまり表に出さない方で、言葉も少ないタイプです。
むしろ、怒りっぽくてちょっと怖いくらいのお爺さん。
突然の感謝にビックリというか、
ギャップにやられました。
ギャップ萌えです。
Bさんの「ありがとうね」の一言に、「この仕事をやっていてよかった」と心から感じたのです。
普段は感情を表に出さないBさんからの「ありがとう」は、言葉以上の重みがありました。
感謝とは、リレーのようなものです。
たとえば、こちらが心を込めて接すると、そのエネルギーが利用者さんに伝わり、感謝の形で返ってきます。
その「ありがとう」は、次のエネルギーとして私たちを支えるのです。
感謝のリレーを受け取るたびに、相手をもっと大切にしようと感じます。
尊厳を守ることの大切さ
介護は、利用者さんの「できない部分」を補う仕事に見えますが、実際は「その人が持つ尊厳」を支える役割が大きいです。
尊重は、利用者さんの生活の質を高めるだけではありません。
心に深い満足感をもたらします。
利用者さんの中には、昔ながらの習慣や「自分らしさ」を何よりも大切にしている方がいます。
その尊厳を守ることが、介護の本質だと学びました。
利用者のNさん(80代・女性)は、毎朝自分で顔を洗うのが習慣でした。
しかし、手の震えや足腰の不自由さから、一人での洗顔が難しくなったのです。
それからはスタッフが濡れタオルを絞って介助していましたが、なんだか浮かない表情。
そこで「一緒に洗顔に行きましょう」と声をかけ、洗面所でサポートしながら自分の手で顔を洗えるように支援したのです。
これに対してNさんは、「自分でできてうれしい」と涙を流しながら話してくれました。
Dさん(90代・女性)は、毎朝起きてすぐにお茶を淹れることを日課としていました。
しかし、加齢に伴い自分でお茶を淹れるのが難しくなり、スタッフがお茶を準備することに。
ある日、Dさんが「自分でやりたい」と話されたので、スタッフがそばで見守りながら、Dさんに準備を任せてみました。
時間はかかりましたが、Dさんは「久しぶりに自分の手でお茶を淹れた」と笑顔を見せてくれたのです。
尊重とは、木に水を与えるようなものです。
水を与えなければ、木は枯れてしまいますが、適切に手をかけることで生き生きと成長します。
利用者さんの自尊心も同じで、些細な行動に注意を払い、尊重を示すことで心が元気になるのです。
困難を乗り越える強さ
利用者さんは、私たち以上に多くの困難を乗り越えてきた人生の先輩です。
その姿から、人間の持つ強さや忍耐を教えられることがあります。
Eさん(80代・男性)は、脳梗塞で右半身が麻痺してからリハビリに取り組んでいました。
最初は歩行器を使っての移動も困難でしたが、「少しでも自分で歩きたい」という強い意思を持ち、毎日休まず歩行の練習を続けていました。
38℃以上の熱があり、体調が悪いときでも歩行訓練をしようとして、スタッフが止めたくらいです。
『Eさん、やる気ありすぎです!』
『熱があるので、お願いですから、今日は休んでください!』
1年後には、杖を使って短い距離を歩けるようになり、「できることが増えてうれしい」とサラッと言ったのがカッコよかったです。
周囲の人たちは、Eさんの血のにじむような努力を見てきたから。
困難に立ち向かう姿を身近で見ることができて、本当、感動しました。
人の強さは、小さな芽が力強く成長して花を咲かせる過程に似ています。
利用者さんの努力や忍耐を支えることで、周囲もその成長に気づき、喜びを分かち合えるのです。
体の機能や自由が制限されても、「まだ自分でできること」を見つけて楽しむ利用者さんは、失ったものに囚われずに生きることの大切さを教えてくれます。
学びを活かす取り組み
介護現場での学びや気づきを実際のケアや施設運営に反映させることが大切です。
「知っている」のと「やっている」のは違いますからね。
以下に具体例を交えて解説します。
1. 自分らしく生きる取り組み
具体例: 利用者さんの個性や趣味を生かした「私らしい時間」プログラム
利用者さんが大切にしてきた「趣味」や「習慣」を継続できる取り組みを行います。
利用者さん一人ひとりの趣味や好みを尊重し、個別の趣味活動プログラムを用意する。
たとえば、
- 絵を描くのが好きな方には画材セットを提供し、施設内でミニ展覧会を開催する。
- 音楽が好きな方には、リクエストに応じて好きな曲を流す時間を設ける。
これにより、「自分だけの楽しみ」を持つことで、生きがいを感じられる環境が整います。
2. 幸せを見つける取り組み
具体例: 自然を楽しむ「四季を感じる散歩道プロジェクト」
施設内や近隣に四季を感じられる散歩道を整備し、利用者が自然を楽しめる時間を設けます。
利用者さんが日常の中で幸せを見つけられるよう、四季折々のイベントを企画する。
たとえば、春には花見散歩、夏にはスイカ割り、秋には紅葉狩り、冬にはお餅つきなどを実施する。
これらの活動を通じて、利用者さんが身近な幸せに気づき、日々の生活がより豊かになります。
3. 感謝の心を育む取り組み
具体例: 「ありがとう交換プロジェクト」
利用者さんとスタッフが互いに「ありがとう」を伝え合う場を定期的に設ける。
利用者さんとスタッフ、または利用者さん同士で「感謝」をテーマにしたメッセージカードを交換する時間を作る。
たとえば、日常でお世話になっている人に「ありがとう」を伝えるためのメッセージを書いて渡す場を設ける。
これにより、感謝の気持ちをお互いに共有し、施設内で温かい雰囲気を育むことができます。
4. 尊厳を守る取り組み
具体例: 利用者参加型ケアプラン会議
利用者が自分のケアプランや日常生活の内容について意見を述べられる機会を提供します。
利用者さんが日常生活の中で「自分で選ぶ」機会を増やすよう、ケアプランを設計する。
たとえば、食事のメニューを選べる仕組みや、日中の過ごし方(散歩、読書、体操など)を選択できる時間を設ける。
ぼくが働いている施設では、昼食のメニューをAランチ、Bランチで選べる日があります。
こうした取り組みにより、利用者さんが「自分らしく生活している」と感じられるよう支援できます。
5. 困難を乗り越える強さを支える取り組み
具体例: 「一歩ずつ進むリハビリチャレンジ」
利用者が自分の目標を達成するためのリハビリプログラムを個別に設計。スタッフが段階的にサポートします。
リハビリに励む利用者さんを応援するため、進歩を共有する仕組みを作る。
たとえば、
- リハビリの成果を「記録カード」に書き込み、目に見える形で進歩を実感してもらう。
- 達成した目標に応じて小さな表彰式を開き、努力を称える。
上記の取り組みにより、利用者さんが「自分はできる」という前向きな気持ちを持ち、さらに挑戦する意欲を育てられます。
【学びを活かす取り組みのまとめ】
介護施設では、学びを活かすことで利用者一人ひとりのニーズに応える取り組みが可能です。
- 自分らしさ: 趣味や生活習慣を支える。
- 幸せ: 日常の楽しみを共有する場を作る。
- 感謝: お互いに感謝を伝える文化を育む。
- 尊厳: 利用者の意向を尊重する。
- 強さ: 小さな成功体験を積み重ねる。
これらの実践は、施設全体を温かくし、利用者とスタッフの両方が心地よく過ごせる空間を作り上げます。
まとめ
介護現場で得られる学びは、人生の本質に触れる貴重なものです。
- 自分らしく生きること
- 幸せを見つける方法
- 感謝の心
- 尊厳を守ることの大切さ
- 困難を乗り越える強さ
という利用者さんからの気づきを活かせば、介護施設はより温かく充実した場所になります。
たとえば、趣味を支援するプログラムや四季を感じる散歩道の整備、小さな成功体験を共有するリハビリ計画など、取り組み次第で利用者一人ひとりの暮らしが輝きます。
介護の仕事は大変なことも多いですが、利用者さんからの学びを行動に変えることで、自分自身の成長も実感できるはず。
今日から一歩を踏み出し、あなたの施設での取り組みを変えてみませんか?
小さな工夫が、大きな変化を生みますよ。
誰もが笑顔になれる場所を作っていきましょう。
きっと、あなたならできるはずです。
心から応援しています。
コメント