
あれ、さっき〇〇さんのこと、看護師さんに伝えたはずなのに…




報告したら『なんで早く言わないの!』って怒られた…
看護師さんとの連携がむずかしいと思ったこと、
一度や二度じゃないですよね。
ぼくも15年以上この仕事をしていますが、昔はしょっちゅうでした。
一生懸命に利用者のさんのことを伝えているのに、なぜかうまく伝わらない。
むしろ、関係がギスギスしてしまう。
これって、
伝え方が下手だからとか、
相手が意地悪だから、
という単純な話じゃないんです。
実は、介護士と看護師とでは、物事を見るレンズが少しだけ違う。
じゃあ、その「違い」とは何でしょう?
介護士と看護師の視点の違いは次のとおり。
- 情報の細かさ:
ぼくたち介護士は「食事を半分残された」という生活全体の事実を見ます。
一方、看護師さんは「なぜ半分残したのか?血糖値は?既往歴は?」と、医療的な原因を探ります。
見ている情報の細かさが違うんですね。 - 優先度のズレ:
ぼくたちは、レクリエーションや入浴介助など、時間で決まっている業務の優先度が高いです。
でも看護師さんは、急変リスクや医療処置の緊急度を最優先にします。
お互いの「今、一番大事なこと」が違うんです。
この記事を読めばどうなるのか?
この記事では、介護士と看護師の「すれ違い」をなくし、今日からすぐに使える具体的な方法をまとめました。
この記事を読めば、あなたと看護師さんの連携がスムーズになります。
難しい理論は一切ありません。
必要な部分だけ拾い読みしても大丈夫です。
これまでの苦手を克服して、自信を持って働けるようになりませんか?
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ブログ運営者:なお
【介護業界15年目】
【資格】
・介護福祉士
・介護支援専門員
・上級心理カウンセラー
ブログを書き続ける理由【クリックして開く】 著者の詳しいプロフィール
☑未経験から介護業界に飛び込む
☑介護施設のリーダー職
☑ブラック企業からホワイト企業に転職
ブログを書き続ける理由
ぼくは、今日も介護現場で働き、
家ではキーボードを打っています。
なぜブログを書き続けるのか?
答えはシンプルで、
あの頃の自分に向けて書いているからです。
夜勤明け、
心も体もすり減って、
休憩室でため息ばかり……
そんな時期がありました。
理不尽な叱責、
見えないいじめ、
パワハラ。
仕事は好きなのに、職場に行くのが怖い。
あの時のぼくに必要だったのは、
「大丈夫、道はある」という自信でした。
だからこのブログでは、
同じ介護士として、
あなたの悩みを解決すること目指しています。
抽象論やキレイごとではなく、
今日から使える言い回し、動線、伝え方、記録の工夫、チームの回し方。
現場が少しでもラクになるコツを共有します。
また、ぼくにはブラック企業からホワイト企業へ転職した経験があります。
運や根性ではなく、
準備と戦略で抜け出しました。
- 求人票の読み方
- 面接でのポイント
- 入職前の条件確認
- 入ってからの立ち回り
——失敗しないコツを知っています。
だからこのブログでは、
自分らしい人生を取り戻す方法を共有しているのです。
あなたが「また同じ目に遭った…」と絶望しないように。
そして何より、
パワハラやいじめに苦しんでいる、
あなたを救いたい。
「あなたは悪くない」
「辞めることは逃げじゃない」
「残るなら自分を守る方法ある」
ぼくの約束は次の3つ。
- 現場基準:実際に体験したことだけを書く。
- 嘘をつかない:できないことはできないと正直に書く。
- あなたの味方でいる:どんな状況でも、ぼくはあなたの味方ですよ。
このブログは、疲れた心に戻ってこられる避難所であり、次の一歩を踏み出す地図です。
読んだあとに、ほんの少し肩の力が抜けて、
「よし、やってみよう」と思える。
そんな文章をこれからも届けます。
もしあなたが今つらいなら、
ここに悩みを置いていってください。
もしあなたが次の職場を探しているなら、
ここで一緒に準備をしましょう。
ぼくは毎日書き続けます。
あなたの明日が、
今日より少し生きやすくなるように。



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介護職のお悩み【Q&A】



【結論】看護師との連携は「型×仕組み×関係」で決まる



いきなり結論から言いますね。
介護士と看護師の連携は、個人のセンスや相性の問題ではありません。
うまくいくかどうかは、次の3つの掛け算で決まります。
「型」×「仕組み」×「関係」
これが、ぼくが15年間でたどり着いた答えです。
- 型=話し方・書き方の共通ルール
誰が伝えても同じように伝わる「話し方の順番」や「言葉の選び方」です。
これがあるだけで、解釈のズレが劇的に減ります。 - 仕組み=記録・掲示・ツールの整備
忙しい時や忘れてしまいそうな時でも、情報が自然と共有される「仕掛け」のこと。
個人の記憶力に頼らないから、ミスが起こりにくくなります。 - 関係=日常の一言と感謝で信頼貯金を作る
いざという時に「〇〇さんが言うなら、すぐ行かなきゃ!」と思ってもらえるような、日々の信頼関係です。
信頼貯金は、特別なことではなく、小さな「ありがとう」の積み重ねで作れます。
この3つを少しずつ実践してみてください。
あなたの現場の「伝わらない…」は、驚くほどなくなっていきますよ。
看護師に伝えるときのコツ



急いでいる看護師さんに、ダラダラと状況説明を始めてしまい、「で、結論はなに?」と言われた経験はありませんか?
そんなときは、次の伝え方をしてください。
SBAR(エスバー):簡潔に伝える型
医療現場で使われるSBAR(エスバー)という報告方法を、介護現場向けに超カンタンにしたものです。
結論(S):「〇〇さんのことで依頼です」
背景(B):「発熱37.8℃、昼食半分」
評価(A):「脱水ぎみ、尿量少」
依頼(R):「今診てもらえますか?必要物品ありますか?」
この順番で話すだけで相手は、
- 「何の話か」
- 「どれくらい急ぐのか」
- 「何をすればいいか」
が一瞬でわかります。
【例:申し送りで】
(S)〇〇さんの件で報告と依頼です。
(B)昨夜から37.8℃の発熱があり、昼食も半分しか召し上がれていません。
(A)少しぐったりしていて、脱水が心配です。尿の回数も減っています。
(R)ラウンドの際に、一度状態を確認してもらえますか?
【例:急変時に】
(S)△△さんが転倒しました!応援お願いします!
(B)先ほどトイレに向かう途中で、尻もちをつかれました。
(A)意識ははっきりしていますが、右足を痛がっています。
(R)すぐに来てもらえますか?バイタルセットを持ってきます。
この型を意識して、「で、何が言いたいの?」から卒業しましょう。
2. NG→OK言い換え
ついカッとなったり、焦ったりすると、言葉にトゲが混じってしまいます。
それが「感情ノイズ」
相手に嫌な印象を与え、協力的な関係を壊してしまいます。
心理カウンセラーの視点から、少しだけ言葉を変えて、スムーズな関係を作るコツをお伝えします。
- NG:「さっき言いましたよね?」 (相手を責めるニュアンス)
OK:「重ねて確認させてください。〇〇の件で合っていますか?」 (自分の確認、というスタンスに変える) - NG:「忙しいのに無理です」 (一方的な拒絶)
OK:「申し訳ありません、今は△△さんの対応中でして、10分後ならすぐに向かえます」 (できない理由と、代替案をセットで示す) - NG:「たぶん大丈夫だと思います」 (曖昧で無責任な印象)
OK:「記録では〇〇とありますが、ご本人の様子を見ると少し心配です。一緒に確認してもらえませんか?」 (事実と自分の評価を分け、相談の形にする)
ポイントは、次の3つです。
- 相手を責めない
- 事実と感情を分ける
- 相談・提案の形にする
3. 伝達ミスを防ぐ仕組み
個人の頑張りだけに頼っていると、忙しいときほどミスは起こります。
そこで、誰がやっても同じように情報が伝わる「仕組み」を作りましょう。
- 共通メモ(申し送りノートなど)
「観察項目」「特変」「依頼事項」など、書く順番や項目をフォーマット化します。
人によって書き方がバラバラだと、読む側はどこに重要な情報があるか探すのが大変です。
誰が見ても同じ順、同じ言葉で情報が追えるようにします。 - タイムライン運用
ホワイトボードや共有ノートに、時系列で出来事を書いていきます。
その際、【至急】【本日中】【情報共有】といった優先度タグを付けるのがコツ。
誰がいつ、何をすべきかが一目でわかります。 - 見える化ボード
スタッフルームの壁に、特に注意が必要な情報を一覧で貼り出します。
- 感染症情報(誰が、何の感染症で、いつまで隔離か)
- 転倒ハイリスク者(特に注意すべき時間帯や動作)
- 褥瘡(床ずれ)部位(誰の、どこに、どんな処置が必要か)
- 水分摂取目標(誰が、1日に何ml必要か)
これがあるだけで、「あの人、どうだっけ?」という確認の手間が省け、新人さんでもすぐに注意点がわかります。
4. 記録のテンプレ
記録は、あとから見た人が状況を再現できることがゴールです。
以下の順番で書くことを意識すると、
誰が読んでも分かりやすい記録になります。
- 観察(客観的な事実)
- 体温/SpO2/血圧:
- 表情/活気:
- 食事摂取量:
- 水分摂取量:
- 排泄(回数/性状):
- 歩行状態/ADL:
- 皮膚の状態:
- 変化(いつもと違う点)
- いつから:
- どれくらい:
- 頻度:
- 取った対応(介護職としてやったこと)
- (例:クーリング、水分摂取促し、体位変換、ご家族へ状況連絡など)
- 依頼・指示(看護師などへの報告)
- 誰に:
- いつ:
- どう伝えたか:
- 指示・了承の有無:
【例文1:軽い発熱】
14:00 訪室時、顔面紅潮あり検温。
体温37.6℃、SpO2 97%
活気は普段通り。
昼食は全量摂取。
ポカリスエットを100ml飲んでいただく。
14:10に〇〇看護師へ現状を報告し、
15時のラウンドで状態確認の指示あり。
【例文2:転倒後見守り】
9:30 居室にて椅子から立ち上がる際にバランスを崩し尻もち。
打撲や外傷なし。
本人「大丈夫」とのこと。
9:35 △△看護師へ報告。
訪室し状態確認、鎮痛剤使用せず様子観察の方針となる。
1時間おきに訪室し、痛みや歩行状態の変化がないか確認する。
この型に沿って書けば、
「何が書いてあるかわからない」と言われることはなくなります。
場面別「連携のコツ」とテンプレ



申し送りのコツ
ダラダラ長い申し送りは、聞く側の集中力を奪います。
30秒で終わらせる意識で、要点を3つに絞りましょう。
- 要点3つ:
①結論(一番伝えたいこと)
②リスク(注意すべきこと)
③依頼(やってほしいこと)
【テンプレ】
お疲れ様です。
申し送りします。
一番のポイントは〇〇さんの件です。
△△のリスクがあるので、□□の対応をお願いします。その他、特変は…」
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急変時(夜勤でも迷わない)
夜勤帯など、一人で判断に迷うときは焦りますよね。でも、順番さえ間違えなければ大丈夫です。
- 手順:
①まず観察3点(意識・呼吸・皮膚の色)
②次にバイタル測定、
③看護師への呼び出し
【テンプレ】
夜勤の介護士、〇〇です。
△△号室の□□さんが急変です!
(①観察したこと)
呼吸が速く、SpO2が82%です。
(②バイタル)酸素の準備をしながら、すぐに対応をお願いできますか?」
何を、どの順番で伝えるか決めておくだけで、パニックにならずに行動できます。
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褥瘡・スキンケア
「ちょっと赤い」「じゅくじゅくしてる」など、人によって表現が違うと、状態の変化が分かりません。
言葉をそろえましょう。
- 観察の言葉を統一する:
- 赤み(発赤): 指で押して消えるか、消えないか
- びらん: 皮がむけている状態
- 滲出液: 汁が出ているか、その色や量
- 痛みスケール: 本人が痛みを10段階でどれくらい訴えているか
【報告の例文】
〇〇さんの仙骨部の褥瘡についてです。
昨日までは500円玉大の『発赤』でしたが、本日確認したところ、一部『びらん』になっています。
体位変換の計画について、指示をいただけますか?
夜勤引継ぎのコツ:重要なことが抜けない5行サマリ
長い夜勤の出来事をすべて伝えようとすると、重要なことが抜けてしまいます。
要点を5行でまとめましょう。
- 最重要リスク者
(例:〇〇様、夜間不穏あり注意) - 急変の可能性
(例:△△様、微熱継続中、朝のバイタル要確認) - 看護師への依頼事項
(例:□□様の眠前の薬、残薬報告済み) - 家族への連絡事項
(例:◇◇様ご家族へ、明朝9時に看護師から連絡予定) - 未完了タスク
(例:汚物室の清掃、お願いします)
これを引継ぎノートの最初に書くだけで、日勤者はすぐに動けます。
関係づくり:小さな信頼貯金の作り方



緊急時や困難なケースでスムーズに協力してもらうには、日々の「信頼貯金」がものを言います。
これは、ごまをするのとは違います。
プロ同士として、お互いを尊重する姿勢を示すことです。
先に“合意”を取る返し方
何かを依頼されたり、指示されたりしたとき、ただ「はい、わかりました」で終わらせていませんか?
「承知しました。〇〇という方針で進めますね。その他に注意点はありますか?」
こう返すだけで、
「ちゃんと理解してくれたな」
「一緒に考えてくれているな」
という安心感を相手に与えることができます。
感謝を伝える
「ありがとうございました」だけでは、何に感謝しているか伝わりません。
「先ほどはありがとうございました。〇〇さんの件、あの判断をしてもらえたおかげで、すごく落ち着きました。本当に助かりました」
このように具体的に伝えることで、相手の自己肯定感も上がり、「またこの人のために頑張ろう」と思ってもらえます。
揉めたあとに効く“振り返り1分ミーティング”
意見がぶつかった後、気まずいままにしていませんか?
そんなときこそ、関係を良くするチャンスです。
「先ほどはすみません。少し落ち着いて考えたのですが、〇〇看護師が言っていた△△のリスクは、私には見えていませんでした。今後は□□の視点も持つようにします。ご指摘ありがとうございました」
上記のように、自分に足りなかった視点を認め、感謝を伝えることで関係が良くなります。
まさに「雨降って地固まる」
つまり、もめごとや失敗などの後、かえって物事が落ち着き、前よりもよい状態になるわけです。
【事例3選】失敗→改善のビフォーアフター



ケース1:発熱の伝達漏れ
- Before: 介護士「〇〇さん、なんか熱っぽいですよー」→ 看護師「ふーん、あとで見るわ」(緊急度が伝わらず、対応が遅れる)
- After: 介護士「〇〇さんの件で報告です。14時に38.2℃の発熱、悪寒を訴えています。ぐったりしているので、至急診てもらえませんか?」→ 看護師「わかった、すぐ行く!」
- 仕組み改善: 「38.0℃以上の発熱は、SBAR形式で即時報告」というルールを徹底した。
ケース2:褥瘡処置の認識ズレ
- Before: 介護士A「お尻が赤いです」→ 介護士B「まあ、いつものことじゃない?」→ 看護師「なんで悪化するまで報告しないの!」
- After: 介護士「〇〇さんの仙骨部、昨日まではなかった5cm大の発赤あり。指で押しても消えません。看護師さんに報告します」
- 仕組み改善: 褥瘡のステージがわかる写真と、「観察の言葉」を一覧にして脱衣所に掲示した。
ケース3:夜間転倒の予兆見逃し
- Before: 夜勤引継ぎ「〇〇さん、昨日よく寝れてなかったみたいです」→ 日勤「そうなんだ」(具体的なリスクとして伝わらず、日中の見守りが手薄に)
- After: 「最重要リスク:〇〇様。夜間2回トイレでふらつきあり。センサーマット設置。日中も歩行の見守り強化をお願いします」
- 仕組み改善: 夜勤引継ぎノートの最初に「5行サマリ」を書く欄を作成した。
連携チェックリスト



日々の業務の前に、頭の中でチェックしてみてください。
【介護士と看護師の連携チェックリスト】
話し方
- 報告は「結論」から伝えているか?(SBAR)
- 自分の評価(~と思う)と事実を分けているか?
- 依頼(~してほしい)は具体的で明確か?
- NGワードをOKワードに言い換えようと意識したか?
記録
- 5W1H(いつ/誰が/どこで/何を/なぜ/どうした)がわかるか?
- 看護師への報告や指示の内容まで書いているか?
- テンプレートの順番(観察→変化→対応→依頼)で書けているか?
場面別の“抜け”確認
- 申し送り: 要点3つ(結論/リスク/依頼)に絞ったか?
- 急変時: 観察→バイタル→報告の順番を守れているか?
- 服薬: ダブルチェックや残薬の報告を徹底したか?
- スキンケア: 統一された言葉で状態を表現したか?
- 夜勤引継ぎ: 5行サマリでリスクを伝えたか?
関係づくり
- 今日、誰かに具体的な感謝を伝えたか?
- 指示を受けたとき「〇〇で進めます。他に注意点は?」と返したか?
- 意見がぶつかった後、振り返りをしようと試みたか?
よくある反論に対する答え



「理想はわかるけど、うちの職場では…」と感じた方もいるかもしれません。
よくある反論にお答えします。
- 「忙しくて、いちいち言い換えている余裕がない」
→ 答え: 実は逆です。「型」に当てはめることで、何を言うか悩む時間がなくなり、報告はむしろ短くなります。
「10秒要約」は、そのための時短テクニックです。 - 「人によって基準が違うから、結局伝わらない」
→ 答え: だからこそ、「共通チェック表」や「言葉の統一」が必要です。
個人の感覚のズレを、共通の物差しで圧縮していくイメージ。
まずは褥瘡の観察用語だけでもそろえてみませんか? - 「どうしても言いにくい、苦手な相手がいる」
→ 答え: 苦手な相手にこそ、「先に合意を取るフレーズ(〇〇で進めますが、他に注意点は?)」が効きます。
相手の意見を尊重する姿勢を見せつつ、会話の主導権を握れます。
また、報告は「事実」に限定しましょう。
「〇〇さんが痛いと言っています」という事実に、自分の感情や推測は混ぜないのがコツです。
よくある質問(Q&A)
- 忙しくてSBAR(エスバー)なんて、いちいち言っていられません。
-
最初は難しく感じるかもしれませんが、心の中で「結論は?」「理由は?」「どう思う?」「で、お願いは?」と4つを唱えるだけでも大丈夫です。
実は、要点を整理するので報告時間は短くなります。慣れれば10秒で終わりますよ。 - どうしても言い方がきつい、高圧的な看護師さんがいて萎縮してしまいます。
-
よくわかります。そういう相手にこそ、「型」があなたを守ります。
感情的にならず、淡々と事実(バイタル数値など)をSBARの型で報告することに徹しましょう。
そして、「この方針で進めますが、他に指示はありますか?」と先に合意を取るフレーズで、相手の土俵に乗らず、こちらのペースで会話を終える練習をしてみてください - 自分たちの連携がうまくいっているか、どうやって測ればいいですか?
-
いくつかの指標があります。たとえば、「申し送りの平均時間が短くなった」「転倒や誤薬などのインシデント件数が減った」「夜勤中の看護師への緊急コール回数が減った」などです。
また、職員向けに「他職種との連携のしやすさ」について無記名のミニアンケートを取ってみるのも、客観的な指標になりますよ。
まとめ
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
介護士と看護師の連携は、永遠のテーマのようにも思えます。
でも、今日お伝えした「型」「仕組み」「関係」という3つを意識すれば、必ず改善できます。
結論
もう一度、大事なことを繰り返しますね。
介護士と看護師の連携は、
センスや相性ではなく、「型」と「仕組み」で成り立っています。
今日からぜひ、
の3つだけでも意識してみてください。
これだけで、あなたの職場の伝達漏れと、人間関係のギスギスは確実に減っていきます。
伝え方のおさらい
- 依頼: 「〇〇看護師、至急の依頼です。△△さんのSpO2が89%で、息が荒いです。すぐに対応お願いできますか?」
- 共有: 「□□さんの水分目標1,000mlに対し、本日15時時点で600mlです。夕食後に経口補水ゼリーで200ml補う計画です。他に注意点はありますか?」
- 感謝: 「先ほどの〇〇さんの対応、ありがとうございました。適切な対応のおかげで、ご家族も安心されていました。本当に助かりました」
- 介護士:利用者さんの「暮らし」を支える視点
- 看護師:利用者さんの「命」を守る医療の視点
どちらが偉いわけでもなく、どちらも不可欠です。
お互いの専門性を最大限に活かすための「共通言語」が連携のコツ。
この記事が、あなたの助けになれば幸いです。
頑張るあなたを、心から応援しています。
では、また。
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=== 追伸 ===
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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