
仕事中にイライラすることが増えた……




利用者さんや職場の人間関係でストレスがたまる……
介護職はイライラとの戦いですよね。
- 用事がないのにナースコールで何度も呼ばれる
- 人手不足でつねに時間に追われている
- 他のスタッフが動いてくれない




介護士歴15年以上の筆者も、何度も「もう限界かも……」と思ったことがあります。
だけど、イライラの原因を知り、正しく対処することで、ストレスを最小限に抑えることが可能です。
イライラの原因 | イライラの対処法 |
---|---|
①自分の思い通りにならない ②時間に追われている ③利用者さんの対応 | ②イライラの原因から離れる ③相談する | ①深呼吸をする
この記事を読めば、介護の仕事をもっとラクに、楽しく続けるためのヒントが得られますよ。
「イライラしない介護士」になりたい方は、ぜひチェックしてみてください。
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ブログ運営者:なお
【介護業界15年目】
【資格】
・介護福祉士
・介護支援専門員
・上級心理カウンセラー
ブログを書き続ける理由【クリック】 著者の詳しいプロフィール
☑未経験から介護業界に飛び込む
☑介護施設のリーダー職
☑ブラック企業からホワイト企業に転職
ブログを書き続ける理由
ぼくは、今日も介護現場で働き、
家ではキーボードを打っています。
なぜブログを書き続けるのか?
答えはシンプルで、
あの頃の自分に向けて書いているからです。
夜勤明け、
心も体もすり減って、
休憩室でため息ばかり……
そんな時期がありました。
理不尽な叱責、
見えないいじめ、
パワハラ。
仕事は好きなのに、職場に行くのが怖い。
あの時のぼくに必要だったのは、
「大丈夫、道はある」という自信でした。
だからこのブログでは、
同じ介護士として、
あなたの悩みを解決すること目指しています。
抽象論やキレイごとではなく、
今日から使える言い回し、動線、伝え方、記録の工夫、チームの回し方。
現場が少しでもラクになるコツを共有します。
また、ぼくにはブラック企業からホワイト企業へ転職した経験があります。
運や根性ではなく、
準備と戦略で抜け出しました。
- 求人票の読み方
- 面接でのポイント
- 入職前の条件確認
- 入ってからの立ち回り
——失敗しないコツを知っています。
だからこのブログでは、
自分らしい人生を取り戻す方法を共有しているのです。
あなたが「また同じ目に遭った…」と絶望しないように。
そして何より、
パワハラやいじめに苦しんでいる、
あなたを救いたい。
「あなたは悪くない」
「辞めることは逃げじゃない」
「残るなら自分を守る方法ある」
ぼくの約束は次の3つ。
- 現場基準:実際に体験したことだけを書く。
- 嘘をつかない:できないことはできないと正直に書く。
- あなたの味方でいる:どんな状況でも、ぼくはあなたの味方ですよ。
このブログは、疲れた心に戻ってこられる避難所であり、次の一歩を踏み出す地図です。
読んだあとに、ほんの少し肩の力が抜けて、
「よし、やってみよう」と思える。
そんな文章をこれからも届けます。
もしあなたが今つらいなら、
ここに悩みを置いていってください。
もしあなたが次の職場を探しているなら、
ここで一緒に準備をしましょう。
ぼくは毎日書き続けます。
あなたの明日が、
今日より少し生きやすくなるように。



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介護職のお悩み【Q&A】



イライラする原因3選



イライラする原因はつぎのとおりです。
- 自分の思い通りにならないとき
- 時間に追われているとき
- 利用者さんの対応をしているとき
イライラの原因その1:自分の思い通りにならないとき



自分の思い通りにならないときは、イライラしてしまうものです。
たとえるなら、針に糸が通らないときに、だんだんイライラしてくるような感じ。
「〇〇したいのに、〇〇できない」これがイライラの正体です。
ペアを組んでいるスタッフが自分の思い通りに動かないとき……
「今はそれをする時間じゃない」
「いつまでその仕事をしているの」
自分がしてほしい動きを相手がしてくれないと、ついイライラしてしまいます。
イライラの原因その2:時間に追われているとき



時間に追われているときは、イライラのスイッチがオンになります。
普段はスルーできることでもイライラしてしまうのです。
たとえば、大事な面接に遅れそうなときに、前の車が超ノロノロ走っていると……
「ちょ、何キロで走っているんだ!?」
「遅い、遅すぎる!面接に遅れてしまう!」
でも、面接まで1時間余裕があれば、そこまでイライラしません。
「前の車遅いけれど、赤ちゃんでも乗せているのかな?」
「面接までの時間調整にちょうどいいか」
同じ状況でも時間に余裕があれば、心にゆとりができますよね。
仕事でも同じように余裕を持った行動で、時間の余裕を作りましょう。
とはいえ、「業務に追われて時間の余裕なんてない!」と叫びたくなるでしょう。
業務改善で根本的な問題を解決して、時間に余裕を生み出す必要がありますね。
業務改善の方法はこちら
イライラの原因その3:利用者さんの対応をしているとき



利用者さんの対応でイライラすることもありますよね。
「介護職なのにイライラするのはひどい」
「認知症だから仕方ないでしょ」
そんな声が聞こえてきそうですが、介護職だって中身は普通の人間ですから。
- 用事がないのに何度もナースコール
- 「家に帰る」と何度も帰ろうとされる
- 「ごはん食べていない」と何度も訴えられる
- 暴言を吐かれる
- 何度もセンサーマットが鳴る
上記のようなことが同時に発生します。
ひとつひとつなら耐えられても、複数同時はきついですよね。
だんだんと顔が引きつり、イライラしてくることでしょう。
そしてイライラが怒りに変わるのです。
イライラが怒りに変わる瞬間:複数のイライラが重なるとき



イライラが怒りに変わるトリガーはこれまで解説してきた、下記の3つが重なるときです。
- 自分の思い通りにならない
- 時間に追われている
- 利用者さんの対応
あなたが利用者さんの対応で忙しいときに、ペアのスタッフが優先度の低い仕事をしていたら……
「そんなことしていないで、利用者さんの対応してよ!」
イライラが怒りに変わります。
それでも、相手には言えないので、自分の心の中に怒りを閉じ込めてしまうでしょう。
他のスタッフの分まで自分が動き、仕事を回す。
「なんで自分だけ大変な目に合って、給料が同じなんだ」とモヤモヤ……
ストレスがたまりますよね。
ストレスをためないように、次はイライラしたときの対処法について解説します。
イライラしたときの対処法3選



イライラしたときの対処法は次のとおりです
- 深呼吸をする
- イライラの原因から離れる
- 相談する
イライラしたときの対処法:深呼吸をする



イライラしたらまず深呼吸をして心を落ち着けましょう。
<イライラしたときの深呼吸のコツ>
「一般的な深呼吸の仕方」とは異なり、「イライラしている時の深呼吸」は、一気に「八ツ!」と吐き出す方法がお勧めです。逆に「クヨクヨと思い悩んでいる時の深呼吸」は、細く長く「フ~~ッ」と吐き切りましょう。
息を吸う時には、鼻から空気を身体全体に引き込み、肺や内臓全体にまで届けるような気持ちでされてみられて下さい。もし可能であれば、息を吸ったら5秒程度息を止めてから、ゆっくり限界まで吐き出されると尚良いでしょう。
このように、呼吸に意識を向けて、少しの間集中をしてみると、雑念が取れ、慣れてくると感情(イライラ・クヨクヨなど)のコントロールもできるようになります。ぜひ試してみられて下さい。
出典:医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック【心療内科Q/A】「イライラした時の上手な呼吸の方法とは…?」
イライラしたときの対処法:イライラの原因から離れる



イライラしたときは原因から離れるべきです。
物理的にその場を離れるのが一番ですが、利用者さんの対応をしていると無理ですよね。
物理的にイライラの原因から離れられないときは、心だけ切り離す裏技があります。
「全く別の楽しいことを考える」これ、なかなかいいですよ。
イライラしたら、体は仕事を続けて、頭では(次の休みどこに遊びに行こうかな?)とか考えたり、もっとシンプルに子どものことを思い出したり、ペットのことを思い出したり。
利用者さんから理不尽に怒られているとき、まともに聞いていたらこちらのメンタルがもちません。
表情と相づちだけは利用者さんに寄り添っている風にして、心の中でうまく受け流しましょう。
(※あくまでも、理不尽なときだけですよ)
それでも、受け流せないときは「すみません、別の方からナースコールあったので一旦離れます」とウソをついてその場を離れましょう。その後、別のスタッフに対応してもらうのもあり。
「噓も方便」ですよ。
普段はしっかりと傾聴して、利用者さんに寄り添いましょうね。(説得力なし)
傾聴とは:相手の話に真剣に耳を傾け、理解しようとする姿勢
傾聴について詳しくはこちら
イライラしたときの対処法:相談する



イライラしたときは自分の中にためずに吐き出しましょう。
とはいえ、愚痴は言いたくないですよね。
そこでオススメなのは愚痴を相談に変換することです。
たとえば、利用者さんに理不尽ことを言われてイライラしたとき……
「利用者さんにこんなこと言われた!ムカつく!」これは愚痴です。
「利用者さんにこんなこと言われたのですが、どのように対応していけばいいですかね?」このように誰かに言うと愚痴ではなく相談になります。
ぶっちゃけ、相談したことを解決できなくていいのです。
イライラを吐き出すのが目的なのですから。
周りの人に相談しながら、うまく気持ちをコントロールしていきましょう。
怒りが爆発するのを阻止する方法:6秒待つ



「マジで恋する5秒前」ならぬ「マジでキレる6秒前」に手を打つと怒りの爆発を抑えられます。
感情をコントロールできるようになるまでの時間を稼ぐことがポイントですね。
次はアンガーマネジメントについて解説します。
アンガーマネジメント



アンガーマネジメントとは、1970年代に生まれた、怒りとうまく付き合うための心理トレーニングです。
怒りで衝動的な行動(相手を殴るなど)を抑えるには、6秒間我慢することがポイント。
なぜなら、6秒間我慢すれば怒りのピークが去り、衝動的な行動をすることを鎮められるからです。
<怒りを鎮めるのに6秒待つ理由>
「前頭葉は常に感情をコントロールする役割を果たしているのですが、実は、突発的に発生する怒りの感情には、すぐに対応できないのです。急には対応することはできないものの、実は『少し我慢している』と活動を始める、つまり、怒りの発生と理性の発動には時間的なズレがあるのです。ですから『ちょっと待つ』ことが、怒りを抑える最大のポイントになるのです」
柿木さんによると、「科学的に明確に定義することはできないのですが、前頭葉が本格的に働きはじめるまでにかかる時間は3~5秒程度と考えられます」という。
出典:日経Gooday「脳科学から「怒り」のメカニズムに迫る! カチンと来ても6秒待つと怒りが鎮まるワケ」
上記のとおり、6秒待つことでキレなくて済みますね。
とはいえ、誰でもすぐにアンガーマネジメントを実践できるとは限りません。
日々のトレーニングで習得していきましょう。
衝動的な怒りを抑えるトレーニング例を紹介します。



出典:日経Gooday「考えるトレーニングで「怒り体質」は徐々に変わっていく」
まとめ
今回は「介護職でよくあるイライラの原因3選と対処法3選」について解説しました。
これまでのおさらいをすると次のとおりです。
イライラの原因 | イライラの対処法 |
---|---|
①自分の思い通りにならない ②時間に追われている ③利用者さんの対応 | ②イライラの原因から離れる ③相談する | ①深呼吸をする
怒りがこみ上げたときには、6秒待つことで爆発を抑えることができます。
介護職をしているとイライラするとが多いですが、自分の気持ちとうまく付き合うことが大切ですね。
この記事を読んだあなたなら、怒りで衝動的な行動をすることを避けられます。
「6秒待つ」を合言葉に、これからも介護の仕事を頑張っていきましょう。
最後まで読んでくれた、あなたを応援しています。
では、また。
=== 追伸 ===
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
あなただけに「介護士の悩み」をピンポイントで解決する方法を紹介します。
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