「毎日、個別に歩行訓練をしてほしい」と家族さんに言われた。
ここは介護付き有料老人ホームである。
家族さんは、訪問リハビリではなく馴染みのスタッフが対応することを希望している。
「そんな対応できません」とは言わずに、方法を考えてみる。
(人員に余裕はない)
そこで、思いついたのは、”食事のときに直接、食堂に行かない”という方法。
何を言っているのはわからないと思うので、詳しく解説する。
今までは食事のときに、スタッフが居室まで迎えに行き、食堂までの歩行を付き添っていた。
しかし、今度からは、居室から出て、廊下を一周してから食堂に向かうことにしたのだ。
5分ほど、スタッフと一緒に廊下を歩いてから着席する。
見方によれば、”毎日、個別に歩行訓練をしている”ことになる。
わざわざ、歩行訓練のために時間を作るのではなく、今までの生活にリハビリを組み込むイメージ。
この対応で、本人も家族さんも満足してくれた。
【教訓】
- 無理だと思ったことでも、いきなり断らない
- とりあえず、やってみる
その他にも、次のようなリハビリのコツがある。
- 服を着るとき、ボタンを留めるのを「指体操ゲーム」にする
- 食事のとき、お箸を使って豆をつまむ「豆つかみゲーム」をする
- 大きな紙に体を動かしながら絵を描く
- 風船バレーで筋力アップ
- 歌を歌って肺活量アップ
普段の生活にゲームを取り入れれば、楽しみながらリハビリをすることができる。
ポイントは「強制」ではなく、楽しみながらできるということ。
毎日コツコツと継続することが大切。
ぜひとも試してほしい。
では、また。
この記事を書いた人
名前:介護おじさん
年齢:42歳
資格:介護福祉士、介護支援専門員
☑介護士歴14年目
☑介護施設のリーダー職
☑ブラック企業からホワイト企業に転職
☑介護職のためになる情報を発信中
筆者の詳しい経歴はこちら
・スーパーの精肉担当(超ブラック企業)
毎日6時~21時までの長時間労働で体力の限界
・本屋の店長(普通の企業)
面接など職員の採用にかかわるが会社倒産
・ITの会社で営業(超ブラック企業)
きついノルマ・飛び込みの営業で精神消耗
・CADオペレーター(ブラック企業)
休みなし、こき使われまくりで精神崩壊
・福祉用具専門相談員(ブラック企業)
上司のパワハラがエグすぎて精神の限界
・介護士(ホワイト企業) ☚今ここ
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