【介護職必見!】OJTシートの書き方|テンプレート5選や応用方法も徹底解説

【介護職必見!】OJTシートの書き方|テンプレート5選や応用方法も徹底解説
悩む人

新人指導のOJTシート、どう書けばいいの?

悩む人

記録をつけるだけになっていて、現場で活かせていない……

そんな悩みを抱えている介護士さんへ。

介護おじさん

介護士歴15年以上の筆者が、OJTシートの効果的な書き方を解説します。

OJT(On the Job Training)は、新人がスムーズに仕事を覚え、即戦力として活躍するために欠かせない仕組み。

ですが、OJTシートの書き方を間違えると、ただの業務記録になりがちです。

そこで、現場で本当に役立つ記入のコツを紹介します。

この記事でわかること
  • OJTシートのテンプレート
  • 書き方のコツ
  • OJTシートを活用した効果的な指導方法

この記事を読めば、新人指導がスムーズになり、教育の質がアップしますよ。

OJTの効果を最大化したい方は、ぜひチェックしてください。

まずは、OJTシートのテンプレートから見ていきましょう。

随時、情報を追加・更新していきます。

著者のプロフィール

名前:なお(介護おじさん)
年齢:43歳
【資格】

介護福祉士

介護支援専門員

上級心理カウンセラー
☑介護士歴15年目

☑介護施設のリーダー職

☑ブラック企業からホワイト企業に転職

職場で陰湿なイジメを受けた経験あり

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目次

介護OJTシートのテンプレート【5選】

介護OJTシートを実際に記入する際、「どこまで詳しく書けばいいのか」「どんな表現を使えばいいのか」と迷うことも多いと思います。

ここでは、 実際の記入例を用いたテンプレート付きの解説 を行いながら、分かりやすく説明していきます。

OJTシートのテンプレート
  • 基本型(標準OJTシート)
  • チェックリスト型(簡易版)
  • フィードバック重視型(振り返り重視)
  • ケース対応型(応用編)
  • スキル評価型(成長記録付き)

OJTシートのテンプレート①:基本型(標準OJTシート)

まずは、基本的なOJTシートのフォーマットを確認しましょう。

項目記入内容(例)
氏名(新人職員)田中 花子
指導者佐藤 太郎
実施日2025年3月25日
指導内容ベッドから車椅子への移乗介助
目標1人でスムーズかつ安全に移乗介助を行う
指導のポイント– 車椅子のブレーキを確認することを指導
– 利用者の足をしっかり床につけるようにサポート
– 「1、2、3」の声掛けでタイミングを合わせることを練習
実施状況(新人の様子)– 最初は車椅子の位置を誤り、ブレーキをかけ忘れていた
– 2回目はブレーキ確認を意識し、安全に移乗できた
評価(良かった点)– 利用者への声掛けが丁寧だった
– 2回目の移乗ではスムーズにできた
改善点(次回の目標)– 利用者の手の位置を確認しながら移乗できるようにする
– 最後の着座時にゆっくり座れるよう調整する

OJTシートのテンプレート②:チェックリスト型(簡易版)

👉 多忙な現場で、短時間で記入できるタイプ

項目チェック
業務名(移乗介助)✅ 完了
車椅子のブレーキ確認✅ できた / ⬜ できなかった
利用者への声かけ✅ できた / ⬜ できなかった
利用者の安全確保✅ できた / ⬜ できなかった
指導者からのコメント座るときのタイミングをもう少し意識すると良い
次回の目標安定した動作を意識する

📌 ポイント

  • 忙しい現場向けに、チェックボックス形式で簡潔に記録可能
  • 短時間で記入できるため、指導の負担が少ない

OJTシートのテンプレート③:フィードバック重視型(振り返り重視)

👉 新人の成長を見える化するためのタイプ

項目記入内容(例)
業務内容食事介助
今日の学び(新人記入)– スプーンの角度を調整するだけで、食べやすさが変わると気づいた
できたこと– 利用者のペースに合わせて食事を進められた
課題・改善点– 飲み込みの状態をもっと観察する必要がある
指導者からのコメント– ペース配分は良かった!次回は誤嚥リスクを意識してみよう
次回の目標– 口腔内の状態を確認しながら食事介助を行う

📌 ポイント

  • 新人自身が学びを記入することで、成長を実感しやすい
  • 指導者がコメントを入れることで、効果的なフィードバックが可能

OJTシートのテンプレート④:ケース対応型(応用編)

👉 予測不能な状況にも対応できるタイプ

項目記入内容(例)
ケース内容(何が起こったか)– 利用者が食事中にむせてしまった
対応方法– すぐに飲み物を提供し、姿勢を調整した
改善点・課題– 事前に食事の固さや量を確認すべきだった
指導者からのアドバイス– 事前準備が重要!次回は食事前に利用者の嚥下状態を確認しよう
次回の対策– 介助前に利用者の状態チェックを徹底する

📌 ポイント

  • 突発的な事例にも対応できるフォーマット
  • 「何が起こったか→どう対応したか→次にどうするか」を整理できる

OJTシートのテンプレート⑤:スキル評価型(成長記録付き)

👉 新人の成長を段階的に評価するタイプ

スクロールできます
項目初回(3月1日)2回目(3月10日)3回目(3月20日)
業務内容排泄介助排泄介助排泄介助
ブレーキ確認⬜ できなかった✅ できた✅ できた
利用者への声かけ⬜ ぎこちない⬜ まあまあ✅ 自然にできた
スムーズな動作⬜ できなかった⬜ もう少し✅ できた
指導者コメントまずは声掛けを意識しようかなりスムーズになってきた自信を持って対応できている

📌 ポイント

  • 「初回→2回目→3回目」と成長を可視化
  • 新人の自信につながるので、モチベーションアップ

記入例を深掘り!ポイントと解説

① 氏名・指導者・実施日

新人職員と指導者の名前、指導を実施した日付を記入します。
日付を入れることで、どのくらいの期間で成長しているのか振り返りやすくなりますよ。

スポーツのトレーニング日誌と同じです。

「何をいつ練習したか」を記録しておくことで、成長のペースを把握できます。

たとえば、マラソンの練習でも「3月10日:5km走」「3月20日:10km走」と記録していけば、自分の進歩が分かりますよね。OJTも同じです。


② 指導内容

どんな介護技術を教えたのかを簡潔に記載します。
「移乗介助」「食事介助」「排泄介助」など、具体的な技術名を書くことでわかりやすくなりますよ。

NGな例

❌ 「利用者の介助」
→ 何の介助をしたのか分からず、次回の指導に活かせません。

良い例

✅ 「ベッドから車椅子への移乗介助」
→ どの技術を指導したのかが明確です!


③ 目標

「このOJTで新人がどんなスキルを習得するのか」を記載します。
目標が明確だと、新人も「何を意識すればいいのか」がわかりやすくなりますよ。

NGな例

❌ 「移乗介助をする」
→ ざっくりしすぎており、達成すべきポイントが分かりません。

良い例

✅ 「1人でスムーズかつ安全に移乗介助を行う」
→ 具体的な目標なので、評価しやすくなります!

ゲームの「ミッション達成条件」と同じです。

たとえば「敵を倒す」ではなく、「3分以内に敵を5体倒す」と明確にすることで、プレイヤーが意識すべきことが分かりますよね。OJTの目標も同じです。


④ 指導のポイント

「新人がどこを意識すればいいのか」を記載します。
細かいコツや注意点を記録することで、他の指導者も同じ基準で指導できますよ。

良い例

✅ 「車椅子のブレーキを確認することを指導」
✅ 「利用者の足をしっかり床につけるようにサポート」
✅ 「『1、2、3』の声掛けでタイミングを合わせることを練習」

こうした具体的なポイントを記録すると、新人が復習しやすくなります。


⑤ 実施状況(新人の様子)

新人職員がどのような様子で取り組んだか、どこでつまずいたかを記録します。

良い例

✅ 「最初は車椅子の位置を誤り、ブレーキをかけ忘れていた」
✅ 「2回目はブレーキ確認を意識し、安全に移乗できた」

習字の練習で「最初は筆圧が強すぎたが、2回目は適度に力を抜けた」と書くのと同じです。

小さな変化でも記録することで、新人の成長を可視化できます!



⑥ 評価(良かった点)

新人の良かった点を具体的に記録します。
褒めることでモチベーションが上がり、成長が加速しますよ。

良い例

✅ 「利用者への声掛けが丁寧だった」
✅ 「2回目の移乗ではスムーズにできた」


⑦ 改善点(次回の目標)

「次回、どんなことを意識すべきか」を明確にします。
成長のステップを記録することで、指導がスムーズになりますよ。

良い例

✅ 「利用者の手の位置を確認しながら移乗できるようにする」
✅ 「最後の着座時にゆっくり座れるよう調整する」


3. まとめ

  • OJTシートは「新人の成長記録」になる!
  • 具体的な記述で、次回の指導につなげる!
  • 「良かった点」「改善点」「次の目標」を明確に書く!

OJTシートを活用することで、新人職員の成長を促し、指導の質を高めることができます。ぜひ、現場で試してみてください。

介護OJTシートの書き方【基本編】

介護OJTシートの書き方【基本編】

介護OJTシートを効果的に活用するためには、記入のポイントを押さえ、誰が見ても分かりやすい内容にすることが大切です。

ここでは、OJTシートの基本的な書き方を具体例を交えて解説します。


1. OJTシートに記入すべき基本情報

OJTシートには、最低限以下の情報を記入するのが基本です。

対象者の情報

  • 名前: 新人職員の氏名
  • 指導者: OJTを担当する先輩職員の名前
  • 実施日: OJTを行った日付
  • 目標: その日のOJTの目的(例:「ベッドから車椅子への移乗を安全に行う」)

OJTシートは「新人職員の成長日記」のようなものです。

1日ごとに何を学び、どこが難しかったのかを記録することで、成長の軌跡が分かります。

たとえば、小学生が毎日「日記」を書くことで、自分の成長を振り返るのと同じですね。


2. 具体的な指導内容の書き方

指導内容は「何を教えたのか」「どのように指導したのか」を具体的に書くことが大切です。

NGな例

❌ 「移乗介助を指導した。」
→ これだけでは、どんな手順で教えたのかが分かりません。

良い例

✅ 「ベッドから車椅子への移乗介助について指導。

  1. 車椅子のブレーキがかかっていることを確認
  2. 利用者に声をかけながら、ゆっくりと立ち上がる
  3. 利用者の重心を保ちつつ、ゆっくりと座らせる」

こうすることで、新人職員が復習しやすくなり、他の指導者が見ても「どのレベルまで教えたのか」が分かります。

料理レシピを考えてみましょう。

「カレーを作る」とだけ書いてあるレシピでは、初心者は作れませんよね。

「玉ねぎを炒める」「ルーを入れる」など、手順が細かく書いてあれば、誰でも作れるようになります。

OJTシートも同じで、具体的に書くことで、誰が読んでも同じように指導できるのです。


3. 目標設定のポイント

OJTシートには、その日の指導の「目標」を明確に記入しましょう。

NGな例

❌ 「利用者の移乗をできるようになる」
→ 抽象的すぎて、どこまでできれば達成なのか分かりません。

良い例

✅ 「車椅子への移乗時に、利用者の安全を確保しながら、1人でスムーズにサポートできる」

目標を具体的にすることで、新人職員も「今日は何を達成すればいいのか」が明確になり、モチベーションが上がります。

スポーツの練習でも「もっと上手くなる」ではなく、「今日の練習ではドリブルを10回成功させる」と具体的にすると、何を頑張ればいいのかが明確になります。

OJTでも同じように、達成基準をハッキリさせることが大事です。



4. 記録の頻度と管理方法

OJTシートは、指導した後にすぐ記入するのが理想です。

こんなやり方がオススメ

  • その場でメモを取る → 指導が終わったらすぐ清書
  • スマホやタブレットを活用 → 施設によってはデジタル管理が便利
  • 1日の終わりにまとめて記入 → 忙しいときは業務終了後に振り返りながら記入

また、OJTシートは「新人職員だけのもの」ではなく、施設全体で活用することが重要です。他の指導者が見ても、新人の成長度合いや、どんな指導が必要かが一目で分かるようにしましょう。


5. まとめ

OJTシートの書き方は、ただ記録するだけではなく「新人職員の成長をサポートするツール」として活用することが大切です。

  • 基本情報をしっかり記入する(新人・指導者・日付・目標)
  • 指導内容は具体的に書く(レシピのように詳しく!)
  • 目標は明確に設定する(達成基準を決める)
  • 記録はできるだけ早めに書く(記憶が新しいうちに)

OJTシートをうまく活用することで、新人職員がスムーズに成長し、介護の質を向上させることができます。


介護OJTシートの書き方【応用編】

介護OJTシートの書き方【応用編】

OJTシートの基本的な書き方を押さえたら、次はさらに応用的な書き方を学びましょう。

応用編では、新人職員がより早く成長し、実践的なスキルを身につけるための書き方に焦点を当てます。

ここでは 、

  • 介護技術ごとの指導ポイント
  • 評価とフィードバックの書き方
  • 改善点や振り返りの記載方法

について、具体例を交えて詳しく解説していきます。

1. 介護技術ごとの指導ポイントの書き方

介護OJTシートでは、具体的な介護技術の指導内容を記録することが大切です。しかし、「入浴介助を指導した」と一言でまとめるのではなく、 どのように指導したのか、どんな気づきがあったのか までしっかり記入しましょう。

NGな例

❌ 「入浴介助を指導した」
→ どんな部分を教えたのか、新人はどこでつまずいたのかが分かりません。

良い例

✅ 「入浴介助(シャワー浴)の指導を実施。

  1. 利用者の体調確認(血圧・体温チェック)を行い、安全確認の重要性を伝える。
  2. 声掛けしながら衣服を脱ぐサポート。本人のペースを尊重することを指導。
  3. シャワーの温度調整とお湯をかける順番(心臓に遠い部分から)を実践。
  4. 利用者の肌状態を観察しながら洗浄を行うことを指導。乾燥しやすい部位には保湿を勧める。
  5. 入浴後の保温・水分補給の大切さを説明し、記録の重要性も伝える。」

料理を教える場面を想像してみてください。

単に「カレーを作る」と言われても、初心者は どんな具材をどんな順番で切るのか、火加減はどうするのか 分からず戸惑ってしまいます。

介護OJTでも「入浴介助を教えた」とだけ書くのではなく、 手順や注意点を細かく記録することで、新人が復習しやすくなる のです。



2. 評価とフィードバックの書き方

OJTの効果を最大化するには、評価とフィードバックが重要です。ただし、「できた・できない」だけの評価ではなく、 具体的なフィードバックを記入する ことで、新人職員の成長につなげましょう。

NGな例

❌ 「移乗介助:できた」
→ 何ができたのか、何がまだ不十分なのかが分かりません。

良い例

✅ 「移乗介助:ほぼ一人で実施できたが、
・利用者の体勢を整える際、少し力が入りすぎていた。次回は力の入れ方を調整するよう指導。
・利用者の表情を確認しながら声掛けできていた点は良かった。」

また、新人が自信を持てるように 「良かった点」「改善点」「次回の目標」の3つの視点で記録する のも効果的です。

スポーツのコーチングを考えてみてください。

バスケットボールの指導で「シュートできたね」とだけ言われるより、「ボールを持つ手の位置は良かったけど、もう少し膝を曲げると安定するよ」と具体的なアドバイスがある方が次に何を意識すればいいのかわかりやすいですよね。

介護OJTでも、こうした具体的なフィードバックを心がけましょう。



3. 改善点や振り返りの記載方法

OJTの目的は、 新人職員が成長し、介護技術を習得すること です。そのためには、改善点や振り返りをしっかり記録し、次回の指導につなげることが重要です。

NGな例

❌ 「入浴介助:次回も頑張る」
→ 何をどう頑張るのかが分からず、次回の成長につながりません。

良い例

✅ 「入浴介助:利用者の安全確認がスムーズにできるようになった。
・改善点:シャワーの水圧が強すぎることがあったので、次回は調整を意識する。
・次回の目標:1人でスムーズにシャワー浴を提供できるよう、タイミングを見ながら補助を減らす。」

こうすることで、 具体的に何を改善すべきかが分かり、次回の指導がスムーズ になります。

勉強の復習方法を考えてみてください。

単に「数学の勉強をした」とノートに書くより、「方程式の計算ミスが多かったので、次回は計算ミスを減らすために途中式を書く」と具体的に振り返る方が次の学習に活かせると思いませんか?

OJTでも同じで、「次に何を意識するべきか」を記録しておくことが大切です。


4. まとめ:OJTシートを「成長ツール」として活用する

応用編では、以下のポイントを意識してOJTシートを記入することが大切です。

  • 介護技術ごとの指導内容を細かく記録する(料理レシピのように!)
  • 評価は「良かった点」「改善点」「次回の目標」の3つを意識する(スポーツコーチングのように!)
  • 振り返りを具体的に記入し、次の成長につなげる(勉強の復習と同じ!)

OJTシートは、 新人職員の成長記録であり、職場全体の介護技術を高めるためのツール です。単なる業務の記録ではなく、「次にどう成長するか」を意識して記入することで、 指導の質が向上し、より良い介護サービスを提供できる ようになります。

ぜひ、現場で活用してみてください。

OJTシートを活用した効果的な指導方法

OJTシートは、新人職員の育成をスムーズに進めるための 「成長の記録ツール」 です。

しかし、単に記録するだけでは 新人のスキル向上にはつながりません。
OJTシートを効果的に活用することで、指導の質が上がり、新人が自信を持って現場に適応できるようになります。

ここでは、OJTシートを使った指導のコツを具体例やたとえ話を交えて深掘りしながら解説していきます。


1. OJTシートを「指導計画」として活用する

こんな使い方はNG!

「今日は何を教えようかな…?」と場当たり的に指導する」
→ その場の流れで指導すると、重要なポイントが抜けたり、新人の学習がバラついてしまいます。

良い活用法

「1週間ごとにOJTシートをもとに指導計画を立てる」
たとえば、「1週目は移乗介助」「2週目は食事介助」など、計画的に進める と、新人の成長がスムーズになります。

📌 具体例:指導計画の例(移乗介助)

  1. 1日目:移乗介助の基本(座位の安定、車椅子のブレーキ確認)
  2. 2日目:実際に利用者の移乗をサポート(指導者の補助あり)
  3. 3日目:一人で移乗介助を実施し、指導者がフィードバック
  4. 4日目:応用編(利用者ごとの違いを考慮)

学校の授業と同じです。

「今日は何を勉強しよう?」と考える先生より、「この1週間で漢字を10個覚える」という計画がある先生の方が、効率よく教えられます。

介護のOJTも指導計画を立てることで、新人の学習ペースを整えることができるのです。


2. OJTシートを「振り返りツール」として活用する

指導が終わったら、 OJTシートを使って振り返りを行うことが重要 です。

NGな例

❌ 「今日のOJT終わり!じゃあ次回ね!」
→ 振り返りをしないと、新人が 「何ができるようになったのか」「次に何を意識するべきか」 を明確にできません。

良い活用法

「OJTシートを一緒に見ながら、5分間の振り返りタイムを設ける」

📌 振り返りの進め方(例)

  1. 新人に今日の学びを話してもらう
     → 「今日やった移乗介助は、車椅子のブレーキ確認が大事だと分かりました」
  2. 指導者が「良かった点」と「改善点」を伝える
     → 「利用者への声掛けが丁寧だったね!次は座るタイミングを調整してみよう」
  3. 次回の目標をOJTシートに記入
     → 「次は、自分一人でスムーズにできるようにする」

スポーツの練習後、コーチが選手と一緒に「今日はここが良かったね」と振り返ると、次の練習に活かしやすくなります。

介護のOJTでも、 新人と一緒に振り返ることで、学びを深められます。


3. OJTシートを「複数の指導者」で共有する

新人育成は一人の指導者だけで行うのではなく、職場全体でサポートするのが理想的 です。そのためには、OJTシートを共有し、 「他の指導者も新人の成長度合いを把握できるようにする」 ことが重要です。

NGな例

❌ 「自分しか見ないメモとしてOJTシートを使う」
→ 他のスタッフが新人の進捗を把握できず、一貫性のない指導になってしまいます。

良い活用法

「OJTシートをチームで共有し、新人の成長を見守る」

📌 具体例:チーム共有の流れ

  1. OJTシートを毎回しっかり記入し、チーム内で共有
  2. 次のシフトの指導者が、新人の進捗を事前にチェック
  3. OJTシートの内容をもとに、新しい課題を設定

学校の「連絡帳」のようなものです。

先生同士が情報を共有しておくと、次の授業でスムーズに指導できますよね。

OJTシートを共有することで、職場全体で新人を支える仕組みが作れます。


4. OJTシートを「成功体験の記録」として活用する

新人のモチベーションを上げるために、OJTシートを 「できたことを記録するツール」 としても活用しましょう!

NGな例

❌ 「まだ完璧じゃないから、できなかったことばかり記録する」
→ これでは新人が 「私って全然成長していない…」と自信をなくしてしまいます。

良い活用法

「小さな成功体験をOJTシートに記録し、成長を実感させる」

📌 記録の具体例
✅ 「今日は車椅子のブレーキを忘れずに確認できた!」
✅ 「利用者さんから『ありがとう』と言われた!」
✅ 「最初よりスムーズに声掛けができるようになった!」

ゲームで「経験値がたまってレベルアップする」と嬉しいですよね?

OJTシートに「できたこと」を記録すると、新人は『成長している!』と実感し、やる気が続きます。



5. まとめ:OJTシートを指導の「武器」にしよう!

OJTシートを 単なる記録にせず、指導をスムーズにする「武器」として活用する ことで、新人育成の効果が飛躍的に高まります!

  • 「指導計画」を立てて、計画的に進める(学校の授業と同じ!)
  • 「振り返りタイム」を設け、学びを深める(スポーツのコーチングと同じ!)
  • 「チームで共有」し、一貫性のある指導をする(連絡帳と同じ!)
  • 「成功体験」を記録し、新人のモチベーションを上げる(ゲームの経験値アップと同じ!)

OJTシートを うまく活用すれば、新人が成長しやすくなり、職場全体の介護スキルも向上 します。
ぜひ、 実践しながら活用の幅を広げてみてください!

まとめ

OJTシートは、新人育成のためのツールとしてだけでなく、 職場全体のスキルアップにつながる「成長の仕組み」 として活用できます。

新人だけでなく、指導者やチーム全体の成長を促し、 より良い介護サービスの提供 につなげることができるのです。

  • OJTシートを使うと、指導が統一化
  • 個々の成長を「見える化」し、モチベーションアップ
  • 指導者もOJTシートを活用し、教え方を向上
  • 職場全体の課題を分析し、業務改善につながる

OJTシートを単なる記録ではなく、「職場全体の成長ツール」として活用することで、より良い介護現場を作ることができます。

ぜひ、 日々の業務に取り入れてみてください。

勉強熱心なあなたを応援しています。

では、また。

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この記事を書いた人

【介護業界15年目】
資格:介護福祉士、介護支援専門員、上級心理カウンセラー
施設のリーダー 採用から教育に関わる
モットー:やさしい介護
転職回数:5回

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