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世の中にはいたるところに「心理テクニック」が使われています。
CM、広告、悪用されると詐欺にまで。
あなたは、たいして欲しくもない物を買ってしまった経験はないですか?
「自分の意志で行動している」と思い込んでいるだけで、実は相手の思いのままにコントロールされているかもしれません。
心理テクニックを使えば、相手をコントロールすることが可能なのですから。
この記事では、仕事から恋愛にまで使える心理テクニックを紹介します。
心理テクニックを使えば…
- いつも入浴拒否の利用者さんが自らの意志で入浴される
- 職場の人と良好な関係を築ける
- 面倒なお願いをうまく断れる
- 難しいお願いを引き受けてもらえる
心理テクニックを知ることで、相手をコントロールできるだけでなく、あなたがダマされたり、失敗することも防げるでしょう。
時間をかけて相手と信頼関係を築く必要がなく、小手先のテクニックでも人を動かすことができますよ。
随時、情報を追加・更新していきます。
記事を書いた人
名前:なお(介護おじさん)
年齢:42歳
資格:介護福祉士、介護支援専門員
☑介護士歴14年目
☑介護施設のリーダー職
☑ブラック企業からホワイト企業に転職
☑介護職の悩みを解決する情報を発信中
筆者の詳しい経歴はこちら
・スーパーの精肉担当(超ブラック企業)
毎日6時~21時までの長時間労働で体力の限界
・本屋の店長(普通の企業)
面接など職員の採用にかかわるが会社倒産
・ITの会社で営業(超ブラック企業)
きついノルマ・飛び込みの営業で精神消耗
・CADオペレーター(ブラック企業)
休みなし、こき使われまくりで精神崩壊
・福祉用具専門相談員(ブラック企業)
上司のパワハラがエグすぎて精神の限界
・介護士(ホワイト企業) ☚今ここ
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好印象を与える心理テクニック
<好印象を与える心理テクニック>
- 初頭効果
- ハロー効果
- ミラーリング
- オープンポジション
初対面で好印象を与える心理テクニック:初頭効果
「第一印象が肝心」と言われるように、会ってから最初に受けた印象が最も強く心に残ります。
心理学では「初頭効果」と呼ばれていて、長期記憶に残りやすい。つまり、いつまでも忘れない記憶になるのです。
最初に受けた印象が、その後の評価に影響します。
- 最初が好印象だと、その後も好印象のまま。
- 最初が悪い印象だと、その後も悪い印象のまま。
初対面の人には好印象を与えられるように全力を出しましょう。
2回目、3回目に会ったときに好印象を与えようと頑張っても、効果は薄くなりますから。
初対面の利用者さんや、新入社員に会ったときに「第一印象がすべて」と心の中で唱えてから挨拶をしましょう。
初頭効果を利用して好印象を与えたとしても、その後の行動や言動で失敗してしまっては元も子もありません。
失敗しないために、次はハロー効果について解説します。
ひとつの要素ですべてが決まる:ハロー効果
ハロー効果のハローとは「後光」のことです。
後光とは、神様や仏様の後ろの光。
ハロー効果とは、たったひとつの要素が全体に影響することを言います。
たとえば、弁護士と聞くと人格的にも優れていると思い込んだり。
下の写真で左の人は爽やかで切実そうなイメージで、右の人は怪しくて悪いことをしていそうなイメージではありませんか?
実は左の人が犯罪者で、右の人が警察かもしれません。
服装で人間性を判断してしまうのも、ハロー効果ですね。
子どものころ、走るのが速かったり、スポーツのできる子がモテる理由がわかりました。
「スポーツが得意」というひとつの要素だけで、その人すべてがカッコイイように感じていたのでしょう。
<ハロー効果で好印象を与える具体例>
- 明るい笑顔
- ハキハキと話す
- 清潔感のある服装
- 相手の話をよく聞く
- 相手のことを褒める
明るい笑顔
明るい笑顔は、相手に好印象を与える効果があります。明るい笑顔で接することで、親しみやすさや親近感を感じさせることができるからです。
無料で誰でもできることなので、やらない手はないですね。
ハキハキと話す
ハキハキと話すことは、聞き取りやすく、信頼感を与える効果があります。
高齢者は耳が遠いので、ハキハキと大きな声で話さないと「何を言っているのかわからない人」という印象を与えてしまうでしょう。
「言っていることがわからないから話したくない」
信頼関係を築くのにマイナスになってしまいます。
初対面の利用者さんにはとくに「ハキハキと話す」ことを意識しましょう。
清潔感のある服装
清潔感のある服装を意識しましょう。清潔感のある服装を着ることで、信頼感や誠実さを感じさせることができます。
だらしない服装より、ビシッとスーツを着こなしてる方が仕事ができるように見えるでしょう。
誰でもすぐに実践できて効果抜群です。
相手の話をよく聞く
相手の話をよく聞くことは、尊重の気持ちを示す効果があります。
相手の話をよく聞くことで、相手に安心感や信頼感を与えることができますね。
利用者さんの話を傾聴しましょう。
傾聴とは、相手の話に真剣に耳を傾け、理解しようとする姿勢です。
傾聴のコツはこちら
【介護士必見】傾聴とは?利用者さんの心を開き信頼関係を築く7つのコツ
相手のことを褒める
相手のことを褒めることは、好印象を与える効果があります。
相手のことを褒めることで、相手に嬉しい気持ちや満足感を与えることができますね。
自分を褒めてくれる人には好意を持つものです。
相手は褒められて嬉しい。自分は好意を持たれる。WIN=WINですね。
リーダー職はとくに、部下を褒めてモチベーションや能力を引き出しましょう。
<ぼくが実践している褒め方の例>
後輩に仕事を教えている先輩職員に「教え方がうまいね。説明がわかりやすかったよ」
利用者さんの対応をしていた職員に「話を聞く姿勢がすばらしい。みんなのお手本になるよ」
挨拶したときに「今日も笑顔がステキですね」
モノマネで好印象!?ミラーリング
ミラーリングとは、相手の行動やしぐさをマネすることをいいます。
自分と似ている人に好意を抱きやすい(シンクロ効果)をうまく利用した心理テクニックです。
<ミラーリングのポイント>
- ちょっとしたしぐさをマネる(アゴを触るなど)
- 口調、イントネーションをマネる
- 話のテンポを合わせる
ミラーリングをすることで、相手との一体感や親密度が自然と高まります。
職場で人間関係を築くときに使えますね。
好印象を与える姿勢:オープンポジション
「面と向かって話す」という言葉があるように、相手に対して正面を向いて腕や足を開いている状態のことを「オープンポジション」といいます。
オープンポジションで会話するだけで好印象を与えられるのです。
逆に悪い印象を与えるのは、腕や足を組む姿勢で「クローズドポジション」といい、相手に対する拒絶感から心理的に壁を作っているとき、無意識に腕や足を組んでしまうのです。
会話するときはオープンポジションを心がけて、好印象を与えましょう。
仕事で使える心理テクニック
相手に断られないためのテクニック:誤前提提示(ごぜんていていじ)
誤前提提示は、相手が頼みごとを引き受ける前提で話を持ちかける心理テクニックです。
たとえば、食事に誘うときに「食事に行かない?」と言うより「美味しい店があるんだけど、イタリアンと和食どっちがいい?」と言う感じです。
「行かない」という選択肢が思い浮かびにくくなり、成功率が上がります。
誤前提提示を介護業務に応用すると、入浴拒否がある利用者さんに「これからお風呂に行きませんか?」と声かけをするのではなく、「お風呂に入るのは、午前と午後どちらがいいですか?」と声をかけるのです。
実際に試してみると「午後がいい」と仰られ、拒否されることなく午後から入浴されました。
自分で言った通りの行動をする「一貫性の法則」も作用していたのだと思います。
その後も、誤前提提示から一貫性の法則の流れで、入浴拒否される確率を下げています。
「誤前提提示」+「一貫性の法則」
それでも、入浴拒否された場合は「体をタオルで拭くだけか、足を温かいお湯で洗うだけならどうですか?」と妥協案を提示して、できる限り清潔を保持していただけるように工夫しています。
「誤前提提示」+「ドア・イン・ザ・フェイス」
ドア・イン・ザ・フェイスとは、一度断った罪悪感から、次の要求を引き受けやすくなる心理です。
ドア・イン・ザ・フェイスを使い、わざとに無理なお願いをして相手が断ってから、本当に頼みたかったお願いをすると引き受けてくれる可能性が上がります。
断られにくい頼み方:イエスのメンタルセット
イエスのメンタルセットとは、小さな頼みごとから積み重ねていき、最終的に大きな頼みごとをしても引き受けてくれる確率を上げる心理テクニックです。
人間は一度イエスと言ってしまうと、続くお願いもイエスと言いやすくなる心理を利用するテクニックですね。
たとえば、「アンケートに答えるだけ」というカンタンなお願いから、気づけば商品を購入していたり契約しているなんていうのも、巧妙なイエスのメンタルセットです。
これを職場で応用すると「物品を補充する」「コピーする」というカンタンなお願いでイエスをもらい、「残業や休日出勤」など、より困難なお願いを引き受けてもらう感じです。
ビジネスでも商談の前に雑談をして、イエスのメンタルセットが使われています。
「今日はいい天気ですね」➡イエス
「天気がいいと気分もいいですよね」➡イエス
絶対にイエスと答える質問をして、その後も肯定的な反応を引き出しやすくしているのです。
自然な流れから相手をコントロール:文脈効果
文脈効果とは、文脈(状況)によって受け取り方が変わることです。
たとえば、豪華な寿司桶に入ったお寿司の方が、紙皿に置かれたお寿司よりも美味しそうに見えるのも「文脈効果」です。
よい印象を与えて、相手を思い通りにコントロールしたいなら周囲の環境を整えましょう。
会話の流れによって相手の感じ方が違うため、いきなり本題に入るよりも、楽しい話をしてから本題に入るのがオススメです。
相手を褒めて場を盛り上げてから、商談に入るのは仕事のできる営業マンが使うテクニックですね。
介護業務に応用すると、入浴を渋られる利用者さんに対して「今日は顔色がいいですね」「いつもより若々しく見えますよ」など、相手の気分をよくしてから「今日のお風呂は午前と午後どちらがいいですか?」と声をかけるとよいでしょう。
「文脈効果」+「誤前提提示」
うまく断るテクニック:主張的反応
うまく断るには、相手を傷つけないように尊重しつつ、自分の意見を主張しましょう。
主張的反応(アサーション)が大切です。
たとえば「ユニットリーダーにならないか?」と打診されたときに、「評価していただきありがとうございます。せっかくなのですが、〇〇なので(家庭の事情、体調の問題)で引き受けられません」という感じです。
できないことは断らなければいけませんが、ただ「できません」というと、その後の関係がギクシャクしてしまいます。
相手を納得させた上で断ることを心がけましょう。
逆に、何でも承認して引き受けるのは非主張的反応(ノン・アサーション)といいます。
非主張的反応を続けると、あれもこれも引き受けてしまい、キャパシティを超えてしまうので危険です。
無理を続けると、突然、張りつめた糸がプツンと切れるように、心が壊れてしまいます。
心と体を壊して退職してしまった同僚がいるので、くれぐれもあなたは無理をしないでくださいね。
仕事を長く続けるには断ることも必要ですよ。
「メモを取る」のも好印象を与える心理テクニック:インタビュー効果
インタビュー効果とは、メモを取りながら話を聞くと相手が好印象を抱きやすい効果です。
「熱心に話を聞いてくれている」
「話に興味を持ってくれている」
上記のように感じて、気分よく話してくれることでしょう。
相づちや復唱をしながらメモを取ると、さらに熱意が伝わりますね。
「メモを取らない方が覚えられる」と思う人でも、ペンとメモ帳を持つだけで相手からの印象がよくなるので、パフォーマンスだけでもメモの準備をしてみてはどうでしょうか?
メモを取らないで失敗したり、わからないことがあると「メモを取らないのが悪い」と思われてしまいます。
ぼくは、メモを取ることをオススメします。
まとめ
今回は職場で使える「心理テクニック」について解説しました。
小手先のテクニックですが、効果は絶大です。
詐欺師が使うこともあるテクニックですので、相手の手の内を知れば騙されにくくなりますね。
人を動かす本質を知りたければ、カーネギーの「人を動かす」を読むのがオススメです。
1冊の本から一生使える知識を学べて、人生を有利に進められますよ。ぼくは何十回も読み返してますが、その度に新たな学びがある感じです。読むたびにどんどん味が出てきて、スルメのような本です。
最後まで読んでくれた、あなたを応援しています。
くれぐれも心理テクニックを悪用しないように。
約束ですよ。
では、また。