「あの人と組むと仕事がしづらいな…」と感じる同僚、あなたの職場にもいませんか?
実は、嫌われる介護士には共通する特徴があるんです。
それは、悪気があるかないかに関わらず、結果的に周りの仕事の流れを止めてしまうこと。
この記事では、ぼくが現場で見てきた「嫌われる介護士の特徴」を15個ピックアップしました。
どうすれば改善できるのか、心理学の視点も交えながら具体的にお話しします。
この記事を読めば、あなたの働きやすさがグッと変わるはず。
結論から言うと、同僚から「苦手だな」と思われてしまうのは、周りが「仕事をしづらい」と感じる行動を取ってしまう人です。
決して、性格が悪いとか、能力が低いという話ではありません。
仕事をしづらいと感じるポイントは、大きく3つに分けられます。
- ①情報が出てこない:「あの利用者さん、さっきどうだった?」「次、何から手伝えばいい?」と聞いても、曖昧な返事しか返ってこない。状況が分からないと、周りは動きようがありません。
- ②責任の所在がボヤける:「誰がやるの?」「どこまで終わったの?」が不明確になる。結果、仕事の抜け漏れが起きたり、二度手間になったりします。
- ③感情コントロールが弱い:ため息が多かったり、イライラを態度に出したりする。職場の雰囲気が悪くなり、周りが気を遣って、健全なコミュニケーションが取れなくなります。
でも、安心してください。少し意識するだけですぐに改善できます。
では、さっそく、嫌われる介護士の特徴と改善策を見ていきましょう。
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ブログ運営者:なお
【介護業界15年目】
【資格】
・介護福祉士
・介護支援専門員
・上級心理カウンセラー
ブログを書き続ける理由【クリックして開く】 著者の詳しいプロフィール
☑未経験から介護業界に飛び込む
☑介護施設のリーダー職
☑ブラック企業からホワイト企業に転職
ブログを書き続ける理由
ぼくは、今日も介護現場で働き、
家ではキーボードを打っています。
なぜブログを書き続けるのか?
答えはシンプルで、
あの頃の自分に向けて書いているからです。
夜勤明け、
心も体もすり減って、
休憩室でため息ばかり……
そんな時期がありました。
理不尽な叱責、
見えないいじめ、
パワハラ。
仕事は好きなのに、職場に行くのが怖い。
あの時のぼくに必要だったのは、
「大丈夫、道はある」という自信でした。
だからこのブログでは、
同じ介護士として、
あなたの悩みを解決すること目指しています。
抽象論やキレイごとではなく、
今日から使える言い回し、動線、伝え方、記録の工夫、チームの回し方。
現場が少しでもラクになるコツを共有します。
また、ぼくにはブラック企業からホワイト企業へ転職した経験があります。
運や根性ではなく、
準備と戦略で抜け出しました。
- 求人票の読み方
- 面接でのポイント
- 入職前の条件確認
- 入ってからの立ち回り
——失敗しないコツを知っています。
だからこのブログでは、
自分らしい人生を取り戻す方法を共有しているのです。
あなたが「また同じ目に遭った…」と絶望しないように。
そして何より、
パワハラやいじめに苦しんでいる、
あなたを救いたい。
「あなたは悪くない」
「辞めることは逃げじゃない」
「残るなら自分を守る方法ある」
ぼくの約束は次の3つ。
- 現場基準:実際に体験したことだけを書く。
- 嘘をつかない:できないことはできないと正直に書く。
- あなたの味方でいる:どんな状況でも、ぼくはあなたの味方ですよ。
このブログは、疲れた心に戻ってこられる避難所であり、次の一歩を踏み出す地図です。
読んだあとに、ほんの少し肩の力が抜けて、
「よし、やってみよう」と思える。
そんな文章をこれからも届けます。
もしあなたが今つらいなら、
ここに悩みを置いていってください。
もしあなたが次の職場を探しているなら、
ここで一緒に準備をしましょう。
ぼくは毎日書き続けます。
あなたの明日が、
今日より少し生きやすくなるように。



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同僚から嫌われる介護士の特徴15選



それでは、現場でよく見かける15個の特徴を、具体的な「現場の声」や改善策とセットで見ていきましょう。
1. 挨拶・返事が弱い/目を合わせない
基本中の基本ですが、できていない人が意外と多いのがこれです。
小さな声でボソッと言ったり、相手の目を見ずにスルーしたり。
挨拶は、コミュニケーションの入り口。「あなたを認識していますよ」という大切なサインです。
- NG例:「…っす」
- OK言い換え:「◯◯さん、おはようございます!」
- 即効の直し方:出勤時・退勤時、必ず相手の名前を呼んで挨拶する。目を合わせるのが苦手なら、相手の鼻のあたりを見るだけでもOK。
朝の「おはようございます!」が聞こえないだけで、その日一日、その人に声をかけづらくなりますよね。
忙しいのは分かるけど、挨拶はたった2秒。
それだけでチームの雰囲気が全然違う。
逆に、気持ちいい挨拶をしてくれるだけで、こっちも「よし、今日も頑張ろう!」って思えます。
2. いちいち「自分は忙しい」アピール
「あー忙しい」「人手が足りない」が口癖の人。
もちろん本当に忙しいのですが、それを過剰にアピールされると、周りは「手伝ってほしいってこと?」「話しかけないでってこと?」と困惑してしまいます。
- NG例:「もう、次から次へと…!手が回らない!」
- OK言い換え:「今、◯◯さんの対応をしています。5分後に終わるので、その後△△を手伝えます!」
- 即効の直し方:「忙しい」を「今、これをやっています」という具体的な行動報告に変換する。
「忙しい、忙しい」って言われると、何か頼み事があっても「今じゃないか…」って遠慮しちゃいます。
結局、報告が遅れたり、一人で抱え込んだりして、逆に非効率になることも。
忙しいのは全員同じ。
「今これ終わったら◯◯やります」の一言で一緒に動きやすくなります。
3. 指示待ちで自分の役割を取りに行かない
言われたことはやるけれど、それ以上のことはしない。手が空いても、次の仕事を探さずにボーッと立っている。
介護は常に状況が変化するので、主体的に動ける人が重宝されます。
- NG例:(キョロキョロして誰かに指示されるのを待つ)
- OK言い換え:「◯◯が終わりました。何か手伝えることはありますか?」
- 即効の直し方:一つの作業が終わったら、「次は〇〇をやります」と宣言する癖をつける。
指示しないと動いてくれないと、こっちの仕事が一つ増えるんですよね。「あれやって、これやって」って。
手が空いたなら、汚れている場所を掃除するとか、備品を補充するとか、やれることは無限にあるはず。
自分で仕事を見つけられる人は、本当に頼りになります。
4. 報連相が遅い・抜ける(口頭だけ/言ったつもり)
介護現場の事故は、情報の伝達ミスから起こることがほとんどです。
「言ったつもり」「聞いたはず」は命取り。口頭での報告だけでなく、記録に残すことが鉄則です。
- NG例:「さっき言いましたよ」(記録にはない)
- OK言い換え:「先ほど◯◯の件、△△さんに口頭で報告し、記録にも入力済みです」
- 即効の直し方:報告は「誰に・いつ・何を」を明確にし、必ず記録とセットで行う。
「Aさんに伝えたから、Bさんにも伝わってるだろう」っていう思い込みが一番怖い。
結局、誰も知らなくて対応が遅れてしまう。
大切なことは、関係者全員が見る連絡ノートや記録に書くのがルール。
それを守れない人は、チームで仕事をする資格がないとさえ思ってしまいます。
5. 記録が雑・遅延・主観だらけ
介護記録は、チームで利用者さんを支えるための最も重要なツールです。
殴り書きの文字、遅れた提出、事実と個人の感想が混ざった内容は、他のスタッフを混乱させます。
- NG例:「気分が良さそうだった」
- OK言い換え:「笑顔が見られ、他の利用者さんと楽しそうに会話していた」
- 即効の直し方:記録は「事実(客観)」と「気づき(主観)」を分けて書く。「5W1H」を意識すると、誰が読んでも分かりやすい記録になる。
記録が遅れると、夜勤の人が日中の様子を把握できないままケアに入ることになり、すごく不安です。
また、「多分〇〇だと思う」みたいな主観的な記録は、ケアの根拠にならない。
何を見てそう判断したのか、具体的な事実を書いてくれないと、次に繋がらないんですよね。
6. 予定変更・遅刻・早退の連絡が曖昧
「電車が遅れて…」「ちょっと体調が…」など、理由が曖昧で、到着時間や対応策が不明確な連絡。
周りはシフトの再調整や業務のカバーに追われ、大きな負担になります。
- NG例:「すみません、今日ちょっと遅れます」
- OK言い換え:「電車の遅延で、到着が15分ほど遅れる見込みです。申し訳ありません」
- 即効の直し方:連絡する際は、「理由・現状・今後の見込み(到着時間など)」をセットで伝える。
ギリギリになって「今日休みます」とか、何時に来るか分からない「遅れます」の連絡が一番困ります。
こっちは朝の申し送りの時間や、入浴介助の人数を計算して動いているので…。
予測が立てられないと、他のスタッフ全員に迷惑がかかることを分かってほしいです。
7. ミスを隠す/言い訳が先に出る
ミスは誰にでもあります。
問題なのは、それを隠したり、「でも」「だって」と言い訳から入ったりすること。
素直に報告して謝罪すれば、すぐにリカバリーできることも、隠蔽によって大きな問題に発展します。
- NG例:「忙しくて、つい…」「〇〇さんが△△って言ったから…」
- OK言い換え:「申し訳ありません。私の確認不足でミスをしました。すぐに対応します」
- 即効の直し方:ミスに気づいたら、すぐに「報告・謝罪・相談」をセットで行う。
ミスした後の対応で、その人の真価が問われると思います。
すぐに報告してくれれば、みんなで「じゃあこうしよう」ってフォローできる。
でも、後から「実は…」って言われると、「なんであの時言ってくれなかったの!」って不信感につながります。
プライドより、利用者さんの安全が第一。
8. 陰口・ため息・巻き込み(雰囲気悪化)
特定のスタッフの悪口を言ったり、大きなため息をついたりして、職場の空気を悪くする人。
ネガティブなオーラは周りに伝染し、チーム全体の士気を下げてしまいます。
- NG例:「はぁ…(大きなため息)。あの人、またやってるよ…」
- OK言い換え:(言いたいことがあれば、本人か上司に直接、建設的に伝える)
- 即効の直し方:ネガティブな感情は、一度その場から離れて深呼吸。不満は陰口ではなく、改善提案として上司に相談する。
利用者さんの前でため息をついたり、スタッフステーションで誰かの愚痴が始まったりすると、本当に空気が悪くなります。
こっちまで気分が滅入るし、何より利用者さんが不安に感じてしまう。
プロとして、自分の感情はコントロールしてほしい。
9. 物品の戻し忘れ・共有物の私物化
使った車椅子やポータブルトイレを元の場所に戻さない、共有のペンやハサミを自分のポケットに入れっぱなし。
次に使う人が探す手間が増え、業務が滞ります。「後でやろう」は、結局忘れます。
- NG例:(使ったものをその場に放置)
- OK言い換え:(使い終わったら、すぐに所定の場所に戻す)
- 即効の直し方:「物品を元の場所に戻すまでがワンセットの業務」と自分にルールを課す。
「あれどこ?」「これがない!」って探す時間、本当にもったいないですよね。
特に緊急時、必要なものがサッと取れないと命に関わることも。
共有物はみんなのもの。
次に使う人のことを考えられるかどうかって、すごく大事な視点だと思います。
10. 清潔感・身だしなみの乱れ(手指衛生も)
シワシワだったり汚れた制服、伸びっぱなしの爪、強い香水の匂い。
介護は対人援助職であり、清潔感は利用者さんへの敬意の表れです。また、手指衛生の意識が低いと、感染症のリスクを高めてしまいます。
- NG例:(介助の合間に髪や顔を触り、そのまま次の介助へ)
- OK言い換え:(ケアの前後には、必ず手指消毒を徹底する)
- 即効の直し方:出勤前に鏡で全身をチェックする。1ケア1手洗いを習慣化する。
清潔感がないスタッフに介助されるの、利用者さんは嫌じゃないかなって思います。
見た目の問題だけじゃなくて、衛生面が一番心配。
特に感染症が流行りやすい時期は、基本的なことを徹底できない人は信頼できない。
11. 口調が強い・否定から入る・語尾が刺さる
「でも」「だって」「そうじゃなくて」と、まず相手を否定から入る。
語尾が強く、命令口調に聞こえる。
本人はそのつもりがなくても、言われた側は威圧感を感じ、意見を言いにくくなります。
- NG例:「それ、無理でしょ」
- OK言い換え:「なるほど。その方法だと〇〇が懸念なので、△△はいかがでしょう?」
- 即効の直し方:「Yes, and…」を意識する。まず相手の意見を受け止め(Yes)、その上で自分の提案を付け加える(and)。
新しいやり方を提案しても、「でも、うちは今までこうだったから」と頭ごなしに否定されると、もう何も言いたくなくなります。
もっと良くしようと思って発言しているのに…。
わからないことや不安なことがあっても、質問しづらくなってしまいますよね。
12. 専門職(看護・リハ)へのリスペクト不足
「看護師さんは点滴だけやってればいい」「リハビリの言うことは理想論」など、他職種の専門性を軽んじる発言。
チーム医療・チームケアにおいて、リスペクトの欠如は連携を著しく妨げます。
- NG例:「うちの看護師さんに言っても分からないでしょ」
- OK言い換え:「介護の視点からはこう見えますが、看護の専門的な視点からはいかがですか?」
- 即効の直し方:自分の専門外のことは、素直に「教えてください」というスタンスで質問する。
看護師さんやリハビリスタッフさんを、どこか「下請け」みたいに見てる介護士がいます。
それぞれの専門分野があって、利用者さんを多角的に支えているのに…。
そういう態度って、相手にも絶対伝わるもの。
結果、有益な情報共有ができなくなって損をするのは利用者さんですよ。
13. ルール軽視(バイタル・食事形態・記録様式)
「このくらい大丈夫だろう」と自己判断で決まった手順を省略する。
バイタル測定を忘れたり、食事形態を間違えたり。
小さなルール違反が、大きな事故につながる危険性を理解していません。
- NG例:「忙しいから、今日のバイタルは後でまとめて測ろう」
- OK言い換え:(決められた時間に、決められた手順で実施する)
- 即効の直し方:すべてのルールには「理由がある」と考える。なぜその手順なのかを理解する。
「この利用者さんはいつも血圧安定してるから測らなくていいや」みたいな自己判断が一番怖い。
その「いつも」が今日崩れるかもしれないから、毎日測るルールがある。
ルールを守らない人が一人いるだけで、チーム全体の仕事の質が疑われてしまいます。
14. 利用者さんの前で内部事情を話す
利用者さんがいる前で、平気で「〇〇さん、今日休みなんだよね」「シフトがキツい」といった内部事情や愚痴を話す。
利用者さんを不安にさせ、プロとしての信頼を失う行為です。
- NG例:「人手不足でバタバタしてて、すみませんねー」
- OK言い換え:(内部事情は、スタッフステーションなど利用者さんのいない場所で話す)
- 即効の直し方:「利用者さんの前は舞台の上」と意識する。プロの役者として振る舞う。
利用者さんがいるリビングで、平気でシフトの文句とか他のスタッフの悪口を言う人がいて、耳を疑います。
利用者さんはバカじゃない。全部聞いています。
そんな話を聞かされたら、「この施設、大丈夫なのかな?」って不安になりますよね。
絶対にやってはいけないことだと思います。
15. 夜勤明けの不機嫌を周囲にぶつける
夜勤明けで疲れているのは分かりますが、それを態度に出して当たり散らす。
申し送りの声が不機嫌だったり、質問にイライラした様子で答えたり。
日勤のスタッフは朝から憂鬱な気分になります。
- NG例:「(不機嫌な顔で)別に何もなかったです」
- OK言い換え:「お疲れ様です。夜間帯、特に大きな変化はありませんでした。一点だけ…」
- 即効の直し方:申し送りの前に一度、鏡を見て口角を上げる。意識的に声のトーンを一つ上げる。
夜勤明けで機嫌が悪い人がいると、朝の申し送りが本当に緊張します。
何か質問したら怒られるんじゃないかと思って、聞きたいことも聞けない。
疲れているのはお互い様。
最後まできちんと情報を引き継ぐのが夜勤者の責任だと思います。
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なぜ嫌われるのか?:3つの原因を解説



「嫌われる行動」をしてしまうのは、決しての性格だけの問題ではありません。
心理カウンセラーの視点から見ると、原因は3つの層に分かれています。
- 個人要因:
承認欲求が強すぎて「すごいと思われたい」と焦ったり、自信のなさからミスを隠す自己防衛が働いたり。
また、単純に経験不足で、どう振る舞うのが適切か分からない場合もあります。 - 環境要因:
慢性的な人手不足で常に時間に追われていたり、情報共有のツール(連絡ノートなど)がうまく機能していなかったり。
誰が何をすべきかという役割分担が曖昧な職場も、個人が混乱しがちです。 - 組織要因:
そもそも職場のルール運用にムラがあったり、新人への教育体制が不十分だったりするケースです。
「頑張っても評価されない」という組織風土が、スタッフのモチベーションを下げ、不適切な行動につながることもあります。
自分や周りの誰かの行動が気になった時、「個人のせい」と決めつけず、背景にある環境や組織の問題にも目を向けることが、根本的な解決の第一歩になります。
モンスターなった介護士の図鑑はこちら
嫌われるを通りこして、


今日からできる改善策



もし、「自分も当てはまるかも…」と感じたなら、ぜひこの5つのステップを試してみてください。
どれも3分以内でできるカンタンなことです。
- 挨拶の固定化:出勤時、「◯◯さん、おはようございます!今日は良い天気ですね」のように、「名前+短いポジティブな一言」をセットにするのを習慣化します。
- 報連相テンプレ:「結論(〇〇が終わりました)→理由(△△さんが呼んでいたので)→希望・依頼(次は何をしましょうか?)」の型で話す練習をします。30秒で的確に伝わります。
- 記録の型:記録を書く前に、「事実→判断→対応→結果→次回の注意」の5項目をメモします。これに沿って書けば、誰が読んでも分かりやすい記録になります。
- 言い換えフレーズ:ネガティブな言葉をポジティブな提案に変換します。例えば、「それ無理です」→「こうすれば5分でできます」、「分かりません」→「〇〇さんに確認してきます」など。
- 日次のミニ振り返り:仕事終わりに1分だけ、「今日、周りのためにできた良い行動1つ」と「明日、直したい行動1つ」をスマホのメモ帳に書きます。自分を客観視する癖がつきます。
仕事が一気にしやすくなる「魔法の一言」20選
コミュニケーションに自信がない時は、まず「型」から入るのがおすすめです。
ぼくが現場でよく使う、おすすめのフレーズを20個紹介します。
- 「この後◯◯します。終わったら△△入ります。抜けがあれば教えてください」
- 「先に結論です。◯◯のため、××を提案します。どうでしょう?」
- 「今、手が空きました。何か手伝うことはありますか?」
- 「〇〇さん、さっきはありがとうございました。助かりました」
- 「私の認識が違っていたら申し訳ないのですが、これは〇〇で合っていますか?」
- 「なるほど、そういう考え方もありますね。勉強になります」
- 「〇〇の件、少し相談に乗ってもらえませんか?」
- 「はい、承知しました。〇〇時までに△△しておきます」
- 「もしよろしければ、この後〇〇の件、一緒に確認しませんか?」
- 「確認ですが、〇〇さんは今△△という状況で、□□の対応が必要という理解で良いですか?」
- 「お疲れ様です。何か変わったことはありましたか?」
- 「ありがとうございます。その視点は抜けていました」
- 「すみません、私の確認不足でした。今後は気をつけます」
- 「〇〇の準備、しておきました」
- 「その件、私が担当します」
- 「素晴らしいですね!ぜひマネさせてください」
- 「大丈夫ですか?少し休憩しますか?」
- 「何か困っていることがあれば、いつでも声をかけてください」
- 「AさんとBさんに情報共有済みです」
- 「今日も一日、よろしくお願いします!」
シーン別:OK・NGの具体例



実際の現場で、どのように言葉を選べば良いか、具体的なシーンで見てみましょう。
- 交代時の申し送り
- NG:「特に変わりないです。多分、大丈夫だと思います」
- OK:「お疲れ様です。〇時〇分にAさんの排泄介助を実施し、リハビリパンツ内は汚染なしでした。夕食は主食を半量召し上がっています。念のため、就寝前の訪室をお願いします」
- 看護師への口腔ケアの依頼
- NG:「Bさん、口の中が汚いんで、見てもらえませんか?」
- OK:「お疲れ様です。Bさんの口腔ケアをした際、右の頬の内側に3ミリ程の赤い発赤を見つけました。痛みはないようですが、専門的な視点で一度確認していただけないでしょうか?」
- 移乗介助のヘルプ要請
- NG:「ちょっと、Cさん、手伝ってください!」
- OK:「〇〇さん、すみません。今からCさんのベッドから車椅子への移乗介助を行います。5分ほどお時間よろしいでしょうか?」
- インシデント報告
- NG:「すみません、Dさんを転ばせちゃいました…でも、本人は痛くないって…」
- OK:「インシデントの報告です。先ほど〇時〇分、トイレ誘導中に私の不注意でD様が尻もちをつかれました。すぐ看護師に報告しバイタル測定、外傷の有無を確認済みです。詳細は報告書に記載します」
自己診断【セルフチェックリスト】(Yes/No)
今の自分を客観的にチェックしてみましょう。
Yesの数を数えてみてください。
- 出勤・退勤時、相手の名前を呼んで挨拶している
- 自分の仕事の進捗を周りに共有している
- 手が空いたら、自分から仕事を探しに行っている
- 報連相は、口頭だけでなく記録にも残している
- 記録は、事実と主観を分けて書いている
- 遅刻や欠勤の連絡は、理由と見込みをセットで伝えている
- ミスをしたら、言い訳より先に報告と謝罪ができる
- 職場でため息や愚痴を言わないように意識している
- 使った物品は、すぐに元の場所に戻している
- 1ケア1手洗いを実践している
- 人に何かを頼む時、「クッション言葉」を使っている
- 看護師やリハビリ職の意見を尊重している
- 職場のルールや手順を軽視しない
- 利用者さんの前で、内部事情を話さない
- 疲れていても、態度に出さないよう努めている
- 自分から「ありがとう」を1日3回以上言えている
- 人の話を遮らずに最後まで聞くことができる
- わからないことは、素直に「教えてください」と言える
- 共有のパソコンやデスク周りをきれいに使っている
- 相手の目(または鼻のあたり)を見て話せる
【診断結果】
- Yesが15個以上:【良好】 素晴らしいです!あなたはチームの潤滑油として機能しています。
- Yesが8~14個:【改善中】 基本はできています。Yesにならなかった項目を意識するだけで、さらに働きやすくなります。
- Yesが7個以下:【要注意】 無意識に周りに負担をかけている可能性があります。まずは「挨拶」「報連相」「物品の片付け」から始めてみましょう。
関係がこじれた時の立て直し方(72時間ルール)



もし、同僚との関係がギクシャクしてしまったら、72時間以内に行動するのがポイントです。
なぜなら、時間が経つほど、誤解が固まって修復が難しくなるから。
早めに解決しましょう。
関係修復の3ステップ
- 事実メモを作る:感情的にならず、「いつ、どこで、誰が、何をした(言った)」という事実だけを書き出します。
- 非難なしのI(アイ)メッセージで伝える:「あなた(You)はいつも〇〇だ」ではなく、「私(I)は、〇〇されると悲しい気持ちになる」と、自分の感情を主語にして伝えます。相手を責めないので、話を聞いてもらいやすくなります。
- 具体的な次の一手を提案する:「次からは〇〇していただけると、とても助かります」と、具体的な行動レベルでお願いをします。
どうしても合わない相手の場合は、無理に仲良くしようとしなくて大丈夫です。
距離を最適化し、業務上必要なコミュニケーション(報連相など)だけは丁寧に行うことに集中しましょう。
仕事で「この人は信頼できる」と思わせることが、遠回りのようで一番の解決策です。
上司への相談テンプレ(チャット/口頭/紙)
一人で抱えきれない場合は、上司に相談しましょう。
その際、感情的に訴えるのではなく、論理的に伝えることが重要です。
- 相談の前に整える証拠:記録のスクリーンショット、問題行動があった日時のメモなど、客観的な事実を用意しておくと、話がスムーズに進みます。
【相談テンプレ】
- 件名:〇〇の件に関するご相談
- 〇〇リーダー、お疲れ様です。少しご相談したいことがあり、ご連絡いたしました。
- 【目的】 △△さんとの業務連携を円滑にするため。
- 【事実】 ・〇月〇日 〇時:申し送りの際、記録にない情報を口頭でのみ伝えられ、対応が遅れた。 ・〇月〇日 〇時:備品庫の物品が定位置になく、探すのに5分かかった。(△△さんが使用後、戻していなかった)
- 【影響】 ケアの抜け漏れや時間のロスが発生し、利用者様にご迷惑をおかけする可能性があります。
- 【希望】 ルールの再確認など、チーム全体に一度お声がけいただくことは可能でしょうか。
- (感情は1行で:私自身も、もう少し△△さんと上手くコミュニケーションが取れるよう努力します。)
それでも改善しない時の選択肢



個人の努力や上司への相談でも状況が変わらない場合、それは組織全体の問題かもしれません。
自分を責めずに、次の選択肢を検討しましょう。
- 配置転換の相談:同じ施設内でも、フロアや部署が変わるだけで人間関係がリセットされることがあります。
- 労務・産業医への相談:法的な問題やメンタルヘルスの不調がある場合、専門家の力を借りましょう。
- 転職基準のチェック:今の職場が、下記の項目に複数当てはまるなら、転職も視野に入れるべきサインです。
- 慢性的な人員不足が改善されない
- 教育体制が整っておらず、新人が育たない
- 記録や申し送りの文化が確立されていない
- サービス残業が常態化している
あなたの心と体を守ることが最優先です。
- 転職するべきか?
- 今の職場で働き続けるか?
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よくある質問(Q&A)
- 嫌われる側ではなく、嫌いな同僚がいてツラいです。どうしたらいいですか?
-
とても辛い状況ですね。まず、課題の分離を意識してみてください。「相手の言動は相手の課題」であり、あなたがコントロールできるものではありません。あなたがコントロールできるのは、「自分の受け止め方と行動」だけです。業務上必要なやり取りは丁寧に行い、プライベートな感情は持ち込まないと割り切りましょう。そして、仕事が終わったら好きなことをして、気持ちを切り替える時間を持つことが大切です。
- 新人ですが、嫌われないようにするにはどう振る舞えばいいですか?
-
新人さんが最も評価されるのは「素直さ」と「学ぶ姿勢」です。分からないことは、自分で少し考えた上で「〇〇までは分かったのですが、ここから先を教えていただけますか?」と具体的に質問しましょう。そして、教えてもらったら必ず「ありがとうございます!」と感謝を伝えること。この2つを徹底するだけで、「応援したい新人」だと思ってもらえますよ。
- 何度注意しても直してくれない同僚には、どう接すればいいですか?
-
直接伝えても改善が見られない場合、あなた一人が抱える問題ではありません。それはチーム、ひいては組織の問題です。上司に相談し、チーム全体の問題として取り上げてもらう必要があります。その際は、個人の悪口にならないよう、「〇〇という行動によって、△△という業務上の支障が出ています」と、あくまでも事実ベースで伝えるのがポイントです。
まとめ
今回は、同僚から嫌われてしまう介護士の特徴と、その改善策について詳しくお話ししました。
もう一度、大切なことをおさらいします。
「人の振り見て我が振り直せ」
忙しいときこそ、「イライラして周りに迷惑かけてないかな?」と自己チェックしてみましょう。
一度失った信頼を取り戻すのは大変です。
みんなから信頼される介護士を目指したいですね。
良いチームワークこそが、良いケアにつながります。
あなたが気持ちよく働き、周囲の笑顔を増やせるよう、心から応援しています。
=== 追伸 ===
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
あなただけに「介護士の悩み」をピンポイントで解決する方法を紹介します。
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あなたの悩みをピンポイントで解決
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