離職率が高い介護施設の見抜き方10選|見学・面接・求人票のチェックポイント

離職率が高い介護施設の見抜き方10選|見学・面接・求人票のチェックポイント

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この記事は、そんなあなたのためのものです。

求人票の裏側、見学の一瞬、面接官の言葉の端々。

介護施設に隠された離職率が高い「サイン」を見抜く方法をお伝えします。

大丈夫、ポイントを知れば、 あなたに合う職場は、必ず見つかりますよ。


この記事でわかること

この記事を読めば、 離職率が高い「赤信号」な施設を、 入職前に見抜けるようになります。

求人票、見学、面接の各段階で、 具体的にどこをチェックすればいいか、 「これだけ見ればOK」という項目に絞りました。

時間がない方は、まず下の 「離職率が高い介護施設の見抜き方10選」だけでも読んでみてください。

そして、気になった部分を目次から選んで、 じっくり読んでいただくのがオススメです。

【要約】離職率が高い職場の見抜き方

  1. 求人票がいつも出てる: 「事業拡大」の言葉がないのに常時募集は、 人が辞め続けているサイン。
  2. 職員の表情が暗く、会話がない: すれ違う職員さんたちの顔を見てください。 笑顔がなく、挨拶も小声なら要注意です。
  3. 面接で「数字」の話を避ける: 退職者数や有給消化率を聞いて、 「個人情報なので」とはぐらかすのは危険信号です。

随時、情報を追加・更新していきます。

著者のプロフィール

名前:なお(介護おじさん)
年齢:43歳
【資格】

介護福祉士

介護支援専門員

上級心理カウンセラー
☑介護士歴15年目

☑介護施設のリーダー職

☑ブラック企業からホワイト企業に転職

職場で陰湿なイジメを受けた経験あり

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目次

【赤信号】離職率が高い介護施設の見抜き方10選

忙しいあなたのために、 結論からお伝えします。

以下の10項目に当てはまる数が多いほど、 注意が必要です。

職率が高い介護施設の見抜き方10選
  1. いつ見ても求人が出ている
  2. 給与例の「最大額」だけがやたら高い
  3. 「処遇改善手当」の内訳や支給方法が不明
  4. 職員同士の会話がなく、表情が硬い
  5. 掲示物の日付が古い、情報が乱雑
  6. オムツや手袋などがすぐ取れる場所にない
  7. 退職者数などの数字を聞いても答えない
  8. 「前の担当者が…」「職員の意識が…」と他責にする
  9. 残業について「まあ、みんなやってるから」と曖昧
  10. 平均勤続年数が3年未満、有給消化率が5割以下

求人票での赤信号(常時掲載/待遇が曖昧/手当の内訳なし など)

  • いつ見ても求人が出ている (ハローワークや求人サイトで過去分もチェック)
  • 給与例の「最大額」だけがやたら高い (基本給が低く、手当で上乗せされている可能性)
  • 「処遇改善手当」の内訳や支給方法が不明 (賞与に含む、など曖昧な表現は要注意)

見学での赤信号(職員の表情・声かけ/掲示物の乱れ/物品の欠品)

  • 職員同士の会話がなく、表情が硬い (挨拶や声かけが事務的なら危険信号)
  • 掲示物の日付が古い、情報が乱雑 (業務に追われ、環境整備まで手が回っていない証拠)
  • オムツや手袋などがすぐ取れる場所にない (物品管理ができておらず、業務効率が悪い可能性)

面接での赤信号(数字を答えない/責任転嫁の発言/残業の説明が曖昧)

  • 退職者数などの数字を聞いても答えない (「個人情報」「分からない」は不誠実)
  • 「前の担当者が…」「職員の意識が…」と他責にする (問題解決能力のないマネジメント層がいる可能性)
  • 残業について「まあ、みんなやってるから」と曖昧 (残業が常態化し、問題視されていない証拠)

数字での赤信号(有給消化率・平均勤続年数・直近退職者数/夜勤回数の実績)

  • 平均勤続年数が3年未満、有給消化率が5割以下 (この2つは働きやすさに直結します)
  • 直近1年間の正規職員の退職者数を教えてくれない
  • 月の平均的な夜勤回数が5回を超える(常勤の場合)

【まとめ】離職率を見抜くチェックポイント

  • 求人票は常時掲載されていないか?
  • 基本給と手当の内訳は明確か?
  • 職員の表情は明るいか?
  • 掲示物は整理され、更新されているか?
  • 面接で数字の質問に答えてくれるか?
  • 前任者の悪口を言わないか?
  • 平均勤続年数は3年以上か?
  • 有給消化率は50%以上か?

なぜ離職率が高くなるのか?:構造を知れば見抜ける!

「赤信号」の背景には、 必ず構造的な問題が隠れています。

この仕組みを知っておけば、 表面的な言葉に惑わされなくなりますよ。

離職率が高い理由1:人手不足が“常態化”する仕組み(教育不足→離職→更に教育不足)

人が辞める施設では、 こんな悪循環が起きています。

  1. 人手が足りず、今の職員は目の前の業務で手一杯。
  2. 新人が入っても、じっくり教える時間がない。
  3. 新人は不安なまま放置され、ミスをして叱られる。
  4. 「ここでは成長できない」と感じ、辞めてしまう。
  5. さらに人手が足りなくなり、1に戻る…。

このループに陥っている施設は、 常に人手不足で、雰囲気がギスギスしがちです。

離職率が高い理由2:マネジメントの問題(叱責文化/丸投げ/属人化)

リーダーや施設長の関わり方も、 離職に大きく影響します。

  • 叱責文化: ミスを個人の責任にして、 「なんでできないんだ!」と感情的に怒る。 これでは職員は萎縮してしまいます。
  • 丸投げ: 「これ、やっといて」と指示するだけで、 困っていてもフォローがない。 相談しにくい雰囲気も問題です。
  • 属人化: 「この仕事は〇〇さんしか分からない」状態。 その人が休むと業務が止まってしまい、 他の人の負担が異常に増えます。

離職率が高い理由3:業務設計の問題(記録・連携の滞り/シフトの偏り/夜勤体制)

働きにくい職場は、 仕事のやり方そのものに問題があります。

  • 記録や申し送りが非効率: 手書きの記録が多くて時間がかかる、 情報共有のルールが決まっていない、など。 これがサービス残業の原因になります。
  • シフトの偏り: いつも同じ人ばかりが大変な業務を担当したり、 希望休が通りにくかったりする。 不公平感が募ると、不満につながります。
  • 危険な夜勤体制: 休憩が取れない、仮眠室がない、 何かあっても一人で対応するしかない。 心身ともに削られてしまいます。

公的調査と現場データが示す「定着の鍵」

介護施設の離職率のイメージ

ぼくの経験だけでなく、 公的なデータも見てみましょう。

どんな施設が「働きやすい」と評価されるのか、 客観的な視点が分かります。

離職率・採用率の基本データ

2023年度(令和5年度)の「介護労働実態調査」(介護センターによる概要資料)をもとに、「介護職員(訪問介護員および介護職員)の離職率」について、わかりやすく解説します。

  • 離職率(1年間にどれだけの勤務者が辞めたか):
    • 13.1%(2022年度比:14.4% → 13.1%)と、前年より低下
  • 採用率(1年間にどれだけ新たに採用したか):
    • 16.9%(2021年度から2年連続で上昇)
  • 採用率 − 離職率(増減率)
    • +3.8ポイント(採用の方が多い傾向)

職種別の傾向

スクロールできます
職種採用率離職率増減率
訪問介護員16.8%11.8%+5.0ポイント(もっとも高い)
介護職員16.9%13.6%+3.3ポイント
  • 特に訪問介護員は採用が離職を上回っており、定着が進んでいる様子がうかがえます。

公的調査で重視される指標(平均勤続年数・有給取得・育休復帰 など)

介護労働安定センターなどの調査では、 働きやすい職場を見極める指標として、 以下のような点が挙げられています。

  • 平均勤続年数: これが長いほど、職員が定着している証拠です。
  • 有給休暇の取得率: 休みを取りやすい雰囲気かどうかが分かります。
  • 産休・育休からの復帰率: ライフステージが変わっても働き続けられる環境か。

これらの数字は、 ごまかしが効かない客観的な事実です。

施設種別ごとの傾向(特養/老健/グルホ/サ高住/訪問系の違い)

離職率は、施設の種類によっても傾向があります。

一般的に、給与水準が高く、母体が大きい法人(特養など)は定着しやすいです。

一方で、 小規模で医療連携が少ない施設や、移動が多く身体的負担の大きい訪問系は、離職率が少し高くなる傾向があります。

ただ、これはあくまで全体の傾向。

大切なのは、その施設単体がどうかです。

数字の見方の基本(単年より“3年推移”、比率より“実数+理由”)

数字を見るときは、コツがあります。

  • 単年の数字だけで判断しない: 「去年の離職率は5%でした」と言われても、 一昨年が20%なら、改善している最中かもしれません。 できれば過去3年くらいの推移を聞いてみましょう。
  • 「なぜその数字なのか」理由を聞く: たとえば「去年は3人辞めました」という実数に対し、 「1人は定年、2人はご家庭の事情で…」など、 納得できる理由を説明してくれるかは、 誠実さを見極めるポイントです。

指標の意味をやさしく解説

  • 平均勤続年数: 今の職員さんが、平均して何年この施設で働いているか。 これが「5年」なら、5年くらいは安心して働ける環境かも、 という目安になります。
  • 有給消化率: 職員に与えられたお休みのうち、 実際にどれくらい使えたか、という割合です。 これが80%以上なら、かなり休みやすい職場と言えます。
  • 離職率: 一年間で、何割の職員が辞めてしまったか、という数字。 これが10%以下なら、かなり定着率が良い優良な施設です。 (計算式:年間離職者数 ÷ 在籍職員数 × 100)

求人票で離職率が高い職場を見抜くコツ

求人票の言葉を、そのまま信じてはいけません。

言葉の裏にある「本当の意味」を読み解く練習をしましょう。

「アットホーム」=教育体制の説明がない場合は要注意

「アットホームな職場です!」 この言葉、よく見かけますよね。

本当に仲が良い職場ももちろんありますが、もし教育・研修制度についての説明が全くなく、この言葉だけが強調されていたら要注意。

「しっかりした教育制度はないけど、まあ、みんなで何とか教えるから大丈夫!」 という、体制の未熟さを隠す言葉かもしれません。

「未経験歓迎・大量採用」=欠員補充か新規増床かを確認

「未経験でも大丈夫!たくさんの仲間を待ってます!」これも一見、良さそうに見えます。

でも、確認したいのはその理由です。

「新しいフロアが増えるから(新規増床)」なら、事業がうまくいっている証拠で、ポジティブな理由です。

しかし、特に理由なく大量採用している場合は、「たくさんの人が一度に辞めてしまった(大量離職)」 その穴埋めである可能性を疑いましょう。

「残業あり(目安なし)」=締め時間・記録方法を質問

求人票に「残業あり」としか書かれていない。

これは、かなり危険なサインです。

残業が常態化し、管理されていない可能性があります。

面接で、

  • 「1日の業務の締め時間は何時ですか?」
  • 「記録は手書きですか?パソコンですか?」

と質問してみましょう。

具体的な業務の流れを聞くことで、残業がどれくらい発生しそうか見当がつきます。

手当内訳と支給要件(夜勤/処遇改善/資格)を書面でもらう

給与の「総額」だけを見てはいけません。

大切なのは「基本給」と「各種手当」の内訳です。

  • 夜勤手当: 1回いくらなのか?
  • 処遇改善手当: 毎月支給か、賞与に含むのか?
  • 資格手当: 介護福祉士なら、いくらプラスか?

これらの条件は、口約束ではなく、 必ず「労働条件通知書」などの書面で確認しましょう。

「聞いていた話と違う」というトラブルを防ぐ、一番大事なステップです。


見学で離職率を見抜く:チェックリスト

見学は、情報の宝庫です。

求人票には書かれていない「リアル」を、あなたの五感で確かめに行きましょう。

視覚(掲示物の更新日/清掃具の定位置/記録物の整頓)

  • 掲示板を見る: 行事の案内や委員会の議事録の日付はいつですか? 数ヶ月前から止まっていたら、業務が回っていない証拠。
  • 清掃用具を見る: 掃除機やモップなどが、決まった場所に置かれていますか? 乱雑に放置されているのは、整理整頓の意識が低いサイン。
  • 詰所の机の上を見る: 記録用のファイルやパソコン周りは整理されていますか? 物が散乱していると、情報共有もうまくいっていないかも。

聴覚(利用者さんへの呼びかけ/報連相のトーン)

  • 職員の声に耳をすます: 利用者さんを「〇〇ちゃん」などと呼んでいませんか? 丁寧な言葉遣いができているかを確認しましょう。
  • 職員同士の会話を聞く: 「〇〇さん、お願いします」と丁寧なトーンですか? それとも「あれ、やっといて」と投げやりな指示ですか? 報告・連絡・相談の声のトーンで、職場の雰囲気が分かります。

動線(移乗・トイレ誘導の安全設計/ナースコール対応)

  • 職員の動きを見る: 車椅子での移動やトイレへの誘導はスムーズですか? 廊下に物が置かれていて動きにくそうではないですか? 安全への配慮が分かります。
  • ナースコールが鳴ったら: 誰が、どんな風に対応しますか? 「はい、すぐ行きます!」と返事をしていますか? それとも、誰も反応せず、鳴り続けていますか? 職員の余裕のなさが現れます。

人の様子(新人への声かけ/リーダーの指示の出し方)

  • もし新人さんぽい人がいたら: 周りの先輩は、どんな風に声をかけていますか? 「大丈夫?」「分からないことある?」と気にかけていますか? 放置されていたら、教育体制に問題ありです。
  • リーダーの動きを見る: 一人でバタバタしていませんか? それとも、周りを見て的確な指示を出していますか? 優れたリーダーは、感情的にならず、冷静です。

面接で聞く“数字”と“運用”の質問テンプレ

面接は、あなたが施設を「面接」する場でもあります。

遠慮せずに、聞きたいことはしっかり聞きましょう。

聞きにくい質問も、聞き方次第で印象が良くなります。

数字編(直近1年の退職者数/平均勤続年数/有給消化率/月残業時間)

質問例: 「長く働きたいと考えているのですが、働きやすさの参考に、いくつか教えていただけますか?」

  • 「差し支えなければ、昨年度の正規職員の  退職者数を教えていただけますでしょうか?」
  • 「職員の方の平均勤続年数は、大体どれくらいですか?」
  • 「有給休暇の取得率は、何パーセントくらいでしょうか?」
  • 「残業時間は、月平均でどれくらいになりますか?」

運用編(シフト確定の締切/夜勤2人体制の根拠/新人OJTの期間)

質問例: 「入職後の働き方をイメージしたいので、実際の運用について教えてください。」

  • 「毎月のシフトは、いつ頃までに確定しますか?」
  • 「夜勤が2人体制とのことですが、利用者さんの人数やフロアの広さはどのようになっていますか?」
  • 「未経験で入った場合、独り立ちまでの教育期間は、大体どれくらいをみていますか?」

問題発生時の対応(クレーム対応の流れ/インシデント共有の仕組み)

質問例: 「安心して働くために、もしもの時の体制についてお伺いしたいです。」

  • 「ご家族からご意見をいただいた場合、どのような流れで対応されていますか? 担当者は、まず誰になりますか?」
  • 「ヒヤリハットや事故が起きた際、情報を共有する仕組みはありますか?(例:報告書の書式、カンファレンスの有無など)」

回答が曖昧だった時の“掘り下げ方”

例:「残業は、まあ日によりますねえ…」と返されたら

「なるほど、承知いたしました。 たとえば、記録などで時間がかかりやすい業務はありますか?」

「皆さんは、だいたい何時頃に退勤されることが多いですか?」

コツは、相手を問い詰めるのではなく、「より具体的に知りたい」という姿勢で聞くことです。

面接用質問メモ】

《数字について》

  • 昨年度の退職者数:  人
  • 平均勤続年数:  年
  • 有給消化率:  %
  • 月平均残業時間:  時間

《運用について》

  • シフト確定日:毎月  日頃
  • 新人教育期間:約  ヶ月
  • クレーム対応の一次窓口:

ネット調査で裏どり:偏らない情報の集め方

見学や面接で得た情報を、ネットを使って客観的に裏付けましょう。

情報の波に溺れないためのコツをお伝えします。

求人が“出しっぱなし”かの見分け方

  • 求人サイトの「掲載開始日」を見る: 数ヶ月前からずっと同じ求人が出ていないか確認。
  • 複数の求人サイトをチェック: A社では募集終了していても、B社では募集中、ということも。
  • ハローワークの求人情報をチェック: 過去の求人履歴を調べられる場合があります。 頻繁に出ているようなら要注意です。

口コミの読み方(極端な意見の扱い/時期・職種の確認)

口コミサイトは参考になりますが、注意も必要です。

  • 極端な意見は話半分で: 「星1」や「星5」の強い意見は、 個人的な感情が強いことが多いです。 多くの人が書いている「星3」前後の意見が実態に近いかも。
  • 「いつ」「誰が」書いたかを見る: 「5年前の看護師の口コミ」は、 今の介護職の状況とは違うかもしれません。 できるだけ新しく、自分と同じ職種の口コミを参考にしましょう。

運営法人の過去ニュース・処分歴の探し方

少し踏み込んだ調査ですが、安心のために大切です。

  • 「(法人名) ニュース」で検索: 過去に不祥事や良いニュースがなかったか調べます。
  • 「(都道府県名) 介護サービス 情報公表システム」をチェック: 行政指導や改善勧告を受けていないか確認できます。
  • 「(法人名) 評判」で検索: 広く情報を集めてみましょう。

Googleマップ/SNS活用のポイント

  • Googleマップの口コミ: 利用者さんやご家族からの口コミが見られます。 施設の「外からの評判」を知る手がかりになります。
  • SNS(XやFacebookなど): 施設の公式アカウントがあれば、更新頻度や内容をチェック。 職員さんが楽しそうに働いている写真が多ければ、 良い雰囲気の可能性があります。

書面でチェック:入職前に確認すべき項目

最終段階です。

どんなに面接の雰囲気が良くても、契約は「紙」がすべてです。

後悔しないために、必ず確認してください。

労働条件通知書で確認(就業場所/業務内容/残業の扱い/試用期間)

内定が出たら、必ず「労働条件通知書」をもらいます。

ここにサインする前に、以下の点を確認しましょう。

  • 就業場所: 「〇〇施設」と具体的に書かれていますか? 「法人が運営するいずれかの施設」だと、転勤の可能性が。
  • 業務内容: 「介護業務全般」だけでなく、 送迎や調理の有無なども確認しましょう。
  • 残業の有無: 「あり」の場合、 固定残業代(みなし残業)の記載があるか。
  • 試用期間: 期間、その間の給与が明記されているか。

見なし残業・手当の支給条件(“みなし”の時間数と超過分の扱い)

「固定残業代(〇〇円/〇時間分)を含む」 という記載があったら、特に注意してください。

  • 何時間分の残業代か? (例:20時間分)
  • それを超えたら、追加で残業代は出るのか? (法律上は支払う義務があります)

この説明をしっかりしてくれるかで、その法人の誠実さが分かります。

処遇改善加算の還元ルールの書面確認

介護職の給料を支える大切な手当です。

  • 支給方法: 毎月の給与に上乗せ?賞与にまとめて?一時金?
  • 支給ルール: 会社の業績によって変動する、などの条件はないか?

これらのルールが書面で明記されているか、必ず確認しましょう。

シフト変更の運用ルール(急な呼び出しの代替手当)

「休みの日だけど、急遽出勤してほしい」 介護現場では、残念ながら起こり得ることです。

  • 急な出勤要請に応じた場合、手当はあるか?
  • シフトの変更は、何日前までに伝えられるか?

こうした細かいルールが、日々の働きやすさに直結します。

就業規則などで確認できるのが理想です。


失敗回避:ブラックではないけど合わないサイン

「悪い職場」ではないけれど、「自分には合わない職場」というのもあります。

価値観のミスマッチは、長く働く上で大きな壁になります。

価値観ミスマッチ(看取り重視/リハ重視/自立支援の方針)

  • 施設のケア方針は何か? 穏やかな「看取り」を大切にしているのか。 在宅復帰を目指す「リハビリ」に力を入れているのか。 レクリエーションで「生活の楽しみ」を重視するのか。 あなたのやりたい介護と合っているか、確認しましょう。

体力・生活リズム(夜勤回数・配車距離・休憩の実情)

  • 夜勤の回数や休憩は、本当に守られているか? 「夜勤は月4回まで」と言われても、 実際は人手不足で6回入っている、なんてことも。
  • 訪問介護なら、移動距離や手段は? 車での移動が多いのか、自転車なのか。 自分の体力と合うか考えましょう。

人間関係の温度感(冗談のライン/指導の言い方)

  • 職員同士は、どんな風に話しているか? 冗談を言い合う、賑やかな雰囲気が好きですか? それとも、静かで落ち着いた環境が良いですか?
  • 指導の仕方は、どんな感じか? 「見て覚えろ」という職人気質な先輩が多いのか。 丁寧に、手取り足取り教えてくれる文化なのか。 見学の時に、少し意識して観察してみてください。

施設種別別の見抜きポイント

施設の種類によって、見るべきポイントが少し違います。

ここでは要点だけをまとめます。

H3:特養/老健/グルホ/サ高住/デイ/訪問介護・看護で見る点

  • 特養(特別養護老人ホーム): 看取りの方針、医療との連携体制(看護師の常駐時間など)
  • 老健(介護老人保健施設): リハビリ職との連携、在宅復帰率の実績
  • グルホ(グループホーム): 認知症ケアへの理解度、夜勤のワンオペ体制の詳細
  • サ高住(サービス付き高齢者向け住宅): 介護業務の範囲(安否確認だけか、身体介護も多いか)
  • デイ(通所介護): 送迎業務の負担(運転の有無、範囲)、レクの企画体制
  • 訪問介護・看護: 移動時間も給与に含まれるか、急なキャンセル時の給与保障

夜勤体制・医療連携・事故率の目安(言い方の違いに注意)

  • 「夜勤2名体制」のワナ: フロアごとにか、建物全体でか、で大違いです。 「1フロア50名を2人で」と「2フロア50名を1人ずつ(計2名)」では、 負担が全く違います。フロアごとの人数を確認しましょう。
  • 「医療連携」の具体性: 「協力病院があります」だけでは不十分。 「24時間、オンコールで看護師に相談できますか?」 「緊急時の受け入れはスムーズですか?」と具体的に聞きましょう。

お試しで“体感”して判断する方法:実際に働いてみるのがおすすめ!

色々調べても、最後は「体感」が一番です。

リスクを抑えて、実際の職場を体験する方法を紹介します。

体験入職・単発バイトを使う

  • もし施設が許可してくれるなら、 半日〜1日の体験入職をお願いできないか聞いてみましょう。
  • 単発バイトとして入ってみるのも手です。 実際に働いてみれば、職員さんの本当の姿や、 仕事の流れ、忙しさなどが一目瞭然です。

観察ポイント: 休憩室での会話、職員さんの疲れ具合、申し送りの内容などを、こっそりチェックしましょう。

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複数施設を“同条件”で比べるコツ

できれば、2〜3ヶ所の施設を比較検討しましょう。

その際、給与や休日だけでなく、 「教育体制」「有給消化率」「リーダーの雰囲気」など、 自分なりの同じチェック項目で比べるのがコツです。

そうすると、客観的に判断しやすくなります。

第三者に相談する使い方(転職エージェント/地域の相談窓口)

  • 転職エージェント: 内部情報に詳しい担当者もいます。 ただし、担当者によって質がバラバラなのが現実。 「その施設の離職率を教えてください」 「〇〇施設のネガティブな評判はありますか?」 と突っ込んで質問し、誠実に答えてくれるかを見極めましょう。 良い情報しか言わない担当者は要注意です。
  • 地域の福祉人材センターなど: 公的な機関なので、中立的なアドバイスがもらえます。
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よくある質問(Q&A)

最後に、よくいただく質問にお答えしますね。

離職率を教えてくれない施設はNG?

はい、NGです。 誠実な施設であれば、きちんと説明してくれます。 「集計していない」「個人情報」などと答えるのは、 何か隠したいことがある、と考えるのが自然です。

面接で数字を聞くのは失礼?言い方の例は?

失礼ではありません。むしろ、真剣さの表れです。 「長く貢献したいと考えておりますので、 働きやすさの参考に、差し支えなければ教えていただけますか?」 というように、丁寧な前置きをすれば大丈夫です。

口コミが悪いけど見学はすべき?

気になるなら、見学すべきです。 口コミはあくまで個人の感想です。 あなた自身の目で見て、「口コミほど悪くないな」と感じることもあります。自分の感覚を一番大切にしてください。

夜勤体制の“2名”が安全と言い切れる?

言い切れません。利用者さんの人数、医療的なケアが必要な方の数、 建物の構造によります。「夜勤2名」という言葉だけでなく、「1フロア何名を、何人で見るのか」 「緊急時の応援体制はどうなっているか」 まで確認することが大切です。

処遇改善加算は本当に手取りに反映される?確認方法は?

反映されますが、され方(支給方法)は法人によります。確認方法は、労働条件通知書や給与規定で、「処遇改善手当」として、毎月いくら支給されるのか、あるいは賞与や一時金としていつ、どのように支払われるのかを、書面で確認することです。

未経験歓迎は危険?見分け方は?

危険とは限りませんが、注意は必要です。 見分け方は「教育体制がしっかりしているか」です。 面接で「入職後の研修スケジュールは、 どのようになっていますか?」と質問しましょう。具体的な研修計画を説明してくれるなら、安心材料になります。「やりながら覚えて」という施設は要注意です。

入職後に話が違った時の対処(記録・窓口・退職の切り出し)

まずは、契約した「労働条件通知書」を確認しましょう。その上で、話が違う点を具体的にメモ(記録)します。 次に、直属の上司や人事担当者に相談します。 それでも改善されない場合は、 労働基準監督署などの外部窓口に相談しましょう。 退職を決意した場合は、感情的にならず、「一身上の都合」として、退職届を提出するのが一般的です。

まとめ

ここまで、たくさんの情報をお伝えしました。

最後に、転職活動を成功させるための 3つのステップをまとめます。

  1. 求人票でふるいにかける →「いつも募集」「給与が曖昧」な所は避ける。
  2. 見学・面接で数字と運用を確認 →職員の表情を見て、退職者数などの数字を聞く。
  3. 短期体験で最終チェック →できれば単発バイトなどで「体感」して決める。

このステップを踏めば、「こんなはずじゃなかった…」という後悔を、 限りなくゼロに近づけることができます。

やることリスト

  • 気になる求人を3つほどピックアップする
  • その法人の名前をネットで検索してみる
  • 口コミサイトで評判をチェックする
  • 見学の予約電話をかけてみる
  • 面接で聞きたい質問リストを作る

あなたの新しい一歩が、 素晴らしいものになることを、 心から応援しています。

=追伸=

「いつか動こう」

「タイミングをみて転職しよう」

そう思っているうちに、

どんどん時間だけが過ぎていきます。

1年後、2年後も、今と同じ悩みで苦しんでいる…
そんな自分をリアルに想像してみてください。

このままでいいんですか?

変わりたいなら”今”しかありません。

あなたの未来は、
今ここから変えられます。

まずは、無理のない範囲でOK。

求人を見るだけでも大きな一歩です。

理想の未来のために、
行動してみませんか?

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この記事を書いた人

【介護業界15年目】
資格:介護福祉士、介護支援専門員、上級心理カウンセラー
施設のリーダー 採用から教育に関わる
モットー:やさしい介護
転職回数:5回

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