
有料老人ホームの業務を知りたい!
ぶっちゃけ、どうなの?

介護業界10年以上、介護福祉士のぼくが解説します。
これから介護施設で働きたいけど仕事内容はどんな感じかな?
自分にも出来るのだろうか?
そのような不安や疑問の解消になればと思い、業務の流れと入浴介助のポイントを紹介します。
この記事を読むと、介護施設の早番業務とタイムスケジュールがわかります。
ぼくが勤務している介護付き有料老人ホームでの早番の業務です。
1フロア18名の利用者さんが入居されていて、1日に8名の入浴を介助しています。


早番の1日の流れ
- 7:00出勤
朝食前の準備(お茶出し、利用者さんを食堂までご案内)
- 8:00朝食
配膳・下膳、食事介助、食後の服薬介助、口腔ケア、排泄介助、食堂の清掃
あわせて読みたい【施設編】食事介助の手順 美味しく召し上がるコツとNGな介助 食事介助のポイントを教えてください! 介護福祉士のぼくがお答えします。 ぼくが勤めている有料老人ホームで全介助(すべて職員が介助)の食事を例に解説します。 https:... - 9:00入浴介助
午前の部スタート
- 11:30休憩(1時間)
- 12:30昼食後のケア
食後の服薬介助、口腔ケア、排泄介助、食堂の清掃
- 13:30入浴介助
午後の部スタート
- 15:30入浴介助終了
浴室の清掃、後片付け、クリーニング伝票記入、パソコンで介護記録の入力、引継ぎ
- 16:00退勤
お疲れさまでした!
このような流れです。
早番の業務は入浴介助がメインになります。
一般浴であれば1名30分~40分ほど。
機械浴であれば1名50分ほどです。
入浴介助のポイント

- 職員の服装は半袖にハーフパンツ
- 首からタオルをかけて汗を拭く
- 水分をこまめに補給しながら脱水に注意
入浴介助には「一般浴」と「機械浴」があり機械浴は「特浴」と呼んでます。
一般浴というのは家庭のお風呂場の壁に手すりが付いている環境を想像してください。
歩行可能で介助があれば浴槽に入れる利用者さんは一般浴です。
機械浴(特浴)とは?
- 立位が困難の利用者さんが対象。
- ストレッチャーに寝たまま入浴できる。
- ボタンの上下でストレッチャー操作をして大きな特殊浴槽に入る。
浴槽のお湯を入れ替えたり介助以外にも時間がかかることがあるので、慣れるまでは計算しながら進めないと時間が無くなります。
メリットとしては1対1の介護に専念できるので、初心者でも対応しやすいです。
ヒートショックに注意して浴室や脱衣所の温度を調整しましょう。
(※ヒートショックとは急激な温度差により血圧が上下に変動して心臓や血管に被害を及ぼす現象)
浴槽のお湯の温度は41℃以下に調整しましょう。
副交感神経が作用されてリラックス効果が期待できます。
バスタオルを使用して利用者さんの肌の露出が最小限になるように心がけましょう。
羞恥心に配慮した介助が大切です。
床が濡れて転倒事故が起きやすいので特に注意が必要です。
最後に
早番業務は早起きしなければいけない、入浴介助で体力を消耗するというマイナスのイメージもありますが、1対1の介護になる為、初心者の介護士でも対応しやすいというメリットもあります。
ぼくは早く帰れるので、早番業務は好きです。
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