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「何がわからないのかわからない」
「教えられた仕事ができない」
「同じような失敗を繰り返す」
失敗ばかりしてしまうのは、新人の介護職員によくある悩みです。
現場の仕事についていけないと自己嫌悪になる必要はありません。
介護初任者研修で習ったことは介護の現場で役に立たないので、一旦忘れましょう。
「20名の利用者さんをひとりで対応する方法」を習ったわけではないのですから。
失敗ばかりしてしまう原因と、失敗を減らすコツは次のとおりです。
失敗の原因 | 失敗しないコツ |
---|---|
☑ ☑知識・技術不足 ☑コミュニケーション不足 | 経験不足☑質問する ☑数字で覚える | ☑メモを取る
この記事を読むだけで、効率的に仕事を覚えるコツがわかります。
仕事中に怒られないようになりますよ。
この記事を書いた人
名前:介護おじさん
年齢:42歳
資格:介護福祉士、介護支援専門員
☑介護士歴14年目
☑介護施設のリーダー職
☑ブラック企業からホワイト企業に転職
☑介護職のためになる情報を発信中
筆者の詳しい経歴はこちら
・スーパーの精肉担当(超ブラック企業)
毎日6時~21時までの長時間労働で体力の限界
・本屋の店長(普通の企業)
面接など職員の採用にかかわるが会社倒産
・ITの会社で営業(超ブラック企業)
きついノルマ・飛び込みの営業で精神消耗
・CADオペレーター(ブラック企業)
休みなし、こき使われまくりで精神崩壊
・福祉用具専門相談員(ブラック企業)
上司のパワハラがエグすぎて精神の限界
・介護士(ホワイト企業) ☚今ここ
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失敗ばかりする3つの原因
<失敗ばかりする3つの原因>
- 経験不足
- 知識・技術不足
- コミュニケーション不足
経験不足
失敗する主な原因は経験不足です。初めてすることばかりなので、うまくいかないのは当然。
自分の能力不足だと自己嫌悪になる必要はありません。
業務の流れや利用者さんの個別ケアを覚えるには時間が必要です。
「習うより慣れよ」という言葉があるように、慣れたらできるようになりますよ。
経験を積むために、長く勤めることが大切です。
失敗ばかりしている悩みを時間が解決してくれます。
長く勤めるコツはメンタルをコントロールして、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスから自分を守りましょう。
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知識・技術不足
介護の現場では専門用語が飛び交ったり、初任者研修では習わない事例ばかりです。
新人なので知識や技術が不足しているのは仕方がありませんね。
しかし、「新人だから仕方がない」とは先輩が思うことであって、あなたが思ってはいけません。
なぜなら、なんでも「新人だからできない」「新人だから仕方がない」と片付けるようになり、成長が止まります。
早く一人前になるために、自分から積極的に学ぶ姿勢が大切です。
「誰かが教えてくれるだろう」と期待するのはやめましょう。
みんな忙しくて自分の仕事で手一杯だったり、「聞かないからわかっている」と思われて教えてもらえません。
わからないことは積極的に聞いてください。
介護業界も新しい知識をアップデートし続けないと、取り残されてしまいます。
昔は推奨されていた介助方法が、今では不適切とされることもありますから。
知識のアップデートはこちら
【厚生労働省推奨】正しい介助方法マニュアル知識をアップデートしよう
コミュニケーション不足
コミュニケーション不足による失敗もよくあります。
- 職員間の報連相を怠り、みんなに迷惑をかける。
- 利用者さんとうまくコミュニケーション取れずに苦情が出る。
コミュニケーション不足により、トラブルに発展することがあるので特に注意が必要ですね。
新人は利用者さんと「何を話したらいいかわからない」と悩んでしまいますが、話そうとするのではなく「話を聴く」ことに集中しましょう。
信頼関係を築くには傾聴(けいちょう)が必要です。
傾聴とは、相手の話に真剣に耳を傾け、理解しようとする姿勢
- 傾聴する環境を整える
- 目線は相手に合わせる
- 相手を否定しない
- 相づちを打って共感する
- 相手の話を遮らない
- 自分の考えを押しつけない
- 最後に感謝する
傾聴をマスターすると利用者さんだけでなく、職員、家族、彼氏彼女、友人……誰とでもよい関係を築くことができますよ。
傾聴は「相手を虜にする究極のテクニック」と言っても過言ではありません。
ぜひ、傾聴をマスターして人生を有利に進めましょう。
詳しくはこちら
失敗を減らす3つのコツ
- メモを取る
- 質問する
- 数字で覚える
メモを取る
失敗を減らすにはメモを取りましょう。
「メモを取らなくても覚えられるから、メモを取らなくていい」という考えはNGです。
たとえば、あなたが学校の先生でノートを取らない生徒がいたらどう思いますか?
さらに、その生徒がテストで赤点だったら?
「わからないならノートを取れ」と思いますよね。
あなたに仕事を教える先輩も同じ気持ちでしょう。
「わからないならメモを取れ」と思うはずです。
いつか必ず仕事で失敗をします。そのときに陰で「メモを取らないから失敗したんだ」と言われるのは嫌ですよね。
「新人がメモを取らない」ことは職場でよくある悩みです。
なかにはメモを取るように言われても「わかりました」と返事だけして、メモを取らないツワモノもいます。
メモを取らないと「覚える気がない」と思われて、ちゃんと教えてもらえなくなりますよ。
どうしてもメモを取りたくない理由は何でしょうか?
仕事を教わるときは、形だけもいいからメモ帳とボールペンを持って話を聞きましょう。
メモを取りながら話を聞くと、相手は好印象を抱きやすいですよ。
メモを取りながら聞くことで、敬意をもって真剣に自分の話を聞いてくれていると思うからです。
質問する
わからないことは自分の判断でするのではなく、わかる人に聞いてください。
先輩が忙しそうにしていると聞きにくいと思いますが、曖昧なまま仕事をしていると、利用者さんから苦情が来たり、取り返しのつかない大きな事故に繋がる危険がありますよ。
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」
新人は聞いて当たり前です。むしろ聞かないと積極性が足りないと思われてしまします。
とはいえ「何をしたらいいですか?」と聞くと思考停止で働いていることがバレバレです。
「〇〇しようと思うのですが、いいですか?」と自分の意見を言った上で確認する質問をしましょう。
数字で覚える
失敗を減らすコツは数字を入れて覚えることです。
なぜなら、数字を入れて覚えると曖昧さをなくすことができます。
時間、回数、分量など、身の回りには数字が溢れているので活用しましょう。
たとえば、先輩から「昼食の前にパッド交換してね」と教わったらどう覚えますか?
- 昼食前にパッド交換
- 11時30分にパッド交換
前者はぼんやりとしていますが、後者はハッキリ覚えることができます。
昼食前という表現だと、11:00なのか?
11:30なのか?曖昧ですよね。
自分の判断で11:00にパッド交換をすると「まだ早い」と言われ、11:45分だと「遅い」と言わることでしょう。
原因はあなたの能力不足ではなく、教え方が悪いのです。
教える先輩は毎日当たり前にしている仕事なので、意識しなくてもカンタンにできます。
当たり前のこと=常識と履き違えて、教え方が雑になりがちです。
「それくらい言われなくてもわかるでしょ?」というスタンスの先輩はいませんか?
「これが終わったら、次はこれして。その次にはこの仕事お願い」のような教え方だと、教えられたときはできますが、ひとりで任されたときに「今の時間は何をすればいいんだっけ?」と業務がわからなくなります。
業務の流れは情報を整理して、時間で覚えましょう。ざっくりとした時間でもOKです。
「利用者さんの水分量が少ないから、水分を多めに提供して」と指示されたときも、目標まで何ml足りないのか?
今の時間に何ml提供するべきなのかと、数字で考えましょう。
失敗から学び成長する方法:失敗した原因を分析する
失敗したときに「なぜ失敗したのか?」と失敗した原因を分析しましょう。
失敗して怒られて凹んで終わりなら、いつまで経っても成長できません。
なぜ失敗したのか、次はどうすればいいのかを考えて行動すれば失敗する回数を減らせます。
失敗して落ち込む必要はありません。失敗は「成長のタネ」だと前向きに捉えましょう。
失敗ばかりする人の特徴
失敗ばかりする人の特徴は、基礎を覚える前に応用を覚えようとしたり、大まかなことを覚える前に、細かなことを覚えようとします。
たとえば、業務の流れを覚える前に、薬の名前を覚えようとしたり。
人間なので覚えられることに限りがあります。
覚えなければいけないことに優先順位をつけましょう。
<覚える順番の例>
- 業務の流れ
- お客様の介助
- 薬の名前
上記のように、大まかなことから覚えて、徐々に細かなことを覚えるようにしましょう。
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【やっちまった!】介護職の失敗エピソード15選 オススメの対処法
ちょっとしたことで、仕事ができる介護士だと思われることもあります。
「仕事ができる人」だと思われたい方のみ、下の記事を読んでください。
まとめ
今回は「新人介護職員が失敗ばかりする原因と、失敗を減らすコツ」について解説しました。
失敗する原因と、失敗しないコツは次のとおりです。
失敗の原因 | 失敗しないコツ |
---|---|
☑ ☑知識・技術不足 ☑コミュニケーション不足 | 経験不足☑質問する ☑数字で覚える | ☑メモを取る
失敗してもいいのです。
「失敗は成功のもと」だと前向きに考えて、失敗した原因を分析しましょう。
失敗の数だけ学びがあり、成長につながります。
この記事を最後まで読んだ、あなたなら立派な介護士になれるはずです。
ぼくも介護士。一緒に頑張りましょう。
応援しています。
では、また。