「繊細な性格」でも介護職を続けられるコツ3選|心理カウンセラーが解説

「繊細な性格」でも介護職を続けられるコツ3選|心理カウンセラーが解説

この記事は、こんなことで悩んでいるあなたのために書きました。

  • 人間関係がしんどい
  • 「NO」と言えず、仕事を抱え込んで疲れてしまう
  • 利用者さんの呼び出し音や話し声がずっと気になる
  • いろんなことに注意がそれて、集中しにくい

この記事の結論

繊細さを「弱み」ではなく「強み」に変え、 介護の仕事を無理なく続けるコツ。
それは、たった3つの組み合わせです。

  1. 環境選び
  2. 自分を守るルール
  3. 小さな改善

この三点セットで、働き方は大きく変わります。

まず、今日からやってほしいこと

  1. 関わる人との「距離」のルールを決める
  2. 「事実だけ」を書く記録テンプレートを使う
  3. 一人で抱えず、相談する相手を決めておく

これだけで、心の負担はかなり減らせますよ。

詳しく見ていきましょう。

随時、情報を追加・更新していきます。

著者のプロフィール

名前:なお(介護おじさん)
年齢:43歳
【資格】

介護福祉士

介護支援専門員

上級心理カウンセラー
☑介護士歴15年目

☑介護施設のリーダー職

☑ブラック企業からホワイト企業に転職

職場で陰湿なイジメを受けた経験あり

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目次

繊細な性格でも介護職を続けられるコツ3選

コツ1:人間関係に「壁」を作る

介護の仕事のしんどさって、 半分以上は人間関係ですよね。

特に、苦手な人との関わりは心をすり減らします。

「あの人と関わらなければ、もっと楽なのに…」

でも、仕事だからゼロにはできない。 だからこそ、「壁」を作る技術が大切です。

壁はあなたを守る盾になります。

具体例①:「挨拶+α」で会話を打ち切る

苦手な先輩や同僚と、 どうでもいい雑談が始まってしまうと、 どっと疲れますよね。

昔のぼくは、愛想笑いをしながら 相手の話を延々と聞いてしまい、 休憩時間を無駄にすることがよくありました。

そこである時から、 「挨拶はしっかり。でも、会話は広げない」 というルールを徹底しました。

たとえば、朝の挨拶。

(昔のぼく) 「おはようございます…(相手の反応を待つ)」 →相手が話し始め、捕まってしまう

(今のぼく) 「〇〇さん、おはようございます!  今日は朝から蒸し暑いですね。 さて、ぼくは居室の巡回をしてきますね」

ポイントは、 「挨拶+簡単な気候の話+自分の行動宣言」 をワンセットで、一気に言ってしまうこと。

相手が口を挟む「間」を与えないんです。 そして、すぐにその場を離れて行動に移す。

これだけで、不要な雑談に巻き込まれる確率が ぐっと減りました。

壁は、物理的に作るのが一番手っ取り早いのです。

具体例②:「記録」を最強の精神安定剤にする

理不尽なことで叱られたり、 嫌味を言われたりした時、まともに受け止めると、一日中引きずります。

ぼくも新人の頃、ある先輩から 「そんなことも知らないの?使えないわね」と言われ、めちゃめちゃ落ち込んだことがあります。 その言葉が、夜寝る時まで頭から離れませんでした。

でも、心理学を学んでから、そして「記録」をつけ始めてから、 このダメージを大幅に減らせるようになったんです。

コツは、嫌なことを言われた瞬間に、心の中でこう思うことです。

(よし、また記録のネタができたな)

こう思うだけで、自分を被害者の位置から 「冷静な観察者」の位置にずらすことができます。

そして、休憩中や仕事終わりに、客観的な記録を書きます。

感情的なメモ

先輩に「使えない」って言われて、最悪。もう辞めたい。なんで自分ばっかり。

観察者としての1分記録

  • 日時:8月9日 10:30頃
  • 場所:スタッフルーム
  • 相手:A先輩
  • 発言:「そんなことも知らないの?使えないわね」
  • 影響:胸が苦しくなった。
  • 対応:「すみません」とだけ返答した。

この「事実だけ」を書く行為が、 ぐちゃぐちゃになった感情を整理してくれます。

そして、この記録が数枚たまれば、 上司に相談する時の客観的な「証拠」にもなる。

記録は、あなたを守る最強の盾であり、 精神安定剤でもあるんです。


コツ2:五感の「省エネモード」を設定する

繊細なあなたは、他の人が気づかないような 音、光、匂い、雰囲気といった刺激を 無意識にキャッチし続けています。 それは、一日中アンテナを張り巡らせているのと同じ。

疲れて当然です。

だから、意識的に五感を 「省エネモード」に切り替える工夫が必要です。

具体例①:聴覚の「選択的シャットダウン」

ナースコールの音、利用者さんの大きな声、 同僚たちの雑談…。

介護現場は、音の洪水です。

「耳栓をしたい…」と何度思ったことか。

でも、安全管理上、それはできませんよね。

そこでおすすめなのが、 「片耳だけ意識をオフにする」という方法です。

もちろん物理的にオフにはできませんが、 心の中で「右耳から入る雑音はスルーする」 と決めるんです。

たとえば、記録作業に集中したい時。 周りの雑談が気になったら、 「今、ぼくの耳は、パソコンのキーボードの音と、 緊急の呼びかけだけに反応するモードだ」と自分に言い聞かせます。

最初は難しいかもしれませんが、続けていくと、本当に不要な雑音が 気にならなくなっていきます。

脳は、意識を向けたものだけを 重要だと認識する性質があるからです。

ナースコールも「怖い音」ではなく、 「次の行動を知らせるサイン」と捉え直すと、 心臓がドキッとする条件反射が和らぎますよ。

具体例②:嗅覚の「瞬間リセット」

排泄介助の後など、どうしても匂いが 気になってしまう時、ありますよね。

マスクをしていても、ツラい時はツラい。

匂いが気になる時は、「無香料のアルコールスプレー」と「好きな香りのハンドクリーム」を活用しましょう。

ケアが終わって、しっかり手洗いをした後、 まずアルコールでサッと手指を消毒します。

これで、気持ち的に一度リセットされる。

そして、ほんの少しだけ、 自分の好きな香りのハンドクリームを指先に塗るんです。

柑橘系やハーブ系など、自分がリフレッシュできる香り。

その指先を、マスクの近くでフワッと香るだけで、 嫌な記憶が上書きされて、気分が切り替わります。

これは、誰にも迷惑をかけずにできる、 とても効果的な「瞬間リセット術」です。


コツ3:心の「回復ストレッチ」を習慣にする

どんなに工夫をしても、 心が疲れてしまう日は必ずあります。

大切なのは、その日の疲れを、 その日のうちにケアしてあげること。

寝る前にできる、簡単な「心のストレッチ」を ぜひ、あなたの習慣にしてみてください。

具体例①:「できたこと」3行日記

人は、できなかったことや失敗したことばかりを 記憶してしまう生き物です。

だから、意識的に「できたこと」に 光を当てる必要があります。

ぼくは、どんなに疲れた日でも、 寝る前にスマホのメモ帳に3つだけ、その日「できたこと」「良かったこと」を書きます。

たとえば、次のような感じです

  • Aさんが、介助後に「ありがとう」と笑顔で言ってくれた。
  • 苦手な先輩との会話を、挨拶だけで切り上げられた。
  • 予定していた記録を、時間内に全部終えられた。

こんな、本当に些細なことでいいんです。

「今日もちゃんと出勤できた」だけでも、 100点満点です。

これを続けると、脳が「良かったこと」を探すクセがついてきます。

自己肯定感が少しずつ回復していくのが、 自分でもわかるようになりますよ。

具体例②:自分を許す「魔法の言葉」

ミスをしてしまった時、あなたは自分を責めていませんか?

「なんで、あんなことしちゃったんだろう…」

「ぼくは、本当にダメだな…」

そんな時は、自分自身に、親友のように声をかけてあげてください。

ミスをして落ち込んだ時の、魔法の言葉

「そっか、ミスしちゃったか。 でも、一日中忙しかったもんね。疲れてたんだよ。大丈夫、大丈夫。人間だもの、誰にだってあるよ。次はどうすれば防げるか、考えればいいだけだよ。今日一日、本当によく頑張ったね」

自分を責めても、何も生まれません。

それよりも、頑張った自分を認め、 優しく許してあげること。その優しさが、明日へのエネルギーになります。

今日からできる3ステップ

理屈はわかっても、何から始めればいいか 迷ってしまいますよね。

大丈夫、まずはこの3つだけ試してください。

Step1|「距離ルール」を決める

苦手な人とは、関わる時間や方法を決めます。

たとえば、「業務連絡以外は話さない」 「休憩時間は、一人で過ごせる場所に行く」など。

物理的に、心理的に、距離をとるのが第一歩です。

Step2|「1分記録テンプレート」を使う

嫌なことがあった時、感情的に悩むのではなく、 事実だけを1分でメモします。

  • いつ、どこで(事実)
  • 誰が、何をした/言ったか(発言)
  • 自分がどう感じたか(自分の影響)
  • どう対応したか(対応)

これだけで、頭の中がスッキリしますよ。

Step3|「SOSライン」をリスト化しておく

一人で抱え込まないことが、本当に大切です。

「この人に相談する」というリストを、 あらかじめ作っておきましょう。

  • 職場の上司や信頼できる同僚
  • 施設の外にいる友人や家族
  • 公的な相談窓口

選択肢があるだけで、心に余裕が生まれます。

繊細な性格でも介護職を続けるための実践ガイド

では、もっと具体的なコツをお伝えしますね。

「人間関係」「業務」「感情」の3つに分けて、 解説していきます。

人間関係の守り方

断り方・お願いの型を持つ

頼まれごとを断れないのは、優しい証拠。

でも、自分を守るためには「型」が必要です。

  • 「すみません、今○○の対応中なので難しいです」  (短く、丁寧に理由を添える)
  • 「10分後ならできますが、いかがですか?」  (代替案を出す)
  • 「その件、〇時までにお返事します」  (すぐに判断せず、時間をもらう)

苦手な先輩への対処法

これは「距離 × 記録 × 相談」の三本柱です。

  1. まずは業務以外で関わらない「距離」をとる。
  2. 理不尽な言動は「記録」に残す。
  3. 記録が溜まったら、信頼できる上司に「相談」する。 感情的にならず、事実を元に相談するのがコツです。

「ありがちトラブル」への対処

  • 理不尽な叱責:「ご指導ありがとうございます。 次に活かすため、具体的にどうすればよかったか、教えていただけますか?」
  • 仕事の押しつけ:「今は手が離せないので、〇〇さんにお願いできませんか?」
  • 陰口に誘われた時:「そうなんですね。すみません、ちょっと呼ばれたので失礼します」(その場を離れるのが一番です)

業務の軽量化

ルーチン化で迷いを減らす

朝の申し送り後、訪室の順番、ケアの言い回し。

「いつも同じ順番、同じやり方」を決めておくと、「次は何だっけ?」と迷うエネルギーを節約できます。

五感の負荷を低減する

  • 耳栓が使えないなら、休憩中に静かな場所へ行く。
  • 匂いがきつい時は、マスクに好きな香りを少しだけ。
  • 情報が多いスタッフルームでは、自分のデスク周りだけ、片付けてシンプルにする。

小さな工夫で、刺激を減らしましょう。

時間配分の型を作る

10分単位で作業するのもおすすめです。

「この10分は記録に集中する」

「次の10分は、Aさんのケアをする」

と区切ることで、「今やること」が明確になります。

夜勤前後の段取り

夜勤は、心身への負担が大きいですよね。

大切なのは、無理に寝ようとしないこと。

それよりも、

  • 夜勤でやるべきことのリストアップ
  • 日勤者への引き継ぎ事項のメモ

この2つを事前に済ませておくと、 気持ちが落ち着き、スムーズに業務に入れます。

心のケア

小休憩を挟む

忙しい合間でも、60秒だけ時間を作りましょう。

トイレの個室や更衣室で、 ゆっくり息を吸って、吐く。

これだけで、高ぶった神経が少し落ち着きます。

自分を責めない一言(セルフコンパッション)

ミスをして落ち込んだ時、自分を責めないでください。

「疲れてたんだから、仕方ないよ」

「みんな、こういう時もあるよ」

「よく頑張ってるよ」

親友にかけるような言葉を、自分にもかけてあげましょう。

「うまくいったこと」を記録する

悪いことだけでなく、良かったことも記録します。

「利用者さんに、ありがとうと言われた」

「時間内に、予定通り業務が終わった」

どんな小さなことでもOKです。

自尊感情を回復させる、大切な習慣になります。

なぜ繊細だと疲れやすい?

そもそも、なぜ繊細な人ほど、 介護の現場で疲れやすいのでしょうか。

理由は、とてもシンプルです。

刺激が多すぎる現場だから:ナースコール、話し声、機械の音、 様々な匂い、突然の会話、緊急対応…。 五感を刺激する情報が、ひっきりなしに続きます。

人間関係の密度が濃いから:利用者さん、ご家族、同僚、上司。 たくさんの人から期待されたり、 価値観の違いに戸惑ったり、 時には、理不尽に叱られたりもします。

判断することが、とても多いから:「AさんとBさん、どっちを優先しよう?」 「この訴えは、すぐ報告すべきこと?」 常に頭の中で、優先順位を組み立て直しています。

夜勤などで生活リズムが乱れやすいから:不規則なシフトは、心と体のバランスを崩す 大きな原因になります。 繊細な人ほど、この影響を受けやすいのです。

シフト・配属の工夫

もし可能なら、働き方を少し変えるのも手です。

自分に合う時間帯や業務を知る

  • 入浴介助が多い日は疲れるな…
  • 記録作業は、比較的落ち着いてできるな…

自分の得意・不得意な業務のバランスを 意識してみましょう。

固定シフトと変則シフト

毎日同じリズムで働きたいなら「日勤固定」。

変化があった方が刺激になるなら「変則シフト」

「夜勤専従」は、日中の人間関係から離れられる メリットもありますが、生活リズムは崩れます。

申し送りの雰囲気でチーム文化がわかる

申し送りの時に、職員同士がどんな言葉遣いで、 どんな表情で話しているか観察してみてください。

ピリピリしているか、穏やかか。

チームの文化が、そこに表れます。

職場選びのチェックリスト(見学で見るポイント)

もし、今の職場がどうしても合わないなら、転職も、大切な選択肢の一つです。

見学に行く際は、ここをチェックしてください。

  • フロアの音はうるさくないか(テレビ、話し声)
  • 職員の利用者への声かけは、丁寧か
  • 職員同士で、叱責するような声が聞こえないか
  • 申し送りの言葉遣いは、ネガティブすぎないか
  • 職員の人数は、基準より少なくないか
  • 新しそうな職員が、一人で困っていないか
  • 自分が苦手だと感じる刺激(匂いや人の多さなど)が 少ない環境かどうか

「続ける」か「環境を変える」かの判断基準

辞めるかどうかの判断は、とても難しいですよね。

次の3段階で考えてみましょう。

黄色信号(改善すれば続けられる)

・仕事の日は憂鬱だけど、休日は楽しめる

・特定の業務や人間関係だけが、しんどい

→まずは、この記事にある改善策を試しましょう。

オレンジ信号(部署異動などを検討)

・仕事のことを考えると、眠れない日が増えた

・食欲がなかったり、涙が出たりする

・休日も、仕事のことで頭がいっぱい

→上司に相談し、部署異動や担当替えを申し出る段階です。

赤色信号(退職・転職を具体的に考える)

・朝、起き上がれない。体が動かない

・職場に行こうとすると、動悸や吐き気がする

・消えてしまいたい、と感じることがある

→これは、心が限界だというサインです。  

すぐに休職や退職の手続きを考えましょう。

あなたの心と体が、一番大切です。

辞める時の手順

感情的に「辞めます!」と言うのではなく、 冷静に手順を踏むのが、自分を守るコツです。

記録を見せる → 上司に相談 → 退職を申し出る → 引き継ぎ

⑩ケーススタディ(よくある悩み別の解決パターン)

「感謝されなくてつらい」 ケアをしても、それが当たり前だと思われる。 これは「承認のすれ違い」が原因です。 自分で「今日の目標」を立てて、達成できたら 自分で自分を褒めてあげましょう。 「見える化」で、やりがいを自分で作るのです。

「相談できる人がいない」 職場に味方がいないと、孤立してしまいますよね。 そんな時は、施設の「外」に相談網を持ちましょう。 SNSの同業者コミュニティや、地域の介護職の集まり、 心理カウンセラーなど、外部の視点が助けになります。

「新人時代の壁」 何を、誰に、どう聞いたらいいか分からない。 任された仕事が、うまくできない。 ・「〇〇の件で、3分だけよろしいですか?」と時間を区切って聞く ・メモは、言われたことだけでなく「次にどうするか」も書く ・先輩のやり方を見て、真似から始めてみる 焦らず、一つずつ乗り越えれば大丈夫です。

「苦手な先輩がいる」 これは本当に多い悩みです。 何度も言いますが「距離 × 記録 × 第三者」の型で エスカレートを防ぎましょう。 相手を変えるのは難しいですが、 自分が受ける影響を減らすことはできます。

やりがちな失敗とNG行動

良かれと思ってやったことが、 逆に自分を追い詰めてしまうことがあります。

  • 「我慢すれば、いつか慣れる」と考える →我慢は心を麻痺させるだけ。小さな改善を。
  • 「いい人」でいようと、全部引き受ける →あなたのキャパシティは有限です。断る勇気を。
  • 感情的になって、相手に言い返す →不利になるだけです。一度持ち帰り、冷静に。
  • 嫌なことがあっても、記録に残さない →「水に流す」と、また同じことで悩みます。

「自分は介護に向いていない」 そう結論を出す前に、たった一つでいいので、 何か改善策を試してみてください。

相談先・頼れる窓口リスト

一人で悩まないでください。

頼れる場所は、たくさんあります。

施設内の窓口

  • 直属の上司、先輩
  • 教育担当者、プリセプター
  • 人事部、労務担当

外部の窓口

  • 各都道府県の労働局(総合労働相談コーナー)
  • 産業保健総合支援センター
  • こころの耳(働く人のメンタルヘルス相談)
  • 介護職のオンラインコミュニティ

キャリアの相談

  • 家族・友人
  • 転職エージェント

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よくある質問(Q&A)

繊細だと、介護職に向いていないのでしょうか?

いいえ、そんなことはありません。向いていないのではなく、他の人より負担に感じる場面が多いだけです。環境選びと、やり方の工夫で十分に活躍できます。むしろ、人の痛みに気づける「強み」になります。

どのくらい我慢したら、辞めどきですか?

先ほどの「3段階サイン」で、赤信号の状態が2週間以上続くようなら、  一つの目安だと思います。心身の不調が最優先の判断基準です。

記録には、具体的に何を書けばいいですか?

難しく考えず、5つの項目を1分で書くだけです。「事実」「日時」「相手の発言」「自分がどう影響を受けたか」「自分がどう対応したか」これを続けるだけで、客観的に状況が見えます。

夜勤がつらくて辞めたいです。代替案はありますか?

すぐに辞めるのではなく、段階的に調整しましょう。1.まずは上司に相談し、夜勤回数を減らせないか聞く 2.日勤固定の部署への異動を希望する 3.正社員ではなく、短時間勤務や日勤のみのパートに切り替える    4.単発やスポットの仕事で、日勤の働き方を試してみる

まとめ

ここまで長い文章を読んでくださって、 本当にありがとうございます。

最後に、今日から1週間でできる 具体的な実践プランを提案しますね。

Day1-2:準備の日

  • 自分を守るための「距離ルール」を3つ決める。
  • 「1分記録テンプレート」をスマホのメモ帳に作る。

Day3-4:実践の日

  • 小さな頼まれごとを「断り方スクリプト」で断ってみる。
  • 相談できる人リスト(SOSライン)を書き出す。

Day5-7:改善の日

  • 業務の中で、一つだけ「軽量化」を試してみる。
  • その効果を、夜に一言だけ記録する。

毎日の終わりに、チェックしてみましょう

  • 今日の仕事のしんどさは、10段階でいくつだった?
  • しんどかった原因は、何だった?(刺激?人間関係?)
  • 明日、それを少しだけ楽にするために、何ができる?

繊細であることは、決して弱みではありません。

人の気持ちに気づける、変化を察知できる、 それは介護の現場で、かけがえのない才能です。

ただ、その才能を活かすためには、 自分を守るコツが必要です。

この記事でお伝えしたコツが、 あなたの助けになれば、 これ以上に嬉しいことはありません。

あなたは、一人じゃありませんよ。

応援しています。

=追伸=

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この記事を書いた人

【介護業界15年目】
資格:介護福祉士、介護支援専門員、上級心理カウンセラー
施設のリーダー 採用から教育に関わる
モットー:やさしい介護
転職回数:5回

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