介護職が転職する「ベストタイミング」はいつ?|後悔しないための判断基準

介護職が転職する「ベストタイミング」はいつ?
悩む人

もう辞めたい…でも、いつが辞めどきなんだろう?

悩む人

今の職場、もしかしてヤバい?でも、どこも同じなのかな…

そんな風に、心の中でグルグル考えてしまって、動けなくなっていませんか?

大丈夫です。

あなたのその悩み、すごくよくわかりますよ。

この記事を読めば、あなたが今「転職すべきか、とどまるべきか」を客観的に判断できるようになります。

あなたがもし、次の10個のサインのうち、どれか一つでも当てはまるなら、転職を具体的に考え始めるべきタイミングです。

次のサインがあったら、転職活動の始めどき

  1. 3か月以上、人員不足が常態化し改善の兆しがない
  2. 安全・法令が守られず、訴えも改善されない(危険な移乗、サービス残業の常態化など)
  3. 心身の不調(よく眠れない・食欲がない・仕事前に動悸がする)が続く
  4. 評価・賃金テーブルが不透明で、頑張っても給料が上がる見込みがない
  5. 成長実感ゼロ(毎日同じ作業の繰り返しで、学べる業務や部署異動の機会がない)
  6. ハラスメントやいじめに対する組織の対処が機能不全(相談しても「我慢して」で終わる)
  7. ライフイベント(引越し・出産・家族の介護)と今の勤務形態が噛み合わない
  8. 「夜勤専従にしたい」「早番固定で働きたい」等の希望が一貫して通らない
  9. 直近6か月の離職率や欠員が高止まりしている(いつも誰かが辞めている)
  10. 試しに見学・面接へ行ってみたら、良い施設の当たりが出た(ご縁はナマモノです!)

セルフチェックリストや、すぐに使えるテンプレートも用意したので、ぜひ最後まで読んで、あなたの明日を少しでも楽にするヒントを見つけてください。

随時、情報を追加・更新していきます。

著者のプロフィール

名前:なお(介護おじさん)
年齢:43歳
【資格】

介護福祉士

介護支援専門員

上級心理カウンセラー
☑介護士歴15年目

☑介護施設のリーダー職

☑ブラック企業からホワイト企業に転職

職場で陰湿なイジメを受けた経験あり

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目次

介護職の悩み・状況別「転職のベストタイミング」

あなたの具体的な悩みに合わせて、ベストな動き方を見ていきましょう。

スクロールできます
悩み・状況最適なアクションタイミング理由とポイント
夜勤がしんどい/眠れない月末のシフト作成前来月のシフトが出る前に応募・面接を済ませれば、「来月から入職可能」と伝えられ、採用側も計画が立てやすく有利に。
家族の介護・育児夏休み・冬休みなどの長期休暇長期休暇中は、他の職員も休みたがるためシフト調整が困難に。その前に、日勤のみや時短勤務が可能な職場へ移る準備を。
通勤片道45分超企業の異動期(3月、9月)や新規施設オープン前年度替わりは退職者が出やすく、求人が増える。新規オープン施設は一斉募集がかかるため、自宅近くの求人が見つかるチャンス。
スキル停滞(実務者→介福、介福→ケアマネ)資格取得のための研修が始まる1~2か月前研修に通いやすい勤務形態の職場に移るため。資格取得支援制度が手厚い法人を選べば、費用負担も軽くなる。
ハラスメントを受けている今すぐ証拠(日時、場所、内容、第三者のメモ)を集め、しかるべき部署に相談。改善が見られないなら、あなたの心を守ることを最優先に。休職や有給消化、退職代行サービスの利用も視野に入れて、即時退避を。

施設形態・職種別に見る「転職のベストタイミング」

施設の種類や働き方によっても、求人が出やすい時期は異なります。

特養/老健/有料/グループホーム/デイ/訪問の求人が出やすい時期と理由

  • 特養・老健(従来型・ユニット型): 年度末(1~3月)とボーナス支給後(7月、12月)に退職者が出やすく、求人が増える傾向。経験者を求める即戦力採用が多い。
  • 有料老人ホーム: 通年で募集あり。特に新規オープンが相次ぐ業界なので、オープニングスタッフの募集は大きなチャンス。未経験者向けの求人も多い。
  • グループホーム: 比較的、職員の定着率が高いが、欠員が出ると少人数体制のため急募になることが多い。アンテナを張っておくことが重要。
  • デイサービス/デイケア: 年度替わり(3~4月)に利用者の入れ替わりがあり、それに伴い人員調整が行われる。日曜定休など、家庭と両立しやすい求人が多い。
  • 訪問介護: 通年で常に人手不足。特に、サービス提供責任者の資格があると非常に有利。登録ヘルパーから始めて、自分に合うか見極めるのも一手。

夜勤専従/日勤常勤/非常勤の採用ペースの違い

  • 夜勤専従: 常に需要が高く、採用ペースは速い。高給与が魅力だが、体力的な負担や緊急時対応のスキルが求められる。
  • 日勤常勤: 最も人気があり、競争率も高め。特に条件の良い求人はすぐ埋まるため、スピード感が大事。
  • 非常勤(パート): 通年で柔軟に採用している事業所が多い。扶養内やWワークなど、自分のライフスタイルに合わせて働きたい場合に最適。

記録ツール(紙/電子)や医療連携の成熟度で見る見極めポイント

  • 記録ツール: まだ手書き記録の職場は、記録業務に時間がかかり、サービス残業の原因になりがち。PCやタブレットでの記録(ICT化)が進んでいる職場は、業務効率化への意識が高い証拠。
  • 医療連携: 看護師の24時間常駐、協力医療機関との連携体制などを面接で確認しましょう。特に老健や医療法人が運営する施設は、医療的な知識やスキルを深めたい人に向いています。

なぜ転職活動を始めるべきなのか?

「でも、もう少し我慢すれば何とかなるかも…」そう思う気持ちも分かります。

でも、なぜ「今」動くことをぼくがすすめるのか。

それにはちゃんとした理由があるんです。

転職の費用対効果(年収・手当・通勤・シフト自由度・学習機会)

転職は、単に給料が上がるか下がるかだけの話ではありません。

たとえば、年収が同じでも通勤時間が片道30分短くなれば、1か月で約20時間、年間で240時間(丸10日分!)もの自由な時間が生まれます。

  • 年収・手当: 処遇改善手当の配分方法は法人によって大きく異なります。基本給が高い職場、手当が厚い職場など、給与明細をしっかり比較することが重要です。
  • 通勤時間: ガソリン代や電車の定期代だけでなく、「時間」という最も貴重なコストを計算に入れましょう。
  • シフトの自由度: 希望休の通りやすさ、有給消化率、固定シフトの可否は、プライベートの充実に直結します。
  • 学習機会: 資格取得支援制度や研修参加のしやすさは、5年後、10年後のあなたのキャリアと年収を大きく左右します。

これらを総合的に見て、「費用対効果」が高い職場を選ぶ視点が大切です。

市場環境(介護人材の需給/職種・施設形態ごとの枠の動き方)

ご存知の通り、介護業界は慢性的な人手不足です。

厚生労働省のデータを見ても、介護分野の有効求人倍率は常に高い水準で推移しています。

業界の人手不足は、売り手市場、つまり「あなたが職場を選べる」状況だということです。

特に、経験や資格(実務者研修、介護福祉士など)があれば、選択肢はさらに広がります。

施設形態によっても、例えば年度末に退職者が出やすい特養や、新規開設が続く有料老人ホームなど、求人が活発になる時期があります。このチャンスを逃す手はありません。

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一番人気レバウェル介護です。

健康と安全は取り返せない資本

心理カウンセラーとして、これだけは声を大にして言わせてください。

あなたの心と体の健康は、何にも代えがたい「資本」です。

眠れない、食欲がない、朝になると体が重い…。

これらのサインを「気合が足りないからだ」と見過ごしてはいけません。

それは、あなたの心身が発している限界のサインです。壊れてしまってからでは、回復に長い時間とお金がかかります。

安全が軽視される職場で働き続ければ、利用者さんを危険に晒すだけでなく、あなた自身が腰を痛めたり、怪我をしたりするリスクも高まります。

健康と安全だけは、絶対に取り返しがつかないのです。

在職中に動くメリット(選択肢の広さ・交渉力・リスク分散)

「辞めてから次を探そう」は、最も危険な選択です。

経済的な不安から焦ってしまい、次の職場もよく吟味せずに決めてしまう…という失敗パターンに陥りがちです。

在職中に転職活動をすれば、「収入が途絶えない」という安心感から、じっくりと腰を据えて職場を比較検討できます。

面接でも「今の職場より良い条件でなければ移る必要はない」というスタンスで、強気の交渉が可能です。

複数の内定先を比較して、最も自分に合う場所を選ぶという、最高の贅沢もできます。


あなた自身の判断軸を持とう

転職サイトのキラキラした情報や、国の発表する大きな数値だけを鵜呑みにするのは危険です。

あなた自身の目で「一次情報」を見抜く力を身につけましょう。

有効求人倍率・処遇改善の動向の読み解き方(“数値→自分事化”の変換)

「介護職の有効求人倍率5.0倍!」というニュースを見ても、「へぇ、そうなんだ」で終わらせていませんか?

これは「介護職を求めている事業所が5つあるのに、求職者は1人しかいない」という意味。

つまり、あなたは5つの事業所から選べる立場にある、ということです。

処遇改善加算も同じ。「加算Ⅰを取得しています!」と書かれていても、その恩恵が実際にどうあなたに分配されるのかは、法人次第です。

面接で「処遇改善手当は、毎月固定額ですか?それとも賞与で調整されますか?」と具体的に質問することで、数値を「自分事」に変換できます。

求人票の真偽を見抜く:文言・手当・シフト・試用期間の落とし穴

求人票は、いわば事業所の「ラブレター」。

良く見せようと必死です。

ぼくたちがチェックすべきは、その裏側。

  • 「アットホームな職場」: 公私混同、馴れ合いの裏返しかもしれない。
  • 「月給25万円~」: ~(から)に要注意。夜勤手当や固定残業代をすべて含んだ上限額の可能性があります。「基本給」と「各種手当の内訳」を必ず確認しましょう。
  • 「賞与年2回(実績による)」: 昨年度の実績が何ヶ月分だったか、具体的に聞きましょう。「寸志」レベルの可能性もあります。
  • 「週休2日制」: 「完全週休2日制」とは違います。毎週2日の休みが保証されているわけではないので注意。
  • 試用期間: 「3ヶ月(同条件)」と書かれていても、社会保険への加入が試用期間終了後だった、というケースも。加入日も確認しましょう。

見学で確認する5点(人員配置・休憩実態・口腔/排泄ケアの質・記録体制・多職種連携)

求人票で吟味したら、最後は必ず「見学」です。

短時間でも、現場には情報が溢れています。

  1. 人員配置と職員の表情: 談話室や廊下を歩く職員は、忙しそうでも挨拶を返してくれますか?利用者さんの呼びかけに、イライラせず対応できていますか?職員の表情が、職場の余裕度を物語ります。
  2. 休憩室の実態: 可能であれば休憩室を覗かせてもらいましょう。きちんと1時間休憩が取れる環境か、仮眠室は清潔か。
  3. ケアの質: 食後の口腔ケアは丁寧か。利用者さんのトイレの訴えにすぐ対応できているか。ケアの質は、職員の数と心の余裕に比例します。
  4. 記録体制: 記録は手書きですか?PCやタブレットですか?記録に追われてサービス残業…なんてことがないか、確認しましょう。
  5. 多職種連携: 看護師やケアマネ、相談員との会話はありますか?職員同士がスムーズに情報共有している様子が見えれば、チームケアが機能している証拠です。

セルフチェック|今のあなたは転職期?改善期?

今のあなたの状態を客観的に見てみましょう。

下の項目で、当てはまるものにチェックを入れて、点数を合計してみてください。

症状チェック(心身・業務・対人)スコアリング

【心身の不調:各3点】

□ 朝、仕事に行こうとすると体が重い、動悸がする

□ 最近、よく眠れない、または寝ても疲れが取れない

□ 食欲がない、または過食気味だ

□ 休日は何もする気が起きず、寝てばかりいる

【業務への不満:各2点】

□ 人員不足で、休憩がまともに取れないことが月3回以上ある

□ やりたかったケア(レクや個別対応など)が、忙しくて全くできていない

□ 研修や勉強会がなく、スキルアップしている実感が全くない

□ 給料が仕事量に見合っていない、と感じる

□ サービス残業や休日出勤が常態化している

【対人関係の悩み:各2点】

□ 特定の同僚や上司から、無視されたり嫌味を言われたりする

□ 職場の悪口や噂話が多く、雰囲気が悪い

□ 上司に相談しても、「もう少し頑張って」と流されるだけで改善されない

□ 尊敬できる先輩や目標となる上司がいない


診断結果別アクション

合計10点以上:A判定(今すぐ転職活動を)
危険信号です。あなたの心身は限界に近づいています。

今の環境に居続けることは、あなたにとって大きなリスクです。すぐにでも転職エージェントに登録したり、求人サイトを眺め始めたりと、具体的な行動を起こしましょう。

合計5~9点:B判定(並行で情報収集を)
黄信号です。不満やストレスをかなり抱えている状態です。

まずは現職で改善できることがないか試みつつ(後述)、水面下で情報収集を始めましょう。良い求人が見つかれば、いつでも動ける準備をしておくのが賢明です。

合計4点以下:C判定(現職改善→期限決め)
青信号ですが、油断は禁物です。多少の不満はあるものの、まだ改善の余地がありそうです。

まずは上司への相談や業務改善の提案をしてみましょう。ただし、「3か月経っても何も変わらなければ、転職活動を始める」というように、自分の中で期限を決めておくことが大切です。


転職前にできる職場改善

「いきなり転職は…」という場合は、「職場改善」に挑戦してみましょう。

ただし、必ず「期限」を決めてください。

要望シートの出し方(希望シフト・学び・評価面談のテンプレ)

感情的に「辞めます!」と言うのではなく、冷静に、書面で要望を伝えるのがコツ。

「こういう理由で、こう改善してほしい。それが叶えば、ここで働き続けたい」という意思表示です。

(例)要望シート

  • 宛先: 施設長、上長
  • 提出日: 2025年〇月〇日
  • 提出者: 介護福祉士 〇〇 〇〇
  • 件名: 勤務条件およびキャリアに関する面談のお願い
  • 内容:
    1. 希望シフトについて: 来月より、心身の健康維持のため、夜勤回数を月4回以内に調整いただけますでしょうか。
    2. キャリアについて: 今後、ユニットリーダーを目指したく、〇〇研修への参加を希望します。
    3. 評価について: 今期の評価について、フィードバックをいただく面談の機会をいただけますでしょうか。

改善期限の設定(例:2サイクル=2か月で変化なければ転職へ)

要望を出したら、「2か月(シフト作成2サイクル分)」など、具体的な期限を自分の中で設定します。

「この期間内に、面談の機会が設けられない」

「シフトが全く考慮されない」

など、改善の兆しが見えなければ、その職場はあなたを大切にする気がない、ということです。

その時が、見切りをつけて次へ進むタイミングです。

円満退職の準備(引継ぎメモ/口頭・書面の順序/退職日設定のコツ)

いざ辞めると決めたら、立つ鳥跡を濁さず。

  1. 引継ぎメモ作成: 担当利用者さんの情報、注意点、係の仕事などを誰が見ても分かるようにまとめておきます。
  2. 伝える順序: まずは直属の上司に口頭で伝えます。その後に、正式な退職届(書面)を提出します。いきなり人事部や施設長に話すのはNGです。
  3. 退職日設定: 就業規則を確認し(通常は1~2か月前)、業務の引継ぎ期間を考慮して、ボーナス支給後やキリの良い月末などを退職日に設定するのが一般的です。有給休暇の残り日数も確認し、計画的に消化しましょう。

ブラック企業を回避するためのチェック項目

二度とツラい思いをしないために。

このチェックリストをスマホに保存して、求人選びや面接に役立ててください。

ブラック企業の特徴はこちら

求人票でチェック!

□ 「固定残業代」「みなし残業」の記載はないか?(ある場合、何時間分でいくらか明記されているか)

□ 賞与が「年2回」だけでなく「昨年度実績〇か月分」と具体的に書かれているか?

□ 手当の内訳が不明瞭でないか?(「一律手当」など)

□ 試用期間中の給与や社会保険の条件が、本採用時と変わらないか?

□ 年間休日が110日以上あるか?(105日未満は要注意)

見学でチェック!

□ 職員はすれ違う時に挨拶をしてくれるか?表情は明るいか?

□ 利用者さんの身なりは清潔か?離床して過ごしているか?

□ 休憩室は清潔で、職員が休めるスペースが確保されているか?

□ 掲示板や共有スペースは整理整頓されているか?

□ 事務所で怒鳴り声やため息が聞こえてこないか?

面接の逆質問10選

  1. 「職員の平均年齢と、平均勤続年数を教えていただけますか?」
  2. 「直近1年間での離職者は何名いらっしゃいますか?その理由で多いものは何ですか?」
  3. 「入職後の研修制度や、独り立ちまでのサポート体制はどのようになっていますか?」
  4. 「夜勤はいつ頃から、どのような体制(人数)で入ることになりますか?」
  5. 「残業は月平均でどのくらいありますか?また、残業代は1分単位で支給されますか?」
  6. 「希望休は月に何日くらい申請可能ですか?また、有給休暇の取得率はどのくらいですか?」
  7. 「インシデントやヒヤリハットは、どのように共有し、再発防止に繋げていますか?」
  8. 「こちらで活躍されている職員さんには、どのような共通点がありますか?」
  9. 「処遇改善手当の配分方法について、具体的に教えていただけますか?」
  10. 「もし採用いただけた場合、私が最も貢献できることは何だとお考えですか?」

転職の段取りとスケジュール:在職中にやるべきこと

在職中の転職活動は、計画性が命です。

だいたい4~6週間をイメージして進めるとスムーズですよ。

全体ロードマップ(4~6週間)

  1. Week 1:自己分析と市場把握
    • なぜ辞めたいのか、次の職場で何を叶えたいのか(条件の棚卸し)
    • 転職サイトやエージェントに登録し、求人を眺めて相場観を養う
  2. Week 2:応募書類の作成
    • 履歴書、職務経歴書を最新の状態にアップデートする
    • 自己PRは、応募先に合わせて微調整できるように基本形を作っておく
  3. Week 3-4:応募・見学・面接
    • 気になる求人3~5件に応募する
    • 有給や公休を利用して、職場見学や面接に行く(服装は私服でOK)
  4. Week 5:内定・条件交渉
    • 内定が出たら、労働条件通知書を隅々までチェックする
    • 給与や勤務条件で不明な点、交渉したい点があれば、このタイミングで伝える
  5. Week 6:退職手続きと入職準備
    • 内定を承諾し、入職日を確定させる
    • 現在の職場に退職の意思を伝え、引継ぎを開始する

比較表テンプレ(通勤/給与/シフト/教育/人員配置/ICT)

複数の候補先を比較する際は、下のような表を作ると頭が整理できます。

スクロールできます
項目A施設B施設C施設
通勤時間20分45分30分
月収(総支給)24万円26万円25万円
賞与4.0か月2.5か月3.0か月
年間休日115日107日120日
希望休月3日月2日応相談
教育体制OJTのみプリセプター制度研修計画あり
人員配置3:12.5:13:1
ICT化手書き一部導入ほぼ電子化
雰囲気忙しいアットホーム静か

条件交渉フレーズ集

  • 夜勤回数について: 「前職の経験から、月4回までの夜勤であれば、最高のパフォーマンスを維持できると考えております。こちらの回数でご調整いただくことは可能でしょうか?」
  • 試用期間後の賃金について: 「労働条件通知書に記載の給与は、試用期間終了後も同額という認識でよろしいでしょうか?」
  • 資格手当について: 「今後、〇〇の資格取得を考えておりますが、取得した場合の資格手当はございますでしょうか?」

自分で条件交渉する自信がなければ、転職エージェントにお願いしましょう。

あなたの代わりに条件交渉してくれますよ。

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転職の「成功事例」と「失敗事例」

ぼくが見てきた同僚たちの、リアルな転職事例です。

  • 成功例①:夜勤専従→有料日勤常勤へ
    • 30代男性。夜勤専従で高給与だったが、睡眠リズムが崩れ体調不良に。「年収は少し下がってもいいから日勤へ」と活動。通勤しやすい新規オープンの有料老人ホームに、日勤常勤・ユニットリーダー候補として転職。年収はほぼ維持しつつ、規則正しい生活を取り戻した。
  • 成功例②:デイサービス→訪問介護へ
    • 40代女性。デイの集団ケアに窮屈さを感じ、「1対1でじっくり関わりたい」と訪問介護へ。サービス提供責任者になり、裁量のある仕事と自由な働き方を手に入れた。
  • 成功例③:有料老人ホーム→介護老人保健施設(老健)へ
    • 20代男性。有料老人ホームで3年経験を積み、「もっと医療的な知識をつけたい」と老健へ転職。看護師との連携やリハビリ職との関わりの中で、喀痰吸引などのスキルを習得し、介護福祉士としての専門性を高めた。
  • 失敗例:情報不足でミスマッチ
    • 給料の高さだけで転職先を決めた後輩。しかし、見学に行かなかったため、入職後に「職員同士の雰囲気が最悪」「記録がすべて手書きでサービス残業だらけ」という現実に直面。結局、半年で再度転職することに…。見学と逆質問の重要性を痛感させられたケース。

よくある質問(Q&A)

最後に、よく聞かれる質問にお答えしますね。

在職中に転職活動するのって、職場に迷惑じゃない?

まったく問題ありません。業務時間外や休日を使って活動するのは、あなたの自由です。見学や面接も、有給休暇を使ったり、私服で訪問したりすれば、職場に知られることなく進められます。あなたの人生の選択ですから、堂々としていて大丈夫です。

退職の意思は、いつ上司に伝えるべき?

次の職場から内定が出て、入職の意思が固まった後がベストです。退職交渉が長引いたり、万が一内定が取り消しになったりするリスクを避けるためです。伝える際は、退職届(書面)を用意し、具体的な退職希望日と引継ぎ計画をセットで話すと、スムーズに進みます。

転職すると、年収は下がる?

一概には言えません。下がることもあれば、上がることもあります。大切なのは、給与額面だけでなく、年間休日、残業時間、通勤コスト、福利厚生といった総合的な条件で判断することです。「時給換算したら、実は今より高い」なんてこともよくあります。

未経験の施設形態にチャレンジしたいけど、今がいいタイミング?

未経験者への教育体制が整っている職場なら、いつでもチャンスです。面接で「未経験者には、どのような研修やサポート体制がありますか?」「夜勤に入るまでの目安期間はどれくらいですか?」と具体的に質問し、あなたを育てる気がある職場かどうかを見極めましょう。

夜勤を外してほしいけど、言い出しにくい…

まずは面接の段階で、「日勤常勤での採用は可能ですか?」と確認することが最も重要です。それが難しい場合でも、「子育て(や健康上)の理由で、夜勤は月〇回までを希望します」と、入職前に条件として合意しておくことが大切です。

退職を引き止められたら、どうすればいい?

強い引き止めは、それだけあなたが評価されている証拠でもあります。しかし、あなたの意思が固いなら、毅然とした態度で臨みましょう。「お気持ちはありがたいのですが、自分の将来を考えて決めたことです」と伝え、口頭での交渉が長引くようなら、速やかに退職届を提出し、「〇月〇日に退職します」という事実を確定させましょう。


まとめ

ここまで長い文章を読んでくださって、本当にありがとうございます。

最後に、これだけ覚えておいてください。

あなたの「健康・安全・成長・家族」という4つの軸のうち、どれか一つでも満たされない状況なら転職するタイミングです。

在職中に「経済的な安心感」を持ちながら転職活動しましょう。

今の職場は、あなたの人生のすべてではありません。

ほんの通過点です。

あなたが笑顔で、やりがいを持って働ける場所は、必ず他にあります。

まずは、転職サイトをそっと開いて、どんな世界が広がっているか眺めてみるだけでも構いません。

あなたの未来は、小さな行動から変わっていきます。

心から応援しています。

=追伸=

「いつか動こう」

「タイミングをみて転職しよう」

そう思っているうちに、

どんどん時間だけが過ぎていきます。

1年後、2年後も、今と同じ悩みで苦しんでいる…
そんな自分をリアルに想像してみてください。

このままでいいんですか?

変わりたいなら”今”しかありません。

あなたの未来は、
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この記事を書いた人

【介護業界15年目】
資格:介護福祉士、介護支援専門員、上級心理カウンセラー
施設のリーダー 採用から教育に関わる
モットー:やさしい介護
転職回数:5回

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