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介護士介護職に転職したけど、こんなはずじゃなかった……




思っていた仕事と違って、正直後悔している……
介護職への転職は、職場選びを間違えると後悔します。
仕事内容そのものよりも、次のことで失敗する人が多いです。
・転職先の人間関係
・職員配置
・教育体制
・給料
・シフト条件
ぼくは介護業界で15年以上働き、ブラックな職場からホワイトな職場へ転職した経験があります。
現場で見てきた失敗談をもとに、この記事では「介護職に転職して後悔したこと」と「転職前に確認すべきポイント」をまとめます。
先に結論です。
介護職への転職で後悔しないために見るべきポイントは、求人票の給料よりも、職場の人員配置、教育体制、管理者の考え方、現場の雰囲気です。
ここを確認せずに入社すると、かなりの確率で後悔します。
この記事を読めば、介護職への転職で避けるべき職場と、入社前に確認すべきことがわかります。
職場の同僚、元介護士の知人に独自アンケートを取りました。
<介護職に転職して後悔したことランキング>
1位:転職先の企業に問題があった
2位:転職先の人間関係が悪かった
3位:給料が下がった
4位:入社前に聞いた勤務体制や待遇と違った
5位:人手不足で業務量が多かった
<この記事でわかること>
- 介護職に転職して後悔したこと
- 介護職への転職で後悔しやすい人の特徴
- 転職後に後悔しないための方法
「辞める」か「我慢」の二択じゃない。
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【筆者紹介】
介護業界15年の現役介護士(施設勤務)
※現場経験と公的データ(厚労省など)をもとに執筆しています。
【所持資格】
介護福祉士/ケアマネ/上級心理カウンセラー
【発信・活動】
・無料メルマガ:【特典あり】介護職の心を守るメール講座
https://kokoro-room.jp/p/r/i2mzSFwE
・X(旧Twitter):介護現場のリアルを発信
https://x.com/@kaigo3939
・YouTube:文章が苦手でも、動画でサクッと理解
https://www.youtube.com/@nao-ai-kaigo
・note:介護現場の裏話&試験対策
https://note.com/gentle_ferret775
・介護福祉士・試験対策ラジオ(Spotify)
通勤中に聞き流すだけ。試験に必要な知識が身につく
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介護職に転職して後悔したことランキング



<介護職に転職して後悔したことランキング>
1位:転職先の企業に問題があった
2位:転職先の人間関係が悪かった
3位:給料が下がった
4位:入社前に聞いた勤務体制や待遇と違った
5位:人手不足で業務量が多かった
1位:転職先の企業に問題があった



転職後に一番後悔するのが、転職先の企業に問題があったときです。
具体的には、次のような問題があります。
- 高齢者虐待をしている
- ブラックな労働環境
- 利用者さんよりも介護職の仕事を優先している
高齢者虐待をしている
転職先の職場が、高齢者虐待をしていたら最悪ですね。
なぜなら、罪悪感を抱えながら仕事をすることになり、やりがいを見失うからです。
転職して新人の立場では、先輩方に注意するのも気が引けてしまい、見て見ぬふり。
そんな自分が許せない葛藤の中、毎日仕事をすることになります。
病院に転職したときのエピソード。
食事が遅い患者さんを、防犯カメラのないトイレに連れていき、「いつまで食べているんだ!」と怒鳴りつける介護士がいた。
それも、日常的に。
注意できなかった自分に不甲斐なさを感じたし、正直、仕事に行くのが嫌になった。
ブラックな労働環境
転職先がブラック企業だと心と体を壊してしまいます。
長時間労働が当たり前だったり、タダ働きだったり、心身共に疲弊するでしょう。
夜勤明けで、入浴介助をすることが多かったです。
疲れと、眠気に耐えながら機械浴をしていたけれど、超つらかった。
先輩から「体重の重い利用者さんは、若くて力のある男性しか無理だから」と言われて、仕方がなくしていたけれど、夜勤明けの体力ではマジで無理。
結局、帰宅すると昼過ぎで、残業代も出ない……
こんな毎日に限界を感じて退職しました。
利用者さんのことよりも介護職の仕事を優先している
利用者さんのことよりも、介護職の仕事を優先している職場は問題がありますね。
以前勤めていた施設では、ナースコールで呼ばれても職員の仕事を優先してすぐに対応しなかったり、忙しいから利用者さんの話を適当に流す職員が多かったです。
今の施設に転職して、職員の対応の良さに驚きました。
施設が変わるだけで、ここまで対応が違うとは……
2位:転職先の人間関係が悪かった



パワハラ上司
パワハラ上司を野放しにしている企業は、コンプライアンスに問題があります。
長く勤めるような職場ではありません。
ぼくも上司からのパワハラに苦しめられた経験がありますが、早く逃げた方がいいですね。
無理して一緒に働いているよりも、自分に合った職場で伸び伸びと働く方が幸せですから。
パワハラに苦しんでいる人は、過去記事のこちらパワハラを許さない!助けが必要なあなたへ【解決策と撃退法を紹介】をご覧ください。
セクハラ上司
セクハラ上司も最悪ですね。
同僚の介護士Aさんの体験談を、本人の許可を得て紹介させていただきます。
グループホームに勤めていた時のリーダーが、ボディタッチしてきたり、「何カップなの?」と信じられない質問をしてきた。
休憩室でお弁当を食べていると、用事もないのに入ってきて、密室で二人きりになろうとするのが、気持ちが悪かったから退職しました。
同僚からの嫌がらせ
同僚からの嫌がらせもあります。
挨拶を無視したり、仲間はずれにされたり。
同僚から集団無視された経験があります。
LINEのグループもぼく以外のメンバーです。
ぼく以外のメンバーでバーベキューや飲み会をするのはいいのですが、あえて参加していない、ぼくの前で「バーベキュー楽しかったね~」「またみんなで集まりたいね~」と楽しかったことをアピールをするところに、性格の悪さを感じました。
仲間はずれにされて、つらいときはこちら【3分で読める】仲間はずれにされたら喜ぶべき理由とは?をご覧ください。
お局からのイジメ
仕事はしないのに口だけは動くお局がいます。
たちが悪いですね。
以前勤めていた施設での話。
体格の良い50代のお局(パート)は、とくに新人に厳しく、自分の家来のように扱います。
「アレ持ってきて」
「コレやっておいて」
あれこれ指示だけ出して、自分は座って利用者さんと談笑している。
コールが鳴れば、「ほれコール鳴っているよ」とあくまでも自分は動かないスタイル。
そのお局は、施設長の知り合いというところが厄介で、注意されずにやりたい放題でした。
嫌いな人を克服したいのなら、こちら【3分で読める】嫌いな人を克服する方法とは?をご覧ください。
利用者さんや家族からの嫌がらせ
利用者さんや家族が特定の職員に嫌がらせをするケースもあります。
利用者さんの息子夫婦が抜き打ちで、居室のチェックに来ます。
- ベッドの下にホコリがある
- 予備のトイレットペーパーを置く場所が違う
- 尿取りパッドの減りが早い、使い過ぎだ
- 服のたたみ方が違う
など、細かなことで職員を呼びつけては文句を言って帰るのです。
利用者さんや家族とはずっと付き合うわけではないので、割り切って対応するのがいいですね。
3位:給料が下がった



基本給が上がらない
昇給ありと求人に書いてあったけれど、基本給は上がらないこともあります。
昇給しても業務手当として支給されるため、ボーナスに反映されません。
6年間長く勤めている先輩と、基本給とボーナスが一緒だった。
給料を上げて、生活を豊かにする方法を下の記事で紹介しています。



ボーナスがない
正社員でもボーナスがない職場もあります。
求人には「賞与あり」となっていても、「業績が悪いから支払えない」と言われてしまえば、どうすることもできません。
- ボーナスを支払う財源がない
- ボーナスを支払う意思がない
とちらにしても、経営に問題があります。
長く勤めても豊かになれないので、早めに転職しましょう。
手当てがない
手当てがない職場もあります。
交通費がもらえないどころか、駐車場代を給料から天引きされた。
車を施設内の駐車場に停めているのに……
前の施設では資格手当がなかった。
だから、介護福祉士の資格を取得したタイミングで転職する人が多かったですね。
せっかく資格を取ったのに、無資格の人と同じ扱いだと報われないし。
4位:入社前に聞いた勤務体制や待遇と違った



介護職で採用されたのに事務員
介護職として採用されたけれど、事務員をさせられた。
元の事務員さんが退職して、代わりがいないからとのことで。
辞めたいと思ったけれど、「辞められたら困る」と言われると、辞めるに辞められなくて……
「次の事務員さんが見つかるまで」と条件をつけて、8か月くらい事務員をしていました。
無理な時間帯のシフトを組まれる
「子どもが小さいから夜勤はできない」と伝えていたのに、「週に1回でも夜勤をしてもらわないと困る」と夜勤をやらされた。
最初は子どもを実家に預けたり、旦那が休みの日に夜勤をしていたけれど、生活と仕事のバランスが取れないので辞めた。
職員の配置が説明と違う
日中は早番、日勤、遅番の3名で1フロアを対応すると説明があったけれど、入社したら早番と遅番の2名で対応していた。
思っていたよりも体の負担が大きく、肉体的に無理だと感じた。
5位:人手不足で業務量が多かった



教育体制が整っていない
未経験で入社したのに、マニュアルを渡されただけでワンオペ業務。
「マニュアルを見ながら動いて」と言われても、わからないことだらけで心が折れた。
オムツ交換はテキストを見ながらやりました。
業務負担が大きい
人手不足で関連企業のグループホームや、デイサービスの業務支援をするために車で片道2時間以上の時間をかけて通勤する毎日。
介護職への転職で後悔しやすい人の特徴【4選】



介護職への転職で後悔する人には、いくつか共通点があります。
「介護の仕事が向いていなかった」というより、
転職前の確認不足で失敗しているケースが多いです。
特に、求人票の給料だけで判断したり、施設の種類をよく理解しないまま応募したりすると、入社後にギャップを感じやすくなります。
ここでは、介護職への転職で後悔しやすい人の特徴を4つ紹介します。
自分に当てはまるものがないか、応募前に確認してみてください。
求人票の給料だけで選んでしまう
介護職への転職で後悔しやすい人は、求人票に書かれている給料だけで職場を選んでしまいます。
たしかに、給料は大切です。
生活に直結するので、少しでも高い職場を選びたい気持ちは自然です。
ただし、介護職の給料は「基本給」だけで判断すると失敗しやすいです。
求人票には、夜勤手当、資格手当、処遇改善手当、残業代などを含めた金額が書かれていることがあります。
そのため、月給が高く見えても、実際には夜勤を多く入らないとその金額にならないケースがあります。
たとえば、求人票に「月給28万円」と書かれていても、その中に夜勤5回分の手当や各種手当が含まれている場合があります。
日勤だけで働いた場合は、思っていたより手取りが少なくなることもあります。
また、給料が高い職場ほど、人手不足が深刻だったり、業務量が多かったりすることもあります。
「給料が高いから良い職場」とは限りません。
ぼく自身も、給料だけを見て職場を選んでいたら、長く続かなかったと思います。
介護職は、給料だけでなく、働き方とのバランスがかなり大切です。
確認すべきポイントは、以下です。
・基本給はいくらか。
・夜勤手当は1回いくらか。
・月に何回夜勤があるのか。
・処遇改善手当は毎月支給なのか。
・資格手当はいくらか。
・残業代はきちんと支給されるのか。
・賞与は基本給ベースで計算されるのか。
特に、基本給は必ず確認したほうがいいです。
賞与や退職金は、基本給をもとに計算されることが多いからです。
月給が高く見えても、基本給が低く、手当で上乗せされているだけの求人もあります。
給料だけで判断するのではなく、「その金額をもらうために、どんな働き方になるのか」まで確認しましょう。
施設の種類を理解しないまま応募する
介護職への転職で後悔する人は、施設の種類をよく理解しないまま応募してしまうことがあります。
介護施設といっても、仕事内容はかなり違います。
特別養護老人ホーム
有料老人ホーム
グループホーム
デイサービス
訪問介護
介護老人保健施設
など、施設の種類によって働き方も利用者さんの状態も変わります。
ここを理解しないまま転職すると、入社後に「思っていた仕事と違う」と感じやすいです。
たとえば、デイサービスは日中の勤務が中心です。
夜勤がない職場も多く、レクリエーションや送迎、入浴介助、機能訓練の補助などが主な仕事になります。
一方で、特別養護老人ホームは要介護度が高い利用者さんが多く、身体介助の負担も大きくなりやすいです。
食事介助、排泄介助、入浴介助、移乗介助など、体力を使う場面も多いです。
グループホームでは、認知症の利用者さんへの対応が中心になります。
身体介助だけでなく、認知症への理解やコミュニケーション力が求められます。
訪問介護では、利用者さんの自宅に行って支援をします。
施設勤務とは違い、基本的に一人で対応する場面が多くなります。
このように、同じ介護職でも、職場によって仕事内容は大きく変わります。
「介護職ならどこも同じ」と考えて応募すると、入社後のギャップで後悔しやすいです。
未経験から介護職に転職するなら、最初は教育体制がある職場を選ぶことをおすすめします。
いきなり一人で判断する場面が多い職場を選ぶと、不安が大きくなりやすいです。
応募前には、最低でも以下を確認しましょう。
・施設の種類は何か。
・利用者さんの要介護度はどれくらいか。
・夜勤はあるのか。
・身体介助はどれくらいあるのか。
・認知症の利用者さんは多いのか。
・未経験者への教育体制はあるのか。
・一人で対応する場面は多いのか。
施設の種類を理解するだけでも、転職後の後悔はかなり減らせます。
自分がどんな働き方をしたいのかを考えてから、応募先を選びましょう。
職場見学をせずに入社を決めてしまう
介護職への転職で後悔しやすい人は、職場見学をしないまま入社を決めてしまいます。
求人票や面接だけでは、職場の本当の雰囲気はわかりません。
給料や勤務時間は確認できても、現場の人間関係、職員の表情、利用者さんへの接し方、清潔感、忙しさまでは見えにくいです。
介護職は、人間関係と職場の雰囲気がかなり大切です。
どれだけ給料が良くても、職員同士の空気が悪い職場では長く続けるのが難しくなります。
たとえば、見学に行ったときに職員があいさつをしない職場は注意が必要です。
利用者さんへの声かけがきつい職場も、入社後にしんどくなる可能性があります。
ナースコールが鳴り続けているのに誰も対応していない。
廊下やトイレが汚れている。
職員が常にイライラしている。
こうした雰囲気は、求人票には書かれていません。
でも、職場見学をすればある程度わかります。
ぼくなら、職場見学を断る施設はかなり慎重に見ます。
もちろん、感染症対策や業務上の理由で見学範囲が限られることはあります。
ただ、まったく現場を見せてもらえない場合は、何か見せたくない理由があるのかもしれません。
職場見学で見るべきポイントは、以下です。
・職員があいさつをしているか。
・利用者さんへの声かけが丁寧か。
・職員の表情が疲れ切っていないか。
・フロアが清潔に保たれているか。
・ナースコールへの対応が遅すぎないか。
・職員同士の会話がきつくないか。
・見学者への対応が雑ではないか。
・忙しさを隠そうとしていないか。
見学では、施設のきれいさだけを見るのではなく、そこで働く人の表情を見てください。
建物が新しくても、人間関係が悪ければ働きにくいです。
逆に、建物が少し古くても、職員同士が落ち着いていて、利用者さんへの声かけが丁寧な職場は働きやすい可能性があります。
入社してから後悔しないためにも、できるだけ職場見学はしておきましょう。
施設見学する方法はこちら
夜勤や身体介助の負担を軽く見ている
介護職への転職で後悔しやすい人は、夜勤や身体介助の負担を軽く見ていることがあります。
介護職は、人の生活を支える仕事です。
やりがいはあります。
ただし、体力的な負担がある仕事でもあります。
特に、夜勤と身体介助は、想像よりきついと感じる人が多いです。
夜勤では、夕方から翌朝まで働くことがあります。
夜間の排泄介助、体位交換、ナースコール対応、巡回、記録、朝の起床介助など、やることは多いです。
利用者さんの状態によっては、夜間も何度も対応が必要になります。
「夜は利用者さんが寝ているから楽そう」と思っていると、入社後にギャップを感じます。
実際には、夜間せん妄がある方、転倒リスクが高い方、頻繁にトイレに行く方もいます。
ワンオペ夜勤の職場では、急変や転倒が起きたときに一人で初期対応しなければならないこともあります。
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身体介助も同じです。
入浴介助、移乗介助、排泄介助は、慣れるまではかなり体に負担がかかります。
腰痛に悩む介護職員も少なくありません。
特に、要介護度が高い施設では、ベッドから車いすへの移乗、トイレ介助、入浴時の介助など、力を使う場面が多いです。
もちろん、正しい介助方法を身につければ、体への負担は減らせます。
福祉用具をきちんと使っている職場なら、無理な抱え上げをしなくて済みます。
でも、教育が不十分な職場では、見よう見まねで介助をしてしまい、腰を痛めることがあるので要注意。
正しい介助方法はこちら
応募前には、以下を確認しましょう。
・夜勤は月に何回あるのか。
・夜勤は何人体制なのか。
・夜勤明けの翌日は休みなのか。
・入浴介助は週に何回あるのか。
・移乗介助が必要な利用者さんは多いのか。
・腰痛対策や福祉用具は整っているのか。
・未経験者に介助方法を教える体制はあるのか。
介護職は、気持ちだけで続けられる仕事ではありません。
体力面の負担を知ったうえで、自分に合う職場を選ぶことが大切です。
夜勤が不安なら、最初はデイサービスや日勤中心の施設を選ぶのもありです。
身体介助が不安なら、教育体制がある職場や福祉用具をしっかり使っている施設を選びましょう。
無理をして合わない職場に入るより、自分が続けやすい働き方を選ぶほうが、結果的に長く介護職を続けられます。
後悔しない介護職場の選び方



介護職への転職で後悔しないためには、求人票だけで判断しないことが大切です。
給料や勤務時間ももちろん大事です。
でも、それだけでは働きやすい職場かどうかはわかりません。
実際に入社してから後悔する人の多くは、職場の雰囲気、人員体制、教育体制、夜勤の負担、利用者さんの状態をよく確認しないまま決めています。
介護職は、同じ職種でも職場によって働きやすさが大きく変わります。
ここでは、後悔しない介護職場の選び方を具体的に解説します。
求人票では「月給」よりも内訳を見る
介護職場を選ぶときは、求人票の月給だけで判断しないようにしましょう。
月給が高く見えても、実際には夜勤手当や資格手当、処遇改善手当を含んだ金額になっていることがあります。
たとえば、求人票に「月給28万円」と書かれていても、その中に夜勤5回分の手当が含まれている場合などです。
夜勤に入れない月は、想定より給料が下がるかもしれません。
また、基本給が低く、手当で月給を高く見せている求人もあります。
基本給が低いと、賞与や退職金に影響することがあります。
賞与が「基本給の〇ヶ月分」で計算される場合、月給が高くても基本給が低ければ、思ったほどボーナスが出ないことがあります。
確認したいポイントは、以下です。
・基本給はいくらか。
・夜勤手当は1回いくらか。
・資格手当はいくらか。
・処遇改善手当は毎月支給か。
・固定残業代は含まれていないか。
・賞与は何を基準に計算されるか。
・退職金制度はあるか。
「月給が高いから良い職場」とは限りません。
大切なのは、その給料をもらうためにどんな働き方になるのかです。
求人票を見るときは、金額の大きさよりも内訳を確認しましょう。
職場見学で現場の雰囲気を見る
後悔しない職場を選ぶなら、できるだけ職場見学をしましょう。
求人票や面接だけでは、現場の空気はわかりません。
でも、職場見学をすると、職員の表情、利用者さんへの声かけ、フロアの雰囲気、忙しさがある程度見えてきます。
たとえば、見学中に職員があいさつをしてくれる職場は、比較的雰囲気が良いことがあります。
利用者さんに対して丁寧に声をかけている職場も、安心して働きやすい可能性があります。
逆に、職員がピリピリしている職場は注意が必要です。
- 利用者さんへの言葉づかいがきつい
- ナースコールが鳴り続けている
- 職員同士の会話が冷たい
- フロアが整理されていない
こういう職場は、入社後に人間関係や業務量で悩む可能性があります。
職場見学では、建物のきれいさだけを見ないでください。
見るべきなのは、そこで働いている人の表情です。
チェックしたいポイントは、以下です。
・職員があいさつをしているか。
・利用者さんへの声かけが丁寧か。
・職員同士の会話がきつくないか。
・フロアが清潔に保たれているか。
・ナースコールへの対応が遅すぎないか。
・職員が常に走り回っていないか。
・見学者への対応が雑ではないか。
ぼくなら、職場見学を断る施設は慎重に見ます。
感染症対策などで見学範囲が限られることはあります。
ただ、まったく現場を見せてくれない場合は、見せたくない理由があるのかもしれません。
入社前に現場を見るだけでも、転職後の後悔はかなり減らせます。
面接では遠慮せずに具体的に質問する
面接では、聞きにくいことも確認しておきましょう。
介護職への転職で後悔する人は、面接で遠慮してしまい、入社後に「聞いておけばよかった」と感じることが多いです。
給料、夜勤、人員体制、残業、教育体制は、必ず確認したほうがいいです。
聞かずに入社してから後悔しても、すぐには変えられません。
たとえば、夜勤について聞くなら、
「夜勤は月に何回くらいありますか」
だけでは少し弱いです。
できれば、
「夜勤は何人体制ですか」
「夜勤明けの翌日は休みになりますか」
「急変時は誰に相談できますか」
ここまで聞いたほうがいいです。
教育体制についても、
「未経験でも大丈夫ですか」
だけではなく、
「入社後はどのくらい同行してもらえますか」
「教育担当の職員は決まっていますか」
「ひとり立ちまでの目安はどれくらいですか」
と聞くと、現場の体制が見えやすくなります。
面接で確認したい質問は、以下です。
・夜勤は月に何回ありますか。
・夜勤は何人体制ですか。
・残業は月にどれくらいありますか。
・入社後の教育担当は決まっていますか。
・未経験者はどのくらい同行してもらえますか。
・1フロアを何人の職員で担当しますか。
・利用者さんの平均介護度はどれくらいですか。
・職場見学はできますか。
・処遇改善手当はどのように支給されますか。
・離職率や平均勤続年数はどれくらいですか。
質問したときの答え方も見てください。
数字で具体的に答えてくれる職場は、情報を整理できている可能性があります。
逆に、
「そのときによります」
「慣れれば大丈夫です」
「みんな頑張っています」
のように、ふわっとした答えが多い場合は注意が必要です。
面接は、採用してもらうためだけの場ではありません。
自分がその職場で長く働けるかを見極める場でもあります。
好印象を与える「逆質問」はこちら
教育体制がある職場を選ぶ
未経験から介護職に転職するなら、教育体制はかなり大切です。
介護の仕事は、見て覚えるだけでは危険な場面があります。
移乗介助、入浴介助、排泄介助、食事介助、認知症対応など、正しいやり方を知らないと、利用者さんにも自分にも負担がかかります。
教育体制が弱い職場に入ると、入社してすぐに現場に出されることがあります。
「とりあえず先輩について見ていて」
「忙しいから今日はこれをお願い」
「やりながら覚えて」
このような職場だと、未経験者は不安になります。
ミスをして怒られたり、何を聞けばいいのかもわからなくなったりします。
逆に、教育体制がある職場では、入社後の流れが決まっています。
最初は先輩職員と一緒に動く。
介助方法を教えてもらう。
記録の書き方を確認する。
利用者さんごとの注意点を共有してもらう。
少しずつできる業務を増やしていく。
このような職場なら、未経験でも安心して働きやすいです。
確認したいポイントは、以下です。
・教育担当の職員は決まっているか。
・新人研修はあるか。
・マニュアルは整備されているか。
・未経験者のひとり立ちまでの期間はどれくらいか。
・介助方法を実際に教えてもらえるか。
・分からないことを聞ける雰囲気があるか。
・資格取得支援制度はあるか。
特に未経験の方は、「人手不足だからすぐ働けます」という職場に飛びつかないほうがいいです。
すぐ働けることより、ちゃんと教えてもらえることのほうが大切です。
最初の職場で介護の基本を学べるかどうかで、その後の働きやすさは大きく変わります。
人員体制を確認する
介護職場を選ぶときは、人員体制も確認しましょう。
同じ仕事内容でも、職員の人数によって忙しさは大きく変わります。
人手が足りない職場では、休憩が取れない、残業が増える、利用者さんへの対応が雑になるなど、いろいろな問題が起きやすくなります。
たとえば、入浴介助の日に職員が少ないと、かなり大変です。
限られた時間で何人もの利用者さんを入浴介助しなければならず、体力的にも精神的にも負担が大きくなります。
夜勤も同じです。
夜勤が一人体制の職場では、転倒、急変、ナースコール対応が重なったときにかなり不安になります。
ベテランなら対応できる場面でも、未経験者や経験の浅い方には負担が大きいです。
面接では、以下を確認しておきましょう。
・日勤は何人体制か。
・夜勤は何人体制か。
・1フロアを何人で担当するか。
・入浴介助は何人で行うか。
・急な休みが出たときのフォロー体制はあるか。
・休憩はきちんと取れているか。
・残業は月にどれくらいあるか。
人員体制を聞いたときに、具体的な人数を答えてくれるかどうかも大事です。
「現場で調整しています」
「忙しいときもあります」
「どこの施設も同じです」
こうした答えだけで終わる場合は、少し注意して見たほうがいいです。
介護職は、人手が足りないと一気にきつくなります。
長く働きたいなら、人員体制は必ず確認しましょう。
自分に合う施設形態を選ぶ



後悔しないためには、自分に合う施設形態を選ぶことも大切です。
介護職といっても、働く場所によって仕事内容は大きく違います。
体力に自信がある人と、夜勤を避けたい人では、合う職場が変わります。
認知症ケアに関心がある人と、レクリエーションが得意な人でも、向いている職場は違います。
たとえば、日勤中心で働きたいなら、デイサービスが候補になります。
デイサービスは夜勤がない職場が多く、送迎、入浴介助、レクリエーション、機能訓練の補助などが中心です。
ただし、送迎業務がある場合もあるので、運転が苦手な方は確認が必要です。
身体介助をしっかり学びたいなら、特別養護老人ホームや介護老人保健施設が候補になります。
要介護度が高い利用者さんが多いため、介護技術は身につきやすいです。
ただし、体力的な負担は大きくなりやすいです。
認知症ケアを学びたいなら、グループホームが合うことがあります。
少人数の利用者さんと関わるため、生活に寄り添った支援がしやすいです。
ただし、認知症への理解やコミュニケーション力が求められます。
一人ひとりに深く関わりたいなら、訪問介護も選択肢になります。
利用者さんの自宅で支援するため、生活に近い介護ができます。
ただし、一人で判断する場面が多くなるので、未経験者は教育体制をよく確認したほうがいいです。
施設形態を選ぶときは、以下を考えてみてください。
・夜勤ありで働けるか。
・身体介助をどこまで担当できるか。
・送迎業務はできるか。
・認知症ケアに関心があるか。
・一人で動く仕事が合っているか。
・チームで働くほうが安心か。
・将来的にどんな介護職になりたいか。
「介護職ならどこでも同じ」と考えると、入社後に後悔しやすいです。
自分の性格、体力、生活リズムに合う職場を選びましょう。
口コミは参考にしつつ、最後は自分で確認する
職場を選ぶときに、口コミを見る人も多いと思います。
口コミは参考になります。
ただし、口コミだけで判断するのは危険です。
なぜなら、退職した人の口コミは、不満が強く出やすいですから。
逆に、良い口コミばかりでも、実際の現場と違うことがあります。
口コミで見るべきなのは、点数よりも内容です。
「人間関係が悪い」
「残業が多い」
「休憩が取れない」
「教育がない」
「管理者が現場を見ていない」
こうした内容が複数出ている場合は、注意したほうがいいです。
一方で、1件だけの悪い口コミで判断するのは早いです。
どの職場にも合う人、合わない人がいます。
大切なのは、口コミで気になった点を、面接や職場見学で確認することです。
たとえば、口コミに「残業が多い」と書かれていたら、
「残業は月にどれくらいありますか」
「記録業務は勤務時間内に終わりますか」
「急な欠勤が出たときはどう対応していますか」
と聞いてみましょう。
口コミに「教育がない」と書かれていたら、
「入社後は誰が教えてくれますか」
「未経験者の研修期間はどれくらいですか」
「ひとり立ちまでの流れを教えてください」
と確認できます。
口コミは、応募前のチェックリストとして使うのがいいです。
口コミだけで決めるのではなく、自分の目で見て、面接で聞いて、納得してから入社を決めましょう。
転職エージェントに職場の内情を確認する
自分だけで職場を見極めるのが不安な場合は、介護専門の転職エージェントを使うのもひとつの方法です。
介護業界に詳しい担当者であれば、求人票だけではわからない情報を教えてくれることがあります。
たとえば、
「この施設は離職率が高いですか」
「未経験者の採用実績はありますか」
「夜勤は何人体制ですか」
「職場見学はできますか」
「人間関係で退職した人は多いですか」
こうしたことを確認しやすくなります。
もちろん、転職エージェントの情報がすべて正しいとは限りません。
担当者によって知識や対応に差もあります。
なので、エージェント任せにするのではなく、自分でも求人票、面接、職場見学で確認することが大切です。
エージェントは、判断を丸投げする相手ではありません。
自分が後悔しないために、情報を集める手段のひとつとして使うのがいいです。
使うときは、希望条件を具体的に伝えましょう。
・夜勤は月〇回までにしたい。
・未経験でも教育体制がある職場がいい。
・人間関係が悪い職場は避けたい。
・残業が少ない職場を希望している。
・職場見学ができる求人を紹介してほしい。
・資格取得支援がある職場を探している。
希望条件があいまいだと、合わない求人を紹介されることがあります。
逆に、条件をはっきり伝えれば、合わない職場を避けやすくなります。
介護職への転職で後悔したくないなら、ひとりで決めきらないことも大切です。
・求人票
・職場見学
・面接
・口コミ
・転職エージェント
これらの情報を組み合わせて、自分に合う職場を選びましょう。
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よくある質問【Q&A】
- 介護職に転職して後悔する人は多いですか?
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介護職に転職して後悔する人はいます。
ただし、仕事そのものよりも、職場選びで失敗して後悔するケースが多いです。
人間関係、給料、夜勤、人手不足、教育体制は、入社前に必ず確認しましょう。
- 未経験で介護職に転職しても大丈夫ですか?
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未経験でも介護職に転職できます。
ただし、最初の職場選びが大切です。
教育体制がある職場や、未経験者の採用実績がある施設を選ぶと安心です。
- 介護職に向いていない人の特徴はありますか?
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人と関わるのが極端に苦手な人や、体力的な負担をまったく想定していない人は、ギャップを感じやすいです。
ただし、介護職にもデイサービス、グループホーム、訪問介護などいろいろな働き方があります。
自分に合う職場を選ぶことが大切です。
- 介護職への転職で一番後悔しやすいことは何ですか?
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多いのは、人間関係と職場の忙しさです。
給料や仕事内容だけで選ぶと、入社後に「思っていた職場と違った」と感じやすくなります。
職場見学や面接で、現場の雰囲気と人員体制を確認しましょう。
- 求人票で注意すべきポイントはありますか?
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月給の高さだけで判断しないことです。
基本給、夜勤手当、処遇改善手当、資格手当、固定残業代の有無を確認しましょう。
特に、月給に夜勤手当が含まれている求人は注意が必要です。
- 介護職場は見学したほうがいいですか?
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できるだけ見学したほうがいいです。
求人票や面接だけでは、職場の雰囲気まではわかりません。
職員の表情、利用者さんへの声かけ、清潔感、忙しさを見ておくと、入社後の後悔を減らせます。
- 介護職に転職する前に聞くべき質問は何ですか?
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夜勤回数、夜勤体制、残業時間、教育体制、人員配置、利用者さんの平均介護度は確認しましょう。
未経験の場合は、入社後にどれくらい同行してもらえるかも聞いておくと安心です。
- 介護職への転職でブラック職場を避ける方法はありますか?
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求人票、職場見学、面接の3つで確認することです。
「常に求人が出ている」「見学を断られる」「質問への回答があいまい」な職場は注意しましょう。
不安な場合は、介護専門の転職エージェントに職場の内情を確認するのもありです。
- 介護職に転職してすぐ辞めても大丈夫ですか?
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心身に限界が来ているなら、無理に続ける必要はありません。
ただし、辞める前に原因を整理しましょう。
仕事内容が合わないのか、職場が合わないのかで、次に選ぶべき職場が変わります。
- 介護職への転職で後悔しないために一番大切なことは何ですか?
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求人票だけで決めないことです。
給料、職場見学、面接、教育体制、人員配置、施設形態を確認してから判断しましょう。
介護職は、職場選びで働きやすさが大きく変わります。
まとめ
今回は「介護職に転職して後悔したこと」について、ランキング形式で解説しました。
おさらいすると、次のとおりです。
<介護職に転職して後悔したことランキング>
1位:転職先の企業に問題があった
2位:転職先の人間関係が悪かった
3位:給料が下がった
4位:入社前に聞いた勤務体制や待遇と違った
5位:人手不足で業務量が多かった
介護職への転職で後悔する人は、仕事そのものよりも、職場選びで失敗しているケースが多いです。
求人票の給料だけで判断したり、施設の種類を理解しないまま応募したり、職場見学をせずに入社を決めたりすると、入社後にギャップを感じやすくなります。
特に、人間関係、夜勤回数、人員体制、教育体制、身体介助の負担は、必ず確認しておきたいポイントです。
介護職は大変な面もありますが、自分に合う職場を選べば、長く続けやすい仕事です。
転職で後悔しないためにも、求人票だけで決めず、職場見学や面接で現場の雰囲気を確認しましょう。
不安がある場合は、介護専門の転職エージェントに相談しながら、条件に合う職場を比較してみるのもおすすめです。
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