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介護の現場は、やりがいと同時に、大きな負担やストレスも伴います。
- 利用者さんに寄り添いながらのケア
- こまやかな気配り
- 体力を要する業務
「やる気が出ない…」
「いつまで続けられるかな…」
と、心が疲れてしまう瞬間もあるのではないでしょうか。
しかし、ちょっとした工夫で毎日のモチベーションがグッと上がり、仕事に前向きになれますよ。
この記事では、介護職がモチベーションを上げる「7つの方法」を紹介します。
【モチベーションを上げる7つの方法】
- 「小さな成功体験」を意識する
- ポジティブな出来事を記録する
- 感謝の気持ちを受け取る
- やりがいや目的を再確認する
- 同僚と成功体験を共有する
- 休憩時間を効果的に使う
- 自分にご褒美を用意する
あなたが介護の現場で日々頑張れるようになるヒントが満載です。
モチベーションを取り戻し、笑顔で利用者さんと接するためのコツを一緒に見つけていきましょう!
※随時、情報を追加します。
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記事を書いた人
名前:なお(介護おじさん)
年齢:42歳
資格:介護福祉士、介護支援専門員
☑介護士歴14年目
☑介護施設のリーダー職
☑ブラック企業からホワイト企業に転職
☑介護職の悩みを解決する情報を発信中
筆者の詳しい経歴はこちら
・スーパーの精肉担当(超ブラック企業)
毎日6時~21時までの長時間労働で体力の限界
・本屋の店長(普通の企業)
面接など職員の採用にかかわるが会社倒産
・ITの会社で営業(超ブラック企業)
きついノルマ・飛び込みの営業で精神消耗
・CADオペレーター(ブラック企業)
休みなし、こき使われまくりで精神崩壊
・福祉用具専門相談員(ブラック企業)
上司のパワハラがエグすぎて精神の限界
・介護士(ホワイト企業) ☚今ここ
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介護職が仕事のモチベーションを上げる7つの方法
モチベ上げちゃう?
介護職のやる気がアップして、仕事のモチベーションを上げる具体的な方法を7つご紹介します。
【モチベーションを上げる7つの方法】
- 「小さな成功体験」を意識する
- ポジティブな出来事を記録する
- 感謝の気持ちを受け取る
- やりがいや目的を再確認する
- 同僚と成功体験を共有する
- 休憩時間を効果的に使う
- 自分にご褒美を用意する
介護職は心身ともに負担が大きい仕事ですが、小さな工夫や意識の変化でやる気を引き出せるポイントがたくさんありますよ。
さっそく見ていきましょう。
1.「小さな成功体験」を意識する
介護職では、劇的な変化や成果がわかりにくいことが多く、日々の業務が「流れ作業」のように感じることも。
そこで、「小さな成功体験」を積み重ねることが大切です。
「小さな成功体験」とは、簡単に達成できるミニ目標を設定し、達成感を得る方法です。
たとえば、「利用者さんを笑顔にする」という目標を設定します。
食事の際、「おいしそうですね!」といった小さな声かけをしてみましょう。
最初は些細な反応かもしれませんが、ある日利用者さんが笑顔で「ありがとう」と言ってくれたら、それは大きな励みになります。
介護の現場ではこのような「小さな達成」が、次のやる気をつくるきっかけになるのです。
2.ポジティブな出来事を記録する
日々の仕事の中で、
- 自分がうまくできたこと
- やってよかったこと
を記録に残していくと、自然と前向きな気持ちが育まれます。
「ポジティブジャーナル」とも言われ、気持ちのリセットに役立ちます。
よかったことをSNSで発信すると、共感してくれる人がいて励みになりますよ。
「いいね」や「フォロー」されるとうれしいですよね。
よかったことがあれば、SNSで発信していきましょう。
Bさんは毎日就業後に「今日良かったこと日記」を数行書き残すことにしました。
たとえば、「今日はMさんに『ありがとう』と言ってもらえた」「今日は失敗せずにすべてのスケジュールをこなせた」といった小さなことです。
数週間続けたところ、Bさんは自分がどれだけ多くの「良いこと」を積み重ねてきたかに気づき、少しずつ仕事に対するやる気が戻ってきたそうです。
3.感謝の気持ちを受け取る
直接言葉がなくても、「自分の仕事が誰かに役立っている」と考えるだけで、やる気が生まれやすくなります。
利用者さんやその家族からの感謝の言葉や気持ちを意識して受け取ると、仕事へのやりがいや価値を感じやすくなります。
Eさんは普段あまり会話ができない利用者さんと接するとき、ふと「家族の方はこの方を安心して任せてくれている」と考えるようにしました。
また、ある日、利用者さんの娘さんが「父の話し相手になってくれてありがとうございます」と伝えてくれたのをきっかけに、「自分の仕事が人の支えになっている」と強く実感し、そこから仕事へのやる気が湧いてきたそうです。
4.やりがいや目的を再確認する
なぜ介護職を選んだのか、初心に返ることも大事です。
初心に戻って
- 介護の仕事をする理由
- 利用者さんの役に立てる喜び
を再確認することで、再び気持ちを新たに仕事へ取り組むことができます。
Dさんは、仕事が忙しくなるにつれてモチベーションを失いかけていましたが、「なぜこの仕事を選んだのか」を思い返しました。
Dさんはもともと祖母の世話をきっかけに介護職を志したため、「利用者さんの人生を支えたい」と考えていたことを思い出しました。
それ以降、利用者さん一人ひとりに対して「大切な家族のように接する」という意識が芽生え、仕事への意欲が少しずつ戻りました。
5.同僚と成功体験を共有する
仲間とポジティブなエピソードを共有することで、やる気が引き出されることがあります。
チームでの働きが多い介護職では、共通の「成功体験」を振り返ることでお互いを励まし合うことができます。
ユニット会議のときに「うれしかったこと」を共有する時間を設けました。
ある日、Cさんが「先日、利用者さんが初めて自力で歩けたのを見て本当に感動しました」と話すと、他のスタッフも「自分たちの介助が役に立っていると感じる」と次々に話し始めました。
こうした交流は職場全体のやる気を引き出し、「明日からもがんばろう」という気持ちに繋がります。
6.休憩時間を効果的に使う
介護職は体力が必要な仕事ですが、体力だけでなく精神的なリフレッシュも重要です。
短時間の休憩でも、意識してリフレッシュできる時間にすると、気持ちの切り替えがスムーズになりますよ。
たとえば、「ドリンク休憩で水分補給するときは、一旦すべてを忘れて深呼吸する」と決めるのも効果的です。
あるスタッフのCさんは、休憩時間にスマホで好きなペットの動画を見て気分を切り替えることにしました。
その後、利用者さんとの会話に自然と笑顔が増え、「疲れている自分」から「元気な自分」に少し切り替えることができたそうです。
こうした小さな工夫で、気分をリフレッシュできると仕事への意欲も高まります。
7.自分にご褒美を用意する
仕事をがんばった自分への「ご褒美」を設定すると、モチベーションが持続しやすくなります。
自分を労う時間や小さな贅沢があると、次の仕事にも張り切って取り組めるようになりますよ。
Dさんは、「スムーズに業務を終えられたら、仕事終わりに好きなケーキを食べる」と決めました。
日々の仕事が忙しくても「楽しみがある」と思うと少し頑張れる気持ちになります。
1週間の終わりに自分を労う習慣ができ、次の週も「また自分を喜ばせてあげよう」という気持ちでやる気が持続するのですね。
「自分へのご褒美」で、家系ラーメンを食べ過ぎて太りました。
介護職がやる気を失いやすい理由とは?:現場でありがちな5つの理由を紹介
やる気が行方不明です……
介護職がやる気を失いやすい理由は、いくつかの特徴的な要因があります。
【やる気を失う5つの理由】
- 身体的・精神的負担が大きい
- 感謝や評価を感じにくい
- キャリアアップの見通しが見えにくい
- 社会的なイメージや低待遇
- 利用者さんとのトラブルや対応の難しさ
具体例やたとえ話を交えながら、現場でありがちな理由を見ていきましょう。
こちらの記事も読まれています 【介護職、もう無理かも…】現場で感じる限界とその打開策
1. 身体的・精神的負担が大きい
介護職は身体的・精神的に大きな負担がかかる職業です。
利用者さんのケアを行う際、身体を使った移乗や体位交換といった重労働があり、腰痛などの身体的な負担がかかりやすいです。また、コミュニケーションが難しい利用者さんへの対応など、精神的にも緊張が続きやすいです。
たとえば、ある介護スタッフのAさんは、ある利用者さんの車椅子への移乗を手伝うことが日課です。
この利用者さんは車椅子に乗る際に身体が緊張してしまうため、スムーズに動かせずAさんの腰にも負担がかかりがちです。
Aさんは移乗をしながら「これが長く続けば、体がもたないかもしれない…」と感じることが増え、だんだんやる気が薄れてきてしまいました。
このような負担が続くと、やる気を保つのが難しくなることも少なくありません。
関連記事はこちら 介護職はなぜメンタルがやられるのか?原因7選と対処法を紹介
2. 感謝や評価を感じにくい
介護職は「感謝されにくい」仕事とも言われます。
一生懸命ケアをしていても、利用者さんやその家族から直接感謝の言葉をもらう機会が少ないことが多いため、「自分の仕事に価値があるのか?」と感じやすいのです。
Bさんは、認知症の利用者さんのケアを担当していました。
しかし、利用者さんの記憶に残ることが少なく、「あなた、どちら様?」と聞かれることも日常茶飯事です。
何度もお世話をしている相手から自分が認識されないというのは、自分が頑張ったことが評価されていないと感じやすく、Bさんはやりがいを感じられなくなりがちでした。
直接「ありがとう」と言われる機会が少ないと、やる気を保つのが難しくなることがあります。
3. キャリアアップの見通しが見えにくい
介護職はスキルを積んでもキャリアアップの道が限られています。
キャリアアップの道は、
- 施設長
- 介護主任
- ユニットリーダー
- サービス提供責任者
- ケアマネジャー
などです。
資格を取得しても昇給や昇進の機会が少なかったり、同じ業務が続くと「将来の展望が見えない」と感じるでしょう。
また、昇進=昇給とは限りません。
せっかく昇進したのに、夜勤手当がなくなり、給料が下がることがあるのです。
責任だけ増えて給料は減る。
「やってられねー」
仕事が嫌になりますよね。
介護歴5年のCさんは、仕事を続ける中で介護福祉士の資格を取得しました。
しかし資格を取った後も、業務内容に大きな変化はなく、給与も少しだけ上がった程度で、「この先、何年働いても現状維持なのではないか」と感じ始めたのです。
同僚も同じような不安を抱えていることに気づいたCさんは、「自分の努力は報われないのだろうか」と疑問を持ち、やる気を失ってしまいました。
関連記事はこちら 現役介護士がオススメ!「稼げる介護の資格」を厳選して紹介します
4. 社会的なイメージや低待遇
介護職は一般的に「大変な仕事だけれど報酬が低い」と見られがちです。
社会的な評価や待遇が低いと、仕事に誇りを持っていても「本当にこのままでいいのか?」と不安を感じ、やる気が低下する原因になることがあります。
関連記事はこちら 【気になりませんか?】介護職が底辺と言われる3つの理由 介護士が徹底解説
Dさんは、介護の仕事が好きで、利用者さんにも誠実に接してきました。
しかし、ある時親戚から「介護の仕事は大変だね、体を壊さないようにね」と心配されるばかりか、「収入面では不安じゃない?」と言われ、少しショックを受けました。
自分が誇りを持っている仕事が周囲からそのように見られていることに気づき、Dさんのやる気が低下してしまったのです。
社会的なイメージや待遇の影響が、仕事に対するモチベーションに影響を与えることもありますね。
こちらも読まれています 介護職の心構え7選 マインドセットを整えて人生を豊かにしよう
5. 利用者さんとのトラブルや対応の難しさ
介護職は、利用者さんやその家族との人間関係も重要です。
利用者さんや家族とうまく関係が築けないと、ストレスがたまり、モチベーションが下がります。
利用者さんから「あなたには頼みたくない、他のスタッフを呼んできて」なんて言われたら最悪ですね。
また、認知症の方や気分にむらがある方との対応も難しく、疲弊してしまいます。
認知症の利用者さんから「あなたが入れ歯を盗んだんでしょ、泥棒!」とスタッフが泥棒扱いされることも。
あなたも泥棒扱いされたことありませんか?
Eさんは、ある利用者さんの対応に苦労していました。
この利用者さんは認知症で、日によって対応が異なり、時には怒鳴られることもありました。
どれだけ丁寧に接しても感情的な対応をされることがあり、「自分の何がいけないのだろう」と悩む日々が続きました。
こうした日が続くと、Eさんは仕事に対して気持ちが乗らなくなり、やる気を保つのが難しくなっていきました。
関連記事はこちら 【介護職】利用者さんから好かれる人と嫌われる人の特徴
長期的なモチベーションを保つための自己ケア4選
ご自愛ください
介護職で長期的にモチベーションを保つためには、自己ケアが欠かせません。
介護は心身ともに負担が大きい仕事なので、日々のケアで蓄積する疲労やストレスに対処する習慣を持つことで、長く前向きな気持ちで働き続けることができます。
ここでは、自己ケア方法を具体例を交えて紹介します。
【自己ケア4選】
- 定期的な「心のデトックス」をする
- 体をしっかりとケアする
- 日々の成功や「感謝の言葉」を記録する
- 自分に合ったペースで休息をとる
1. 定期的な「心のデトックス」をする
介護の仕事では、ストレスが積み重なるとやる気やモチベーションに影響が出やすくなります。
定期的に「心のデトックス」をすることで、気持ちの切り替えをする習慣をつくるのが有効です。
介護スタッフのAさんは、休日に「一人カフェ時間」を持つことにしています。
その間、スマホはオフにして好きな本を読み、仕事のことは一切考えないようにしていました。
こうして休日にしっかりと「心をリセット」することで、明日からまた新たな気持ちで利用者さんに接することができています。
自分だけの「心のリフレッシュタイム」は、長期的なモチベーション維持に役立ちますね。
2. 体をしっかりとケアする
介護の仕事は体を使うことが多いため、身体的な疲れがたまりやすいです。
特に腰痛や肩こりなどに悩む介護職の方は少なくないでしょう。
体のケアをしっかり行うことは、モチベーションを保つためにとても大切ですよ。
Bさんは仕事で腰に負担がかかりやすいため、毎週スポーツジムのストレッチクラスに参加し、体をほぐすようにしています。
特に介護での姿勢や持ち上げ動作に配慮したエクササイズも取り入れており、腰の痛みが軽減されたことで気持ちも楽になりました。
「体が軽いと気持ちも前向きになる」と感じたBさんは、今後も定期的に体のケアを続けていく予定です。このように、体のメンテナンスは長期的なやる気の維持に欠かせません。
サウナに行けないときは、熱めのお風呂➡冷水シャワーを繰り返して疲れを取っています。
3. 日々の成功や「感謝の言葉」を記録する
介護職は成果が見えにくい仕事ですが、「成功体験」や利用者さんからの「感謝の言葉」を記録しておくと、やる気を保つ支えになります。
疲れたときに見返せる「やりがいの記録帳」を作るのもよい方法です。
Cさんは、「利用者さんからの言葉」や「自分が達成したこと」をスマホのメモに残しています。
時々やる気が低下したとき、そのメモを見返して「自分の仕事は役に立っている」と感じられるようになり、また前向きな気持ちで頑張れるようになったのです。
こうした小さな成功や感謝の言葉が積み重なることで、自分のモチベーションを長期的に支える力になります。
4. 自分に合ったペースで休息をとる
介護職は忙しさから「自分の休息を後回しにしがち」ですが、無理なく働き続けるためには適切なペースで休みを取ることが大切です。
休むことで、身体も心もリフレッシュされ、仕事に集中できるエネルギーが湧いてきます。
利用者さんの対応に追われて、あなたの水分補給を忘れていませんか?
利用者さんだけでなく、自分にも目を向けましょう。
Dさんは、忙しさに流されて疲れ切ってしまうことが多かったため、あえて1日数回、意識的に短い休憩時間を取るようにしました。
5分間の休憩中は、深呼吸をしながら窓から外の景色を眺めて頭をクリアにしたり、軽いストレッチをして体の疲れをほぐすようにしています。
「小さな休息」が、気持ちの切り替えややる気の維持に役立ち、長く働き続けるための工夫になっているのです。
とはいえ、何度もタバコ休憩に行くと嫌われるので要注意。ほどほどに。
5. 自分を励ます「ご褒美」を設定する
日々の頑張りに見合った「ご褒美」を設定することは、やる気を保つための良い方法です。
定期的なご褒美を通して「自分はちゃんと努力をしている」という感覚を得られるため、モチベーションを高める効果があります。
Eさんは「3ヶ月間仕事を頑張ったら、温泉旅行に行く」というご褒美を自分に与えることにしています。
目標が近づくと「もう少し頑張って温泉に行こう」と前向きな気持ちになり、疲れていてもやる気を保ちやすくなりました。
「自分へのご褒美」を定期的に取り入れることで、リフレッシュと充実感を得られ、気持ちもリセットされます。
関連記事はこちら 介護職必見!休みがなくて旅行に行けない悩みを解決する方法4選
職場全体でやる気を高める環境づくり
ONE TEAM
職場全体でやる気を高める方法を紹介します。
やる気を高める環境を作れば、スタッフの満足度やパフォーマンスが向上しますよ。
介護はチームケアです。
みんなで盛り上げていきましょう。
ここでは、職場でやる気を引き出す環境を作るための具体的な方法を、具体例を交えて説明します。
1. チームで「感謝」を共有する機会を作る
感謝の気持ちをお互いに伝える場を設けることで、職場の雰囲気が温かくなり、やる気が高まります。
介護職では、互いのサポートや小さな気遣いが多い仕事です。
「ありがとう」を言葉にする場を意識的に作ると、仕事に対する満足感が増すでしょう。
毎週のミーティングの最初に「感謝の時間」を5分だけ設けました。
スタッフは、他のスタッフに対して「忙しい時に助けてくれてありがとう」とか、「昨日の夜勤、本当に助かりました」など、感謝の気持ちを伝えます。
ある日、スタッフのAさんが「私も誰かの役に立てているんだ」と感じ、気持ちが前向きになりました。このような「ありがとう」を伝え合う文化が育つと、職場全体の雰囲気が明るくなり、やる気が高まります。
2. スタッフがアイデアを出し合える場を作る
介護の現場で「どうすればもっと良いサービスが提供できるか」を話し合える場を作りましょう。
スタッフが積極的に意見を出すようになり、自分の仕事が評価されていると感じられるようになります。
自分の意見が反映されることで、やる気も高まりやすくなりますね。
会議のようなカチッとした場ではなく、井戸端会議のように雑談をしながら「あーでもない、こーでもない」と好きに言い合う方がいい案が出たりします。
井戸端会議オススメですよ。
ポイントは他の人の意見を否定しないこと。
実現できるかどうかではなく、思いついたことをポンポン言っていくのがいいのです。
カッコイイ言い方をすると「ブレインストーミング」といいます。
関連記事はこちら 【効果絶大】会議でアイデアを出すコツ ブレインストーミングを取り入れよう
Bさんが「お風呂の時間に利用者さんがもっとリラックスできるように、音楽を流してはどうか」と提案したところ、チーム全員が賛成し、早速実施することになりました。
利用者さんからも好評だったため、Bさんは「自分のアイデアが役立っている」と感じ、やる気が一層高まりました。
このように、自分の意見が採用されると「職場に貢献している実感」が得られ、やる気の維持に繋がります。
3. リーダーがポジティブなフィードバックを積極的に与える
介護職は、「やって当然」と思われがちです。
なので、仕事に対する正当な評価やポジティブなフィードバックが不足してしまいます。
だからこそ、リーダーがスタッフを正当に評価することで、「自分の仕事が認められている」という実感をもてるようになるのです。
思っているだけでは伝わりません。声に出して評価していきましょう。
リーダーのCさんは、スタッフ一人ひとりに目を向けて、良い働きを見つけるたびに「今日も利用者さんが楽しそうだったね」「あなたの声かけがすごく効果的だったよ」と褒めるようにしています。
スタッフのDさんは「リーダーが見てくれているんだ」と感じ、仕事にやりがいを感じるようになりました。
日々の努力が認められることで、スタッフのモチベーションは向上するのです。
関連記事はこちら 介護リーダー、ユニットリーダーが持つべき「8つの心得」をわかりやすく解説
4. スタッフ同士で学び合う環境を作る
介護の現場では経験年数や知識にばらつきがあります。
学び合える環境があると新しい知識やスキルが身につき、全体のやる気を引き出しやすくなりますよ。
定期的な研修や、実務の中で自然に学べる仕組みを作ることで、互いに成長できる雰囲気が生まれるのです。
Eさんの職場では、毎月「お互いに学び合う日」を設け、ベテランスタッフが新人スタッフに介助のコツを教える時間を取っています。
新人のFさんは、「ベテランの技術を学ぶ機会があると、自分も成長できる」と感じ、やる気が向上しました。
また、ベテランスタッフにとっても「新人の成長に役立てている」と実感でき、職場全体でお互いのやる気が高まるのです。
正しい介助方法を学びたい方はこちら 【厚生労働省推奨】正しい介助方法マニュアル 知識をアップデートしよう
5. 職場の環境改善や設備への投資
介護職の職場は物理的な環境もモチベーションに影響します。
業務の負担が減るように便利な設備を導入したり、働きやすい空間に整えると、業務の効率も上がり、スタッフのストレスも減少します。
Gさんの施設では、数年前から利用者さんの移乗を手助けするリフトを導入しました。
これにより、スタッフの腰への負担が軽減され、「体が楽になって、仕事がしやすくなった」という声が増えました。
また、リフトを使うことで利用者さんもスムーズに移動でき、利用者さん自身も安心してケアを受けられるようになりました。
こうした環境改善の努力がスタッフ全体のやる気を引き出し、長期的な働きやすさにもつながっています。
まとめ
職場全体でやる気を高める環境を作るためには、チーム全員が「ありがとう」と感謝し合う場を持ったり、リーダーが積極的にフィードバックを行うことが効果的です。
また、アイデアを出し合える場や学びの機会を提供することも、全体のモチベーション向上に繋がります。
物理的な働きやすさも改善しながら、心地よく働ける職場環境を整えることで、職場全体のやる気が持続するでしょう。
より良い未来へ!介護職としての自己成長を目指そう
介護職として成長すれば、利用者さんにより良いケアを提供することができます。
また、自分のやりがいやキャリアを充実させることもできますよ。
以下に、具体的な自己成長の方法を解説します。
1. 新しい資格やスキルにチャレンジする
介護職はスキルアップや専門知識の習得により、業務の質が高まり、自信ややりがいが生まれます。
新しい資格やスキルを取得することは、自分にとっての成長のステップになりますよ。
介護福祉士の資格を取得したいと考えたAさんは、仕事の合間を見つけて勉強を始めました。
最初は忙しい日常の中で勉強時間を確保するのが難しかったものの、毎日少しずつ続けることで、徐々に知識が増え、自信もついてきました。
そして試験に合格すると、利用者さんのケアにより深い理解を持って取り組むことができ、周囲の信頼も増しました。
新しい資格は、Aさんにとって「自分が成長した証」となり、仕事へのやる気を高めてくれたのです。
介護福祉士を目指している方はこちら 【無料】介護福祉士国家試験の過去問を解説するよ 第35回(令和4年度)
2. キャリアパスを意識して目標を設定する
キャリアパスを考え、目標を持って仕事に取り組むことで、未来への道筋が見えます。
日々のやりがいが増すでしょう。
自分がどんな介護職を目指したいのかを考え、長期的な目標を設定することで、成長に向けて積極的に行動できます。
Bさんは、将来リーダー職を目指したいと考えるようになりました。
そのためには、リーダーシップやチームの管理スキルが必要です。そこで、Bさんは自分から進んで新人スタッフの指導役に挑戦し、少しずつリーダーシップを発揮する練習を始めました。
自分に合ったキャリアパスを設定することで、Bさんは「未来の自分のために、今をがんばろう」とやりがいを感じ、日々の仕事に充実感を見出すようになりました。
関連記事はこちら 【新常識】介護職の給料を上げる方法3選!年収アップ完全ガイド
3. 自分のケアスタイルを見つける
介護職として自己成長するためには、自分なりのケアスタイルや方法を見つけることが大切です。
他のスタッフのやり方や利用者さんからのフィードバックを参考にしながら、自分らしいケアの方法を磨いていくことで、独自のやりがいを感じることができます。
Cさんは、「利用者さん一人ひとりに寄り添うケア」を自分のモットーにしています。
ある日、利用者のDさんが趣味の話をしてくれたので、Cさんは少しずつその話を広げていきました。
Dさんが笑顔で楽しそうに話す姿を見たCさんは、「ただケアをするだけでなく、心から楽しんでいただけるような関係づくりが大事」と実感しました。
この経験から「利用者さんとしっかり向き合う」ケアスタイルを大切にするようになり、Cさんの仕事に対する満足度や自己成長の実感が高まりました。
関連記事はこちら 【体験談】介護職のほっこりエピソード10選 これが介護職の醍醐味だ!
4. 他の職員や他業種の人と交流する
介護業界に限らず、さまざまな職種や役割の人と交流することで新しい視点を得ることができます。
多様な意見や知識に触れると、介護の現場における新しいアプローチやアイデアが生まれやすくなりますよ。
Eさんは、他の介護施設で働くスタッフと交流会に参加してみました。
他の施設での取り組みや介護技術について知る機会を得て、「なるほど、こんな方法もあるんだ」と新しい発見がたくさんあったそうです。
帰ってから早速学んだことを実践したところ、利用者さんにも好評で、Eさんの自信も向上。
異業種や他施設のスタッフとの交流で新しい学びを得ることは、自己成長を促す大切な機会になります。
5. 利用者さんとの関わりの中で成長を感じる
介護職としての成長は、利用者さんとの日常的な関わりの中で感じられることも多いです。
日々のケアを通して自分が役立っている実感や、利用者さんからの反応でやりがいを得られると、自己成長を実感しやすくなります。
Fさんは、利用者のGさんから「あなたに会うと安心するよ」と言われたことが心に残りました。
自分が誰かの支えになっていると実感したFさんは、「もっと寄り添ったケアをしていきたい」と自然に思うようになれたのです。
それからは、利用者さんの様子や話により耳を傾けるようになりました。
利用者さんとの関わりの中で「自分は少しずつ成長している」と感じられることは、介護職にとって大きなやりがいと自己成長につながります。
関連記事はこちら 【介護士必見】傾聴とは?利用者さんの心を開き信頼関係を築く7つのコツ
まとめ
介護職としての自己成長には、
- 資格取得
- 目標設定
- ケアスタイルの確立
- 他職種との交流
など、多様なアプローチがあります。
利用者さんとの日々の関わりの中でも成長を実感し、仕事へのやりがいを見つけることができるのです。
自己成長を意識して取り組むことで、介護の現場での充実感が高まり、より良い未来へ向けてのモチベーションが保てるようになるでしょう。
まとめ
今回は「介護職が仕事のモチベーションを上げる7つの方法」を紹介しました。
おさらいすると、次のとおりです。
【モチベーションを上げる7つの方法】
- 「小さな成功体験」を意識する
- ポジティブな出来事を記録する
- 感謝の気持ちを受け取る
- やりがいや目的を再確認する
- 同僚と成功体験を共有する
- 休憩時間を効果的に使う
- 自分にご褒美を用意する
【やる気を失う5つの理由】
- 身体的・精神的負担が大きい
- 感謝や評価を感じにくい
- キャリアアップの見通しが見えにくい
- 社会的なイメージや低待遇
- 利用者さんとのトラブルや対応の難しさ
【自己ケア4選】
- 定期的な「心のデトックス」をする
- 体をしっかりとケアする
- 日々の成功や「感謝の言葉」を記録する
- 自分に合ったペースで休息をとる
さっそく、できることから始めて、介護の現場でより充実した毎日を送りましょう。
あなたを応援しています。
では、また。
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